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横田宗さん アイデアマンである。携帯電話会社とタイアップして、 チャリティー の"着うた"を作ったり、人材派遣会社と組み、ボランティア経験者の学生を専門とする就職斡旋(あっせん)事業に乗り出してみたり...。いずれも収入の一部が主催するNPO法人に落ち、フィリピンのストリート・チルドレンや 孤児院 支援などに回される仕組みだ。
「寄付や募金に、できるだけ頼りたくないんですよ。NPO法人だって、経済的に自立すべきだと思うし、職員の給料ももっと上げてやりたい」
異業種の人たちと、 チャリティー の新たなビジネスモデルを模索するのは、ボランティア活動への"垣根"を低くする目的もある。「ごく当たり前の活動にしたいのです。例えば、ラーメン屋さんならラーメン、ヘアスタイリストならヘアカットと、本業を通した チャリティー のほうがやりやすいでしょ」
2009.1.19 18:32
17歳・高校3年生のとき、フィリピン・ピナトゥボ火山の噴火で被災した 孤児院 のニュースを聞き、「何にも分からないまま」1人で現地に渡った。以来、フィリピンとの付き合いは15年。ボランティアとして送り出した日本の学生は2000人に及ぶ。「どんな子供たちにも可能性はあるのに、貧しさや社会環境のためにチャンスが閉ざされている。その可能性を広げる手助けを、僕の一生の仕事にすると決めたのです」
仕事柄、若者たちと接する機会が多い。どう見ているのかを問うと、「うーん。(物事を)ひとりで動かそうという気概がありませんね。周りの人たちへの『感謝』の気持ちも足りない。僕が17歳のとき、両親がフィリピンへ行かせてくれなければ今の活動もなかった。だから僕は、とても『感謝』していますよ」。(喜多由浩)
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■よこた・はじめ 昭和51年3月、東京都出身。 亜細亜大 卒。平成6年、NPO法人「ACTION」を設立、代表に。中田厚仁基金褒賞、日本財団賞受賞。21日以降、 カリスマ美容師 による「 チャリティ・カット 」イベントを開催。問い合わせは(電)0422・26・6123。
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