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2008年07月03日
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カテゴリ: 潮流
 『 イカの哲学 』(集英社新書)という変なタイトルの本がベストセラーリストにあがっています。

 在野の哲学者・ 波多野一郎 (1922年-1969年)の遺稿「イカの哲学」と, 中沢新一 氏の「イカの哲学から平和学の土台をつくる」の二部構成です。


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波多野一郎 氏は学徒召集され陸軍航空隊に入隊。戦争末期,「満州」で沖縄行きの特攻隊に氏名されました。出撃の前日,死ぬ前の望みは「子どもを残すこと」と思い至り,本人もあまりに本能的結論に驚きます。

 ソ連軍の侵攻で出撃は中止になり,シベリアに拘留されます。復員後,アメリカに留学。漁港のアルバイトで毎日,数万のイカを箱詰めし,イカの存在理由を考え始めます。

 肉食を禁じた仏教をヒントに,「われわれは,彼等動物たちが生きているときの実存をすぐ忘れるので,われわれは平気で動物を食べ得るのだ。われわれの世界の戦争というのもお互い同士の実存についての相互理解の欠如から起るのにちがいないのだ」と,互いの実存を認め合うことが世界平和のカギだと考えます。


中沢新一 氏は,実存が戦争を抑止し(例えば大量殺戮は乱獲と同じ),憲法九条を支えること,自然に対する停戦であるエコロジーにつながることを論じています。

 皆さんはどう思いますか?


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Last updated  2008年09月30日 21時29分05秒
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