南カリフォルニアの青い空

南カリフォルニアの青い空

2005.08.03
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カテゴリ: 英語の勉強
◎◎終戦記念日にちなんで、数年前にかいた詩をのせます。犠牲者の皆様のご冥福と、世界平和をいのりながら・・・・・・グレッグが参加している、ラグナ・ビーチのアート・フェスティヴァルに、なんと!日本からの日本人芸術家も参加していらしたのです。武蔵美卒の瓜生 典穂 (うりゅう・のりほ)さんとおっしゃる、とても気さくなかたで、それは、それは、素晴らしいエッチングをなさいます。彼女のプリントが、今日の私の詩にぴったりだったので、ご了解をえて、日本の皆様にご紹介いたします。アメリカの方にも読んでいただきたいので、英訳しました。コピーしてもいいです。

Noriho広島のドームの上に折り鶴のデザインで、この鶴はオリジナルの鶴から作成したそうです。

*************

ひろこさん、
早々にメールでご連絡いただき、やはり、ひろこさんの行動力
には、驚かされます。恐らくこれからも驚かされ続けるのかも
しれません。私のFAOのカタログ写真をひろこさんの詩のイラ
ストにとのこと。このような形で、自分の作品が歩き始めるの
って、なんだか不思議です。先週、Orange County Fairが、

が喜んでいるかもしれません。
瓜生 典穂

*********

彼女が敵だと、ドッジボールがこわかった。
When she was playing offence, Dodge Ball game became terrifying.

とてつもないパワーで、ボールが飛んできた。
With incredible power, the ball shot toward us,

まるでボールに目でもあるように、
as if it had eyes,

どこに逃げても、追っかけて来た。
it chased wherever we escaped.



She threw ball with her left hand.

学生カバンも左手に、持った。
She held school bag with her left hand, too.

お昼の時間も、左手で食べた。
She ate her lunch with her left hand.


And she raised left hand to answer questions.


彼女の字は、先生のよりうまかった。
Her penmanship was superior to our teacher.

年季の入った大人のように、
Like a seasoned master calligrapher,

筆を持った手が、なめらかに動いた。
her brush-held hand magically slid.

まだ、中学生だったのに。
Even she was only a junior-high student.


彼女には、友だちがいなかった。
She had no friend.

東京で広島弁の新入生は、人気がなかった。
New student with Hiroshima-accent in Tokyo was not popular.

落とした鉛筆を拾ってあげた時から、
From the moment I picked up her pencil she dropped,

私だけが友だちになった。
only I became her friend.


彼女は、右手に手袋をしていた。
She was wearing a glove on her right hand.

「さわってごらん」と彼女が言った
“Go ahead, touch!” she said.

手袋の指先は全くの空だった。
The tip of her glove was empty.

「原爆で無くした」と短く言った。
She simply said, “I lost them with atom-bomb.”


彼女は、ハンカチを集めていた。
She was collecting handkerchiefs.

「どれがすき?」とやさしく聞いて
“Which one do you like?” she asked me kindly.

「いつまで生きるか分らない。
“I don’t know how long I’ll live.

これ、あんたにあげる」と、選んだのをくれた。
I’ll give you this.” So saying, she gave me my choice.


二学期目になった時、彼女は来なかった。
She didn’t return when new semester began.

「転校したのでしょう」と先生がただ一言。
“She must have changed school,” our teacher said in a sentence.

白血病のお姉さんの自殺を、新聞で知り
On a paper, I found her elder sister, with leukemia, committed suicide.

ポケットの中で、あのハンカチを握り締めた。
I squeezed the handkerchief, tight, in my pocket.

By: Hiroko Falkenstein
著:ヒロコ・ファルケンシュタイン


追伸:読者の「なべちゃん」から、紹介されました。ごらんください。

http://d.hatena.ne.jp/spi020815/20050118







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最終更新日  2005.08.03 21:48:24
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