南カリフォルニアの青い空

南カリフォルニアの青い空

2008.01.21
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カテゴリ: カリフォルニア
さよならベティー


元旦に友達のベティーがこの世から去った。


昨日は、その追悼式に行った。

御伽噺に出てくるようなベティーの小さな家の、

大きな芝生の庭には、百人位の人が集まった。

その中には懐かしい顔が沢山あった。

この庭で、ベティーはよくパーティーをした。

家が小さいので、十人以上の時は海の見えるデッキで食べた。

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私は昔この隣にすんでいて、赤ん坊だった娘と砂浜で遊んでいた時に



ベティーは、私と一つ違いの美人。聡明で、朗らかで料理も洋裁も上手く

家の中も庭も、いつ、誰が来て写真をとっても恥ずかしくない程、

整理整頓されていた。その上、彼女自身いつもファッション雑誌から

抜け出てきたように、きちんとした格好をしていた。

2

人の悪口はいわず、ユーモアにあふれ、困ってる人に手を貸す

熱心なクリスチャンで、教会には必ず行くような人だった。


何度か再婚をし最後は一人であったが、リゾートの周旋業の会社を

経営するようになったベティーは、世界中を飛び回る程忙しくなり、

私も外の町に引っ越して叙々に疎遠になって行った。

どんなに、裕福になってもベティーはその小さな家に住んでいた。

b5
(大きなユーカリのある大きな庭ですが、左の家は、ベティーのではありません。


数年前にふと彼女を訪ねて行った時に、その小さな家のリビング

ルームに見慣れぬ老女が座っていた。窓ガラスをノックすると、

骸骨のような白髪の老女が手を振って私を招きいれた。

ベティーだった。

五十代に入った時、自己免疫疾患症と診断され数年で二十年分



庭は、芝生だけになっていた。


病状がすすむにつれ、お手伝いさんを雇っていたが、相変らず

家の中は整理整頓されており、出かける時はつばの広い帽子をかぶり、

きちんとした格好であった。


弔辞を述べた宣教師達の話しから、元気な頃ベティーは閑さえあれば、

メキシコに行って、孤児院建設の手伝いをしていた事を知った。

病気になってからの十年は、会った事の無い、バングラダッシュの

四人の孤児をずっと養い続けていた事を知った。


追悼式の最後を飾って、庭から歩いてすぐの海辺に行き、

参加者はそれぞれに、オーキッドの花を手渡され、

打ち寄せる波に投げ入れた。

b4


私はベティーと初めて巡りあった、同じ砂浜に立って

ベティーの娘や、孫と一緒にその花を投げ入れた。
b3

★小さな家と書いた理由は、ラグナ・ビーチと言う町は
富豪の大勢いる場所で、特に海から二列目などは、普通の
人には手の届かない高価なもので、この40年に周りは豪邸が
並ぶようになってるのに、ベティーは昔そのままの家を
保っていたからです。

★整理整頓の理由として、いつも、いらなくなった物は
すぐ、寄付するかあげちゃったからです。

この二つを貫いた彼女は立派だったと思います。












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最終更新日  2008.01.22 03:57:04
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