福禄太郎の書評と時事評論

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福禄太郎 @ Re:オミクロン株は風邪以上インフル未満(07/19) コメントありがとうございます。4回目以降…
福禄太郎 @ Re[1]:東工大入試の女子枠に反対(11/12) 七詩さんへ コメントありがとうございま…
七詩 @ Re:東工大入試の女子枠に反対(11/12) どこかの医学部入試で女子を不利に扱った…
カーク船長4761 @ Re:オミクロン株は風邪以上インフル未満(07/19) 軽症だったことが何より、4回目のワクチン…
福禄太郎 @ Re[1]:ダイソンの掃除機を買う(02/24) カーク船長4761さんへ コメントありがと…
March 12, 2006
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椎名誠の自伝的小説シリーズの「新入社員篇」、温かみのある文章で当時を振り返っている。
新橋烏森口青春篇
本書は
第1章 グリーンスネイク
第2章 塔屋の車座布団
第3章 トタン雨
第4章 よかちんちん
第5章 まんじゅしゃげこわい
第6章 張ったり横丁の人々
第7章 派閥天丼

最終章 さよなら鯨やん
あとがき
解説 菊池仁(編集者としての椎名誠の後継者)

という構成だ。

 小さな業界新聞社に就職したところから始まるので「哀愁の町に霧が降るのだ」のおしまいのところと、かぶっている。「哀愁の町に霧が降るのだ」では、会社に女子社員が1名いたが、この物語では男ばかりだ。それから「哀愁の町に霧が降るのだ」では、羽生理恵子なる麗人がシーナのマドンナとして出てくるが、この小説では、マドンナは木村の彼女である原田瑞枝であるなど、少し違っている。完全な自叙伝ではなくいずれも小説としてある程度加工してあるからだろう。

 会社が引けた後で会社に忍び込んでポーカーをする、さらに屋上でポーカーをするというのがすごい。個性的な人々がいるし、会社に隠れてアルバイトをしている先輩社員もいるし、人の入れ替わりが早いのも中小企業ならではと思った。企業の展示会に行くと、業界紙の記者ということでプレゼントがもらえて中に現金が入っているというのはマスコミならではと思った。先輩に服装を注意されるなど、いろいろ指導を受けてだんだんサラリーマンらしくなる。社員旅行の話もある。記者として取材に訪れた銀座松屋の万年筆売り場に人に、「前年同月比」と言うところを「前月同月比」と言って馬脚をあらわしてしまう。

 編集長の原島(仕事は部下に任せっきり)と先輩の藤本がいなくなって、仕事だけが残って一人でこなすことになった。このように人が減るけれど補充がされずに仕事をすべて引き受けなくてはならないことも、会社生活では、たまにあることで身につまされた。それにしてもちゃんと「マンスリーサーベイ」の編集を一人でこなしているのだかたいしたものだと思った。

新橋烏森口青春篇





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Last updated  March 12, 2006 09:25:29 AM
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