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tajim

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Sep 20, 2005
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というのも、最近とみに日本語が怪しい。

例えば昨日メールに「イギリスはめっきり冷え込んできました」と書きましたが、使ったそばから「めっきり」という言葉が本当にあるのか怪しくなって、辞書で調べてしまいました。この日記の一文目の「とみに」と言うのも自信がなかった。

昔、「カラスカラスカラス」と何回も続けて言うと「カラス」という言葉の意味が怪しくなるという話を聞いたことがありますが、そんな感じでしょうか。言葉の音というのは記号でしかない。任意の音が持つ記号性が、何度も口に出すことで失われてしまうんですね。
海外生活者の場合は頻度が低いことで失われているんでしょうけど。

うちにある電子辞書のヒストリーを見ると、私の中でどんな語の意味が怪しくなって調べたのかが分かって面白い。
例えば、「単発」「断絶」「断続」なんて三語を続けて調べている。この時探していた語は「断続」でした。なんとなく三語の音が似てるのが面白い。「欺瞞」、「含有」、「一緒くた」なんて言葉も調べている。 でも、「一緒くた」っておかしくないですか?「くた」ってなんだろう…

さらに、最近まずいと思うのが、英語のカタカナ語化です。日本語になりにくい英単語を、そのまま日本語読みして使ってしまう。ホテルとかB&Bとかを「アコモデーション」と呼んだり、レストランで一品頼んで二人で「シェアする」とか、今夜一杯飲むのを「ファンシーする」とか、なんとか1人で「マネージする」なんていうのは、きっと英語圏に暮らす日本人ならみんな普通に使ってるはず。

でも、日本語は別にちゃんとあるのに、英語の単語をそのまま借りてきて使うようになるともう少し重症。水道水を「タップウォーター」、テレビの地上波を「テレストリアル」、想定することを「アシュームする」なんていうのは良くある。ガソリンが「ペトロル」に、マグロが「ツナ」に、家財保険が「ホームインシュランス」になってしまうと、もう完璧に日本語じゃありません。

(表現が古いのは百も承知です。もう6年以上前の芸能人しか知らないので許してください) 、これは日本人としてかなりまずいと思っています。たまに日本に帰ったり日本で暮らす友人が遊びに来たりすると、「海外暮らしを鼻にかけた嫌なヤツ」に見える危険がある。英単語を一生懸命日本語に置き換えようとしながらしゃべっていると、しまいにはどれが日本語でも使われている外来語かわからなくなってしまう。考えすぎてかなりとろいしゃべり方になることもあります。

でも、大事なのは気にかけることだと思っています。気にしなくなったらどんどん酷くなって、本当に怪しい日本人になってしまう。決して同時に英語が上手くなっているわけではないので、結局日本語も英語も怪しい人になってしまう危険が高い。イギリスに来たばかりのときに、在英25年と言う日本人に会って、その日本語の酷さに驚いたことがありました。単語ばかりじゃなくアクセントもおかしい。あと、ありがちなのが丁寧語とか敬語とかを忘れて妙になれなれしくなる人。日本人らしさというのは失いたくないものだと思います。

そんなことを考えると、ブログって言うのは日本語を練習するのにとても良い場ですね。ここで日記を書くのにいつもどれだけ辞書を使っているかを知ったらきっと驚かれると思います。でも、そうしていったん取り戻した単語はまたしばらく使える気がします。気づかずに間違って使っている日本語もあるかもしれませんが。

そんなわけで、日記で間違った語を使ってたらいつでも教えてくださいね~。





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Last updated  Sep 20, 2005 09:23:56 PM
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