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夜は金沢随一の繁華街『片町』にあるKさん馴染みの料理屋へ九頭竜川で釣ってきた小さめの鮎を焼いてもらいました金沢料理では毛針で釣るような10cm~15cmくらいの鮎の需要が高いそうです塩は薄めの振りで、蓼酢をつけて食うスタイルです蓼酢は香がなく、程良い酸味なので鮎の本来の味を邪魔しません小さいから柔らかく頭から食べられるので1匹全部の風味を楽しめます今まで食べた塩焼きで一番美味いと思いました今まで小さい鮎は逃がしていたんですけど、考え方が変わりました造りはブリとマダイとサワラと後もう一つは忘れました金沢ではカジキのことをサワラと呼ぶらしいです料理人さんの話を理解するのに時間が掛かかりましたw所謂サワラは柳サワラと呼ぶそうです、カマスサワラもちゃんとカマスサワラと名指しで区別すると言っていました食感と持ちを良くする為、柵取りした後ペーパータオルで水分と脂を抜いてから造るそうですKさんによるとここの料理人さんも相当コアな釣師らしいです他にも料理や魚のことを色々聞きました沿岸に入ってくる魚、好む味も関東とはぜんぜん違うので面白くて濃い時間を過ごしました泥鰌の蒲焼皮鯨全体的に脂気のないさっぱりした味を好むのは京都の影響なのでしょうかしかし京料理に比べると味付けはしっかりしていますKさんも自分も、訳あって酒は控えてる状態なんですけど、2人で遠慮しながらずるずると際限なく飲んでしまい結局記憶が...
September 20, 2011
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前回の更新から随分間が空いてしまいました九頭竜遠征からもう鮎釣りだけで10日以上やってるのでささっと北陸釣行をupします福井県九頭竜川支流野津又川釣果的には結構釣れましたなんというか、然るべきところにオトリを入れさえすれば即反応が出るといった感じでしたまぁコレが本来の鮎釣りなんでしょうけどね多少ロッド操作でオーバーワークさせても結果は出るので、後半は計画的に組み立てられました知る人ぞ知るあのKさんも時給5つを超える釣果茨城や栃木の鮎に比べると少し体高があってマッチョな感じがしますしかし水深のないチャラ瀬が殆どだったのであの九頭竜返しは出来ませんでしたw翌日もやる予定なので、今回の釣果は石の上で開いて干物にしました
September 19, 2011
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九頭竜川の他にも色々候補があって悩みました北陸はもう殆どの河川に鮎が遡上するのですが、日釣り券を発行している川がとても少ないのです石川県内では小松の大聖寺川しかないそうですそして、当日は数日前に大雨が降っていて、増水は引いたもののダムの放出から濁りが予想されるというのもありました大規模河川でないと、逃げ場がなくて一日悪コンディションの中で釣りをしなくてはならなくなるという懸念ですまぁ決め手は「九頭竜川」という名前なんですけどね、これは自分の希望で推しました何しろ九つの頭の竜ですからね、この時点で神がかってます地元の鮎仲間や釣具屋の店員に「大聖寺川行ってきた」と言っても「へーどこ?それ」みたいな反応だと思いますがこれが「九頭竜行ってきたぜ!」ではインパクトが違います金沢西ICから北陸道で福井北IC、目的地の勝山までは1時間半ほどで到着しましたKさん曰く、北陸では移動に1時間以上かけるのは遠征の部類だそうです勝山からの上流ビューですあの山の向こうには郡上の長良川、その先の山の向こうは天竜川、もう一つ山を越えれば大井川、富士川...まだ九頭竜川でも竿も出してないのに何だか胸が熱くなりますKさんの予想通り九頭竜もかなり濁りが酷い状況でした橋があれば止まって川見をして周りました濁りの中でも追いの強い鮎は多く、段々と期待は高まってきます勝山市街からダム下まで念入りに調査しましたKさんは、磯の釣りでもそうなんですけど、中々竿を出さないタイプなのです1時間ほど調査をして、地元では有名な石田おとり店で鮎と入漁券を購入お店の方の話では、右岸に流れ込んでいる野津又川という支流に入ると良いとのことでした日券は3000円、これは高いと思いました、多分今までの最高額です北陸は日釣り券を発行しないもしくは高い...なんという排他的遊漁水域なのでしょうか石田おとり店から5分ほど走り野津又川到着小さな川ですが、九頭竜本流に比べるとかなり水が澄んでいてストレスなく釣りが出来そうですお世話になったKさん
September 8, 2011
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バスの中では2~3時間うとうとしたのですが、日本海側に出ると完全に目が覚めてしまいました窓から沿岸の川をチェックしました2~3日前上越周辺に被害をもたらすほど雨が降ったので、まだ濁りが取れてなく、黒部川などはカフェオレ状態でした7:00金沢到着釣行先を神通川に絞るのはやめて、とりあえず今回ガイドしていただくKさんの地元金沢駅を降車地にしたのですKさんに会うのは5年ぶりくらいですもともと童顔ということもあるのかあまり変わってませんでしたw早速、目的地について話をしました北陸の川は上流にダムが多く、時間による濁りや水量は単純には読みにくいとのことでした北陸全体がそれ程良いコンディションではない、という状態でしたが、少しでも雨量が少なかった西へ、ということで福井の九頭竜川へ向かうことになりました
September 5, 2011
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何処に行けば釣れるのか...頭に浮かんだのは、秋田の米代川、新潟の三面川、富山の神通川、高知の四万十川、熊本の球磨川でしたグーグルマップを見たり、交通手段を調べたりしていると、神通川が意外とアクセスが良いということが解ってきました富山までは高速バスが沢山出ていて、料金も2500円からあるのです2500円といったら、いつも行ってる矢祭までのガス代よりも安いし、しかも運転しなくていいのはかなり楽ですそして神通川沿いには富山から鉄道路線が敷かれていて、駅から程近いポイントも沢山あるのでレンタカーを借りないでも済みそうなのですそういえば...と北陸に釣り仲間が居ることを思い出しました電話してみると、こちらが思ってたよりも、釣り場のことやミクロなポイント、気象の条件など真剣に考えてくれましたしかも一緒に釣りをしてくれるというので、早速バスを予約しましたバスは東京駅発22:00、富山、金沢経由小松行きという便です、料金は3500円でした朝出る便の方が若干安いみたいですが、それでも十分お値打ち価格です東京駅までは電車なので、1泊2日分の荷物はカートにまとめましたウェーディング装備とオトリカンが結構嵩張りますが、10年前くらいによく伊豆大島へフェリーで釣行していた時の磯釣りの荷物よりはずっと軽装備ですそれに、10年前と比べると駅や様々な施設がバリアフリー化され、エレベーターやエスカレーター、スロープなど確実にインフラが良くなってることを実感しましたバスは50人程の席がありましたが、乗客は20人程でしたなんか、ドームでコンプレックスのライブがあったみたいで、そういう人たちが多かったですロッドケースや鮎タモケースをトランクに仕舞う時、添乗員に「それは何ですか?」と聞かれたので、普段釣り客は殆どいないのだと思います前情報でシートがきついと聞いていましたが、隣の席が空席だったので丸まって横になることも出来て意外と快適でした今回、車を使わない釣行も、かなり可能性が広がりつつあるように感じましたこれで、全国で手軽に乗れるレンタルサイクルなどが充実したらもっと安く広く遊べるのでは、と思いましたママチャリなどは公共施設以外にも大手のレンタカー会社などが扱っているのですが、距離を乗れるスポーツ車が殆どなく、街中観光の用途のみなのです日本も、タックル一つ担いで全国の海岸や林道などをロードやMTBで気ままに釣行できる様になったら良いんですけどね
August 30, 2011
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折角キャンプしたのに良い場所が埋まってしまってはまずいので、速攻でテントを仕舞い川へ朝はセオリーどおり、日の当たる浅い瀬を広く探ってみました1投目で20cmが掛かり、コレは...と期待するも後が続きません先行者のパーティーは殆ど引き釣りのスタイルで、かなり細かく探っていますが、やはり竿が起きてません結局午前中一杯やって、朝一の1匹でここを見切りました橋の上から釣り場全景を見てみると、変化がある岩盤底で釣り人はそこそこ居るので立地は悪くないのだと思いますその後、少し下って大子の街場や簗周辺など大場所を見て周り、釣り人に話を伺ったりしましたが、とにかく不思議なくらい掛からないとのこと竿抜け狙いで、オトリを捨てるつもりで誰も居ない急瀬で賭けに出るも普通に全てを失って14:00納竿比較的釣れない釣りでも楽しめると自負してるのですが、それが毎週だといい加減ストレスになってきます(これはちょっと遠征を真剣に考えよう)と計画を立てながら帰りました
August 30, 2011
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期待していた伊豆も、ぱっとしなかったのでホームの久慈川にまた戻ってきました前日、深夜まで仕事だったので昼前くらいに家を出て大子に着いたのは14:00この日は、川原でキャンプするつもりで、テントやエアベッドを持ってきましたなので、釣果が期待出来てかつ、川原に車で入れるエリアを探さなくてはなりません川見しながら走り、川山エリアに入りました。大きな淵があるので鮎の供給が多そう、上下に瀬があってしかも支流の流れ込みもあるので色んなパターンを広く探れるのではないか、ということが判断材料ですテントや食料を下ろし釣り開始他に釣り人は無く貸切状態ですこれは、慣れた釣りならかなり気分の良い状態なのですが、鮎釣り初心者の自分にとっては不安材料ですオトリが弱るにつれ、段々それがストレスになってきました掛かるのもハヤばかりでオトリが全然替わりません(ここは鮎のポイントとして適していないから人が居ないんだ...)ととうとう我慢できず、撤収折角降ろしたキャンプ道具一式もまた積み込んで上流へ移動途中、情報入手も兼ねてオトリも2つ追加しました下野宮エリアの開けた浅瀬に入りました、ここはメジャーな大場所なのでメンタリティの方は安心できそうですとりあえず、もう竿を出せる時間ではないので急いで寝床の準備ですオトリもイケて...設営が完了した頃には日暮れてました、山はあっという間に暗くなります何も見えなくなるまでとりあえず座って川を眺めてみたいなスローライフ的な時間を過ごしテントの中で横たわって携帯でツイッターなどをやってなど、家と大して変わらない感じのキャンピングライフですそんな中、天井のスリーブを止めている紐が風も無いのに勝手に解けて額の中心にパサっと落ちてきました(ああ、これはお化けがいるな...まぁそんな程度では屈しないけど)それをそのままツイートしたり、それについてフォロワーさんからレス貰ったり...で夜も更け、夢の中へ...6:00他の釣り人の車の音で目が覚めました
August 23, 2011
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伊豆釣行3日目、というか2日やって帰るつもりだったんですけど、前日やった狩野川のおとり屋さんのキャラが強烈だったのでもう1日修善寺で竿を出すことにしましたこの日は、ここの店主の言う場所、言う通りに全部やってみることにしましたお店は川の上に小屋を建てて営業しているのですが、メガホン(電気の方)を持っていて、自らが釣りをしていない時は上からあれこれ指導が入ります店主が言うことはなるほどと唸るくらい的を得ていて殆ど盲信できますしかし、この日は前日よりも状況が悪く、10時から15時までやって一つも掛かりません戦力増強の為、上に上がってオトリの2つ追加を頼むと、店主が掛けた鮎を更に2つサービスしてくれました嬉しいのですが、この鮎は散々使ったようでピクリとも動かない...というねwオトリを追加した直後、一つ掛かって、上から拍手と「やったな!」という声が聞こえたのですが、その鮎には見たことのあるカラーオモリが付いていて、よく見るとさっき根掛かって失った自分の鮎でした...みたいなねまぁ、そんなのしか掛からない位酷い状況なのです日が傾き始め偏光を外さないと目印が見えないくらいになってきた時、メガホンの声がしましたなんだろう、と思い随分下流に釣り下っていたので、竿を一旦仕舞い、聞こえる位置まで戻ると「俺たちは帰る!」とのことでした「あ、お疲れ様です!」と手を振り、またその位置に戻って小一時間もやるも結局ボーズのままタイムアウト..orz...やらかしましたね、食らいました、狩野川オトリを追加した時に店主の奥さんが言っていた「土用隠れ」だったのでしょうかあの店主がこのエリア一帯の一番鮎を全部掛けてしまってるんじゃないか?という不埒な考えも頭を過りましたww3日間伊豆でやったのですが、意外にも初日にやった河津川が一番釣りになった、そんな釣行でした
August 20, 2011
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伊豆釣行2日目は、伊豆高原の宿から冷川峠を越えて狩野川方面に向かいました前日、宿の常連さんと飲みすぎてしまって、二日酔いのスタートです最近、家飲みをやめたので、飲み始めると際限なく飲んでしまいます狩野川のガイドマップで評価が高かった好鱗前の瀬に入りましたしかし青ノロが多くてかなり苦戦、気が短い方なので、少しでもラインや鼻カンにゴミが付くと我慢できないんですよねいかにも地元の名人という方がいらっしゃったので話をさせていただいて、薦められた少し下った場所にあるトロに入ってみました「魚は多いけど根掛かりも多い」との情報でしたが、大きいのがポツポツ掛かるもその分深い場所で根掛かって全てを失うという、全く情報通りの展開でしたw一旦竿をしまい、狩野川本流方面へ釣人が多い=釣れてる...んじゃないか?ということで、大見川出合いの上に入ってみました露地売りのおとり屋さんがあって2つ下さいというと、店番の女性がちょっとまってと、川に向かって大声で誰か呼んでます店主はその女性の旦那の様で、川で釣りをしていましたw川から上がってきた店主は「流芯がいいぞ」と言うので、苦手なオモリを使って急瀬の芯をしつこく探ってみると...まぁまぁのが2連発しかし得てして好ポイントは根掛かりが激しく、押しもかなり強いので外すのも大変掛けて根掛かっての連続の上、伸縮式の根掛かり外しまで失ってしまいました..orz...これからという感じでしたが、宿の飯があるので16:00納竿時給は1匹弱位だったのですが、面白いおとり屋さんを見つけたので今回はある意味好釣果でした今回は、状況に合わせた仕掛けが必要だということを感じましたメタルの0.05とPE系の0.06号の基本的な仕掛け2種類しか持っていなかったのですが、オモリを多用するような場所専用の太めな仕掛けも作っておこうと思います
August 20, 2011
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毎週の久慈川、那珂川でのやられに気分を変えるべく伊豆半島に行ってきました深夜に出たので、明け方東伊豆のゴロタでミノーを引きました伊豆の川は河口から鮎ポイントが近いのが良いですねけど結局不発というか、食いそう...という予感もこないまま終了そのまま河津川へルアーでお世話になってるブルーランナーさんでオトリを購入半年ぶりに会う店主のTさんは別人のように痩せていて驚きました、健康の為に気合で痩せたそうです 上峰のえん堤下に入ってみました朝一でポンポンと3つ掛かったのですが、日が高くなると時給1匹のペースに押しの強い瀬に入れれば良いアタリで掛かるので供給が追いついてないのだと思います河津川はこのボウズハゼが多いですこれを3つ掛けてやっと鮎1つといった感じなので、この早い瀬狙いの状況ではきついです宿の飯があるので15時竿納釣果はかろうじてつ抜けといった感じでした鮎は全部〆て、いつもお世話になってる伊豆高原の宿のお土産にしました朝4時前とかにサーフで竿を出すために抜け出したりして、いつも迷惑を掛けてますからね河津川は流石に標高の高いところから一気に下ってるだけあって、久慈川、那珂川よりずっと水が冷たくて気分が良かったですあと、澄んでいるのでアタリの瞬間が見えるのもいいですね伊豆高原の宿への道中は大渋滞休日の伊豆はこれがあるから躊躇してしまうんですよね自転車の方がずっと早いです電車輪行の鮎釣りスタイルを早く確立させたいです
August 17, 2011
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前日久慈川釣行の帰り道大子の温泉に寄って、少しだけ仮眠を...と思っていたら起きたのが3時で、もう一日やることにしました久慈川は全体的に不調だったので、山を越えて那珂川へ昨日は比較的浅い場所が良かったので、川を見ながら緩いチャラ瀬の続く黒羽の余一やなの下に入りました しかし、7時から竿を出して午前中一杯やって小さいのが2つだけ釣り人も少なかったのでもう少し深い瀬に場所替え 少し下って黒羽観光やなの上へしかし、ここでも一時間に1つくらいのペース16時空がゴロゴロいい出したので納竿 結局1日やって5つ..周りも掛けてなかったので、自分の何が悪いのかも解らないんですよね毎回こんな釣行ではスキルUPも望めないので、来週は別のエリアに行ってみようと思いました来年はトーナメントに参加しようと思ってるのに、コレでは先が思いやられます..orz...
August 11, 2011
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7月初旬、また矢祭に行ってきました朝5時到着まだ深い霧が出てます鮎は霧が出てるとあまり良くないらしいです海の釣りの習慣で早く出て来てしまうんですけど、開始は8時、9時くらいがちょうどいいんですよね、釣り場が混んでる訳ではないし おとり屋さんの話では、前回よりは状況は上向いてるとの話でしたが、午前中2つ掛かっただけで後が続きませんこんなのばかり朝は5~6人居た釣り人も14時を過ぎて私1人になってしまいましたまぁこのパターンは最近のお決まりですね暑いので今回も少し泳ぎました魚は相変わらずあまりいませんでした、垢のつき方は悪くないと思うのですがはんだ跡もあまりなかったです帰りは大子で温泉に入って、眠くなってしまって車で仮眠徹夜で来たので起きたら3時...ということで、もう一日やることにしましたこの辺りは良さそうな宿もないし山の中は夜涼しいので、次回はテントやコンロなど本格的なキャンプの装備を持っていこうと思ってますいつもお世話になってるおとり屋、藤見屋さんです左岸の白い建物が藤見屋さんで食堂もやってますお店の中は普通の田舎の食堂ですね、昭和の雰囲気です毎回濡れたタイツ履いてるのでるので上がってないのですが、座敷からは久慈川の矢祭ポイントが一望できますいつもうな丼(時価で大体1800円くらい)を頼んでます、殆どのメニューに名物の刺身こんにゃくが付いてます多分国産ではないと思いますけど活きを沢の水でさらしてるのか臭みは殆ど無いです味付けはかなり甘く黒い割にはしょうゆのしょっぱさは殆ど感じませんかなり変わった味ですがこの甘さが癖になって毎回頼んでます
July 19, 2011
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久々に休みが取れて矢祭に行ってきました118号線に入り、川を除いてみると物凄い濁流が.. おとといの雨が残っているだけだろうからすぐ澄むだろうと思っていたのですが、後から聞いたら昨日も降ったそうですおとり屋さんが開くまで散歩しました 矢祭山の駅ですつり橋下のポイントまで駅から徒歩3分ですねいつか電車で鮎釣り途中下車の旅をしてみたいです オトリ屋さんでは、濁りが酷いので塙の方まで上ることを薦められたのですが、この濁流ではじめての場所は不安ということもあってある程度知っているこの矢祭で竿を出すことにしました朝一で一つ掛けて、いけるかも...と思ったのですけど、その後はさっぱり...しかも、深みに足を取られて久々に流されました、歩いて戻るのがかったるいくらいw竿は無事だったんですが、ガラケーが逝きました...しかし車のヒーターで暖めたら無事復活淡水はいいですねその後も諦めず探っていきましたが、ハヤ、ヤマメ、ユシノボリ、オイカワと鮎じゃない魚ばかり掛かります特にオイカワはDNA配列壊れちゃってるんじゃないかと思うくらいでかいオスでした携帯の中が結露してしまって、写真が撮れなかったのが残念です結局朝6時から16時までやって鮎の釣果は3匹のみで終了帰ってきてから釣り仲間に聞いたのですが、久慈川は砂が多く濁りに弱いそうです少しでも濁っている様なら、山一つ越えて那珂川に移動した方が賢明とのことでした今回ぶよにも数箇所刺されましたググったらブヨは曇天雨天で活動が活発になるそうです雨の日は鮎釣りはやめて海に行こうと思ったそんな休日でした
June 28, 2011
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最近作った鮎料理です 鮎天丼背から開いて薄目の衣をつけてサラダ油だけで揚げました丼つゆはしょうゆ、酒、みりんを煮詰めた甘辛いものです意外と甘辛い丼つゆも合いますねこれは素晴らしく美味かったです 鮎そば開いた鮎に軽く薄力粉をつけて、サラダ油にごま油を少し足して揚げました鮎に限っては、ごま油は入れない方がいいと思いましたワタは取ってるのですが、腹の微妙な苦味がごま油によって不味い方向に作用してる気がしました魚に付いた放射性物質は、魚体の表面と、中骨、内臓に溜まるそうです(ソースはNHK21時のニュース)なので、調理前よく塩で揉んで、開いて内臓は綺麗に取るスタイルで調理しました早く、そんなことを気にしないで鮎が美味しく食べられる環境に戻って欲しいですね
June 19, 2011
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6/5久慈川矢祭エリアの解禁に行ってきました6時頃に現場到着混んでたら大子の方まで下ろうと思ってたのですが、案の定というかガラガラでした寒いというのもありますが、やはり福島県内なので風評が大きいと思います 基準をオーバーしてしまった鮫川からも監視員の方が来ていました漁協の方と少し放射線の話をしました「ちゃんと検査してるんだけどなー」という言葉が切なかったです 矢祭橋から鉄橋下まで右岸の深いところを中心に探りました 15時、空がゴロゴロいい出したので竿納 時給は1匹くらいだったのですが、20cmを超えるのも3つ掛かって、まぁ楽しかったです 読売新聞に、自分の掛けたところの写真が掲載されましたhttp://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110606-OYT1T00096.htm?from=navlp 福島民友にもwhttp://www.minyu-net.com/news/news/0606/news2.html青いタモは魚が綺麗に見えないけど、釣り姿は目立ちますね読売の記事では40掛けた人がいると書いていますけど、あの状況では怪しいですw
June 18, 2011
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6/1那珂川の解禁に行ってきました黒羽の左岸合流付近で竿を出しました 去年も同じ場所で竿を出したのですが、今年はすごく人が少なくて、解禁日じゃないのかと思ってすこし戸惑うほどでしたオトリ屋さんで「人少ないですねー」というと「まだ寒いからね...」みたいな感じで、原発の風評のことは禁句のような雰囲気になってましたね 7時から13時くらいまでやって、雨で寒くて頭痛がしてきたので納竿時給1匹位のペースでした型もまぁまぁでした 午後になって町裏も人が増えてました今回サードパーティのソリッド穂先を使ったのですが、空中バレを3回もやらかしました全体的に掛からない中、連発でバラすので、心配になって人が声をかけてくれましたwソリッドであること、魚の活性が低いことで刺さりが甘いのが原因の様ですすぐに竿を立てずに、寝かせたまま少しあわせる様にすると良いとアドバイスをいただきました
June 18, 2011
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塩焼きだけでは飽きたので、今シーズンは天ぷらを色々制作しましたアユはハゼやキスに比べて、触感がパサっとしているので食材と一緒に巻いてあげてみました 選んだ食材は梅しそ、バジルチーズ、ねぎ赤味噌、山芋ゆず胡椒、アボカド海苔です 関東では魚は背から裂くのですが、何かを巻く場合は腹からの方が良いです背開きだと、サイドが広がってだらしなくなってしまうのと、楊枝を打つ部分が薄くて抜けやすくなってしまうからです 完成です梅しそ、ネギ赤味噌が美味しかったです
October 22, 2010
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三面川釣行の時に泊まった村上市の宿です現場で携帯検索サイトから予約したのですが、思いもよらず雰囲気の良い宿でしたもともと豪農の屋敷だったそうです
October 22, 2010
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今シーズンは1泊2日で釣行入ったポイント
October 21, 2010
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今シーズンは2日程釣行入ったポイント街裏左岸合流点左岸テトラ脇水深深い、オモリ使用追い気のある鮎を掛けるというより、群れになじませるといった感じだった
October 18, 2010
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今シーズンは4日程釣行入ったポイント壊れた堰大きなトロで人気ポイント駐車スペースから下流の護岸下は根掛かり多い深いのでオモリ有利大きな淵の手前小場所なので釣り枯れ易い背肩、背頭が実績高い常磐道終点から20分オトリ屋は6時頃からホテル浪江は朝食付きで6980円飲み屋街ありこの浪江町にはあのダッシュ村があるらしい シーズン終盤の良型下流域 壊れた堰付近 淵上付近
October 16, 2010
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今シーズンは10日程釣行入ったポイントダム下シーズンを通して魚が多い特に瀬頭部分はシーズン終盤でも魚が残っている水力発電所放水場トロ水量が少ない時に重宝するダム上なのでシーズン終盤は魚が少ない全体的にサイズが小さい鉄橋下チャラ、瀬、トロ、淵とバラエティに富んでいる一日やるならココが堅い特にシーズン終盤は大型が出るしかし人気場所でいつも混んでいるので平日向きICから近いこと、入漁料、オトリが安いのでコスパ高オトリ屋は5:30には開いてる ダム上の川相スズメバチが多くてびびった、黒いウエアはやヴぁい 綺麗なトンボ放水場付近は水は綺麗だがなんかヘドロの様な匂いがする 6号下の川相ここも人気ポイント 本田オトリ店 放水場水量が少ない時のポイントオモリを使って深場を探る 木戸川から車で5分、岩沢荘の夕食の内容古い宿だけど、1泊2食で6000円は安いと思った、ご飯も食べ放題
October 16, 2010
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長い間放置してましたけど、再開することにしました覗いてくれていた方々、申し訳ありませんでした楽天ブログは画像の許容が50MBしかなくて、今、ほぼMAXなんですが容量upの有料プランを申し込むことにしました「お金を払うメリット」もあると気づいたというのもあります釣りには、ちょこちょこ行ってます最近は暑いのもあってもっぱら鮎釣りです鮎釣りを始めた頃は、夏、涼む程度でやろう、と思ってたのですが少しづつ上達というか、トラブルが少なくなってきて仕掛けも自分で工夫しながら作るようになって色んな川に行って、たまに遠征するようになって段々面白くなってきました今では、飲まず食わずで10時間以上川に浸かっていることもあります来年は、競技会にもエントリーしようと思ってます10年後位には、何とか勝ち負けの試合が出来るようになりたいです村田満さんのような、70を過ぎても現役バリバリの名人を見ていると、希望が湧いてきますねやっていれば少しづつでも確実に上達していく←これが釣りの面白さの大きな要素だと思いますまぁ、体の機能の低下によって、多少はおぼつかなくなってくるとは思いますけど、スポーツなどに比べると、経験や引き出しは、それを遥かにカバーしますからねそれに、今後の釣りのトレンドというか釣り道みたいなものは、手返しや数、サイズなどの競争よりも、1匹、1匹の出会いを大切にするような、そんなスタイルに変わっていくと思うのです少しでも釣りが上手くなりたい釣りブログを再開することにした大きな理由です少しづつ、過去の釣行のこともupしていきたいと思ってます
August 8, 2010
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今日のBGM Bob Dylan - Like A Rolling Stone先週は河津川に鮎釣りに行ってきた。本当は、行ったことのない川に行きたかったのだけど、何だか今年はどこも良くないというか、釣れているのは河津だけらしい。コーチは以前に引き続いてKさんにお願いした。今回は道具のことでも随分とお世話になった。どうもありがとうございました。ちょっと訳あって遅刻しそうだったので、Kさんに囮を頼んでいたら3つも用意してくれている。ということは、河津でも相当悪いんだなと私でも解った。大雨が降ったりやんだりする天気だったけど、ポツポツと鮎は掛かってくれた。しかも、そんなに小さいサイズばかりでもない。この日はKさんのアドバイスでおばせによる鮎の誘導を意識してみた。水中の糸ふけによって鮎を止めたり、移動させたりというもので、慣れてない私はやはりすこしイラっとくる。ルアーや磯の釣りは、ココをやりたいと思ったら、すぐにアプローチできるのだけど、この場合ポイントを探るのは鮎任せということになるからだ。しかし、後半その重要性が解ってきた。午後になると時合いなのかパッタリと追わなくなってしまい、掛からないイライラで囮を引きずり回してポイントに誘導させていた為、まともに動く鮎が殆どいなくなってしまったのだ。もっと大事に扱えば、もう少し釣れたかもしれない。1→河津川2→Kさんも結構苦戦していた3→状況は悪かったけど、それでも10位掛けることが出来た4→鮎達がお疲れの様子なので15時位に撤収帰り始めたら前線が北に抜けていったみたいな、まぁそんな一日だった
July 13, 2009
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Michael Jacksonが亡くなってしまった私は昔から本当に超大ファンで、バッドツアーとデンジャラスツアーはドームに見に行っているデンジャラスの頃私は、浪人中だというのに毎晩六本木か芝浦のクラブに通っていてBlack Or Whiteがかかると、フロアにダイブする勢いでなだれ込んでいったりしたそれ以降は随分メディアで叩かれ、私も恥ずかしながら隠れファンな感じだったけど少しでもダンスをやる人ならMichaelを否定したりは絶対しないと思う本当に残念だな清志郎といい、私のアイドルがまた一人創作を止めてしまった[Michael Jackson 厳選動画5作品↓] 超必見!The Jackson 5- Never Can Say GoodbyeMichael Jackson-Billie Jean-30th Anniversary Specialmicheal jackson smooth criminal concertBen - Michael JacksonMichael Jackson - Beat It
June 26, 2009
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今日のBGM Chaka Khan - Watcha Gonna Do For Me↓Yahoo!で自転車のブログ始めましたチャリライフブログ日々のトレーニングや日々の自転車生活で思ったことなどを書いていこうと思ってますよかったら遊びに来てください[本根岬と爪木崎]
June 21, 2009
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今日のBGM Ray Charles - Hit the road Jack先週は、毎年恒例になりつつあるmt.富士ヒルクライムに出て、その後伊豆半島まで足を伸ばした。富士吉田から富士山の裾野を回り込んで御殿場に抜けるルートは、相変わらず壮大な景色で気分が良い。明けて月曜日、朝からウェーディングして、アオリイカとヒラスズキの2本使いでランガンをかけた。『六月をきれいな風が吹くことよ』という正岡子規の俳句があるが、6月の伊豆半島の海は汚い。そして臭い。どこも赤潮が酷い状態だ。そのせいなのか私が下手っぴなのかは解らないけど、釣果といえば、妻良で出た小さいアオリイカ1杯だけだった。海がそんな感じだったので火曜日はサイクリング。宿のある伊豆高原から一碧湖、修善寺の方に抜けて天城を上り河津に降りて北上するルートを選んだ。道中の狩野川や河津川には、沢山の鮎釣り師が入っていた。レース後で足が痛かったのというのもあって、橋がある度に止まって橋の真ん中から人の釣りを見学。中瀬周りはかなり混雑していたけど、皆、気持ちが良い位コンスタントに鮎を掛けている。そんな中、なんでこんな所を?といったような非常に難しい場所を攻めている人がいた。私はどっちかというと、こういう人の釣りに惹かれる。釣りの楽しさとは、決して魚を捕るということがゴールではないのだ。人の釣りを見るのは本当に面白いし、見てるとやりたくなってくる。その後、海沿いの道を走りながら色々考えた結果、今年から本格的に鮎釣りを始めることに決めた。まぁ、イニシャルコストはかなりのものになるけど、それでまた、仕事にもトレードにも身が入るというものだ。今年1年で、何とか人並みに掛けられるくらいのレベルになりたいと思っている。1→mt.富士ヒルクライムの会場。今年は過去最大5000人のエントリーだったらしい。2→レースは去年のタイムより15分縮まった。まぁ去年は足が故障してたので、大した進歩はなかったと思う。3→妻良で釣れたイカ、全く抵抗しないので見えるまでゴミかと思った。4→菖蒲沢の磯、海岸線に沿って赤潮が出ている。5→狩野川。
June 17, 2009
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今日のBGM Michael Jackson - Smooth Criminal (Radio Edit)ジャパンカップの東海予選は中止になってしまった。2回目の中止だから、今年は東海地区の選出者は無しということになる。中止の連絡は、金曜日に直接シマノから電話が来た。時期的にそんなことは思ってもみなかった。天気図をよく見てみると、翌日は前線のうねりが入りそうで微妙だったけど、私がエントリーしていた日曜日は南伊豆全体が凪になりそうな感じに見えた。案の定、日曜はどこもフルで渡船していたようだ。土曜は中木で途中撤収があったらしいが。まぁ主催者側にやる気がなかったのだと思う。不景気ということも関係あるのだろうか。本当のところは解らないけど、金曜日の時点で日曜の予定まで決めてしまっているのだから、そう思われても仕方あるまい。折角、最近また上物釣りが面白くなってきたところだったので、残念だったし何だか腹が立った。マルキューカップの方は、今年はチャリのイベントと被ってしまったので出られなかった。今回の為にラインやウキも少し買い足したので、もう1回位、大会の上物釣りをやっておかないと気が済まないというのもある。Webで調べてみると、9月に東海汽船の大会が伊豆大島であるみたいなので、こっちにエントリーしてみようと思っている。大島といえば、昔、東海汽船の大島事務所の方に大変お世話になったことがあった。10年くらい前のちょうど今くらいの季節だったと思う。その日、私は、房総の釣り仲間Hさんと二人で伊豆大島にメジナ釣りに来ていた。島に到着して早々オオツクロという地磯で竿を出していると、Hさんの携帯が鳴った。しばらくの間、Hさんは頷きながら、話を聞いていた。どうやら相手は宿の人で、少し込み入った話題の様だ。そして、私に「今、携帯持ってる?」と聞いてきた。 私はポケットに手を入れて携帯を出そうとした。 しかし、いつも入れているポケットにない。 バッグの中も探してみたけど見当たらない。「あれ、ないです」というと、Hさんはまた電話で話しはじめたのだった。通話が終わって「何の話だったんですか?」と聞くと、私の携帯のことだと言う。 どうやら私はフェリーの客室に携帯を落としてしまっていたらしい。 携帯は運良く誰にも拾われずに、乗務員に発見され、港の事務所に届けられたそうだ。そして届いた瞬間に着信があり、事務員はその私の携帯に出て、「私は東海汽船の者で、この携帯は大島行きのフェリーの客室に落ちていた、落とし主が解らなくて困っている」ということを相手に伝えたそうだ。この偶然のタイミングに電話をかけてきたのは、伊豆の釣り仲間のSさんだった。 そしてSさんは、事務員に、しばらくしたらもう一度かけなおすから、この発信者の表示だったらまた出てくれないかと伝えた。Sさんは、私と共通の釣り仲間のIさんに電話をして、私がいつも伊豆大島でお世話になっている宿の屋号を聞いてくれた。 そして、私の携帯に掛け直し「多分、落とし主は『おくやま』という宿に滞在してる」と事務員に伝えてくれたのだ。東海汽船の事務員は『おくやま』に電話し「今日、○○という宿泊客はいないか?」と聞いてくれた。『おくやま』のおばちゃんは、私と一緒に釣りをしていたHさんに電話して、確認をとってくれていたということだったのだ。 そして、その1時間後には私の携帯は『おくやま』にあった。 港から、新聞配達の人に頼んで届けてもらったらしい。 釣り仲間の連携と島の方々の親切によって、私の携帯が無事戻ってきたという、結構壮大なストーリーだ。皆には本当に感謝してるし、人の親切っていうのは有難いものだと心から思った。 しかし、その時は皆に対して「あーそーなんだ」みたいな薄めのリアクションをしてしまった。その間私は、普通に釣りをしていただけだし、しかも携帯をなくしたという不安も10秒位で、何というか、正直、何の実感もなかったからだ。 そのことは今でも、ちょっとやり直したいと思っている。[真鶴から見た伊豆大島]
June 9, 2009
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今日のBGM Sly And The Family Stone - Stand昨日は、妻良でJC磯の東海予選の予定だったけど、凪が悪くて延期になってしまった。そういえば、妻良の沖磯もしばらく行ってない。ただでさえご無沙汰だったのに、去年、船長が変わってしまったので、更に足が遠のいてしまった。前、お世話になっていた妻良の船長はオンライントレーダーで、磯上がりの後よく株の話をした。「ボケ防止になると思って渡船の合間にちょっとだけやってる程度ですよ」なんて言っていたけど、触っている銘柄を聞くと、殆どが、当時激しく乱高下していた新興市場のIT関連や、仕手性の強い株ばかりで、穏やかな船長のイメージとあまりにもギャップが大きくて驚いたことがあった。あれから、ライブドアショックがあったり、100年に1度の金融危機が今も続行中なのだが、無事乗り切ることができたのだろうか。もし、今もトレードしてるとしたら、きっと新興不動産、その他金融あたりを監視しているに違いない、などと勝手に想像した。妻良が久しぶりというか、だいたい、磯の上物をやったのが、先月のJC関東で半年ぶりだ。以前は年に100日前後は何らかの竿を出していたのだけど、最近は、春のトーナメントの時期に数回上物の試合に出て、夏~秋に軽くイシダイをやって、その合間にエギやサーフ、ちょい投げやフライをちょこちょこ挟むみたいな釣り生活になりつつある。そんなたまにしか釣りをしない人を『Occasionally Angler』通称『O.A.』と最近勝手に名づけた。私のような『O.A.』や多魚種釣り師の大敵と言えば『ファスナー』だ。釣りの道具やウエアーはやたらとファスナーが付いていて、1年も放っておくと、塩噛みで固着して微動だにしないことになっている。釣りを組み立てる前に、まず、ファスナーの塩噛みを分解しなくてはならないのだ。1年前のJCに出た時にも、このネタを書いて、その時は 塩噛み成分を分解するスプレーを紹介した。しかし、ファスナーの固着は、スライダーという、引き手の金具の腐食によって起こるものなので、ケミカルで錆びを取り除いても、結局スライダー自体がもろくなっていて、壊れてしまうことも多い。Webで色々調べてみたのだが、ファスナーの修理をしてくれるショップは結構あって、街の洋服リフォーム屋などでも、やってくれるらしい。だいたいどの店でも、1箇所あたり1000円位と、手作業の割には比較的安価で出来るようだ。しかし、考えてみると、それだけ安い値段で出来るのならば、意外と簡単な作業なのでは?と疑いも湧いてきた。そんな訳で、この1年、自分でファスナーの修理を何度か試してみて、大体解ってきたので軽く紹介する。 1→必要なもの。ノギス・蝋燭・マイナスドライバー(大中小あると良い)・先曲がりプライヤーかラジオペンチ。2→スライダーはファスナーの完成品を手芸屋などで購入できるが、今回は着なくなったライフジャケットのものを移植することにした。エレメント(レール部分)をハサミで切れば簡単にスライダーは外せる。コアなソルトアングラーならば、ファスナーが付いているものを捨てる前に、スライダーを取ってキープしておくのも手だ。3→作業を簡単に言うと、スライダーの画像右側の部分を広げて→外して→はめて→閉じるというだけのことだ。メーカー広報では0.1mm単位の精度の高い技術がいるとあったが、不器用な私でも今まで数回修理し、不具合は一度もない。4→固着したスライダーをマイナスドライバーでこじ開けるエレメントに刃先が当たってしまうと、コマが削れたり取れたりしてしまうので角度に気をつける少しずつ大きなドライバーに変えながら3mm程こじ開ければ、外すことが出来る5→片方づつずらしながら、スライダーを外す。この後、エレメントにこびりついている白錆を 塩噛みスプレーや、ワイヤーブラシなどで落としておくとよい6→移植するスライダーのサイズを測るエレメントを閉じた状態の横幅が規格寸法で、そのサイズが合えば大体はまる。種類も、規格サイズも数種類しかないので、それ程シビアになることはないと思う。ちなみに、これは樹脂ファスナー、コイルエレメントの65EY。参考 YKKのHPスライダーはメッキのタイプより、塗装のタイプのほうが腐食に強く堅牢だそうだ。7→スライダーの内側にロウを垂らす粘度の高いオイルでも良いが、後々の腐食予防を考えると、ロウが堅いと思う。この作業は、スライダーを仮付けする時、レールのピッチを合わせる作業にも関係してくるので意外と重要だ。8→移植するスライダーの方も、3mmほどマイナスドライバーでこじ開ける。こじ開けた方から斜めに差し込むようにスライダーをエレメントにはめていく。この時点ではエレメント左右に生じるズレは気にしなくてもよい。9→両側がはまったら、プライヤーで広げたスライダーを軽く潰す。仮潰しの状態で、一旦エンドまでスライダーを閉じる方向に持っていき、ずれている左右のエレメントのピッチを合わせる。その後、再び力を入れて潰す。この時、エレメントとスライダーのクリアランスを気にすることはない、ピッタリ位のつもりで丁度よい。その後、エレメントにもオイルを塗って全開の方向にスライダーを持っていき、ちゃんと開閉するかどうかをチェックする。10→力加減によってはきちんと閉まらない時もあるので、色々な方向に力をかけて開閉チェックをしておいた方がよい。たまに閉まらなくなる時は、大抵潰し方が甘いのが原因なので9の作業をやり直す。こんな感じです。もちろん作業は自己責任で。
May 18, 2009
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今日のBGM Eddie Van Halen - Eruptionちょっと前の話になるが、磯のジャパンカップの関東予選で小港に行ってきた。去年は4位だったので、今年はせめて表彰台に乗りたいと思ってた。しかし結果は10位。今回も抜けられなかった。まぁでも、南のエリアでは一番の順位だったし、磯での優先権もビリのくじだったから満足だ。帰りの渋滞も眠くならなかった。当日の朝、電話でポイントを教えてくれたFunkyさんありがとうございました。私がやった場所は、足場が低くて、少し前下がりで、フジツボだらけで、たまに波が洗って、ハエ根がきつくて、そのハエ根のブレイクには長いカジメがびっしり付いていてみたいな、かなり釣り辛い釣り座だった。しかも、向かい風が強い上に当て潮気味で、コンディション的にもまさに試練といった感じだ。そこで最初にかけた魚が1kg位あった。ハエ根の下にやたら入りたがるから、騙し騙し出すのに結構苦労したけど、なんとか捕ることが出来た。道糸にまで傷が入っていたのでその後ハリスを一つ太くすると、やり取りが強くなって、同サイズの魚を根擦れでバラす、みたいな悪いお手本のような下手を打ってしまった。こういったミスは、やっぱり普段釣りに行ってないから起こしてしまうのだと思う。まぁでも、あの魚が無事捕れていても10位が9位になった程度だ。今年は入道ヶ崎周辺が異常な程釣れていて、トップは2日ともサメ島周り5匹で5kgも釣ってきてたのだった。そういえば、そんな最悪な状況で試合をしていて気付いたことがあった。私はロッドを右に持って左手でコマセを撒く、いわゆる伝統的な阿波釣法のスタイルで上物釣りをやっている。このスタイルは、一般的に効率の良い動作だと言われてるのだが、本当にそうなのだろうかということだ。今回は、向かい風で当て潮なので、仕掛けも力を入れてキャストしなくてはならないし、メンディングの頻度も高い。もちろんコマセも更に遠投しなければならない。その度にスタンスを変えるのだけど、足元はフジツボだらけで、釣り座が前に下がってるから、逐一足の置き場を探す感じだ。しかも強い風が不規則に吹きつけてくるし、時々磯を洗う波を気にしなくてはならないから落ち着いて釣りが出来ない。そんな状況だったので、3時間位で足腰の筋肉がかなり痛くなってきてしまった。チャリのレースをやるようになって、体は以前に比べればかなり出来ている筈だ。ブルベやエンデューロのことを思い出した。ロードバイクは、極端な山岳でなければ、10時間位走り続けても意外と体が痛くなったりはしない。それは、バイクの形状が体の重心を固定して、しかも加重が分散される様になってるのと、動きもほぼシンメトリーな動作を繰り返すだけだからだ。考えてみると、磯の上物釣りは、足場の悪いところで常に下半身でバランスをとりながら作業しなくてはならない。左右の腕は全く別の動きをするし、ロッドも柄杓も微妙な力加減が必要だ。しかも、急激に変化する風の強さや向きに合わせて常に重心も調節する。これでは、疲れない訳がない。そこで、途中からスタンスを一定にして斜に構え、右持ち、右コマセにしてみた。これなら軸足や重心の取り方を変えることなく全ての操作が出来る。ロッドと柄杓は持ち変えなくてはならないが、下半身自体の動きは少ない。やはりというか、しばらくこの右右スタイルでやっていると格段に体が楽になってきたのだ。疲れない動きについては、もう少し調べたり検証しようと思っているんだけど、右持ち右コマセの方が、体幹に負担がかからないのは確かだと思う。足場が悪い磯とか、次の日になるべく体にダメージを残したくない場合、あと釣行頻度が高い人は右右スタイルのほうが良いのではないだろうか。というか、右投げ左コマセのスタイルというのは、言われてる程、釣果的なメリットがあるのか?などと疑いつつもあるのだった。[小湊]
May 6, 2009
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今日のBGM Dave Berry - The Crying Gameそういえば、この日記のタイトルは「自然の脅威」と付けたのだけど、普通、自然という枕には「驚異」の方の熟語がくる。しかし、これだと不思議さとか偉大さみたいな意味になって、中身と違ってきてしまうので「脅威」の方にした。「三毛別羆事件」の話に戻る。インフルエンザで寝込んでいる中、この記事を読んで、あらためて、自然と人との関係を考えてしまった。世界第2位の経済大国でも、ほんの100年前まで人は普通に熊や狼に怯えながら暮らしていたのだ。動物に殺されるだけじゃなくて、毎年当たり前のように、洪水で家屋が流されたり、時化で遭難したり、冷害で飢饉になって数千数万の人が餓死することもあった。自然は人間にとって常に身近な脅威だったということだ。そう考えると、最近メディアでよく目にする、全く専門性もない人や団体なのに、環境や自然保護という言葉をやたらと前に出してる風潮が、何となく不真面目に思えてくる。それに、政府や企業のトップが打ち出す環境への見解や対策も、自然に対して上から目線なのが鼻につく。日本には、触らぬ神に祟り無しという言葉があるが、これは日本古来からの考え方を表現していて中々上手い言い回しだと思う。しかし、今、現実的に社会活動をする上で、自然を全く触らないで生活していくことは出来ない。自然災害から人命や生活を守らなくてはならないし、自然自体を維持する為に、人が手を入れていかなくてはならない場所も確実にある。それらの線引きはどこですればいいのか、上手く循環させていくためにどのような方法をとれば良いのかということが、自然や環境の問題を考える上での一番重要なポイントなのだ。そして、それらはこれから果てしなく考え尽くさなくてはならない。そろそろ、最近のエコブームの様な一辺倒なキャンペーンも飽きてきた。しかも、それに便乗して搾取しているケースなんかも増えている様だ。いいかげん、一人一人が危機感をもって具体的に議論していかないと、とてつもなく驚異的な天罰が下ってしまうのではないか、そんな気がしてきているのだった。[吉佐美]
April 7, 2009
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今日のBGM Julia Fordham - Happy Ever After前回の更新から1ヶ月以上経ってしまった。最近このブログでは、ゴミの投棄や廃止されそうな灯台のことなど社会的なネタを更新してきた。社会派ブロガーになるつもりはないのだけど、去年くらいからトレードをやる上で自然や環境のことが市場の中で大きな要素になりつつあって、そういった情報を調べているうちに少し意識するようになってきたのだ。まぁ地球規模ということまでは、考えても解らないし、私が考える必要もないと思う。それでも、自分の仕事や趣味、あと身近な場所に関係する事位は、自分なりに方針を決めて行動したいと思っている前回文末で触れた「三毛別羆事件」は、人がなす術もなく、次々と熊に食べられてしまうという話で、あの時はこの記事をフリにして自分はどんなスタイルで自然と向き合っていこうかみたいなことを書こうと思っていた。しかし、最近になってまた、最新のネイチャーテクノロジーが注目されたり、日本の林業が見直されたりなどナーバスなニュースが目白押しで、それらを見ているうちに、考えがまとまらなくなってしまったのだった。私は、自然が好きだから釣りをやっているのだけど、釣りをするということはそのフィールドにダメージを与えているということになる。私のように自然好きから入ってきた釣り人には、この矛盾をロジカルに整理して凌いでいる人も多いと思う。しかし、私の場合その点は全く開き直っていて、その矛盾を解決するつもりもない。好きなのに傷つけてしまう、といった行動は、むしろ男女間などではありがちなことだ。ただ、自然に対して罰が当たらないように、という感覚は人並み以上に意識している。私は、高校生位の頃から、因果応報というか、天罰みたいなことを結構本気で信じている。今まで自分に降りかかった大きな災難は、大抵自分が悪いことをした直後に起こっているからだ。安部譲二の名言に「全部ばれたら2度死刑」というのがあるが、私も人に言えない秘密をいくつか持っている。それらは刑法上、最近めでたく時効になったのだけど、それなりのツケは自分に返ってきていた。先日このブログで更新した、膝の関節を飛ばしてしまった事故も、実は、それに値するほどの悪事をやらかした直後に起きたことだったりする。自然が関連する大きな事故では、波乗りで強いカレントに捕まってテトラポットに突っ込んだとか、青森の川でウェーダーに水が入って急流を流されたなんてことがあるのだけど、それらにも全て思いあたる節がある。そんな感じで結構びくびくしているので、取材でボーズを食らったり、トーナメントで良いくじを引けないのは(もしかしたら・・・)と、自分が海に対してやった罪の罰なのではないかといちいち思ってしまう。しかし、それをポジティブに考えることもある。釣った中で一番大きな魚をリリースすれば、今度はもっと大きな魚に会わせてくれるのではないかと期待が膨らむし、ボーズだった時、少しゴミを拾って帰れば、次回は釣らせてくれるんじゃないかみたいな気になってくる。だから、これらは自然に向けている事じゃなくて、自分の為にやっていることだ。まぁ日本には神道の考え方が根付いているので、多くの人がこれと似たようなことを普通に考えていたのだと思う。そして、そういった感覚が浸透していることによってモラリティが保たれてきたのだ。しかし、最近はすっかり、物質的な欲が先行している上に、危機感もなくなってきているので、そのバランスが急激に崩れつつある気がする。[吉田]
April 1, 2009
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今日のBGM Pet Shop Boys - New York City Boyここのところ、釣りもチャリもやらなかったというか出来なかった。インフルエンザだ。数週間前、大分から釣り仲間が東京に出張に来ていて、帰る前日がオフ日だから一杯飲もうという連絡があった。待ち合わせた駅で会った彼は開口一番に「わしはインフルエンザじゃ」と言った。彼とは昔よく一緒に釣りをしたり、飲んだり何度か家に泊めてもらったこともあった。若く見えるけど私よりも随分年上で、マネージメントではキャリアを持っている技術者だ。なのに屈託が無い子供のようなキャラで、遠慮とか謙遜ということを知らないのだ。それが彼の良いところだと思うし、そんな感じなのでこっちも気兼ねしないですむから楽だというのもあった。仕事で大事な案件を抱えていたので少し警戒もしたのだけど、少し飲んだらそんなことは忘れてがしっと飲んでしまった。というか、そんなことも知らずに呼び出されて待ち合わせ場所まで来て「そうですか、じゃ」みたいに帰れる訳はない。体力や免疫力には少し自信があったんだけど、翌日目覚めた時には体じゅう完全にウィルスにやられていたのだった。その数日後、別の釣り仲間というか磯の釣りの大先輩から連絡があった。その方とも昔よく一緒に釣りをしてというか教えていただいて、高価な酒をご馳走になったり、やはり何度も家に泊めていただいたりした。仕事の事で相談があるとのことだった。私は親切にしていただいた方からの依頼はほぼ絶対断らない。でも流石にこの地獄のような頭痛と喉の痛みを大先輩に伝染させるのはまずいと思ったので、訪問は丁重に延期させていただいた。インフルエンザの場合はどんなに大切な用事があっても外出しては絶対ダメみたいなキャンペーンを日本で広めるべきだとまじで思った。しかしそれでも仕事はしなくてはならない。お陰で、私のベッドに寝ながらノートPCを操れるシステムが完成した。前までは寝込んだとき、エリア88やカムイ外伝、ベルサイユのばらなどを読み返したりしたのだが、今年からはwebが見れるようになったのだ。そんな感じでWebを徘徊していると「三毛別羆事件」という記事が目にとまった。(内容に残虐な部分があるのでそういうのに弱い方は読まないで下さい)これは小説やドラマ、映画にもなった有名な実話だ。[手石島と初島]
February 21, 2009
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今日のBGM The Beatles - In My Life今、下田海上保安部で、伊東の川奈崎灯台の廃止が検討されているそうです。このことが、沿岸を小型船で操業しているに方々とって非常に切実な問題になっています。私が楽天のブログに引っ越してきた当初から、読ませていていただいている『俺は海の若大将!!』の石井さんは、富戸周辺で漁やホエールウォッチングなどをしている方なのですが、この川奈崎灯台を残すために、今、運動や呼びかけをしています。署名はメールでも受け付けていて、詳しい内容や署名の送付先アドレスは『俺は海の若大将!!』内にあります。賛同される方は是非協力をお願いします。写真は、石井さんのブログと被ってしまいましたが、私が4年前に、赤沢と大川の間の地磯「つるさき」で撮ったもので、LPGの運搬船が座礁し、その撤去作業の模様です。「つるさき」やその隣の「ライオン岩」は、私も何度もエギ関連の雑誌やムック本で紹介している地磯で、シャローですが、秋は爆発力、春は一発がある侮れない釣り場です。この時は、釣りに来たけどこの状態で竿が出せなくて写真だけ撮っていると、現場にいた関係者が絡んできて、軽く小競合いになったという思い出があります。伊豆で釣りをしている人なら皆知っていると思いますが、南伊豆~東伊豆の海岸は、座礁が非常に多いエリアです。灯台があっても、座礁事故が多いのに、なくなれば更に増えることは目に見えていると石井さんもおっしゃっています。それに、私にとって城ケ崎周辺は、ホテル、ゴルフ、別荘地、釣り、ダイビングなど、日本のちょっとハイソなレジャー産業の先駆けとして古い歴史があり、上手く言えませんが、独特の雰囲気をかもし出しているエリアです。川奈の灯台はゴルフのティーをモチーフにしていてデザインが洒落ています。私の中で、川奈崎灯台はそういった、東伊豆エリアのイメージを表す、非常にシンボリックな建造物だと考えています。私も伊豆半島が好きな釣り人として廃止撤回の運動を応援したいと思っています。
February 5, 2009
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今日のBGM Wham! - Club Tropicana3年位前までは、渡船で沖磯や離島に渡って釣りをするのがメインだったけど、最近は殆どが地磯やサーフ、漁港周りで竿を出すスタイルになった。不景気で収入が減ったというのが一番の理由だ。あと、それ程釣果にこだわらなくなったこと、体を動かすことが楽しくなってきたこと、地形と海流図を見ながら好ポイントを自分の足で探す面白さが解ってきたということもある。陸っぱりの釣りをしていて特に目につくようになったもの、それは釣り人が捨てたゴミだ。釣り場自体は波風で飛ばされてるのでそれ程は目立たないのだけど、地磯に入るルートサイドや堤防の付け根、駐車スペースの周りは、釣具のパッケージ、集魚剤の袋、弁当パックなど本当に酷く汚い。自然の中で楽しむスポーツやホビーで、今さらゴミどうこうが業界内で真っ先に取り沙汰されるのは釣り位ではないだろうか。これでは釣り人はアホだとか無教養なのが多いなどとweb板に書かれても無理はない。それにそれを真っ向から反駁するのは厳しいというか正直その余地もないと思う。まぁ釣りに限らず、ゴミを外に捨てる人というのは結構いる。両サイドが畑や田んぼの道路をチャリで走っていると、ほぼ等間隔に散らばる空き缶やコンビニ袋が嫌でも目につく。私も昔は面倒だからという理由だけで吸殻やガムなどを道路に捨てたりした時期があった。この問題はもっと根本を見直さないと改善しないのだ。これは私個人の提案なのだが、今、なにかと話題になっている定額給付金の予算2兆円分を、公共性が高い場所の清掃活動に使ってみるというプランはどうだろうか。国や県が発注し、自治体や民間企業の管理の下、大々的にアルバイトを募集してゴミ拾いや掃除などの事業をやるのだ。時給は1000円位で、半日コース1日コースを選べるようにすればよいと思う。予算が足りないのなら適当に広告媒体でも付けて、ゴミの元になるような商品を生産している企業に援助させればよい。私だったら、生まれ育った渋谷区、遊び尽した柏市、釣り場として好きな南伊豆町、松崎町、伊豆大島、あとチャリのレースやツーリングなどで思い出深い秩父や、松本、飛騨高山辺りの現場は是非参加したい。本当は、そういう活動をするのなら、お金なんか要らないのだ、まじで。好きな場所がきれいになっていったり、その場所が自分にとってかけがえのないエリアだという気持ちを形に出来るというだけで十分だ。しかし、私は勇気がなくてシャイな人間なので、きっかけや名目が欲しい。無償奉仕というのは、ヘンな話、偽善っぽいし、恥ずかしいし、それを悪用している輩も多いので何となくイメージがよくないからだ。なのでその時は一応一日8000円の日当を頂戴することにするけど、10000円、できれば12000円位の動きをするので勘弁して欲しい。生活のために参加する人、社会勉強の為に参加する人、自分を探しにくる人、色んな人が一緒になって同じギャラで掃除をする。こういったことによっても、それぞれに得るものがあると思う。松本、高山の掃除は、チャリ仲間と1泊2日位で行きたい。初日は目一杯掃除をして、夜は白骨温泉辺りの宿で疲れを癒す。翌日は自分たちできれいにした乗鞍スカイラインをアタック。そして、もらった日当で飛騨牛の鉄板焼きを食べて帰るなんて、これは忘れられない思い出になりそうだ。まぁ、この周辺は自転車乗りの聖地なので応募者は殺到すると思う。それでも良い、ギャラをシェアしてでも皆一緒にやろう。このプランは地方経済を活性させていくという意味もあるのだ。実際に施行となると、必ず色々な問題が出てくる。既存の清掃事業やボランティアとのバランス、地域による格差、現場でのトイレや弁当のおかずに至るまで、どんなことでも一筋縄にはいかないものだ。しかし、是非、高い所を目指して欲しい。環境が美化されれば、観光資源としての価値が格段に上がっていく。この事業を実験として全てのデータを分析しマネージメントをシステム化、その諸々ををビジネスモデルとして世界の観光地や観光収入のupを目指す都市に売れる程の技術にまでに高める。そこまでやりきることに意味があるのだ。水処理技術、農林業を含む緑化事業、そしてこの環境美化事業←この3点を抑えていれば、近海の地下資源など掘り返さなくてもこの先50年位は食えるのではないだろうか。きれいになってしまった後はどうするか。実はココからが肝心だったりする。ゴミなどがなくなった後、否応にも目に付くもの、それは空中に張り巡らされた電線や剥き出しのドブ川、そして、ゴミのようなデザインの看板や商業施設の外装だ。折角なら景観全体を美化しようという世論が高まり、ケーブルの地中化や下水の整備が進められる。そして、自治体レベルで商業建築の色使いや屋外広告に関する規制も強化されていく。それによって、私の仕事も、やりがいのある案件がどんどん増えて安定した生活ができるのだ。その流れから、日本人全体の美に対する意識が少しづつ底上げされていって、G7の中では弱いとされている日本の芸術や文化活動もよりレベルの高いものになっていくのだった。もちろんというか、残念なんだけど、これは幻想だ。本気で思っている訳ではないし、プラン実現のために動き出そうとも思わない。しかし、妄想している間は結構楽しくて、少しワクワクした。現実に今、私ができること、それは自分の釣り座から手が届く範囲のゴミを、コンビニ袋1つ分位コソっと拾って、高速のSAのゴミ箱に捨てる←まぁ、この程度なのだ。[1→南伊豆大瀬から見た神子元島 2→乗鞍岳から見た松本方面]
January 25, 2009
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今日のBGM Carly Simon "Blackbird"先日、夜中に東伊豆の磯で釣りをしていると、目の前を黒い影が横切った。白々と夜が明けてきて、やっとその素早く通り過ぎる影の正体が解った。イソヒヨドリだ。イソヒヨドリは磯でコマセの釣りをしていると、こぼれたオキアミやそれにたかるフナムシをつつきにくる。オレンジブラウンのボディ、頭と翼はブルーグレー。確か伊東の市の鳥にもなっていたと思う。考えてみると、イソヒヨドリの身体能力はかなり高い。東伊豆の海岸は約5000年前に大室山の噴火で流れ出した溶岩で形成されたと言われている。比較的新しいということと、溶岩の成分が粘り気がなく気泡を多く含んているということで波に浸食され、磯がゴツゴツと険しいのが特徴だ。イソヒヨドリはそんな東伊豆の磯を縦横無尽に飛び回り着地する。しかもこの月明かりだけを頼りに。ここは、私が昔、夜釣りに来た時に足を踏み外して、背骨にひびを入れた磯だ。そんなこともあって特に感心した。夜磯で釣りをしていて、目の前を黒い影が横切ったら、それはイソヒヨドリだと思ってまず間違いない。
January 22, 2009
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今日のBGM Astor Piazzolla Yo-yo ma - Libertango先日、南伊豆の民宿に泊まったときのことだ。壁で、何かが動いている気配がするので、見回してみるとそれは大きなフナムシだった。海から近いとはいえ、家の中にもいるのかと思ってすこし驚いた。まぁ、外よりは暖かいから過ごしやすいのかもしれない。しかし、この部屋は2階の奥で、1階の食堂からは一番遠い位置にある。何を食べているんだろうと少し気になった。寝ている時、すねの辺りがチクチクして目が覚めた。すぐに解った。フナムシが私の足を齧っているのだ。フナムシはとりあえず的に何でも食う生き物だ。以前、夏磯の夜釣りでうとうとしてしまい、数百匹にたかられていたことがあった。もう少し眠りが深かったら、手や首筋が穴だらけになっていたかもしれない。そのままかかと落とししようかと思ったけど、まぁそれも可哀想だ。寝る前に読んでたワンピース52巻を使って外に追い出した。足は少し傷になって痒い感じで腫れている。もしかしたらあのフナムシは、毎夜、宿泊客を齧りながら凌いできたのかもしれない。
January 20, 2009
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今日のBGM Rolling Stones - Jumpin' Jack Flash 正月休みは平砂浦でミノーを引いた。フォローの風で軽いのもよく飛んだけど、毎度のことだが何もこなかった。最近、立て続けに釣り関連のニュースを目にした。ひとつはMixiニュースのコラム趣味で釣りをしている人は13.2%(Business Media 誠 - 01月05日 23:21)あなたは趣味などで釣りをしていますか?(出典:アイシェア) 写真:Business Media 誠 カラオケ、ドライブ、アニメ観賞、ネットサーフィン……、昨今趣味が多様化しているが、昔ながらの趣味である「釣り」をしている人はどれだけいるのだろうか。 アイシェアの調査によると、趣味などで釣りを「している(頻繁にしている+たまにしている)」人は13.2%。女性(5.3%)より男性(18.7%)の方が比率が高く、年代別では40代(16.9%)が平均を上回っている。 釣りに関する情報はどこで得るのだろうか。釣りをしている人に「釣り情報は何をもとに調べますか」と尋ねると、トップは「インターネットサイト」(66.7%)。以下、「新聞」(23.3%)、「テレビ」(18.3%)、「携帯電話サイト」(5.0%)、「掲示板」(5.0%)、「SNSのコミュニティ」(3.3%)が続いた。釣りの世界にも、インターネットは大きな影響を与えているようだ。 釣り具を購入するに当たっても、インターネットを利用する人はいるのだろうか。釣りをしている人に「釣り具をネット購入したことはありますか?」と聞くと、「ある」は25.0%。まだ実際の店舗で買う方が主流だが、インターネットを活用する層も少なくはないようだ。 携帯電話による調査で、対象は男女456人(男性58.8%、女性41.2%)。調査時期は2008年12月4日から8日。もうひとつは株式新聞の配信2時の注目株=釣り具販売好調で10年3月期業績に期待――ダイワ精は仕込み時 09/01/07 14:10 ダイワ精工 に仕込み時が訪れている。水面下で釣りがブームとなりつつあり、「釣り具の好調が10年3月期以降も、同社業績の押し上げにつながる」(市場筋)との観測が広がっている。08年11月5日にフィッシング用リールなどの分野において協力関係にあった「メガバス」との資本・業務提携締結を発表しており、会社側も釣り具に注力する姿勢をみせている。新商品の共同開発や販売促進を計画しており「提携効果は10年3月期以降に出てくる」(総務部総務課)とみられる。 09年3月期業績も底堅く推移する見通し。予想連結営業利益は前期比1.5%増の37億5000万円を想定。純利益は同79.9%減の7億7000万円と見かけ上は大幅減益となるが、これは08年3月期に不動産売却など特別利益を計上した反動。10年3月期に向けた見本市の開催などで先行投資がかさみ、下期は収益が伸びにくい傾向があるものの、厳しい環境の中で利益を確保し5円の配当(前期も5円)を実施する方針だ。株価は累積売買代金が膨らんでいる130円台近辺でもみ合いが続くものの、この水準を突破できれば、値が軽いだけに上放れに期待できる。(暮雨) [ 株式新聞ニュース/KABDAS-EXPRESS ] 提供:モーニングスター社 (2009-01-07 14:00)このニュースが配信された瞬間、ダイワ精工の株価は10%近く跳ね上がった。私の感覚では趣味で釣りをしている人が13%もいるとは思えないし、水面下で釣りがブームになっているというのも何が根拠なのかよく解らない。むしろ釣り人口減少の根拠ならいくらでも出てくる。まぁそれは置いといて、今、業界がなにかを仕掛けているのではないか?と思ったのだが気のせいだろうか。[ダイワ精工 本日1/7の株価チャート]
January 7, 2009
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今年一年の皆様の健康と安全をお祈り申し上げます今日のBGM Bruce Springsteen-Born to Run Hang in there! the new President!
January 1, 2009
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今日のBGM Tie A Yellow Ribbon Round The Ole Oak Tree/Tony Orlando & Dawnこれは、 今年一番感動した映像だった。知っている方も多いと思うが、この映像がワイドショーで放映された後、持っている紙片は白紙なのではないか、あの長い文があの程度の紙に書けるはずがない、などとwebで大きな噂になった。数日後、初代いいとものプロデューサー横澤氏が、タモリさん本人に確認したところ「あれは勧進帳ですよ、ギャグでやった」と真相を打ち明けた。そして、やはり白紙だったのかということで、再度WEBで話題を呼び、驚嘆や絶賛の声が飛び交ったのだ。赤塚不二夫が結成した「面白グループ」のメンバー、タモリ、滝大作、坂田明、内藤陳、小松政夫、団しん也、たこ八郎、三上寛、研ナオコ、柄本明、所ジョージ、アルフィー、東京ヴォードヴィルショーの活動は小さい頃からずっと注目していた。弔辞の中に出てくるエピソードは結構知っているのもあって、感慨の深さは半端ではなかった。私が本当に感動したのは、WEBで話題になった、あの素晴らしいスピーチを即興で組み立てる技術や、所々でキラっと光る言い回しの上手さなどではない。よく聴いてみると、接続詞や助詞、助動詞が違っていたり、少しぎこちない部分もあって、まぁ私が言うのもナンだが、絶賛という程でもないと思うのだ。「赤塚だけが解るギャグ」←そんな芸人魂とか、エンターティナーとしてのセンスとか、そういうのも確かに流石だと思うけど、その手のことは電通、博報堂あたりでも企画しそうなことだと思う。そんな仰々しいことではなくて、私は、あの弔辞はあの時にタモリさんが、思ったこと、赤塚不二夫に伝えたいことを素直に話した。それだけのことと思うのだ。WEBでは色々な憶測が飛んでいたけど、あれは、準備や計算は一切ない、普通の告白だ。それを、あの場で飄々とやってしまうこと、しかも素晴らしいスピーチにまとまってしまうことに度肝を抜かれたのだ。そしてその言葉は、抜群にリアルだった。確認するように主語を何度も強調したり、端で聞いてる側には結構どうでもいい細かいことを詳しく説明したり、ふと何かを思い出したのか急に言葉をつまらせたり、そういったことが、生々しくて、どんな演出もかなわない程に感動を増幅している。この生々しさ、瑞々しさ、見ている側を引き込む程の緊迫感、これがビビッドということだと思った。ちなみに陽水とタモリさんのビビッドについての会話は、この弔辞の半年前のラジオ番組でのことだ。下世話な話になるが、最近はテクノロジーの進歩で、どんなクリエイターでもそれなりに見栄えがする物を作れるようになった。それと同時に、人々がどんどんアホになってきているので、粉飾や偽装まがいなしょうもない物でも、というかそっちのほうが良い商売になってしまう。そんな偽物に囲まれているので、私もとりあえず全ての物に対してハナから疑ってかかる様な嫌な性格になってしまった。そして、そういう自分も薄っぺらな装飾で誤魔化した様なものを作って商売したり、ハッタリをかまして仕事を取ったりして生活しているのだから更に嫌になってくる。今、本当に人の心を打つもの、それはビビッドで間違いない。そんなものをさらっと作れるようになるにはどうすればいいのだろうか。それとも、何も考えず「コレでいいのだ」的にやりたいことをやる、そのほうがビビッドな作品になるのか。そんなことを、もう3ヶ月くらい考えている。[大根島]
December 24, 2008
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今日のBGM Bob Dylan - Knockin' on Heaven's Door先日、チャリに乗りながら、みうらじゅんのラジオ番組のポッドキャストを聴いていると、ゲストだった井上陽水の話で気になることがあった。最近、世の中にビビッドがなくなってきているという。陽水が以前、タモリさんのラジオ番組に呼ばれた時「最近の音楽は、何故、つるっとして薄っぺらいものばかりなんだ?お前は音楽をやっているんだろ、その辺はどう考えてるんだ?」と聞かれたそうだ。陽水は(この人は何でこんな難しいことをしかもラジオの本番中に聞いてくるんだろう)と悩んだそうだが、少し考えて「昔は、命がけでしたから」と答えた。アナログ機材、しかもフォーライフ設立の時代は、失敗したらやり直せば良いという考えはなく、演奏する側も録る側も必死で、スタジオの緊迫感や注ぐ集中力は物凄いものだったそうだ。最近のレコーディングは、ご安心な感じで、やったことの全ての音は残っているし、それを後でいくらでも組み合わせたり、分けたり、また、加工するということも出来る。そういったことが作品に出ているのではないのかというのだ。いわれてみれば私の仕事もそうだ。デスクトップ上で、画像を部品ごとに保存して切り貼りして、リムーブの機能で何度も何度もやり直しながら絵を作っていく。このブログでさえ、アップした後になっても読み直して誤字を直したり、言い回しが気に入らないと、何度も何度も書き直す。まぁ私の場合、そこまでやっても、大したものは出来ないのだが、そういった気構えややり方によって、陽水が言うビビッドなものが失われていくという。そして、そんな話を聞いていて思い出したことがある。あの有名な、赤塚不二夫の葬儀での タモリさんの弔辞だ。[沼津西浦]
December 9, 2008
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今日のBGM Marvin Gaye "What's Going On / What's Happening Brother"暖かいところへツーリングに行きたい
December 8, 2008
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今日のBGM Shigeru Matuzaki - Aino memory松崎にて
December 4, 2008
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今日のBGM bj thomas - raindrop keep falling on my head 車を止めていた宿に戻り、風呂に浸かって、そして早々と酒を飲んだ。今回Fさんが用意してくれた酒は変わっていた。甘みと酸味が強く、未だ醗酵途中みたいで少しだけ発泡している。どぶろくの上澄みを濃縮したような味だ。喉越しが良く、飲み口がスムーズというのと、どこがどういう風に変わっているのだろうと確認する為にどんどん進んでしまうといった感じで、一歩間違えるとやばい酒だと思った。持ち込んだタコを宿の方がタコブツにしてくれた。極上だった。タコブツは酒を飲み始めた頃から好きな食べ物だ。ワサビが効いたタコブツは、今回の酒と最高に合っていた。話題の中心は連太郎氏のことだ。思い出すと、彼は何度となく竿を置いて海を見ていた。そんな時は大抵時合いが悪い時で、私達のヒット率も低かった気がする。それに、餌を付けるのにも非常に長い時間を使った。そして、高い確率でパーフェクトな追い食いをさせる。空針を引いてくることが、殆ど無いのだ。そういえば、堤防にやってきた時間も絶妙なタイミングだった。それまでは、横からの風が強くて、釣り辛い上にアタリも殆ど無かった。後で考えれば、その時間は竿など出さずに、酒でも飲んでいた方がずっとましだったということになる。時間の使い方に無駄が無いのだ。それによって、餌の消費も抑えられるし、仕掛けのロストも少しで済むことになる。まぁ、言い過ぎなのかもしれないけど、とにかくそう思わせるようなオーラがあった。Fさんと酒を飲みながら、あの人は、かなり優れたマネージメントスキルを持っているとか、それだけではなくコミニケーションスキルも高いとか、大きな企業の役員ではないかとか、少なくても公務員ではなさそうだとか、そんな勝手な話で結構盛り上がった。今回は、連太郎氏の介入によって、強く記憶に残る釣行になった。そして、それを思い出すたびに、次回こそあのポイントで綺麗にキスを追い食いさせてみたい、そんな気になってくるのだ。
December 3, 2008
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今日のBGM Ben Folds Five - "Underground" 歳は60代後半位だろうか、体が大きく、穏やかな貫禄がある雰囲気は、映画「釣りバカ日誌」で鈴木一之助役を演じる三國連太郎に似ていると思った。服装は、釣りやアウトドアのブランドではないが、防寒や機能を重視していて、良い素材のものだ。色やデザインが、キャラよりも若干控えめな感じがする。こういうのもまた、センスなのだと思った。装備は小さいクーラーとロッド1本。競技に使うようなモデルではないけれど、専用の投げ釣りタックルだ。連太郎氏は、ゆっくりと仕度をして、そしてかなり長い時間を掛けて仕掛けに餌を付けた。その時、私は、キス狙いの竿を置き竿にして、エギを引いていた。風がやんできたので、この状況ではイカを1つだけでも釣った方が、肴になるし確率も高いと思ったからだ。私は、テトラの上から連太郎氏の釣りを横目で見ていた。私が入れている仕掛けに干渉するのではないかという思いもあった。私の予想に反して連太郎氏は、中々良いキャストをした。しばらくさびいたり止めたりしたかと思うと、急に仕掛けを回収しだして大きく抜き上げた。驚いたことに、3本の針全てにキスが付いている。しかも大きいのは20cmを軽く超えていた。私は、エギのタックルを置いた。連太郎氏が餌を付けている時に、私は、キスの仕掛けを連太郎氏がヒットさせた少し左に投げ入れた。同じ場所に入れるのは、流石にえげつないと思ったからだ。さびくというよりも、訊き続けるといった感じで、ゆっくりと探っていくと、大きなアタリがあった。本当なら、ここで少し待つべきなのだろうけど、その時点で私はまだキスを見ていないというのもあって回収にかかった。大事に巻き上げると、22cm程のヒネギスを手にすることが出来た。連太郎氏は、その次の投入も、その次の投入もキスを釣った。しかも、驚くことに、殆どが一荷でキャッチする。これは、昔からの釣り用語で言うと「入れ食い」だ。人は、圧倒的な実力の差を見せ付けられると、戦意を失うと何かの本で読んだことがある。私は、連太郎氏に丁重に挨拶をした。そして、どのような場所に仕掛けをステイさせれば良いのか、そしてどのように誘えばそんなに綺麗に追い喰いをさせられるのかを聞いた。連太郎氏は、少ない言葉だけど、私が聞いたことの一つ一つを的確に答えた。真剣な顔で、そして丁寧で少し謙遜した口調だった。その後は、Fさんも交えて、3人で同じポイントを交互に狙った。さっきまでの、堤防のまったりとした雰囲気は一変した。喰わせること、そして追い喰いさせることに夢中になった。時合いや状況が悪くなった時も、かろうじて連太郎氏がポツンと釣るので「まだ魚は喰う」と希望を持つことが出来る。そして、それでまたやる気が出るのだ。さびく時も、「喰う」と思うのと「喰うかな」と思うのでは全然違うものだ。気持ちの問題だけではなくて「喰う」と思っていれば、自然と喰うと思われる場所でしつこく待つので、それが釣果に繋がっていく。釣り中、連太郎氏は、私とFさんの話の中に直接は入ってこないのだが、会話は聞いているみたいで、たまに小さい声で笑った。私は、人様が聞いているということで、一応言葉を選んだり、できるだけオリジナリティの高い話題にしようとそれとなく気を付けた。うまく言えないが、Fさんと二人での会話より、内容がそこそこあって緊張感が出た。しかも、しょうもないことでも連太郎氏が笑ってくれるので、気分が良くなってしまうのだった。そういえば、驚いたというか流石だと思ったことがあった。Fさんが車に荷物を取りに行って帰ってきた時、連太郎氏の分のお茶を買ってきてサラっと渡したのだ。こういう気遣いは私には出来ないというか思いつかない。そんなこんなで、連太郎氏が介入したお陰で、魚は釣れたし、技術的なことも喰うポイントも教えてもらったりして充実した時間を過ごすことができた。片付けをして帰る時、私は連太郎氏に「今日はあなたのお陰でとても楽しい釣りになりました。ありがとうございました。」と礼を言った。言われた連太郎氏はキョトンとした感じだったが、この気持ちは伝えずにはいられなかったのだ。
November 30, 2008
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今日のBGM I've Got a Feeling - The Beatles最近は、凪が悪い中のイシダイ釣りとか、ゴロタミノーとか、エギの大会2連発みたいな、疲れるだけで釣れない釣りばかりが続いていた。ストレスはかなりのもので、特にエギの大会の三浦・伊豆の2連続ボーズは効いてしまった。三浦の時は、酷い二日酔いでのチャリランガンだった。釣っている時間より、チャリに乗っている時間の方が長かった気がする。三浦の道は意外とアップダウンが激しく、しかも何度か迷ったりして、吐きそうだった。前日に現場入りしたものの、大雨で下見も出来ないし、ここのところずっと仕事が忙しかったというのもあって、宿を取った横須賀で早い時間から飲んでしまったのだ。とりあえず、腹も減っていたので、宿の近くにあったバールでピザとハウスワインを頼んだ。そのワインが最悪だった。私もヤフオクなどで落とした、相当な安ワインを飲んでいるけど、あんなに不味いワインは初だと思う。あのしょうも無さは、むしろもう一度飲んでみたい。酸味が強すぎるのか、カビ臭のせいなのかそんなのを考えているうちに1本飲んでしまった。その後、別の店で飲み直しているうちに記憶が無くなってしまったのだった。その時、検量できなかったのが、後から少し悔しくなったので、その2週間後の伊豆大会はちゃんとした体勢で臨むことにした。前日は、早朝からランガンをかけて、戸田の地磯やゴロタを中心に、目ぼしいエリアの状況を見て周った。結構釣れたので、翌日大会でのボーズは無いと思った。宿の飯は美味かったけど、酒は程々にしておいた。当日は、万全を期して、前日、一番釣果が出た地磯に入った。しかし、何をやっても反応がない。いつか乗るだろうと、そこで全ての時間を使ったが、結局ヒットどころかチェイスもなかった。その日は、全体的に状況が悪く、数少ないウェインは、殆どがゴロタや地磯周りの釣果だった。まぁ、狙いは合っていたと思う。表彰式で、優勝者にインタビューする児島玲子氏が「ああ、それは丁度竿抜けに当たったっていうことですね」と言っていたのが印象に残った。そんな中、先週末、ここによくコメントをくれるFunkyさんが外房のキス釣りに誘ってくれた。日中、のんびりと投げ釣りをして、夜は宿で、釣った魚を食いながら美味い日本酒を飲む、みたいな感じのプランだ。気持ちが荒んでいた私には、タイミング的にもかなり嬉しいお誘いだった。朝6時、待ち合わせた小湊のコンビニから、海岸の様子を見てみると、予報に反して北西の風がかなり強い。本当はサーフでやりたかったのだけど、少しでも風の影響が少ない所、そして足場が良い所、更に根掛かりの少ない所、もっと水深のある所と2転3転と場所変えしながら、やっとたどり着いたのは小さな堤防の先端だった。移動してすぐ、私にマハタが釣れた。ハゼが付いた仕掛けを回収している時に喰ってきたのだ。20cmを超える程のサイズで、マハタの中では幼稚園の年少組くらいだと思う。とりあえず、バケツに入れて泳ぐ姿を見た。マハタは、水に入れると直ぐ、3cmくらいのカニを吐いた。口が大きく、顔つきが立派だ。白黒のストライプ模様のせいか、根魚の割には垢抜けた感じがする。そして、1mを超えていく魚だけに、全てのヒレが力強い。段々と、マハタに情が移ってきた。しかし、これを煮付けにしたら間違いなく美味いだろう。マハタだから小さいけど、メバルだと思えばまぁまぁのサイズなのだ。色々悩んだ末、申し訳ないと思いつつもキープすることにした。しばらくしてFさんに、マダコや、小さいながらも本命のキスがヒットしたりと、段々釣りらしくなってきた。いい感じだ。そんな時、堤防に1人釣人がやってきた。
November 28, 2008
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今日のBGM Michel Polnareff - Love Me Please, Love Me先日、深夜に「エマニエル夫人」を見た。最初から最後まで見たのは20年振り位で、今回はちゃんとストーリーを追ったのだけど、相変わらず難しくてよく解らなかった。ひとつだけ何となく理解できたのは、第三者を介入させることによって、そのプレイがより質の高いものになるということだ。二人では、行為も感情も巡らせる想像にも限界があって、所詮は仕切られた世界の中でしかない、みたいなそんな感じなことなのだと思う。釣りをしていても第三者の介入ということがたまにある。ここではもう何度もネタにしている、人気場所で釣りをしているとバッティングする堤防釣り師のことだ。つい先日も、釣り中にそんな第三者の介入があった。そしてそれは、その釣行に意外と大きな影響を与えることとなったのだ。
November 25, 2008
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今日のBGM Pet Shop Boys - Go West沼津、戸田にて
November 21, 2008
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今日のBGM Norihiko Hashida & Schuberts - Kaze吉田にて
November 21, 2008
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今日のBGM The Jackson 5- Never Can Say Goodbye城ケ崎にて
November 19, 2008
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