「なんですよ」
「何のランキングですか?」
「あぁ、デジモンワールドです」
「主、ちゃんと主語のある話し方をしてくださいよ」
「あはは、申し訳ないです」
「で、デジモンワールドのランキングって何ですか?」
「ネットワーク経由で戦闘勝利数を競うみたいですよ」
「そうなんですか。 でもこれまでは参加してなかったんですか?」
「うーん、ステータスあげていかないと勝ち残れないかなって思っていたので、しっかり育つまで参加しないでいたんですよ」
「へぇ、そうだったんですか。 それで、参加し始めたということは、『ローク』は納得のいくステータスになったんですか?」
「はい。 お陰様でカンストしました」
「『かんすと』?」
「全ステータス最大値ってことですよ」
「それはやりすぎと言いますね…」
「うん、実際に行ってみたら全部9999な人ってあんまりいなかった…」
「大人げないですね」

「確かに…」
「ちなみにプレイヤー名は『紅狐』ではないので、パッと見わからないかもしれないですけど、これ読んでて『ローク』って名前のダークドラモンに当たったら『コイツだ』って思ってください」
「何で素直に名乗らないんですか?」
「何でだろうね?」
「自分で何でって聞かないで下さいよ…」
「まぁまぁ。 とにかくダークドラモンですよ!ダークドラモン! 見つけたら挑んでみてくださいね」
「何位くらいにいるんですか?」
「うーん、これ書いてる時点では200位くらいですね」
「それは凄いんですか?」
「まぁ最初は二千位代からスタートですからね。 頑張ったと思いません?」
「自分で頑張ったとか言わないで下さいよ~」
「えぇ~ホントに頑張ったんですよ!」
「はいはい、わかりましたってば」
「うちのローク君をよろしくです~」