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3学期スタートして、まだこのよもやま話に登場していなかったのは誰でしょう?
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正解は、情緒クラス自閉っ子のEくん1年生。
週に2回知的クラスと一緒に体育をやることになっているのですが、今は親クラスで体育に参加しているので**学級の体育の時に来ていません。
その体育の他に、週1回親クラスの音楽の時間に私がEくんに付き添って授業に出ます。それが金曜日なので、この日にやっとEくんと接する機会が訪れました。
2学期は親クラスに入ることも音楽の授業を受けることも抵抗がなくなって、音楽自体を楽しんでいる様子だったEくん。
今学期最初の音楽の授業で、今まで無かった「耳をふさぐ」行為が・・・!
両手の平を両耳にぎゅっと押し当てています。
声は上げません。お話もそれほど上手にできないのでただ黙って耳をふさぎ、時々顔をしかめていました。
これまで全く大丈夫だった、2学期にやった歌をクラス全員がCDに合わせて歌った時のことです。
急に大きな声が出たのでびっくりしたのか・・・?
先生がCDを止めると(歌も終わり)耳から手を離します。
音に反応しているのは明らかなようですが・・・
一度席を離れてしまったので、教室の隅でしばらく一緒にいて背中をさすったりしていました。その間ずっと私の胸に顔をうずめながら両耳をふさいでいました。
そのうち、中腰で相手をしていた私のひざ(ひざを曲げて相手をしていたので)の上にちょこんと座ってしまいました。
Eくん、抱っこするのが大好きなのです。
椅子に座っていても、隣の席に座っている私のひざの上に座ってしまうことがよくあります。
しかも、このEくん、B君に負けないくらいの(イヤB君以上の?)ぽっちゃり系。
背がB君より低いので(学年が一つ下だし)、B君の31キロには及ばないでしょうけれど、24~5キロあるかも?
中腰の上に体重かけて座られて、言わば空気椅子状態の上に重石を置かれた状態。
こりゃ無理!
と言うことで、
「Eくん、立ちます。」
と指示すると、スッと立ってくれました。
ホッ・・・
「いすに すわります。」
ゆっくりはっきり指示します。
するとちゃんと席に戻ってくれました。
そして、
「手は おひざ」
「手は」の時に、塞いでいるEくんの手を指差し、「おひざ」の時にE君の太もも部分を指して指示。
それを2~3回やってみたら、ちゃんと両手を耳からはずして「手はおひざ」になりました。
しばらくはそれで大丈夫ですが、また耳に持っていくことになり、その都度
「手は おひざ」
と言うと、今度は自分から
「お ひ ざ」
と一言ずつ確認するように言いながら手を下ろせました。
最初の歌を歌うことが終わって、授業の後半は手遊びのように手や体を使ってリズムを取りながら歌うことになりました。
その時にはもう耳をふさぐことはなくなり、音楽に合わせて体をスイングしたり、リズム遊びのリズムもぴったり合って手拍子したりひざをたたいたりと、みんなと同じようにしてニコニコしていました。
授業のあとで担任の先生にその時間の様子を報告。
やっぱり担任の先生も心配していました。
耳ふさぎは3学期になって始まったこと。
何かのきっかけで癖のようになってしまったのか、本当にいやな音に反応しているのか。まだはっきりとはわかりません。
一緒に声を出して歌を歌えないEくんですから、歌を歌うだけの場面は辛いのかもしれません。
手遊びの時はCDの音にも耳をふさがなかったし、みんなが大きな声で歌いながら手遊びしても、全く大丈夫でした。
手遊び歌は大好きなようです。
一緒に歌えるようになると良いのですが・・・
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