一つ前のブログは、大反響があり楽天だけで450人強のアクセスがあった。これは、恐らくただ興味半分だけではなく、読者の中にも似たような事が起きて悩んでいる方がいるか、そういう方を知ってる方が多いからではないかと思う。
十人十色で、「これ」という答えはないものの、経験話をシェアーすれば、その中から何かを学ぶこともできるだろうから、私の知ってる話を書いてみる。
まず、愛情ってなんだろう?これは大きな課題であり、これまた一つの答えはない。ただ、一つ言えることはたんに、「どんな立場になっても愛してるよ」とか言ってほしいものを与える事ではない。それは、かえって危険な場合もある。例えば、愛する身内がドラッグとか、アルコール依存症などになっている場合に、かわいそうだと思ってお金を与えたら、それは死を早めるようなものである。
タフ・ラブといって子供との縁を切るように勧める医者もいる。これは私がグレッグと巡り合うずっと前の話だが、彼の場合がそうで、アルコールや、ドラッグが切れ禁断症状になった彼を見ていられなくなった母親は、お金を与えていた。ところが、それは彼を底なしの沼深くに沈ませてるのに気づいて医者に相談したらしい。
「しらふになるまで、家にかえってくるな、あいたくもない」と、追い出した母親は断腸の思いだったに違いない。その後、グレッグはホームレスのようになり、数回心臓が止まったこともあったり、自殺未遂も数回あったというが、よく立ち直ったものである。立ち直って8年目の記念日に私とめぐりあっている。
立ち直ったからといって、体にも、考え方にも、癖にも色んな後遺症が残っているから、こういう人間と暮らすのは可なり精神的に強い人間でないと無理である。でないと、ミイラ取りがミイラになってしまうのだ。その典型な例が、グレッグ自身なのだ。彼が結婚した相手が薬中だったのを結婚後知って助けようとしたが、二年後には彼自身がその罠に落ちてしまったのである。
タフ・ラブ対処の仕方も、患者の性格、親との関係などで一概に良いとは言えないと思う。かんどうされて、腹を立てて「なにを~。自分で良くなってみせる!」という性格もあるし、「最後の絆をきられて、生きる理由がなくなった」と投げやりになってしまう性格もあると思う。性格からいって、恐らく、私や娘は前者、グレッグや息子は後者のグループに属すと思う。幸い、わが子達は正直になんでも私に話すから、娘は一年かかったが自分で治ってしまい、息子も仕事はふつうに続けていた。ただ、家の中は、心そのままでカーテンを閉めっぱなし、冷蔵庫内は、丸ごとのロースト・チキンがカビだらけになっていたり、ちらかりっぱなしであった。
(続く)
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