Flatのガンプラ製作日記

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2021.01.31
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カテゴリ: 本の感想
書籍の感想です。
今回は「思い出の品、売ります買います 九十九古物商店」です。


思い出の品、売ります買います 九十九古物商店 (角川文庫) [ 皆藤 黒助 ]


資本主義って大量生産、大量消費ですよね。
たくさん使ってくれるから、物が売れる、物が売れるから経済が回る、
そんな理屈はわかります。
なので、紳士売り場で働く縁之介にとっては飽きっぽいお客様は上客な
わけで、先月バッグを買っていただいたお客様にまた新しいバッグを


そんな縁之介が住んでいるのは箱根なのですが、のんびり歩いてると
見慣れないお店を発見します。
その名も九十九古物商店です。
店長の九十九小町の美しさも半分やられたというのもありますが、
この古物商店に関わりを持っていたら、なんとこの店で扱っている商品は
どれもこれも付喪神の付いた品々だったのです。
九十九古物商店は思い入れのある商品を買い取る一方、大切に使ってくれそうな
方を見極め、商品を売ることを生業としていたのです。
お客様は神様で、お客様の意向を完全に聞き、望むものを提供している
縁之介からしてみれば、物、というか、付喪神の想い(リクエスト)を聞き、
それを最大限聞いてくれるお客を選んで売るという発想が理解に苦しむ

ですが、付喪神たちの想いを聞き、売る人の想いを聞き、なにより小町さんと
話すうちに徐々に触発された縁之介はある決断をして小町を驚かせることに
なります。

一方、小町にも秘密があって、その秘密のために縁之介から離れる決断をする
ことになってしまうのですが、夏祭りの当日、小さな小さな奇跡が起こるのでした・・・


素敵なお話でした。
続編があるかも、と思ったのですが、続きはないみたいですね。

なかなか面白かったです。





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Last updated  2021.04.03 13:52:27
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