曹操注解 孫子の兵法

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Jan 27, 2005
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■金正日総書記の家族と後継図

 金正日(キム・ジョンイル)総書記の息子を産んだ夫人は成恵琳(ソン・ヘリム、2002年5月65歳で死亡)氏と高英姫(コ・ヨンヒ、2004年6月57歳で死亡)氏の二人だ。
 1960年代末から一緒に住み始めた成恵琳氏との間には金正男(キム・ジョンナム、34歳)、79年頃から同棲した高英姫氏との間には金正哲(キム・ジョンチョル、24歳)氏、金正雲(キム・ジョンウン、22歳)氏兄弟がいる。
 父の金日成(キム・イルソン)主席の知らない間、金正男氏が生まれた。金総書記は“初孫”が生まれたことを、いつ金日成主席に知らせるかをめぐり、苦心したようだ。
 一度は、金総書記の妹、キム・ギョンヒ氏が成恵琳氏を訪ね、「お姉さんはうちの兄より年も多く(5歳年上)、一度結婚して子どもまでいるじゃありませんか。正男は私が育てるから、出て行ってください。老後は保証します」と話した。
 腹を立てた成恵琳氏は子ども(正南)をつれて、義父に本当のことを話すと、金総書記に問い質した。金総書記は適時ではないとし、成恵琳氏をなだめた。成恵琳氏が最後まで意思を曲げないと、頭に来た金総書記が銃を抜いたこともあった。
 金総書記は結局、正南氏が4歳だった75年、金日成主席に連れて行った。金日成主席は初めは激怒したが、後には孫が生まれたことを喜んだ(金総書記の義理の甥 イ・ハンヨン氏)。
 キム・ギョンヒ氏が成恵琳氏に出て行ってくれと話した73年頃から、成恵琳氏の健康が悪化した。(息子を奪われるかも知れないという)不安が原因だった(成恵琳氏の姉のソン・ヘラン氏)。
 金総書記が高英姫氏と同棲した後も、成恵琳氏の面倒を見なかったのではない。77年、成恵琳氏が平壌の奉化(ボンファ)診療所(党幹部専用病院)に入院した時は、何時間も病室を離れなかった。時には涙を見せながら、「早く治らないと」と慰めたりした。

 党幹部らの間では、「ソジャン洞奥様」で通じている。キム・ヨンスク氏はこれといった肩書きがない。金総書記と金正日とキム・ヨンスク氏の間にはソルソン(31歳)という娘がいる。ソルソンは外部にはまったく知られていない。
 それから数年後、金総書記は高英姫氏と知り合った。高英姫氏は在日韓国人出身の柔道選手 コ・テムン(プロレスラーの力道山と親友で、北送後、北朝鮮柔道界の大物として活動)氏の娘であり、舞踊家だった。金総書記は日本映画を見た後、「日本女優の中では、吉永小百合が一番きれいだ」と言ったことがあるが、高英姫氏はその吉永小百合に似ている(金総書記の料理人 藤本健二氏)。
 高英姫氏は80年代に入り、平壌の金総書記邸で生活し、金総書記が各地を回るとき、一緒に移動したことが多い。事実上の夫人の役目だ。高英姫氏は金日成主席が死去(94年)すると、3年葬を真っ先に提案、金総書記を感動させたという。
 第11期最高人民会議代議員選挙(2003年8月) の際、金総書記の選挙区(649区、どこかは知られていない)を高英姫氏が決めたという話もある。高英姫氏は昨年6月、乳腺がんなどで死亡した。
 その前までも、人民軍に対する講演資料は高英姫氏を「尊敬する母上」と記していた。外部世界はこれを偶像化として解釈した。金総書記の義弟(妹のキム・ギョンヒ氏の夫)張成沢氏が失脚(公式舞台で消え)したのは、これより6か月ほど前の2003年夏のことだ。
 その後、金総書記の後継者は金総書記と高英姫氏の間で生まれた金正哲氏、金正雲氏のうちの一人になるだろうという観測が多かった。
 90年代後半まで、金正男氏が後継者順位の上位を占めていた。70年代末、金総書記はある日、金正男氏を自分の執務室に連れて行った。金総書記は会議室の中央席を指差しながら、「お前が座る席だ」と話した(イ・ハンヨン氏)。
 金総書記は金正男氏が幼い頃の自分と違って、足がすらりと伸びていたことも、誇らしげに話しながら、「権力の長子相続」を疑わせなかった。
 時期は明確でないが、金日成主席もやはり、「正男は経済を勉強しなければならない。そうしてこそ、民族を導くことができる」と話したことがある(朝鮮日報2001年5月14日付報道)。
 しかし、ソン・ヘラン氏が西側諸国に亡命したことで、金正男氏の地位は脅かされた。金正男氏が偽造パスポートで日本に密入国しようとして摘発された事件(2001年5月)も一因だった。
 その後から、後継者の話が持ち出される時は、金正哲、金正雲氏兄弟が真っ先に登場する。金正哲氏はスポーツや芸術的才能が優れ、米プロバスケットボールNBAの熱烈なファンだ。コンピューターも上手いという。金総書記は金正哲氏に対し、「あいつはだめだ。女の子みたいで」と評価した(金総書記の料理人 藤本健二氏)。

 藤本健二氏は金正雲氏が金正哲氏より金総書記に似ており、体型まで似ていると書いた。金総書記は金正雲氏に対し、「リーダーシップがある」と話した(韓国情報機関の元高位関係者)。
 しかし、金総書記が果たして後継者を立てるのか、立てるとすれば、誰にするかを断定的に言える人はいない。63歳になった金総書記がまだ後継者を育成していないようだからだ。ただ、金正男氏よりは、高英姫氏の息子の金正哲氏、金正雲氏のうち一人がより有利だという分析が出ているだけだ。 イ・ギドン/国際問題調査研究所・研究委員





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Last updated  Apr 8, 2006 06:48:02 PM


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