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家の中で5℃。向こうの山も カイヅカイブキの垣根も 枇杷の葉も網戸も ストーブの前から離れがたいです。生まれたばかりの赤子の頭をなでてから、人の頭の形を見る目が変わってきた。帝王切開の人は別にして、ほとんどの人は母の産道の痕跡を頭の形に留めているのだと。それはなんだか始原の人類についての想像を働かせてくれて差別化されない痕跡のようにも思えたのだった。
2008.01.23
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2488gで生まれた赤子は、一ヶ月検診ではほぼ4kgの重さに成長して、自宅へと帰っていった。安野モヨコ作『オチビサン』みたいだった。(朝日新聞連載中)家はスカスカして寒くなった。親子分の体温が減ったからか。親子関係、特にわが身に引き寄せた、五代にわたる母と娘について考えることが多い。記憶の再確認、それが誤認であれ、なんであれ、今生きている者の証、なのだと思う。ほろ苦さに酔っぱらうことだってあるさ。
2008.01.21
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生後26日になったマーゴは顔に新生児湿疹ができ始めていて、まるで青春真っ只中の甲子園球児のようだ。それで思い出したのだった。生まれてすぐに見せてもらった赤子は、生き物そのものの生々しさで息を呑んだのだが、どこか見たことのある風貌を漂わせていて、それが何だかわからなかった。それが昨日ニキビ顔を眺めているうちに、イガラシだ!と気づいたのだ。ちばみのる作の漫画『キャプテン』に出てくるイガラシくんにそっくりな表情(即ち、額にシワを寄せてお猿さん顔をするとき)だったのだ。完全母乳を目指し奮闘していた娘も、徐々にミルクに切り替えざるをえなくなった。だがそれにしたがって、赤子はどんどん大きく活発に成長し安定してきたようだ。1ヶ月検診後、自宅に帰る予定となっている。
2008.01.10
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