「っていう『オレオレ詐欺』ってのあるじゃないですか」
「あるなぁ」
「あれっぽい電話がね、この前うちにかかってきたんですよ」
「またまたぁ…」
「マジか!?」
「それも平日の午前中、祖母しかない時間帯に」
「お、お婆様は大丈夫だったのか!?」
「しっかり撃退者してました。ブラスターダークばりに」
「まぁ紅狐のお婆様は紅狐よりしっかりしてるからな」
「…言い返す言葉がない」
「いや、少し言い返せよ」
「それにしてもホントにあるもんなんですねぇ」
「そうだな」
「ところで先週、ファイターズロードに参加してきたんですけど」
「話題が180度変わったー!?」
「ダメ!?」
「ダメではないけど…。 で、勝てたのか?」

「ほぉ、半分も勝てたのか」
「馬鹿にしすぎでしょう! ガルモールをナメるな」
「にゃはは、冗談冗談」
「まぁ…3戦はライド事故起こしましたけど…」
「平均的な枚数配分なのに?」
「平均的な枚数配分なのに」
「相変わらず運が無いな」
「運が無いついでに『フェロウシップ・サークル』でのトリガー呼び込み率が毎回60%を上回るんですよね」
「毎回3枚は来てるってことか…」
「『猛撃の解放者』がタワーになったときは流石にイラッとしましたけどね」
「しつこいようだが運が無いな」
「女性ファイターともファイトできませんでしたしね」
「それはどうでもいい!」
「いやぁホントにファイト仲間兼彼女さんになってくれる方いないかな~。 サクヤさんみたいな」
「紅狐には一生無理なのだ」
「冗談に聞こえないのが怖い」