「って、紹介するほど出来てないじゃん…」
「まぁね…」
「結局デザインどうすんのさ?」
「まだ制作中。 ってか間に合わんかったです…」
「うん、今週紅狐はPCに向かってる姿を殆ど見てないもん」
「…PCなくても生きていける子なんですよ! 依存してないんですよ! 良いことじゃないですか」
「それがどうしたと言わせてくれ…」
「スミマセン」
「…とりあえず進めよう。 デッキとかどうすればいいの?」
「まずは前々から言ってるようにキャラクターカード三枚を選択してパーティを組みます。 後は…」
「注意点は戦闘で使いたいと思って伏せる≪サポートカード」ですね。 伏せたからと言って『使わなければならない』わけでも『全部使える』という意味でもありません」
「あくまで『準備だけしておいて、使える分だけコストを支払って使用する』ってことでしょう? でも、使える分は使わないともったいないね。 使っても使わなくても戦闘が終わればリセットされちゃうんでしょ?」
「そうですよ。 使うか使わないかを迷ったら使った方がお得ですよ。 残しても意味無いんですから」
「『買わずに損するよりも、買って損しろ』っていう紅狐精神がよく出てるルールだと思うよ…」
「でしょ♪」
「そんな自信満々になられても…」
「他に気になった点は無いですか?」
「そうだ。 キャラの配置も難しいね。 じゃんけんするまでどっちから戦えるか分らないんでしょう?」
「そうですね。 例えば『大型のキャラで流れをつかむぜー』って言って、『大・中・小』って配置したは良いけど…」
「じゃんけんに負けたら順番が逆になって『小・中・大』の順で戦わせないといけなくなっちゃうね」
「最初のじゃんけんは重要ですよ~」
「もしくはどちらからスタートしても大丈夫なような配置を考えないとね」
「ちょいと話逸れますけど、『勝ち抜きルール』ってのも考えてたりするんですよ」
「何それ?」
「好きな順でキャラを出せるけど、負けたら自分だけ交代。 勝ち続ける限りキャラが場に残り続けるルールです」
「一応聞くけど…それって、HPは減ったまま続くんだよね?」
「勿論! 回復されたら強いキャラを先に出された時点で負けがほぼ決定しちゃいますよ」
「だよね」
「あ、でも、『小さいキャラはサポートの恩恵を多く受けられる』為、大型相手でも良い勝負出来る場合もあるんですよ」
「小型キャラでサポートカードを十分に使うか、サポートに頼らず大型キャラで一気に攻め落とすか…ってことだね」
「大型キャラはサポートの融通が利かないから『上級者向け』ってことになるのかな」
「そうか。 複数のサポートカードを使えるってことは『戦法の方向性を変えやすい』ってことだから、初めの内はこっちのほうが扱いやすいのか」
「さて、これで残すところの課題はデザインなわけですが…」
「31日までには形にしてきてね」