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昨今の「無断トレース騒動」を目にして、ふと昨年の熊本旅行で「海と夕やけ」に宿泊したことを思い出しました。



「海と夕やけ」は水俣市にあるホテルで、
その名の通り、
海と夕焼けを一望できる絶景のロケーションにあります。

⬆キッズスペースにて。
「海と夕やけ」館内には
同水俣市を故郷とする
江口寿史先生のイラストが飾られていました。 
⬆透け感のあるトップスの表現が素敵。
純粋に素敵なイラストだなと思い、
思わず写真に収めたことを今でも覚えています。
江口さんが
実際に現地を見てデザインを練り
「会いにきて!この海と空」というキャッチコピーも
考えたそうです。
観光した感想としては
こちらのキャッチコピーには
嘘偽りなしだと思います(笑)
あのとき眺めた夕焼けと潮の香り、
そして夕日に照らされて
キラキラする子供の笑顔が、
今も心に残っています。

ホテルの周辺も
どこか懐かしいレトロな街並みが広がり
何日も滞在していたくなりました。
「海と夕やけ」には
江口さんが描かれた
こちらの色紙2点も置かれていました。
もちろん、
トレースなどしていない
イラストですね。
輪郭や頭頂部などの線を省いたりする
独特なタッチですね。
しかし、
私は素人なので絵のことは分かりません。
というわけで、
子供のためにさらっと
⬆のような絵を描いてしまう(もちろんお手本を見ながらですが)
絵の上手な妻に話を聞いてみました。
もちろんプロではないので
素人目線の感想です。

まず第一に
服のシワを描くのが苦手そうという点です。
そのためあまりシワの出ない
着物や
黒く肌のラインが出る服を
描いているのではないかということです。
首の書き方も
雑な感じがするそうです。
リアル志向の絵を描かれる方にしては
鎖骨や筋肉を意識している感じがせず
少し残念に写ってしまうそうです。
黒い服を着た女性の絵は
肘がそうはならんやろ
と言っていました。
また、妻にとって
和服を着た女性の絵に関しては
主線の少なさが和の雰囲気と合っていて
かなり可愛いという事でした。
妻的には
あさりちゃんが
好きだそうです。
顔はギャグっぽいのですが
手が異常に上手でリアルで
服装もとても可愛いそうです。
あさりちゃん(8) (てんとう虫コミックス(少女)) [ 室山 まゆみ ]
江口寿史先生は
ストップひばりくんなど
ギャグ漫画において
類まれなる才能を発揮していました。
ストップ!!ひばりくん!コンプリート・エディション(v.1) [ 江口寿史 ]
江口寿史先生の同時期デビュー組には
途方もないほどの絵の天才の
鳥山明先生がいました。
DRAGON BALL超画集 (愛蔵版コミックス) [ 鳥山明 ]
私自身も
小学生の頃、
よく少年ジャンプのドラゴンボールの
好きなコマの切り抜きを
親に拡大コピーしてもらって
スケッチブックにカーボン紙でなぞって
コレクションして遊んでいたものです。
私だけでなく
みんながそんな遊びをしていて
近所の文具屋でカーボン紙が枯渇したほどでした(笑)
そう考えると
私自身トレパク
しまくっていましたね(笑)
仲間内で自慢し合うだけでしたが。
子供たちも真似したいと
熱狂するほど
鳥山明先生の絵は
「凄まじいもの」でした。
もしかしたら
江口先生自身も
どこかで鳥山明先生の影響を受け、
絵に対するこだわりや志向を強めた結果
ギャグ漫画の道から
スタイリッシュな扉絵で好評を得ていた
イラストの道へと走ったのかもしれません。
水俣市ではかつて
メチル水銀の工場排水が海洋汚染を引き起こし、
地域住民の方々に甚大な被害を及ぼしましたが
今は美しい海と豊かな自然がありありと残っています。
その歴史的痛みを誰よりも経験しているのが
江口先生でもあります。
現在の水俣市の
財政状況はどうでしょうか。
もしかしたら厳しいなかでも
町おこしの為に
江口先生にイラストを依頼したのではないでしょうか。
水俣市サイドの
制作過程に問題なしと判断することは
時期尚早かと思いますが
もしかしたら故郷の人をかばう気持ちもあるのかもしれません。
江口先生におかれましては
せめて故郷においては
嘘偽りなく誠実であって欲しいと心より
お願い申し上げたい次第であります。
そして、
いま一度、
本当に先生のやりたい道、
茨の道、苦しい道、
やるべき道に進んでみるのはいかがでしょうか。
すすめ!!パイレーツ完全版(2) (その他) [ 江口 寿史 ]
今までのご自分が
決して選ばなかった道を選択していくことが
今後の再生への道に役立つと思います。
かつて黒かった海も
今はこんなに綺麗なのですから。