高野悦子『二十歳の原点』

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19才の思い出@ Re[4]:高野悦子さんの命日(06/22) 団塊世代さんへ 早速のコメントありがと…
団塊世代@ Re[2]:高野悦子さんの命日(06/22) 19才の思い出さんへ メッセージ読みまし…
19才の思い出@ Re[1]:高野悦子さんの命日(06/22) 団塊世代ベンチ組さんへ はじめまして、…
団塊世代ベンチ組@ Re:高野悦子さんの命日(06/22) 「合掌」 53回目の命日も過ぎました。 …
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2005/06/23
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カテゴリ: カテゴリ未分類
セルフコントロール
2月6日
 何をしてよいのかわからなかった。ほおをピシャリと打った。胸を拳で思いきりなぐった。ここニ、三日、自分のものとして、夕刊を読み、雑誌をよみ、小説を読み、考えるのがよいと思ってきた。しかし、しても無駄のように思う。「絶望」というものをかい間みたような気がした。「独りである」ことは、何ときびしいことなのだろう。自殺でもしようかなと思った。そのまま眠ってしまうのが、一番よかったのかもしれない。
 でも、その解決を酒に求めた。葡萄酒を二杯のみ酔えそうもないので、八木さんからレッドの角びんを借り一杯半のんだ。酔いながら牧野さんのところへいく。あくまでも自分の荷は自分で背負うべきであると思ったが弱かった。その後、はき気を催して、お手洗いにいった。気ままにはき散らして、そこに坐りこんだ。しばらくたって気分が落ちついたら掃除するつもりだった。彼女が塩水をもってきてくれた。そして私を部屋に連れ戻し掃除してくれた。感謝した。「シッカリしろ!悦子」と叫んだ。私はそのまま寝ていた。彼女は強い、私は弱い。
      高野悦子著『二十歳の原点』(新潮社)より引用
立命の混乱の前で、自身をコントロールできなかった。高野悦子さんは1969年6月24日午前2時36分頃(23日深夜)亡くなられた。ご冥福をお祈り致します。





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Last updated  2005/06/23 10:28:41 AM
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