大正時代のベストセラーの復刻版ですが、はっきり言って読みずらい。
前半は、お金持ちの坊っちゃん 栄一 が、資産家の父親から仕送りを受けて
東京の大学へ通っているくせに、父親に反抗し、勝手に大学を辞めて、実家に帰るが、
自分は稼ぎがないので、結局父親に金を貰わなければ生きてもいけない。
家出して日雇いの仕事をしていたときに、父が急死し、人生が変わる。
後半は、死んだ父の借金のかたに家屋敷をとられてしまい、自分も肺炎を起こし生死を彷徨う。そして、貧民窟(スラム)へ住み始める。そこからは話が速く進んでとても読みやすくなります。![]()
明治40年代の神戸のスラムの様子が面白いほどよくわかる。今よりひどい格差社会。
人を脅して金を奪う、淫売屋の見張り、金欲しさに赤子を貰うけど育てられないから死なしてしまい、葬式もできないので 栄一 に頼みにくる。 栄一 は自分の着物を売って金をわたしてやる。
「 友愛
」を、簡単に口にするどこかの坊っちゃんとは全然違います。![]()
ノーベル平和賞と文学賞の候補になったこともあるとか![]()
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
生涯にわたって社会的弱者の側に立ち、「友愛、互助、平和」を国内外で説きながら、わき目もふらずに活動した稀有の人物である著者が描いた、スラム街における愛と献身の物語。大正時代の大ベストセラーがいま甦る。
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