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革人形の夢工房さんCategory
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内海清美作の安徳天皇入水像(赤間神宮で展示されていたもの)
posted by (C)風々堂くも
こぢんまりとした神宝館を出ながら、亮子さまがしみじみとおっしゃった。
「それにしても可哀想に。
きっとなにがなんなのか、理解してなかったでしょうねえ……」
「そーいえば、安徳天皇さまって何才だっだんですかね?」
「数えの8才とか云われてますが、実際には4,5才だった可能性もありますね」
ああ、そうか。
なんせ昔のコト。
何才と公称されていても実際それが実年齢とはかぎらないのでございますよ。
しかもやんごとなきご身分。
西へ西へと落ち延びていく平氏一門に連れられて、ゴトゴトと御車に乗って移動していく過程も、なんなのか良く理解なさってなかったに違いない。
そのあげく、見知らぬ地の海の上、平時子に
「浪のしたにも都のさぶらふぞ」
などと宥められつつ抱かれて、ざんぶと入水されたという……。
あまりに無惨な歴史の一こま。
上の和紙人形はその時の様を形にされたものでございます。
あわれです…。
が、しかーし。
くもは歴史にどこまでも暗かった。
「安徳天皇といえば、くもは、『妖怪ハンター』が初見でしたけどね」
「妖怪ハンターって……」
「や。妖怪ハンターは名作ですよ!」
苦笑いする亮子さま。
ま、ジツに空気読めない発言ですが(笑)
でもね、妖怪ハンターはホントに名作っす(・_・)b
ちなみに『妖怪ハンター』についてはこちらクリックジャンプ→ 妖怪ハンター 稗田礼二郎の書庫
すごいぞ、諸星大二郎! 格好いいぞ、礼ちゃんっ(☆。☆)o
それはともかく。
赤間神宮に着いた途端、知ったのは、ここがまた、耳なし芳一の舞台だったこと。
これは亮子さまも知らなかったそうで。
耳なし芳一像(亮子さま提供)
posted by (C)風々堂くも
はい、これも亮子さま提供、芳一廟のパチリ。
くももパチパチしましたが、ぼけてました。
良かった亮子さまもパチパチしてくれてて(^_^;
「知らなかったなあ。
やっぱり現地に行かなければ判らないコトって一杯あるんですねえ。
…そういえば、怪談の小泉八雲さんはこの近くへ赴任されてましたねえ──」
なんぞと地面に膝を付き、ローアングルから夢中でパチリしていた亮子さま。
…もの凄く嬉しそうです。
や、くもも偶に地べたに膝ついてパチリはするけれど……亮子さまのはかなりマニアックぽい(笑)
……キミわ、 小津安二郎 かひっっ!?
↑(注・秋津島三大名監督の一人 。
床すれすれの位置からの固定ローアングルを多用。 。
無駄一つ無い鋭い構図、動きを極端に押さえた映像表現で有名。 。
くもが大好きな尊敬する映画監督さまでござる! る
────や、関係ないけど・笑)
こそっとツッコミ入れてみるくも(笑)
でもローアングルから来るとはさすがはプロ。
なんかまんまこの画像、○○読本の口絵についてそうです(爆)
でもね。
正に壇ノ浦の合戦近く。
昔は阿弥陀寺と称したこの地のお抱え琵琶法師さんだったならばもう、あまりにもリアルな怪談でございます。
実際、耳なし芳一の話って、本当におっかない情景ですよねえ?
と、亮子さまが、「くもさんくもさん」と手招きして芳一廟の後を指さしまする。
…なになに?
云われるまま、崖っぷちらしき暗がりをのぞけば、なにやら古めかしいちんまりした石灯籠状のものが。
「多分あれがホントの芳一さんの塚だと思いますよ?」
…うっ、そーなのか(◎-◎;)
なんて、チェック鋭いんだ亮子さま。是非、史跡探訪は標準装備で暴れん坊一個欲しい(爆)
その後平家の塚を見て、安徳天皇陵らしきばしょをのぞき込んだ後拝殿へと戻るくもと亮子さまですが。そこでちょいとお守りなんぞを冷やかして、何故か大喜びした後、大好きな狛犬を触るくも。
狛犬はね~、いいですよねv
ちょい一般的狛犬でしたが中々立派な形。
あばらの辺りなんか、なかなかナイス。
狛犬脇で嬉しいらしい、ふく化くも(^_^;
posted by (C)風々堂くも
ははは、お目汚しのくもです(^_^;
どっかのチンビラおっさんみたいですが、繰り返します、性別はメスですv
しかもふく化しても顔が同じ気がしてならないのは、何故だっ(爆)
それはともかく、狛犬。
「あ、クウカイに似てるかも」
「へ~、そうですか?」
「ほら、胸元ががっしりしているけど、下半身が貧弱。
クウカイ、下半身悪いし」
「ああ、なるほど」
そうだった。
暴れん坊家のツメ引っ込まない系同居者、クウカイさんは下半身に故障を抱えているんですよね。
たしかに鳩胸な狛犬さん、下半身がスリム。
でもそのギャップで余計格好いい。
際だって目を引くものではないけれど、良く熟練した石工さんの作品です。
そこでふと狛犬『阿』さんの方を一瞥すると、そのまた後になにやら、目立つ大きなモノ発見。
「あれ、格好いい」
思わず歩み寄るくも。なに、石灯籠ですが、巨大でなんだかお気に入りです。
やっぱり気に入った石灯籠とパチリしてもらう、ふく(^_^;
posted by (C)風々堂くも
またもお目汚しで申し訳ないですが、でも単体より大きさが判りますので仕方なく(^_^;
でも、大きいでしょう?
「どのくらい高さありますかねえ?
───3メートルくらい?」
「土台の下からならそのくらいありそうですね」
「じゃあ、その上からなら、アンドレ・ザ・ジャイアントと同じくらい?」
「それはう~ん…」
「じゃ、チェ・ホンマンは?」
「…い、いえ。多分、この石灯籠の方が大きいかと」
…何故か、そこで笑われてしまいましたです。
何故だっ?
どうやら、亮子さまは格闘技ファンじゃなかったような。残念(笑)
処でこの巨大な石灯籠。
素材はともかく、さほど古いものではないというのが亮子さまの推測でし。でも、近寄ってよくみると、何故かあちこちにカマさまの卵つきで(笑)
カマさまが卵を産みやすい石灯籠としては稀少(爆)
そんなこんなで、後半漫才化した竜宮城編。
やたら記事が長いので、謎オブジェ正解画像は次回へ持ち越しです。
ついでに落書きしたいものもありますので、ハイ(^^)v

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