PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

tajim

tajim

Aug 17, 2005
XML
一年ほど前に中古で購入したうちの愛車ゴルフが、このところ調子が悪い。

調子が悪いと言っても今まではそれほど深刻なことはなく、ダッシュボードの取っ手が壊れたり、すぐにスタートしないことがあったり、というマイナーなものだった。
それが、昨日ダンナが会社から帰宅途中、スピードメーターの針が動かなくなってしまったという。
これは今までの中で一番深刻。聞けば、この状態で運転するのは違法だと言う。

仕方ないので、修理に出すことにした。

出すことにしたと言っても、どうしたら良いのかわからない。電話帳を開けば車修理のガレージはたくさんあるけれど、どこにしたら良いか分からず困ってしまった。
どこでもいいと思うかもしれない。でも、イギリスでは車の修理工ほどに「ぼる」人たちはいないのだ。客に車の知識がないと分かれば好き勝手言い、必要のないものまで取替え、高額を請求する。

以前「Rogue traders(不正直な商売人)」と言うテレビ番組が、路上で車修理工の誠実度の実験をしたことがあった。車のスパークプラグをわざと壊し、(車の知識がないように振舞う)女性ドライバーが修理工を呼ぶ。他のパーツは全部取り替えたばかりの新品。正直な修理工ならスパークプラグだけを取替え、それだけなら大した額にはならないはず。ところが、呼ばれた修理工のうちかなりの割合(人数を覚えていないのが残念)が、エンジンを交換する必要があると言い、何万と言う額を請求した。それが、イギリスの修理工の実態。

そんな定評があるので、ガレージ選びには慎重にならざるを得ない。もともと私もダンナも車の知識なんてないので、「信用できそうな」ガレージを選ぶしかないのだけど。電話帳から選んだ近所のガレージに電話して症状を説明すると、値段もいつ出来るかも「見てみないと分からない」の一点張り。ぼられるのが怖いので、せめてどれくらいの料金の幅が有り得るかと聞いても答えてくれない。これではどんな額を請求されても文句も言えない。



そしてふと、実家の母のことが頭に浮かんだ。もう25年車を運転している母は、車の中身のことなんて一切知らない。ボンネットを開けたことなんてあると思えない。…でも、そうだ。日本にはガソリンスタンドという強い味方がある。中に座っているだけでガソリンを入れてくれ、窓を拭き、オイルをチェックし、タイヤを代え、帰るときには道路に誘導までしてくれる日本のガソリンスタンド。車を自分でチェックする必要なんてない。何も知らなくても車に乗れるし、壊れてもぼられる心配無しに修理に出せる国。こんなサービスがイギリスにあればきっと大繁盛するに違いない。

イギリスでは車一つ乗るのも大変。ぼられないように勉強するか、お金を払うしかない。ダンナの同僚のイギリス人は中古で60万ほど出して買った車に、最初の一年の間に40万以上の修理費を払う羽目になったらしい。本当にそれだけ壊れたのか、ぼられたのかは不明。彼は結局その車を売り、無料修理と保障が3年間ついている新車に買い換えたと言う話だ。MOT(車検のようなもの)も新車なら毎年必要ないし、長い目で見れば、そのほうが安上がりかもしれないと思えてくる。なによりも、この心労がないだけで随分気楽なことだろう。

私たちも最近は、次は新車にしようかと思い始めている。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Aug 17, 2005 09:08:25 PM
コメント(7) | コメントを書く
[イギリスのいいとこ、わるいとこ] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: