話を元にもどすと、その運転中に、父の育ってきた環境やら、負け戦
やら、復員しても心無い近所の人達から
「お前の爲に、俺の息子は死んだのだ!」
「よくも、生きて帰ってきたものだ。士官だからだろう!」とかいわれ
ていたのを思い出して、大人になった私の考えで、
「心の傷は深かっただろう、辛かっただろうなあ」と一人ごとを言った
のです。その途端に締め切ったエアコンの車内がお酒の匂いで充満
したのです。しかも、5分くらい続きました。隣の車で誰か飲んでる
様子もないし、私はもちろんアルコールなど車にありません。
まるで、父が「わかってくれたか!ありがとう!」と言ってるようだった
のです。アメリカは今日が父の日です。今なら「父の日おめでとう」と、
心から言えます。

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