曹操注解 孫子の兵法

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Jun 6, 2005
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カテゴリ: 戦略
火影三代目さん★問う

はーい、まいどぉおおきに、火影でーす!
むむむ。
なるほど
いつもながら、たいした情報・洞察ですね。
中国民衆はさてどうするでしょうか。
まだ何もできないかな?

__________

曹操閣下★曰く


中国共産党という世界最大の政党組織に巣食った小さな害虫(成虫)の問題なんだ。

サッカーの試合で、政府が反日運動を抑えられなかったから、その原因をしっかり見極めるだろうと、実は私も期待していたのだ。
しかし、彼らは「日本が悪い」という見解で、ますます反日運動にお墨付きを与える結果になってしまった。

その原因になったのが、「アメリカ帰りの非妥協的反日愛国主義者たち」なのだ。
彼らはいわば、「ナチ・エリート」なんだ。
あそこまで彼らが権力を引きずり回しているとは知らなかったし、思いもしなかった。まさに驚きだ。

中国共産党は政治局というものがある。
彼らは徒党を組んで、政治局の決定を横取りし、先取りしようとした。
その先にあるのは奪権、つまり代行だ。
共産党内部の徒党が、政治局を代行してしまうのだ。
老幹部たちも危険な兆候に気がつくのが遅すぎたんじゃないかな。


別に民衆を軽視するわけじゃない。
これは共産党内部の問題なので、共産党規律検査委員会がキチッと機能すればいいことなんだ。
でも中央委員ならぬ「中央医院」とか奇怪なネットワークがあったもので、まさにその中央医院に世話になっている老幹部たちも動くに動けなかったと思う。
一言で言えば、「握られていた」わけですよ。

私は断固として「中国には社会主義が必要だ」と確信する。

つまり、快楽ですよ。
麻薬は自分を犠牲にする快楽。
人身売買は幼女や少女を犠牲にする快楽でしょう。
古代から同じことなんですよ。

普通ならば、マルクス主義政治学の人間が、都市中産階級の成長をきちんと総括し、マルクス主義経済学者が提言して、間接税で増税をするはずなんだ。
「ぜいたく税」だな。
成り上がり資産階級の奔放な消費行動を「税」で抑え込む必要があったのだ。
この政策は明でも、清でも実行された。
だいたい成功を収めている。

さかのぼれば、漢の武帝も世襲貴族たち全てに「白鹿の革」という強制戦費国債を買わせた。
これは後世の歴史家に批判され、笑いものにされたが、経済科学的にはちゃんと解説できる、非常にまともな経済政策だったのだ。
漢の文帝に仕えた賈誼という人物は、「貨幣の流通量を調節すれば、景気はコントロールすることができる」といって、中央銀行制度まで踏み込んだ提案を書いた。
これは現在のマネタリズムの原理だ。

アメリカ帰りのエリート官僚なんぞにはわからんだろう。
彼らはむしろ「成り上がり資産階級のワナ」にはまった。
つまり、都市プチ・ブルジョワ階級に呑み込まれ、実は「資産階級」の利益のために働いていることに気がつかなかった。

だから、今の政権はやるべきことをまったくやらなかった。
もっと経済政策はきちんと議論しなくちゃいかんよ。
マルクス主義社会科学の通常の解釈でも現状認識はできた。
でも、こうした社会科学分析をきちんとできる人間は、みな亡命してしまったのさ。
これが現代中国の大きな不幸なのだ。

指導者たるものは、彼らが発言権を求めて一般大衆の前で叫び声をあげる前に、「意見があれば言ってくれ」と書簡で自由な意見を書かせるべきだった。
世の中が本当に見える学者こそ、自分の意見を述べる学者であり、それは真理に従う社会科学者だ。
世の中の現実を見て見ぬふりをし、都合よく現実を解釈し、指導者の方針に忠実な人間は、ただの文筆家だ。
調査もいらないし、研究もいらない。科学的真理を検証する手間もいらない。
お気楽な話ですよ。

国家の指導者が「聞く」という姿勢があれば、何も政治学者も経済学者も決死の覚悟で政府批判なんかやらないよ。
だから、共産党政権がもっと「密かに、反対論も、異論も、十分に聞く」という唐太宗の策を用いればいいわけだ。

中国は四千年の国家だ。
政治技術の大要はすべて古典にある。
そのいい例が私の『孫子の兵法』というわけ。(笑





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Last updated  Jun 7, 2005 04:17:25 AM
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