1
本日のDIYはこちら、ミューズのノータッチです。【おまけ付】薬用 せっけん ミューズ ノータッチ 泡 ハンドソープ 詰め替え ボトル(250ml*4個セット)【ミューズ】[おまけで白いノータッチ自動ディスペンサー本体付き]これ、センサーが反応して液体せっけんが泡状になって出てくれるんでとても良いのですけど、難点は、使用頻度が多くないと中で石鹸が固まって詰まっちゃうんですよ。今回はその修理です。っと、その前に。カートリッジって、販売されている時は下の写真のような天地で売られてるんですが、実際に使う時は逆さになるんですよ。これ、どうして商品のステッカーを上下逆にしないんですかね。本体に刺した時に最適な見た目になるようにデザインすべきだと思うんですよね、センスないなぁって思う。閑話休題。本体をひっくり返したところにスイッチがあって、このベース部分は防水用のパッキンでとまっている仕様になってます。このベースを取り外すと、中に電池が入ってます。で、四隅にネジがあるので、そのネジを外すんですが・・・2か所のネジが回転するのに外せません。他の二本は外せたので、試しに引っ張ってみたら、電池BOX部分を取り外すことができたのですが、よく見るとネジのメス型部分が折れちゃってました。この電池BOX裏の形状を見ると、凄く複雑な形をしていますが、それには訳があって、この下にある歯車の固定を兼ねてるんですね。なので、この電池BOXがしっかりとネジ止めされていないと、歯車がガタついて正しく動かなくなってしまいます。なので、メス側の再建を行います。まずは折れた部分に瞬間接着剤を塗って残っている部分に接着します。で、その周囲をプラリペアで固定。これで大丈夫でしょう。ちなみに、この本体、モーターが回転して、下の赤く囲ったっ部分2か所にあるピストンが駆動して、洗剤と空気を送る仕組みになっています。右側のピストンを分解したのがコチラ。こっちは空気を送る方のピストンだと思います。さてさて、修理に戻りましょう。実は、先程まで見ていた歯車部分は、今回の故障とは全く関係がありません。液体石鹸が詰まるのはこの部分ではなく、もっと出口側なんです。そこにアクセスするには、本体上部のカバーを外す必要があるのですが、それには下記の2つの爪を取り外す必要があります。これ、カートリッジを固定する爪なんですが、ネジを隠すためのメクラ蓋も兼ねています。この爪は、ペンチで無理矢理引っこ抜くのが一番手っ取り早いです。この際、ラジオペンチのような先の細いものではなく、爪全体をガッツリ掴めるペンチの方が良いです。この爪を引っこ抜くには、それだけ力を使います。で、引っこ抜いた爪がコチラ(↓)爪を外すと、中に2本のネジが見えるので、こいつを取り外します。すると、上の蓋が取り外せるようになり、液体石鹸が通るチューブがむき出しになります。下の赤い矢印が液体石鹸が通る部分、青い矢印が空気が通る部分で、この2つが混ざって出口に向かっていきます。この出口部分を取り外すと、こんな感じなんですが、これは3分割することができます。で、一番出口側のパーツ(右端)の中には、液体石鹸と空気を泡に変えるための細かな編み目が入っているんですが、この編み目が固形化した石鹸で詰まっちゃうんですね。というわけで、このパーツをしばらく煮沸して固まってしまった液体石鹸を取り除きます。沸騰したお湯にしばらく付けた後、エアダスターを吹き付けて吹っ飛ばしたらOK。元の通りに組付けたら完成です。ところが、電池を入れて電源をONにしても、ウンともスンとも言いません。試しにテスターで調べてみたら、どうやら電源スイッチが死んでるようです。緑青で汚かった基盤を綺麗に掃除して、スイッチ部分にコンタクトスプレーを吹き付けてしばらくガチャガチャやってたら通電するようになりました。汚かった本体もシリコンリムーバーで綺麗に掃除して完成。逆さまのステッカー、何とかならないもんだろうか・・・。
Mar 17, 2024
閲覧総数 4000
2
関東デイラリー 第1戦、「パープルラリーがまツアー」に参戦してきました。新しい車遊びを始めようとエントリーし、諸々の準備を進めていましたが、ようやくこの日がやってきました。前泊していたホテルを出発し、途中、飲み物を購入するためにコンビニに寄ったら、駐車場に「ソレ」っぽい車が数台。店内に入るために歩きながらチラッと覗いたら、助手席にラリコンが設置してあるので間違いない(笑)。アチラさんも私の車を見て、そうだと気付いたのでしょう、お互いに会釈して、「今回初参戦なんですよ。よろしくお願いします~」「私は四戦目です~」とか挨拶。その後、6:30頃に集合場所である筑波山麓にある「筑波ふれあいの里」の大駐車場に到着。集合時間の7時を目指して、続々と参加車輛が集まってきます。7時になって参加受付を行い、ゼッケンやコマ図、指示書などを貰います。私らは初参加だったので、事前講習に申し込んでいたのですが、どうやら事前講習は朝6時からだったらしく、受付等でお忙しい中、ご対応いただきました(感謝)。講習では、簡単なコマ図と指示書の見方と、「とりあえず前後の車の間に入って、追い越すことなく、抜かれることなく走ってみましょう。タイムとかは気にすることはありません」とのことでした。講習が終わったら、かみさんは貰ったコマ図と指示書を読み込み、必要事項をコマ図に書き込んでいきます。私はゼッケンを貼ったり、その他諸々の準備。ゼッケンは、ボンネットと左ドアに。JAF公認証は左後席窓に内側から貼付します。余談ですが、今回ゼッケンを貼るためのビニールテープ(絶縁テープ)を3色、透明と白と黒を持ち込みました。幅が通常のビニテ(19mm)よりも太い38mmのものです。ゼッケンって、過去のサーキットでのタイムアタック競技などでは、黒枠だったり白枠だったりマチマチだったので、どちらでも対応できるようにと思ってのことだったのですが、透明なの1本で大丈夫でしたね。なお、ビニテが多少斜めになっても接着面積が確保できるように、絶対に太さ39mmのものを使うことをお勧めします。で、その間ナビゲーター(コ・ドライバー)のかみさんは、指示書とコマ図を睨めっこして、必要事項をコマ図に書き込んでいきます。コマ図は曲がり角とその目印、そこまでの距離が記された図で、今回の場合は50番まであって、1~30番までが第1ステージ、31~50番までが第2ステージになっていました。これに対して、指示書というのは、それぞれのコマ図間を走行する際の速度や、コマ図間の指定走行時間が記されたもので、下記のような感じ。コマ図には距離が記されているので、指示書で指示される内容が、「コマ図における速度や時間」のみだったら簡単なのですが、問題はCP(チェックポイント)を起点として速度が変わる指示。アベレージラリーの肝は、「距離と速度が指定されていれば、その間のどの地点(CP)でチェックしたとしても、理想とする通過時間が決まっている」ということにあります。その「理想とする通過時間」を正解とした時、実際に競技車輛が通過した時間と比較して、どれだけ誤差があったか(±1秒で1点減点)、より誤差(減点数)の少ない車が勝ちという競技です。なので、競技車輛にはCPがどこにあるのかは伝えられていません。CPがどこにあるか分からなければ、競技車輛は常に指示に従った速度で走るしかありません。例えば、警察が速度取り締まりを行う日が分かっているとします。どこで取り締まりを行うか分かっていれば、そこだけ指示に従った速度で走行し、他の場所は法定速度を守らずに走ることが可能です。しかし、速度取り締まりを行う場所が分かっていなければ、ドライバーは常に法定速度を守って走るしかありません。つまりそういうことです。話を戻しましょう。どこにあるか分からないCPを起点として「速度を変更しろ」いう指示は、CP到達時点でそれまでの速度指示と比較してどれだけ遅れているか(早いか)などを瞬時に加味し、CP通過後の速度を実際にはどれくらいの速度で走るのが正解なのかを考える必要があります。ここがアベレージラリーの一番難しく、面白い所なんだというのが、実際に参加して分かったところです。そんな走行指示書の情報を、コマ図に書き込んでいきます。下のコマ図は、実際に走行した際、かみさんがどんどん情報(CPの位置 など)を書き加えていったもの。で、我が家の場合、ラリーコンピューターは搭載していないので、今回はスイスポに取り付けられているディスプレイオーディオに入れたラリー用のアプリ「Rally Tripmeter」の、「Regularity TSD」モードを使用します。このアプリは、さまざまなラリーに対応したモードが用意されていますが、「Reguraliry TSD」モードは、TSD(Time, Speed, Distance)ラリー(日本でいうアベレージラリー)に特化したモードで、事前にセクション(コマ図)毎のスタート時間、距離と速度を入力、保存しておくと、ラリー中、理論(時間)に対して自車が早いのか、遅れているのかを表示してくれるものです。↓写真はTSDモードにダミーのデータを入力し、デモで動かしているものです。アプリはGPS測位ベースで距離、速度を計算しているので、ルール上ラリーコンピューターとしては認定されておらず、我々が参戦するCクラスで使用する分には問題ありません。ある意味、反則的なアプリで、「自分達で計算する楽しみがない」という点で、ラリーの「真の楽しさ」を感じられないという点はあるかと思いますが、「まずはお試しでアベレージラリーに触れる」には最適なアプリと言えると思います。このアプリは3か月はフリーで使えるので、私の場合は3月にインストールして、ひたすらアプリの使い方を勉強しました。で、そのアプリにコマ図と指示書の情報を入れ込んでいきます。↓これは入力画面の例。実際の入力数字はラリー時のものとは異なります。DistanceとSpeedを入力すれば、Timeなどは計算されて自動入力されます。問題はCP通過後の速度変更です。CPの位置は分からないので、事前にデータを入力することができません。そして、一度設定した速度データを走行途中で修正することもできません。この辺がこのアプリの欠点ですね。ここは実際に走行しながら計算し調整する必要があります。さて、かみさんが頑張ってる間、私は軽くデータをチェックした後、他の参加者の方達と談笑。一応言っとくと、かみさんが「話してきなよ」と言ってくれたのです。今思えば、きちんとデータチェックしておけば、ミスを回避できたんですが・・・。でも、参加者と話ができたのはとても楽しかったです。今回のラリーには、1993年のサファリラリーで、トヨタのワークスドライバーとしてST185セリカをドライブし、4位に入った岩瀬さんがTeam Safariとして参戦していらっしゃったのですが、その岩瀬さんが私の車に興味を持って下さって、話しかけてくれたのにはちょっと感動。ラリー終わった後の帰り道では、チームの皆さんが手を振ってくださったりして、同じ競技に参加した仲間ならではの一体感を感じました。8時には、ドラミ(ドライバーズミーティング)が行われ、さまざまな注意点の申し送りが行われ、その後、準備が終わった車から車検が行われました。車検では、スタッフの方が各灯火類(スモール、ヘッドライト、ハイビーム、ハザード、ブレーキ、バックライト)のチェックと、三角板所持のチェックが行われました。そうこうしているうちに、ゼッケン1から順番にスタート地点に並びだし、9:01にゼッケン1がスタート、その後1分おきに各車がスタートしていきます。で、自分達もスタート。(ゴール後にスタッフの方にいただいたスタート時の写真)車載カメラとしてGoProを設置していたのですが、Stage 1ではスタート前にトラブルが発生したため、録画できてませんでしたが、Stage 2では撮影できていたので、そこからいくつか画像を。リアハッチを閉じた際、不具合でトノカバーが上がったままになってしまっているのに気が付かずにスタートし、バックミラーで後部がほとんど見えない状態で走ることになり、途中で停車して直したりと、いきなりトラブルに見舞われました。峠道や林道などの狭い道を走っている際には、指示書通りの速度で走れますが、幹線道路では速度が上がってしまうため、距離と指定速度と比較して大幅に先行してしまうことになります。そんな時は、停車できそうな場所でみんな停車して時間調整。最初の頃はどこにCPがあるか全く分からず、突然現れるCPに「うわっ」っとなることもありましたが、だんだん、「この道路にはCP設置できないな」とか、「もうそろそろありそうだな」というのが分かってくるようになり、それがまた楽しい。↓の写真の時は、この直前でミスコースしそうになり、タイムロスしたのを慌てて取り戻そうとして速度を上げていた所。速度を上げ過ぎて理想よりも7.9秒先行して走ってしまっていた所に、突如としてCPが現れてビビったところ(苦笑)。慌てて速度を落としますが、もう遅いですな・・・。という訳で、およそ80kmの競技が終了して、無事にゴール地点に帰ってきました。ここからは走行結果をオフィシャルに提出するための作業です。各CPを通過すると、自分が何時何分何秒にそのCPを通過したかを記したCPカードというのを渡されます。また、Stage終了時には、各CP間に要する理論的な所要時間が記載された「正解表」が配布されます。CPカードを受け付け時に配付されたコントロールシートに貼り付け、正解表と照らし合わせて誤差を計算して記載していきます。このコントロールシートにミスがあると、それだけで10点減点になるので、この作業は間違いがないように慎重に行う必要があります。特に時間計算は60進法で間違いやすいので、私達の場合はアプリの「時間計算」を使用します。このアプリを使うと、計算結果を秒表示もできるので、Cクラス特有の「10秒=1点」の計算も行いやすいです。で、コントロールシートの記載が終わったら、提出のために表彰式会場へ。お弁当と協賛品のシュミテクトをいただきました。しばらくすると、全エントラントから提出されたコントロールシートの集計が終わり、暫定結果が開示されました。という訳で、我々はCクラス11台中、8位という成績でした。コントロールシートの間違いによる減点がなかったので一安心。表彰式では、お米2kgや、Rally JapanのTシャツ、TEINやADVAN、WAKO'Sのグッズなどの記念品をいただきました。非常に楽しい競技でした。ラリーの性質上、ガツガツすることがないというのも大きいのでしょうが、初心者を暖かく迎えてれました。帰宅後、CPによっては大量得点が発生している所があったりした所の原因を探るため、夫婦でずーっとコマ図とコントロールシートと睨めっこしていました。非常に楽しかった一方で、悔しいと感じることも多いし、まだまだ「???」と思うところもあり、もっとこの競技を極めたいなぁと思います。当初は長男と2人で楽しもうと思っていましたが、これはもう夫婦で参加していきたいなぁと。このGW中に、改めてコマ図と指示書を見直して、同じルートを走行しなおしたいなぁと夫婦で話しています。さて、次戦は6月1日、場所は茨城県の東海村。もう前泊用の宿は確保しました。次はもう少し減点が減らせるようにしたいと思います!!!
Apr 27, 2025
閲覧総数 314
3
引き出しの取っ手が外れた。もともとこの引き出しは結構重たいものがいろいろと入っていたので、取っ手側のネジ穴が耐えきれなかったのでしょう。実際、取っ手のネジ穴を見てみると、ネジ山なんかどこにも存在しないくらいツルッツルの状態。そして、ネジ側を見て見えると、木ネジにしては異様にネジ山が低い。これでは加重に耐えられるわけがありません。いや、引き出しに詰め込み過ぎってのもあるんですが・・・。通常、木ネジで止まっている場合には、ネジ穴に爪楊枝を1、2本入れて(もちろん長さは揃えて)、何事もなかったかのように再びねじ込んでしまえば済んじゃうんですが、引き出しの中身の重さと、ここで使われているネジ山を考えると、そもそも無理があるので、ここは取り付け方を変更して強度アップすることにしました。それれにしても、変な形のネジ・・・。そこで、まず引き出し化粧板裏側のボルトをドライバーで外します。取れた!と思って表側見ると、まだネジが残ってる。「ん?どういうことだ!?と」思ったんですが、これ、どうやら取っ手側にインサートナットとして入ってたものですね。取っ手側に入っていたインサートナットがすっぽり抜けちゃったという状態なんですね。どうりで妙にネジ山が薄かったわけだ。インサートナットが化粧板に思いっきり食い込んじゃってるので、クニペックスさんのスリップジョイントプライヤーで取り外します。外したのがコチラ(↓)。でも、これらはもう使いません。今回使うのはコチラ(↓)M6サイズの鬼目ナット(左側)とボルトです。本来だったらねじ込み式の鬼目ナットの方が引張強度が高いと思いますが、まぁ、たぶん大丈夫でしょう。M6の鬼目ナットを打ち込むために、取っ手に9mmの下穴を開けます。で、ハンマーで鬼目ナットを打ち込んで・・・これで完成。化粧板はこれまでM4ボルトだったので、M6用に穴を拡大して・・・M6のボルトとワッシャーを使って、取っ手をつけたら完成。これでダメなら、ねじ込み式の鬼目ナットに変更ですな・・・。
Nov 12, 2023
閲覧総数 773
4
本日の修理は、ポケモンのエンテイのソフビ。なお、翼はありません。エンテイの方はこれまで何度か修理してるものですが、これまで修理したところが壊れたわけではなくて、今度は前脚の指辺りの破損です。右脚は単に割れてるだけですが、左脚は指の部分がとれちゃってます。取り敢えず作業がしやすいように、ヒートガンで温めてソフビを柔らかくしながら脚を取り外します。今回は2種類の修理の仕方でどちらが強度があるか、ちょっとした実験を兼ねて修理したいと思います。まずは単に割れているだけの右脚の方は、単純に瞬間接着剤を塗布して接着します。割れ目の隙間までしっかり接着剤が入るように、刷毛付きの神瞬を使った後で、洗濯バサミで固定。神瞬(ハケ付き瞬間接着剤 7g) ゴッドハンド 瞬着 [接着の日]左脚の指が取れちゃった所も瞬間接着剤を使うのは変わりませんが、こちらはプラスしてコレを使います。そう、ティッシュペーパーです。まずは過去に修理した形跡である接着剤の破片を取り除きます。木工用ボンドで修理したのかな?適当な大きさに切ったティッシュペーパーを用意します。本来は接着する部分を裏から補強したいところですが、上手く裏側からアクセスすることができないので、表側からティッシュを当てます。そしたら、このティッシュに瞬間接着剤を垂らします。シアノアクリレート系の瞬間接着剤は、空気中や接着面の水分と反応して重合して硬化しますが、その際反応熱が発生します。ティッシュペーパーや布などに瞬間接着剤を染み込ませると、通常よりも空気と触れる表面積が増えるので、一気に化学反応が起きて急激に発熱します。実験によると170℃まで上昇したという報告もあるくらいですから、下手するとヤケドします。危険なことではあるのですが、実はこの方法を使うと、接着面を補強したり強度を上げることができるんです。今回は、ティッシュを使う場合と使わなかった場合でどれだけ強度が変わるかという実験をしようというわけです。というわけで、左脚はティッシュに十分瞬間接着剤が染み込んだら、とれてた指のパーツを嵌めて、洗濯バサミで固定します。固まったら、周囲の余ったティッシュペーパーを取り除いて完成。左右異なる方法で修理しましたが、どちらが先に壊れるでしょうか?
Jul 5, 2024
閲覧総数 706
5
本日は家電修理の依頼です。ドン・キホーテオリジナルの、「3枚プレート電気グリル鍋 TSG-1304」。ティーズネットワーク株式会社が作っている2021製のもので、どうやら全く温まらないらしい。商品の詳細が知りたかったのでティーズネットワークのwebサイトを見てみたのですが、このモデルの取説PDFは公開されていませんでした。とりあえず、豚肉でも焼いてみようと思いましたが・・・ぶー ぶーコンセントに繋いで、レバーを高温側にしても加熱ランプが点灯しません。温かくなるの?温かくならないよ?ぶっちゃけ、ホットプレートの類の「温まらない」という不具合の原因は、ほぼほぼ決まっているので、早速ひっくり返してバラします。で、バラしたのがコチラ(↓)この手の不具合の原因は、↓のサーモスタット(一定の温度になると電源が切れて、温度が下がると再び電源が入るというコントロールをする部品)が壊れているか・・・↓の白い耐熱チューブの中に入っている温度ヒューズが飛んでいるかのどちらかです。たいていの場合は温度ヒューズが飛んでいるのが原因なので、まずはそれを確かめます。耐熱チューブを剥いて温度ヒューズを取り出して・・・ヒューズの前後にテスターを繋いでみると、通電しません。やっぱりヒューズが飛んでますね。この温度ヒューズは、10A 250V / 15A 125Vの240℃で切れる温度ヒューズ。これと同じ性能の温度ヒューズを購入して交換すればOK。で、問題はこの後。本来、温度ヒューズというのは、緊急対策なんです。つまり、サーモスタットが正常に動作せず、想定以上の温度になってしまった時に電源をカットするために存在するんですね。今回、温度ヒューズが飛んでいるということは、サーモスタットが上手く機能しなかったということになるので、このまま温度ヒューズを交換しても、再び同じことが起きる可能性が高いです。そこで、サーモスタットがきちんと機能するか確かめてみます。まずは、レバーの動作に合わせてON/OFFするかのチェック。https://youtu.be/2NuG56EBuR0ついで、通電しているかサーモスタットにテスターを噛まして確認します。https://youtu.be/96Jm7GlpIrgここまでは問題なさそうです。では、サーモスタットが温度に反応してON/OFFするか確認ですね。サーモスタットにはいくつかの種類がありますが、今回のはバイメタル式のサーモスタットです。バイメタル、つまり熱膨張係数の異なる2種類の金属を貼り合わせて板状にしたものが使用されています。熱膨張係数が異なるものが2枚張り合わさっているので、その板に熱を加えると反るんですな(冷えれば元に戻る)。それをスイッチとして活用するのがバイメタル式サーモスタットです。なので、このサーモスタットに熱を加えてスイッチのON/OFFが作動するかチェックしてみます。動画で私が持っている部分が、鍋底に接触している金属プレートで、このプレートがサーモスタット下端のバイメタルに繋がって温度を伝達しています。なので、このバイメタルをライターで炙ります。通電しているか確認するために、一応テスターも接続したままの状態にしておきます。https://youtu.be/yl7duXMcW9Y実際に何℃で反応しているかまでは測定していませんが、温度変化に対してサーモスタットがきちんと動作していることは確認できました。とりあえず、温度ヒューズを購入して交換ですな。というわけで、ネットで温度ヒューズをポチッとしたところで作業終了。物が届いたら続きの作業を行います。
Nov 9, 2023
閲覧総数 3014
6
ネットで購入した電気ヒューズが届いたので、電気グリル鍋修理の続きです。届いたのはこちら。240℃の温度ヒューズはAmazonで調べるといろいろ出てきます。実際のところクオリティに差がありそうですが、どれが良いのか分からないので、いつもこの手のパーツでお世話になっているuxcellの商品にしました。ちなみに10個セットで850円。ホームセンターでも温度ヒューズは売ってるんですが、これよりも温度が低いものしかないので、諦めて最初からネットで買うのが吉。というわけで、早速元の電気ヒューズを取り外すんですが、電気ヒューズは左右端をスリーブでカシメてあります(↓の写真)。こういう電子パーツならハンダ付けじゃないの?と思うところですが、ハンダは通常180℃~220℃で溶けてしまいます。この温度ヒューズは240℃で中身が溶解して線が切れるようになっているので、この温度ヒューズを仮にハンダ付けしたとすると、温度ヒューズが飛ぶ前にハンダの方が溶けちゃうんですね。なので、この温度ヒューズはスリーブでカシメて配線に接合しています。このカシメてるところをバッサリカットしちゃうのが1番楽なのですが、そうするとケーブルが短くなってしまうので、地道にカシメてるのを開きます。で、カシメてたのを取ったのがコチラ。今回、電気ヒューズをカシメるために、リングスリーブを買っておいた(15個で174円)のですが、小さいのを買ったのですが、思ったよりもリングスリーブが大きかったので、ストックしてあったギボシ(↓の写真真ん中)を切り取って使うことにしました。(上から順に、取り外したスリーブ、今回加工して使うギボシ、大きかったリングスリーブ)電工ペンチでカシメるとこんな感じ。左右両方とも圧着して、耐熱チューブを通したら完成。あとは配線を元に戻して、パネルに組み付けたら完成です。なおったの?早速コンセントを繋いでテストしてみます。レバーを最も高温の220℃に設定すると加熱ランプが点灯し、温度が上昇していきます。時々サーモスタットが働くカチッという音をさせながら温度が上昇して、185℃で加熱ランプが消灯しました。温度は鍋の表面で測っているので、熱が伝わるまでには時間がかかりますから、加熱が終了した後もしばらく温度は上昇を続けます。結果的に214℃付近までいって徐々に温度が落ちていきました。その後、どれくらいまで温度が下がったら再加熱するかと思って待っていたのですが、なかなか再加熱しません。結果的に鍋表面が140℃まで落ちた頃にようやく再加熱が始まりました。かなりおおざっぱな温度管理だということが分かりましたが、まぁ安全を考えればオーバーシュートするよりは全然良いと思います。というわけで、修理完了。残ったのは温度ヒューズ9個と、作業部屋に充満するまるで焼き肉後のような匂い。あと9回は壊れても大丈夫。
Nov 11, 2023
閲覧総数 1062
7
本日の修理は、初めてのお客様、日頃大変お世話になっている会社の同僚からの依頼で、お子さんのオモチャ、京商のダイナソー ランという恐竜のラジコンです。どうやら前進ができなくなってしまったらしい(後退はできる)。どんな動きをするのか調べてみたら、京商が動画を公開していたのですが、凄い動きですな。よく見ると固定されている前足にはタイヤが付いていて、後ろ足が動くという仕組みらしい。実際に動かそうとしてみると、確かにギーギー音はするものの、足は全く動きません。ところが、手に持った状態で動かしてみると、たまに足が動くんです。つまり、地面に置いて抵抗がある状態だと、歯車が負けてしまって動かないで空回りしているという状態。原因は、モーターから足までの間にある歯車の一部が欠損しているとか、歯車の軸の固定が上手くできてなくて歯車どうしが上手くかみ合わず、空回りしている状態ということでしょう。本体を振ってみると、なにやらカラカラ音がして、複数のパーツが中で暴れている音がします。本体を眺めていたら、しっぽの付け根に何やらボタンがあるのを発見したのですが、押してもなにも反応せず。なんじゃこりゃと思って、説明書をネットで検索してみたのですが、Youtubeで個人の方が本製品を紹介している動画を発見。その動画の中にパッケージ裏に書いてある説明書きがあったので、動画を一時停止してチェックしてみたのですが、このボタンに関する情報は書いてありません。気になって京商のWebサイトを覗いてみたら、興味深いレビューを発見。とにかく前進ができなくなるという不具合報告ばかり(涙)。こうなるともう構造的欠陥でしょうね。気を取り直して分解してみましょう。ボディは5つのネジでとまっているので、まずはそれらを取り外します。さらに足の太もも部分のネジを取り外したら・・・足をボディに止めている2か所のネジを取り外します。このうち、小さいネジの方がモーター側に接続している部分です。さらに、しっぽの付け根部分にあるこのネジも取り外すと、ボディの殻割りができるようになります。で、これが殻割りしたところ。作業がしやすいように、基盤に繋がっているスピーカー配線やモーターに繋がっているカプラーを取り外します。これで作業が行いやすくなりました。黒いBOXの周りのネジ6本(3本はボディへの取り付け用、3本はBOXのカバー用)を取り外して・・・ギアASSYをボディから取り外します。すると、ボディ側に2つの破片を発見。さて、こいつはどこから折れたパーツでしょう・・・ボディを観察してみると、見つけました、元あった場所。分解前に「押しても何も起こらない謎のボタン」だった部分です。どうやらロックするためのパーツだったようですね。ボタンを押すと、ロックが外れて、しっぽ部分が取り外せるという構造だったようです。気になったので、同僚にメッセージを送って「元々ボタンを押すとしっぽが取り外せる構造じゃなかったか?」と訊くと、どうやらその通りだったらしい。壊れたのでしっぽ部分を接着したんだとか。なるほど、これは本来ボディを分解する時にしっぽを取り外して分解しやすくするための機構だったんだと思います。それが接着されているもんだから、まるでパズルのようにボディの殻割りをする必要があって、エラく苦労したというのは内緒にしておきます。ただ、まぁ、今回の「前進しない」という不具合とは全然関係ない部分なので、この部分については2つの破片を取り除くだけでおしまい。本来の不具合の原因を突き止めましょう。その2に続く。
Feb 14, 2024
閲覧総数 540
8
本日はカラーボックスの修理。最初は、学童保育で使っているカラーボックスが、ネジ止めしている棚板が割れたってことだったので、棚板だけ持って来てもらうことを想定していたんですが、今時珍しく棚板がダボで固定しているんじゃなくて、ネジ止めなのと、よくよく見てみてたら棚板1枚だけじゃなくて、複数枚壊れていて、簡易的に補修した状態ってことだったので、バラして全部持って帰ってきたらしい。それでは1つ1つのパーツを見てみましょう。カラーボックスのご多分に漏れず、コイツも材質はMDFでした。MDFというのは、木材のチップを粉状に線維化してから成形した板のこと。安いし、エコだし、加工はしやすいんですが、湿気に弱いし、ネジをつけたり外したりしてると、繊維がボロボロになってネジ止めできなくなってしまいます。今回は、おそらく棚に必要以上に重たいものを載せていたか、圧力をかけたのか、横板にネジ止めしていた棚板が、ネジ止め部分を中心に割れちゃっていました。こちらは天板で、割れてモゲた破片をそのまま接着剤で固定してありました。平らにはなっていなくて、接着した部分が盛り上がっちゃってるんですが、割としっかり固定されているので、ここはこのままにすることにしました。こちら(↓)は底板。モゲた部分をテープで止めるという荒業。ただ、これは片側だけじゃなくて・・・横から見ると裏表両方ともダメになっちゃってました。で、こっち(↓)は下から2番目の棚板。こちらが最近壊れたやつで、ガムテでモゲた部分が貼り付けられていました。では、修理していきましょう。修理方法は、いつも通り木屑+木工用ボンドです。ねりねりして・・・壊れたところに埋めます。それだけだと棚板としての強度はないので、上から2mm厚のベニヤ板を接着して、完全に乾燥するまで数日間放置です。裏表両方とも壊れているところも・・・木屑+木工用ボンドを盛って、両サイドをベニヤ板で挟んで固定。この間、余計なテープを剥がします。普通に剥がすと、カラーボックスの色が剥げちゃうので、ヒートガンで温めてテープの粘着力を弱めながら剥がします。で、先程のベニヤ板や周囲の禿げた部分をフラットブラックで塗装。乾燥が完了したのがこちら。結局5日くらい乾燥させました。はみ出た木屑+ボンドはヤスリがけして平らにしてあります。これまでの修理方法では、棚板としては心許ないので、棚板はL字ステーで横板に固定することにします。L字ステーの裏側に両面テープを貼って、位置決めをしたら、ネジでL字ステーを固定。修理しなかった天板も、このままではいつかまた壊れるので、下側にL字ステーで固定。というわけで、完成です。MDFは何度もネジをつけたり外したりしているとバカになってしまいます。以前にもブログに書きましたが、ネジには1本1本クセがあるので、MDF側にもそのクセに応じたネジ穴が形成されているはずなので、かみさんには分解して持ってくる時に、どのネジがどこに使われていたのを全て分かるようにしてもらいました。超メンドクサイ作業だったと思いますが、こういうことが後々生きてくるのです。グッジョブでした。
Apr 18, 2024
閲覧総数 2864
9
さて、ホテルクリスタルパレスでの謎解きを終えた我々夫婦は、翌朝の朝食用のパンを求めて「パン工房ぐるぐる ひたちなか店」へ。名物の奥久慈クリームパンをはじめ、様々なパンを購入して東海村に予約してたビジホへ。ホントはせっかく東海村に来たので、原子力科学館の見学もしたかったのですが、時間がなくて断念。夕飯は東海村にあるイタリアンのお店「トラットリア パラン」。料理はもちろん、スタッフの質も高いお店でした。もっと色々食べてみたいですね。なお、写真はありません。さて、ようやくラリー当日の話です。ホテルを出て近くのコンビニで昼食を購入し、駐車場に戻ってくると、ちょうどTeam Safariの皆さんが目の前の信号で停止。軽く挨拶をした後、我々も集合場所となる白方コミュニティセンターの駐車場に向かいます。6時半過ぎに到着し、7時からの受付を済ませたら、かみさんは指示書の情報をにコマ図に書き込んでいきます。その間、私はゼッケンを車輛3か所(ボンネット / 左ドア / リア)に貼ったり、GoProのセッティングをしたり。外付けのピンマイク用の受信機やピンマイクに充電しておくのを忘れたので、急遽モバイルバッテリーを使って充電。そのモバイルバッテリーも合わせて突っ張り棒にタイラップで固定しちゃいます。ゼッケンを貼り終わったら車検(灯火類のチェック)を行って、ドラミで諸々の諸注意を確認。さらに、かみさんがチェックしたコマ図と指示書の情報を、今度はラリー用のアプリ「Rally Tripmeter」に入力していきます。過去のブログに書いた通り、今回は第1戦で使用した時に気が付いた追加して欲しい機能などを開発者に盛り込んでもらったβ版をインストールしての参戦。実戦でβテストを行います。さて、それらの準備が終わったら、スタートの順番待ちです。今回はゼッケン1番のスタートが9:31なので、ゼッケン19の我々は9:49スタートです。スタートして10.830km先のオドメーターチェックポイント(ODもしくはMCP)で、自車のGPS測位データでは1071km。誤差を計算すると98.9%なので、アプリで補正値を入力。その後、1CPを順調に通過(結果的に誤差-6秒で減点0)したのですが、続く2CP後に初体験の20分のレストコントロール。ずら~と競技車輛が並んで休憩です。ただし、休憩と言っても競技時間内なので、このレスコン20分をアプリ上で処理しなければいけないのですが、やり方が分からん!!そのおかげで、自車が基準タイムよりも遅れているのか、早いのかの判断ができなくなってしまいました。さらに、今回追加してもらった「CP(アプリ上ではTC)通過処理時の速度変更」機能については、ここまでCP通過後の速度変更指示は、実は通過前の速度と変わらないので、アプリ上での操作は必要なかったのですが、CP通過後の1分加算処理と再スタート時のアプリの挙動がなんかおかしい。天候が荒れている所為もあるのでしょうが、GPSは10機以上捕まえているけど、妙に走行距離の測位も動きが怪しい。特に山間部を走っている時に、走行距離が行ったり来たりしてる。第1戦の時はそんなことなくて、優秀な測位だなぁと思ってたんですが・・・。結局、レスコン後の3CPで大量得点(1分23秒差 8点)を貰い、その後の時間走行の処理でもアプリの処理を間違えて訳わかんなくなって、時間調整の停車時にかみさんとあーでもないこーでもないと計算しまくり、結果として「なんかおかしいからさっさと行こう」ということで、4CPでもさらに大量得点(2分38秒差 15点)を頂戴しました。でも、あそこで決断せずに計算通りにあと10分近く待っていたら、とんでもないことになってた・・・。その後、5CPで40秒差(4点)食らって、最後の6CPは申告チェックなので、理論値を計算して提出したのですが、ケアレスミスで1分加算し忘れて減点6点。結果として、トータル36点で、Cクラス7台中6位という成績でした。最後の申告チェックでケアレスミスが無ければ、もう1つ順位が上だったので、密かな目標5位を達成できたんですけどね。という訳で、初参加の前回は90点以上の大量得点を貰いましたが、今回は1/3程度まで減らすことができたので、まぁ、成長したと言えるかな。前回は非常にシンプルなラリーでしたが、今回はアベレージラリーのさまざまな指示の出方を経験することができたので、これで一通り学んだのではないかと思います。今回、いくつかの指示でアプリの処理を失敗したところがありましたが、それらは解決方法が分かったし、「GPS測位のアプリを使ってアベレージラリーに参加する」というお気軽参加方式の限界まで極めたいと思ってます。次回第3戦は、7月20日福島県の東白川郡鮫川村と石川郡古殿町で開催される「MSCCラリー in 鮫川」。参加申し込みは6月21日~7月9日です。
Jun 4, 2025
閲覧総数 235
10
本日の修理は我が家の体重計。年始のスキーのために板のビンディング解放値の調整をしようと思い、家族全員の体重を測ってもらおうとしたら、体重計が調子悪い。手前側面のON/OFFスイッチを押しても反応しないし、上面にあるボタン3つも、一応効くんですが、設定した後肝心の体重が測れません。とりあえず分解するためにひっくり返します(横向きになってます)。右側にある蓋のネジ2本を緩めると、ON/OFFスイッチが出てきます。とりあえずこのまま置いといて、体重計全体をバラします。本体裏には先ほど外したON/OFFスイッチのカバーにある2本のネジ以外にネジで止まっている部分はありません。が、よく見てみると爪が4か所ありますので、これを外します。これで上面が外れました。配線が繋がっているので、この状態で固定しながらカプラー2つを外します。ボタンスイッチ3つと、カプラー2つにコンタクトスプレーを少量吹きかけて掃除します。基盤を取り外すために、赤で囲った部分をペンチで捩じって・・・基盤を取り出したら、こちらにもコンタクトスプレーを少々吹きかけて掃除します。コンタクトスプレー(接点復活剤)はその名の通り接触不良を起こしている時に使用するアイテムで、好んで使う人が多いですが、あまり使うと基盤が腐食してしまうので、使用は最小限に留めて、余分な液体は拭き取った方が良いです。作業が終わったら、基盤を元に戻して固定します。つづいて、側面にあるON/OFFスイッチ。これもスイッチと基盤にコンタクトスプレーを吹きかけて掃除します。で、このスイッチ、どうやってボタンが押されるかと言いますと、このスイッチに被さるバネが特殊な形状をしていて、バネが縮むと二重になっている中のバネがスイッチを押すという仕組みなんです。この内側のバネがあんまり節度が良くないのと、スイッチをきちんと押せてない感じだったので、内側のバネに先端をぶった切って短くしたネジを入れて、スイッチへの設置面積を増やします。試しに仮組した状態でON/OFFスイッチを押してみると、きちんと動くようになりました。そして、ネジを取りつけたおかげで、スイッチの節度が増しました。上の写真を撮ったら、なんか表面が汚かったので、シリコンリムーバーを使って汚れを落としました。これで作業完了。さて、この後スキー板4本のワックスがけです・・・。
Dec 30, 2023
閲覧総数 1850
11
12/29、突然長女のスマホがお亡くなりになった。なんでも「ゲームをしている最中に画面が砂嵐になって、その後画面が暗くなって何もできなくなった」と。年末年始にスマホがないのは不便なので、スマホの修理屋に持っていくことを勧めました。で、修理屋に行った長女から電話で報告がありました。調べてもらった結果、どうやら電力を供給すると、バッテリーには電流が流れているらしいのですが、基盤に流れていないらしい。おそらく基盤の故障で、その場合、中古の同機種を手に入れてから基盤の移植をするので、4万円ほどかかるとか。場合によっては、バッテリーを交換すれば治る場合もあるとのことらしいのですが、バッテリーからの配線が突然死ぬというのもちょっと考えにくいし、バッテリーはまだ十分に残っていたらしいので、仮にバッテリー交換をしても無駄に終わるだろうと思い、作業不要で帰ってきてもらいました。結局その後、買い物に出かけていた私&かみさんと合流し、新しいスマホを買いに出かけたのですが・・・。というわけで、休み中に分解する新しいオモチャを手に入れました。Xiaomi Redmi note 10 Proです。早速分解していきましょう。用意するのは、エタノール。我が家では怪我した時の消毒用に私が子供の頃から家にあるやつですが、今時って「ケガしても消毒せずに、水道水で汚れを洗い流すだけで良い」っていう考えが主流なんですよね。我が家では怪我には使われることがなく、専らアルコール除菌用に使ったりしています。で、そのエタノールを注射器に入れて・・・あ、一応言っておくと、これは工業用の注射器なので、人体に使うやつじゃないですよ。元々ピンポイントで雑草に除草剤を注入するために持ってるやつです。スマホの裏蓋を止めているシールの粘着力を弱めるため、隙間に流し込みます。しばらく放置した後、オープナーを隙間に入れてちょっとずつ広げる → エタノール流し込むを繰り返します。この辺までオープナーが入るようになったらもう一息。最終的にはオープナーよりも厚みのあるピックを使って裏蓋を剥がします。この機種の場合、バッテリーにアクセスするには裏蓋を剥がした後、本体側面を外す必要があるので、側面パーツと一体型になっているフレームを外すため、下側の7か所の金色のネジと、上側8か所の黒いネジを外します。その後、側面のSIMトレーを抜き取って、最も側面フレームが弱いSIMトレーが入っていた辺りにオープナーを入れて、側面のフレームを外していきます。側面のフレームはシールではなく、爪で止まっているので、割れないように注意しながら、パチッ、パチッと外していきます。無事に、側面のフレームが外れました。これでバッテリーにアクセスできるようになります。今回はバッテリーを交換するのではなく、基盤に繋がっている配線の抜き差しをして、「あわよくばスマホが復活したらよいなぁ・・・」という淡い期待を基にした分解なので、バッテリーの下側2か所と、上側2か所にある基盤との接続端子を一度外して、再度付け直してみました。結果的に、やはりこれでも治らなかったので、やっぱり基盤自体が死んじゃったんでしょう。今回の作業は、これで終了(元に戻すけど)。なお、長女には結局同じくXiaomiのRedmi 12 5Gを買いました。ちょうど今月、メモリやストレージがこれまでの倍の8GB、256GBになったモデルが出たばっかりで、秋葉原のヨドバシに目当ての色が1台だけ在庫があったので、そいつをお買い上げ。料金も33,000円程でした。今回壊れた機種よりもAntutuで10万ほど高い45万点ほど。ライトユーザーにはコスパ良いモデルですね。
Dec 31, 2023
閲覧総数 4965
12
かみさんのスマホ(Xiaomi Mi 11 Lite 5G)のバッテリーの減り方が異常らしい。特に残40%になってからの減り方が顕著らしく、そこから10分程度で一気にシャットダウンになってしまうほど。裏でアプリが変な送受信をしてるんじゃないかと思って色々弄ってみたけど、あまり効果がない様子。もともとデビュー(2021年7月)して割とすぐに買ったような気がするので、3年半程度使っていると仮定すると、まぁバッテリーの寿命と言えなくもない。それじゃあ取り合えずバッテリーの交換をしてみますか。Amazonで該当するバッテリーを購入。価格は2,400円ほど。バッテリー単体だともう少しだけ安く買えなくもないのですが、今回購入したセットは工具類が入ってるのと、裏蓋接着用のブチルゴムの粘着テープが付属しているのがポイント。ブチルゴムの接着テープだけ単体で買うこともできるけど、そっちの方が割高なんですよね。しかも、付属のテープは裏蓋の形状に合わせてあるので、作業が楽なのです。さて、スマホの分解を始めるためにケースを取り外してみたところ、裏蓋の一部が膨れていました。どうやらリチウムイオンバッテリーがスマホの中で劣化して膨らんでいると思われます。ケースに入れてるとこういうのに気が付かないのはちょっと怖いですね。それでは、裏蓋を外していきます。裏蓋はブチルテープで接着されているので、それを剥がす方法としては2種類あります。1つは無水エタノールを使う方法。もう1つはヒートガンを使う方法。ヒートガンを使って接着力を弱めて剥がしても良いのですが、過度に暖め過ぎるとスマホに良くないので、ここは安全な無水エタノールを使います。無水エタノールを注射器に入れて、スマホの裏蓋接着部分の隙間にグルっと流し込みます。しばらく放置した後、ピックを使って裏蓋の隙間を広げていきます。バッテリー買った時に金属のピックが入ってましたが、金属だとスマホに傷つけてしまうので、ここはプラスチック製のピックの方が良いです。で、御開帳。バッテリーを外すためにはコネクタを抜かなければいけませんが、コネクタは上部にあるカバーで隠れてしまっているので、このカバーを取り外す必要があります。まずは見えている部分の9つのネジを外します。9つのネジの内の1つに、オレンジ色の封シールが貼られています。バラしたか否かのチェック用ですね。ただ、こちらがバラす前からシールが剥がれていて、残りはどこへ???と思ったら、裏蓋の方にくっついてました。分かんないですねさて、見える9つのネジを外したら、隠れている2つのネジを取り外します。まずは右側。そして、実は左側にもネジが隠れています。全部で11本のネジを外したら、ツメに気を付けてカバーを取り外します。続いて、2か所のコネクターを取り外します。ピンセットとか使って引っかければ簡単に取り外せます。これでバッテリーが取り外せる状態になりました。バッテリーを取り外すには、バッテリー左側にあるAとBの2つのシールを剥がします。で、Aの部分のみを持って、上に引っ張り上げると、バッテリーが持ち上がります。バッテリーは裏面で接着されているので、慎重に少しずつ持ち上げます。じゃないと、液晶割るよ。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルバッテリーが持ち上がったら、右端のみテープで止まっている状態になっているので・・・テープを剥がしたらバッテリーの取り外し完了です。左が古いバッテリー、右が新しいバッテリーです。容量はどちらも一緒。確かに古いバッテリーの方が膨らんでますな。あとは、新しいバッテリーを取り付けるだけ。新しいバッテリーの裏側には両面テープがあるので、それを剥がして、位置決めしてスマホに取り付けます。この時、コネクタにきちんと接続できるように、取付位置を見極めるのがポイントです。ここからは、裏蓋を取り付ける作業です。外した裏蓋には、ブチルテープの破片が残っているので、これを全部取り除きます。で、バッテリー買った時に付属していたブチルテープを裏蓋に位置合わせして取り付けます。ブチルテープを取り付けたら、裏蓋をスマホ本体に取り付けます。ちなみに、裏蓋に貼られているのは、冷却シートらしい。電源が無事に入ることを確認したら、作業完了です。なお、取り外したバッテリーの処分についてですが、不具合のないバッテリーの場合は、最近だと家電量販店などで回収してくれると思いますが、膨らんでしまったバッテリーは回収の対象外です。この場合は、お住いの自治体の指示に従って処分することになりますが、私の住んでいるところの場合は、コネクタを絶縁した状態で清掃工場(の内の1つ)に持ち込むことになってます。
Jan 24, 2025
閲覧総数 3825
13
先月の9月15日に銀婚を迎えました。結婚したのが2000年で、当時は「ミレニアム婚」だとか言われたもんですが、全くそんなことを意図したわけではなく、仕事のタイミングとか、結婚資金だったりとか、色々な要因で2000年に結婚することになったわけです。まぁ、結婚〇年目なのか分かりやすくて良いですけど。当時、9月15日は「敬老の日」の祝日だったので、「結婚記念日がいつも祝日だったらお祝いするのにいいね」ということもあり、祝日に結婚式を挙げたのです(当日の日付が変わったタイミングで婚姻届けを出した)。結局2003年から祝日法が改正されて、いわゆるハッピーマンデー制度がスタート。敬老の日は「9月の第3月曜日」になってしまったので、結婚記念日が祝日という目論見は見事に崩れ去ったのですが・・・(苦笑)。毎年秋はWEC(世界耐久選手権)の第7戦を観戦するために富士スピードウェイに行きますが、昨年のWEC FUJIは9月13日(金)~15日(日)に開催されたので、ちょうど結婚記念日と重なったこともあり、また「折角フランス発祥のレースを観戦するんだから、フランス料理でも食べるか」という安直な考えで、夕食を食べるフランス料理店を探しました。そこで見つけたのが、河口湖の南にあるmieux restaurant。オーナーシェフの大森さんは、都内やフランスで修行した後、2023年8月にご夫婦でオープンしたお店で、とても暖かいおもてなしをしていただけるお店です。地元の食材をベースに料理を提供してくださるのですが、昨年初めて伺った際、「都内だったら相当な結構になるよなぁ」と思えるようなクオリティの料理に、久しぶりにビックリしました。置いてるワインも美味しいんですよ。で、このお店に感動した我々夫婦は、「WEC観戦の時は必ずこのお店で夕食を食べよう」と決めたのでした。で、今年です。WECの日程チケット発売が始まる頃にはお店を予約していたのですが、ふと思ったのです、「今年は2025年だから、結婚25年か・・・」と。結婚25周年と言えば、いわゆる「銀婚」です。もともとウチのかみさんは比較的そーゆーのにはサバサバしているので、これまでも結婚10周年とか、20周年とかでも特に何か特別なイベントをするわけでもなく、プレゼントもしたことが無いと思います。私自身はアクセサリーとか選ぶの好きなのですが、かみさん、子供が生まれてから邪魔だってんでアクセサリー類は一切つけなくなってしまったんですね。銀婚にちなんでシルバーアクセサリー・・・は安いので、一般的にはプラチナのアクセサリーを送ったりしても、どうせ身に着けません。どうしようかなぁ・・・と悩みましたが、シルバーにちなんでカトラリーを送るのはアリじゃないか?と思いつきました。そこで思い出したのが、昨年mieux restaurantに行った時のかみさんの「ここのカトラリー使いやすいね。いつかウチのもコレにしたいなぁ・・・」というセリフ。mieux restaurantで使われてたカトラリーは確かCutipol(クチポール)のだったよなぁ・・・と思い出しながら、Cutipolのサイトを覗いてみると、銀婚のプレゼントにピッタリな、GOA(ゴア) シルバープレーテッドというのがあるではないですか。どうやら、Cutipol初の銀メッキモデルらしく、Cutipolの中では最もスタンダードなGOAというモデルをベースに銀メッキを施しているらしい。(Cutipolのサイトより拝借)桐の箱に入ったギフトボックスになってて、イイ感じじゃん。よし、これをプレゼントにしよう。と思ったのですが、よくよく考えたら、ホントにmieux restaurantで使われてたのがCutipolなのか不安になってきたので、問い合わせフォームを使って背景を伝えた上で、レストランに問い合わせてみました。・お店で使ってるのはCutipolのカトラリーですか?・もし事前にお店にプレゼントを送付したら当日の受け渡し対応可能ですか?すると、すぐにオーナーシェフの大森さんからレスがありました。・プレゼントの事前受け取り可能・お店で使っているのもCutipolのカトラリーで間違いないただし、お店で使っているカトラリーは、一般的なGOAというシリーズではなく、NOOR(ノール)というシリーズだとのこと。公式サイトで見てみると、2つのモデルは全然形が違います。<GOA><NOOR>さて、困りました。持ち手の形状が全然違う。スプーンもGOAが円形なのに対して、NOORは一般的な卵型2つのモデルを実際に手に取って較べてみたい所ですが、一般的なGOAは比較的取り扱っている店舗が多いものの、NOORの方はほとんど取扱店舗がありません。銀婚のプレゼントであることを考えると、シルバーメッキで特別感ががあるGOA Siver Platedの方がふさわしい感じがしますが、かみさんが使いやすいと気に入ったのはNOORです。結構悩んで、実は会社の同僚の女性陣にも何名か相談に乗ってもらおうとしたりもしましたが、結果的には、やはりかみさんが気に入ったものを送るべきだろうと思い、NOORをプレゼントすることにしました。ネットで調べたら、木箱入りのナイフ、フォーク、スプーンにデザートスプーンを加えた4種×6人分のセットがあるのを見つけたので、そちらを注文。プレゼント包装もしてもらったものの、どうやら木箱が大きくてCutipolのロゴが入った紙袋が無いらしい。しかたがないので、プレゼント包装した時点での寸法をショップに教えてもらい、そのサイズが入る黒い紙袋をAmazonで注文。全て届いたのが8月下旬でした。で、その後もmieux restaurantの大森さんとメールでやりとりを行って、9月中旬にプレゼント一式をお店に発送。ブツを受け取ったという連絡も大森さんからいただいて準備完了です。で、当日。予約していた19時ピッタリにお店に。給仕して下さる奥様からは、「今年もレース観てきたんですか?」とお声がけいただき、去年話したことちゃんと記録してるんだなぁといきなり驚かせていただきましたが、美味しい料理とワインを堪能させていただきました。で、デザートの時にプレゼントを持って来ていただいたのですが、お店からもご厚意でプレートをご用意いただきました。今年のWECは長女も一緒に観戦していたので、当然長女も同席していたのですが、現在留学中の長男も来年には来れると思うので、「来年は長男も一緒に来ますね」とお店を後にしたのでした。翌日には大森さんからメールをいただきまして、ホントにいいお店に出会えたなぁ、と。帰宅後にプレゼントしたNOORのカトラリーセットを記念撮影。箱の中には入ってませんが、セットで買ったらCutipolのカトラリーレストもいただけたので、カトラリーレストとセットでも。こういうサプライズ、久しぶりにやりましたけど、予想されちゃうから、一度やったらもう次はできないね。
Oct 12, 2025
閲覧総数 86
14
最近忙しい日々を過ごしているので、どんどん壊れたオモチャが溜まっている状態です。というわけで、一つ目はコチラ。以前にも修理したことがあるのですが、また同じように壊れてしまいました。確か前回はプラリペアでくっつけて、内側からも補強したんだったと思います。今回は、プラリペアじゃなくて、手に入れたばかりの塩ビ用のサンデーシートを使用してみます。液体垂らして、洗濯ばさみで固定。ボディに嵌めるときに無理やりやると、折角接着した部分がまた割れてしまうので、ボディ側をヒートガンで温めて、柔らかくしてから足を入れました。凛々しい立ち姿で何よりです。【公式】サンデーシート接着剤 25mL 注入器付き 溶剤タイプ 硬質塩化ビニール 低発泡塩化ビニール FOREX フォーレックス 仕上がりが綺麗 速乾 溶着 DIY アクリサンデー
Jul 18, 2023
閲覧総数 430
15
本日の修理品はコチラ。鉛筆削りでございます。まだブログに記録を残す前、Facebookで同じ種類の鉛筆削り(赤)の取手の部分を修理(っていうか自作)したことがありましたが、今回は青いやつです。修理箇所はココ。取手の部分がグラグラグラグラに緩んでます。これでも全然使えるし、何ならフレキシブルに動いて使いやすいんじゃないかと思ったくらいなんですが、かみさんに聞いてみると使いにくいらしい。どんだけ使いにくいのかと思い、試しに鉛筆を入れて削ってみたら・・・ハンドル回すと一緒に鉛筆も回っちゃう。これでは鉛筆削れません。まぁ丸い鉛筆を削ろうとしたってのもあるんですが、どうやら鉛筆差し込んでロックするところの保持力が弱ってるらしい。これを直すには、鉛筆を差し込む部分、カニの目玉みたいな所をバラさなければいけません。で、バラすためには、本体の後ろ側、上部の奥にあるネジを緩める必要があります。コレ(↓)は右側ね。ちょっと見難いですが、プラスネジが入っているのが見えるので、ドライバーで緩めます。反対側も、と思ったら・・・オイッ! 誰だ鉛玉入れたやつ(怒怒怒)!!!ピンセットを引っかけて鉛玉を取ろうとしますが、全然取れません。仕方がないので、FREEZE LUBEを使って鉛玉を一気に冷却し、縮小させて取り除けるか試してみると・・・なんとか半分だけ出てきてくれたので、クニペックスのスリップジョイントプライヤーさんの登場です。見よこの口先を。お蔭様で鉛玉を取り外すことができました。で、ようやく分解。蓋を外すとこんな感じ。本来はバネが入ってますが、動作確認のため一旦バネは取り外しています。カニの目玉部分をつまむと、3つのパーツが開いて鉛筆が入れられるようになります。目玉を戻すと、下の写真のように3つのパーツが閉じて鉛筆を保持する仕組みなのですが、どうやら表面のゴムパーツが摩耗していて、隙間ができてしまっています。これは、ゴム部分を交換するしかないですが、そんなもの持ってません。どうしようかと思いましたが、ここは熱収縮チューブを使ってみることに。本来は配線を結合した時の表面処理に使うものですが、この中から一番太いやつを使って、細く切ってパーツに被せたら、ヒートガンで温めます。そうすると収縮するので、チューブがパーツに密着するようになります。これを3つ作れば、それぞれのパーツの厚みが増すことになるので、摩耗分が対策できるかな?と。で、結果的に3つとも作ってパーツを取り付けてみたところ、見事に隙間が無くなりました。これで保持力がある程度保てるでしょう。つづく。
Dec 19, 2023
閲覧総数 2303
16
本日の修理はコチラ、スカパーのチューナーのリモコンの修理です。最近、やたらとリモコンの効きが悪くなってきたので。リモコンの修理は簡単なのですが、チマチマした作業がメンドクサイのでなかなか重い腰が上がらなかったのですが、リモコンが効かないストレスの方が勝ちまして、ようやく着手です。まずは、リモコンのどのボタンの反応が悪くなっているのか改めてチェックします。スマホのカメラアプリを起動して、リモコン先端の送信部分にカメラレンズを向けて、スマホの画面に表示させます。スマホのカメラはリモコンの赤外線が発光しているか確認することができる(できない機種もあります)ので、スマホのディスプレイを見ながら、リモコンの全てのボタンを押して送信部分が発光するかチェックします。その結果、音量調整、録画一覧呼び出し、-スキップ、停止ボタンが発光しにくいことが分かりました。いずれも使用頻度の高いボタンですが、番組表呼び出しとか、+スキップとか、使用頻度が高いのに全く問題ないボタンもありますね。ま、とりあえずやることは決まっているので分解です。リモコン四隅のネジを外して、いつも通りピックを使って分解します。で、バラしたのがコチラ。アレ?すっかり忘れてましたが、過去に直した形跡がありますね。どうりで使用頻度が高いのに反応が良いボタンがあったわけだ。基盤部分はシリコンリムーバーとコンタクトスプレーで掃除します。ついでに、パネルの細かい部分もシリコンリムーバーで掃除。ボタンのゴムシートはぬるま湯と中性洗剤でお掃除。さて、全体的に掃除が終了したところで、リモコン修理の本番です。使用するのは、アルミテープです。リモコンは、先程掃除した基盤に、導電塗料が塗られたゴムボタンの裏が接触することで通電して反応します。経年劣化でこの導電性が失われてくるため、リモコンの反応が悪くなるのですが、修理する方法としては、改めて導電塗料を塗ったり、アルミ箔やアルミテープをボタンの裏に貼るという方法があります。今までの経験上、導電塗料は塗っても密着性が悪くて再び取れてしまうので、アルミテープを貼った方がお手軽で効果の持続性も高いです。というわけで、アルミテープをボタンの寸法に合わせて切り取るため、ボタンのサイズを測ります。過去に修理した際、番組表呼び出しボタンの裏には、小さい3つの正方形のアルミテープを貼って処理していましたが、基盤側を見てみると3つのボタンにする必要はなく、1つの大きなテープで問題なさそうなことが分かります。というわけで、作らなければいけないアルミテープはこの通り。寸法通りにチマチマとアルミテープを切り取って・・・ピンセットを使ってボタンの裏に貼っていきます。扇形の部分は、面倒なのでマスキングテープにマジックテープで型取りして・・・切り取って作成することにしました。こんな感じ。結局、ついでなので問題なかったボタンにもアルミテープを貼りつけておきました。ボタンシートを取り付けてリモコンを組みなおし、動作確認で問題ないことを確認したら作業完了です。
Jan 4, 2024
閲覧総数 2255
17
もう数か月前の話だと思うのですが、会社の同僚からNINTENDO SWITCHのジョイコンの修理を頼まれました。症状は右側ジョイコンのRボタンとZRボタンが効かないということでした。とりあえず動作チェックのためにSWITCHを起動し、ホーム画面から設定ボタンを選択。左カラムの下の方に「コントローラーとセンサー」という項目があるので、それを選択。右のカラムから、「入力デバイスの動作チェック」を選択。で、「ボタンの動作チェック」を選びます。すると、下記のような画面になります。ここで、ボタンを入力すると、青いラインの所にどのボタンを押したかが表示されるというしくみ。で、いろいろとボタンを押してみますが、言われていたZRボタンはちゃんと反応しますが、Zボタンは反応しませんね・・・。ゴミが溜まって接触不良を起こしていることもあるので、エアコンプレッサーで隙間から風を吹き込んでみましたが、その後もZボタンは効かないままでした。こうなったら分解するしかないですな・・・。外側のパネルはY字のネジ4つでとまっているので、これを外します。で、殻割り。バッテリー端子を外して・・・Bluetoothアンテナを引き出します。ネジ3本を外して、バッテリーとZRボタンが固定されているトレーを取り外します。これでZボタンのタクトスイッチにたどり着くことができますが・・・あれ?タクトスイッチがありませんね・・・。よく探したら、ポロっと出てきました。このタクトスイッチ、本来は赤丸部分2か所でハンダ付けで基盤に固定されており、青い部分の3点でプリント基板と接続されているんですが、見事にプリント基板を剥がしてタクトスイッチ本体が脱落しています。落っことしたとか、強くZボタンを押したとかでハンダで固定していた所が取れちゃったんですね。調べてみると、これはNINTENDO SWITCHのジョイコン右側定番の故障だそうです。ホントは、こんな感じで接続されているんですね。ですが、基盤のプリントも剥がれちゃって、タクトスイッチも再利用はできないので、新しいタクトスイッチを購入。これは300円くらいだったかと。ちなみに、このタクトスイッチ、大きさはまさに「米粒大」なんです。子供が使うものにこんな小さな(=壊れやすい)ものを使うというのが、なんていうか任天堂の考えが良く分かりません。正直なところ。で、プリントがダメになっているので、おそらく無駄だろうなぁと思いつつ、新しいタクトスイッチをハンダ付け。この状態でコントローラーを組み立ててみましたが、やはりZボタンは反応しませんでした。そりゃそうですよね、基盤のプリントがやられちゃってるんだから。というわけで、ジャンプさせることにしました。調べてみたところ、このようにジャンプさせれば大丈夫ということだったのですが、残念ながらこれでもZボタンは認識せず。この間、結構な日数がかかってるので、同僚の子供がかわいそうだったので、とりあえず我が家にある買ってから1か月くらいしか使ってない、お眠りになっているNINTENDO SWITCHのジョイコンから基盤を移植して、一旦修理完了して返却しました。あとは、我が家のものになった壊れた基盤をどう修理するか・・・ってところなんですが、なにせ全く使ってないNINTENDO SWITCHなんで、全く修理意欲が湧かず、数か月ほっとかれていたのでした。で、数か月後。ヤフオクでジャンク品の右ジョイコンを入手しました。送料込みで1,200円。このジョイコンは、アナログスティックが壊れていてまともに反応しないというもの。私が欲しいのはRボタンが正常に反応している基盤で、アナログスティックの部分は基盤とは別体なので、問題ナシ。で、GW初日にようやく重い腰を上げて作業開始。早速基盤を抜き取るためにバラしていきます。Rボタンのタクトスイッチは、このままだとまた取れる可能性があるので、周囲をプラリペアで補強しておきます。その結果、バッテリーが載ってるトレーの裏とプラリペア盛ったところが干渉しちゃうので、干渉する部分をカットしてしまいます。あとはそのまま組み立てるだけ。当然Rボタンは問題なく反応するし、スティック部分はもともと手元にあったパーツを使ったので、問題なく動作します。というわけで、修理が完了したところで、再び我が家のSWITCHは深い眠りについたのでした・・・。
Apr 27, 2024
閲覧総数 490
18
先日から修理を始めた電気圧力鍋。前回、「釜底にある温度ヒューズを交換すればOK~」とか言ってブログを締めましたが、実はあれは温度ヒューズじゃなかったというお話。これがそのブツです。温度ヒューズって、以前にも登場しましたが、こんな形なんですね(↓)。どう考えても、今回のブツとは形状が異なります。そこで、Googleの画像検索を行って、これと同じようなパーツを調べてみたところ、ヒットしたのが「CT(高耐熱)サーミスタ」という電子部品。そもそもサーミスタというのは、温度によって抵抗値が変化するパーツのこと。一般的には、温度が上昇すると一次関数(直線)的に抵抗が小さくなります(逆のもありますけど)。抵抗値が変化する=流れる電流が変わるということで、その電流を測定することで温度が分かるということになります。温度管理を行うものには大抵このサーミスタが取り付けられているので、冷暖房器具から冷蔵庫、炊飯器、温度計など様々なものに使用されています。今回の電気圧力釜の場合は、釜底部分の温度を測定するためにこのサーミスタが取り付けられていたということになります。調べてみると、同じ場所に温度ヒューズを取り付けているメーカーもあるので、この辺りは設計時の考え方なのかもしれませんが、バラした感じだと、釜底に温度ヒューズを設置しているメーカーの商品は比較的安価なものが多い印象です。結局、温度ヒューズではなく、サーミスタを交換すれば良いということではあるのですが、ここで大きな問題が発生しました。今回取り外したサーミスタには、刻印が何もないので品番が分かりません。そして、例えばSEMITEC社のサーミスタを見てみると、こんなに種類がある・・・使用温度範囲が異なるのはもちろんですが、-50~250℃のものであっても、抵抗値が異なるものが10種類もあります。この抵抗値は25℃の時のもので、この抵抗値が温度によって変化していくのですが、その変化を表にしたのが下のもの(↓)。見た目はどれも変わらないサーミスタでも、抵抗値が全く異なります。仮に抵抗値が異なるサーミスタを取り付けた場合、当然電気圧力鍋は実際の釜底の温度とは異なる温度と誤認することになるので、出来上がった料理がマトモなものになりません。別途温度ヒューズがあるので、仮に高温になり過ぎても、きちんと電流カットはされるので、大事故になることはないと思いますが、我が家の食卓は大事故になることでしょう。ちょっとお手上げだなぁと思い、SNSのDIY好きが集まるグループでどうやったら通電しないサーミスタの抵抗値が分かるかと質問してみたのですが・・・ジャンク品を1台買ってパーツをはぎ取るメーカーに聞くといったアイデアしか出てきません。そりゃそうです。とりあえず、考えてても埒が明かないので、抵抗値が大きいもの(200kΩ / 25℃)と小さいもの(10kΩ / 25℃)の2種類のサーミスタを購入しました。仮にホントは200kΩのサーミスタを取り付けなければいけないところを、10kΩのものを取り付けた場合、実際の温度よりも高温だと認識(抵抗値が小さい=電流が流れる=高温だと認識)して生煮えの状態で調理が終了するでしょう。逆にホントは10kΩだったはずの所に200kΩのものを取り付けた場合、実際の温度よりも低温だと認識してしまい、調理継続 → 実温度が高温になりすぎて温度ヒューズが飛ぶというシナリオになると思われます。後者よりは前者の方がマシだろうと思い、まずは小さい方のサーミスタを取り付けて実験してみようかと思いました。ここまでが二泊三日の出張中、ヨコハマのホテルの一室で深夜考察していたこと。で、出張から帰宅した翌日、我が家に2種類のサーミスタが届きました。で、取付作業をする前に、改めて取り外したサーミスタをなんとか通電させることができないかと思い、リード線を押したり、引っ張ったり、ぐりぐり揉んでみたりと色々なことをしてみました。少なくとも目視では明らかな断線を発見できなかったので、なんとかなるんじゃないかという淡い期待を込めての悪あがきだったのですが・・・試しにテスターにかけてみたところ、抵抗値の測定ができました。室温27.6℃で、88.4kΩ。さらに室温を下げてみて・・・25.2℃で98.1kΩ。これをサーミスタの表と照らし合わせてみると・・・どうやら104CTで間違いなさそうということが分かりました。というわけで、改めてサーミスタをネットでポチって、現在パーツ待ち。
Jul 13, 2024
閲覧総数 525
19
先日妻のスマホのバッテリーを交換した時に、ふと思い出しました。そういえば、俺のスマホも予備のバッテリー買ってあったな・・・。私は自分のスマホにそんなに性能を求めていなくて、ゲームなんてやらないのでネットに繋がって、音楽が聴けて、写真が撮れて、メールができて、動画が見れて、電話ができればそれでよい。なので、実は新品のスマホを自分のために買ったことが無くて、基本的に子供が機種変した時に、それまで使ってたスマホを譲り受けて使ってます。現在使用しているのは、長男が高校時代に使用していたHUAWEI P30。2019年5月発売のモデルですね。私が使うようになってから2〜3年経ってると思いますが、私が使うようになった時に、念のためと交換用のバッテリーを購入しておいたものの、特にバッテリーの劣化に困ることも無く、なんとなくそのまま来てしまいました。流石に買っておいた交換用バッテリーが勿体ないので、そろそろ交換しましょう。いつも通り、裏蓋を剥がしていくので、無水エタノールを注射器に入れて・・・隙間に無水エタノールを入れて、薄いフラットスパッジャーを潜り込ませていきます。既に裏蓋がバキバキに割れているスマホなので、分解には気を使います。あまり力を入れすぎると、簡単にパキッと逝ってしまうので、無水エタノール使いまくり。なので、今回はヒートガンも使います。ようやく裏蓋が取れました。続いて、本体上部にあるメタルフレームを取り外すため、ネジ9本を外します。9つのネジの内、下の真ん中はシールで封印されているので、封印を取り除いておきます。ネジ9本を外したら、慎重にメタルフレームを取り外します。このメタルフレーム下の赤丸の部分が結構細くて折れやすそうなので要注意です。この部分はメタルじゃなくてプラスチックなので。で、メタルフレームを取り外したら、バッテリーのカプラー(左)と、マザーボードからのフレックスケーブルのカプラー(右)を取り外します。これでバッテリーを外す準備ができました。バッテリー左側にあるオレンジの部分に記載の通り、①、②、③の順番にオレンジのシールを剥がして、③を持ってバッテリーを引き上げます。バッテリーの裏側は全面的に両面テープで接着されているので、ディスプレイ側からヒートガンで温めて粘着力を弱めながら慎重にバッテリーを剥がします。あんまり力を入れすぎるとディスプレイを割っちゃうので気を付けましょう。ここまで来れば、あとは右端の両面テープを剥がすだけ。バッテリー本体が外れたら、スマホ本体に残っているシールを剥がしておきます。はい、ここでようやく交換用バッテリーの登場です。左が古いやつ、右が交換用です。古い方のバッテリーは長年の仕様にもかかわらず膨らんでいることも無く、いたって優秀。バッテリーのカプラーに合わせて位置決めして、新しいバッテリーを接着。その後マザーボードのフレックスケーブルのカプラーも取り付けます。上部のメタルフレームを取り付けたら、スマホ周囲に残っているブチルゴムを綺麗に取り除きます。今回はバッテリー単体を購入していたので、モデルに合わせたブチルゴムはセットに含まれていません。そこで、純正で使用していたブチルゴムの寸法を測ります。2mm幅ですね。というわけで、2mm幅のブチルゴムテープを使用します。裏蓋の周囲にブチルゴムテープを貼りつけて・・・両面テープの剥離紙を剥がしたら、裏蓋を本体に接着。起動確認して作業完了です。2年位前に買ってあった交換用バッテリーですが、電源入れてみたら55%程の充電量でした。意外と持つんですね。
Feb 1, 2025
閲覧総数 361
20
白河駅近くのホテルを6時に出発して、ラリーのスタート地点となる鮫川村の鹿角平観光牧場へ。道中、ほとんど車に会うことなく45分程で到着。7時30分からの受付でゼッケンやらコマ図やらをゲット。それにしても良い天気。今回、ゼッケンはDUNLOPもしくはADVANのどちらかを選択することができるようになっていたので、ここは迷わずADVANをチョイス。ホイールもタイヤもヨコハマADVANですから。黄色いDUNLOPの方が車には映えるんじゃないかとも一瞬思いましたけど。一瞬です(爆)。あ、そうそう車検の時にリアウイングがカッコ良くて気になってましたって褒められた。別に私がデザインしたわけじゃないですけど、やっぱりラリーやってる人には刺さるんだなぁって思った。この間、かみさんはコマ図とにらめっこして、いつも通り色々と書き込んでます。そうこうしている内に8時40分になりドラミ。というわけで、9時50分にスタート。比較的順調に進んでいると思っていたのですが、CP1をクリアしてしばらく走っていた頃、突然かみさんが「速度変更忘れてた!」と。CP1通過時点で22kmhへの速度変更を行った後、本来は9図で27kmhへの速度変更をしなければいけなかったのですが、それを忘れて22kmhのまま走っていたのでした。つまり、本来のペースよりもだいぶ遅い状態です。もうこの時点で車内はパニック。どれ位遅れてるのか、どうやってリカバーするのか、助手席でかみさんが色々計算してくれて、アプリの数値を入れ直したのですが、いらん修正もしてしまって更に混乱。どうしたら良いか分からなくなって、「まぁ前走者に追いついた後で1分差を作ればほぼ間違いないだろう」と思ってペースを上げます。結局次のCP2までに前走者に追いつかなかったので、モロにペナルティを食らいました。そして、2CP通過後に更に前走者に追いつこうとした結果、3CP前には前走者の1分遅れの位置を取り戻しました。が、コレがそもそも間違いだったのです。ラリーではCP通過時刻から所要時間を算出するので、前のCP通過時刻がいつであろうが、その時点でペナルティはリセットされているわけです。なので、ホントは2CP通過後は気を取り直して普通に走れば良かったのです。遅れを取り戻そうなんて考えずに。でも、走ってる時は必死なのでそこまで頭回らないんですな。あとから思えば、前回のラリーの時に学んだはずだったのに。で、その後は特にトラブルなくステージ1を終了。鮫川村の手まめ館駐車場に到着しました。https://youtu.be/UoSv4y386Zo?si=Iu3uURxYGl7iyZEh今回はステージ1が終了した時点でコントロールシート提出だったので、正解表見ながらシート作成。1CPで22kmhに速度変更した後、9図の27kmhへの速度変更を忘れた関係で、CP2で350秒のタイムロス。前述の通り、そこで気持ちを切り替えてリセットすれば良かったのに、350秒の遅れをリカバーしようとして、CP3に向けて-350秒の早着。当然遅着だろうが早着だろうがペナルティは一緒なので、2つのCPで連続して大量得点を貰いました。プラマイゼロなので、リカバー自体は上手くできたとも言えるんですが、要らんことしちゃいましたね・・・(涙)。素直にレスコンカード使うとかすれば良かった。ステージ2のスタートまでに30分以上時間があったので、手まめ館で野菜とかデザートとか買ったりして、気持ちをリセットし、ステージ2に臨みます。今回のコース設定は、ダートの箇所がいくつかあって、割と深い轍でノーマル車高なのにマフラー擦りまくりのところがあったり、「いやいや、その速度設定じゃ走れないだろ!?」とか苦労するところもあったり。で、スタート地点の牧場まで帰ってきて無事にゴール。https://youtu.be/hWE1IjDevuk?si=oRBLUw74vS99jerx結果、ステージ2は初めて正解を出すことができたし、トータル1点減点で終えることができました。いやぁ、ステージ1のミスがなければ結構いいとこ行けたんじゃないかと思いますが、結果的にはCクラス最下位で終わったのでした。走行後は結果が出るまでの間にBBQ。牧場だからかとっても美味しい肉でビックリしました。今回の参加賞。イベント終了後は帰宅して選挙に行かないといけなかったので、挨拶もソコソコに会場を後にし、19:50に無事投票を済ませたのでした(エライ)。翌日はダート走って汚れた(ラリー前から汚れてましたけど)スイスポと、ついでにメガーヌスポーツツアラーも洗車。帰宅して取っ散らかったステージ1の動画見ながら反省会しようと思ったら、何故かステージ1の動画が録画開始直後にブラックアウトして音声しか撮れてない・・・orz
Jul 25, 2025
閲覧総数 154
21
2025年 関東デイラリーシリーズ 第4戦 第51回 ソネットラリー in 日光です。今年から参戦しているJAF公認のアベレージラリーイベントも、いよいよシリーズ4戦目。私ら夫婦が参戦しているのはCクラスという、最もルールが緩い(通常1秒誤差で1点減点 → 10秒誤差で1点減点)クラスですが、要領は分かってきたので、そろそろ5位入賞はしたいなぁというところ(このところ毎回言ってる)。ちなみに、これまでの戦績は8/11位 → 6/7位 → 7/7位と、むしろだんだん成績悪くなってるんじゃないか!?という気がしないでもないですな。貰った点数(少ない方が良い)も、91点 → 36点 → 85点と、改善している気もしません。毎回スタート時点では、「今回はイケる気がする」と根拠のない自信を口にして、かみさんから窘められるという状況ですけど・・・(苦笑)。今回は日光にある大室たかお神社がスタート地点。朝7時前には皆さん集合して、受付開始。受付が終わると、かみさんは早速指示書を読み込んで指示書にいろいろ書き込んでいきます。「毎回コマ図のフォーマットが違う!」と文句言いながら。その間、ドライバーはいつも通りゼッケン等を車体に貼付し、スタッフの車検を受けます。で、8時20分からブリーフィング。今回は、大室たかお神社の全面協力なので、まずは安全祈願のご祈祷をしていただきました。1号車のスタートは9時01分。そこから1分おきにゼッケン順にスタートしていきます。今回我々は、ゼッケン24なので、9時24分スタートのはずなのですが、見ているとどうやら指示書のスタート時刻よりもだいぶ早くスタートしているようです。思えば第1戦のStage 2もどうように、「いつでもどうぞ~」みたいな感じでした。あの時は結果的に大した時間差が無かったし、その差がもたらす影響にまで考えが至らなかったんですけどね。今回は、競技車両の駐車場出口がスタート地点で、その数十メートル先にある表参道との交差地点でセレモニアルスタート(撮影)を行うということでした。で、当初の9時24分よりもだいぶ早い状態で自分たちのスタート順になり、オフィシャルから「自分達の都合でいつでもどうぞ~」ってな感じでスタート。そして、撮影のためにセレモニアルスタート地点で一旦停止。パシャリッ(WRCみたいに両側の窓開けて手でも振れば良かった)で、ラリーが始まったわけなんですが、社内はいきなり大混乱。「早めにスタートしちゃったけど、本来のスタート時間との差はどう考えればいいんだ!?(;´Д`)」アベレージラリーでは、チェックポイント毎に貰うチェックシートを、事前に配布されるコントロールシートに貼付していき、最終的にコントロールシート上で電卓叩いて所要時間を計算したりします。そのベースになるのは、スタート時間。例えば、下記は第3戦 Stage 2のコントロールシートですが、青枠がStage 2のスタート時間。この時はゼッケン1のスタートが9:31で、我々がゼッケン20だったので、スタート時間は9:50というのが公式の通知で、実際その通りに進行しました。そして、緑の枠がStage 2スタート後最初の第6チェックポイントを通過した時に貰ったチェックカード。この差を計算して赤枠内に記入し、協議終了時に配布される正解表に記載されている、「指示書に記載の通りの速度で走った時の理論的なCP6通過までにかかる所要時間」との差を計算するという流れになります。つまり、スタート時間が当初のルールと変更になった場合、このコントロールシートに記載すべきスタート時間は、① 当初予定されていた時間を記載する② 実際のスタート時間を記載するどちらを記載すればよい?という問題が生じます。例えば、当初の予定よりも3分早くスタートした場合を考えます。ルールが①なら、どこかで3分時間をつぶす必要がありますし、②なら何分早くスタートしようが、指示通りに走ればよいだけで、3分の時間調整をする必要はありません。一方、我々がラリコンの代わりに使っているアプリでは、走行ペースを指示する機能が付いていて、画面左側に「SPEED UP」や「SPEED DOWN」といった表示が出ます。これは、そもそもラリーをスタートした時から起算しているものなので、あくまでも上記でいうと②をベースにしたペース指示になります。もし①が正だとした場合、画面に表示されるペース配分通りに走ったら、3分早着になってしまい、大量得点を食らうことになります。さて、どうしたもんだろう。運転しながらいろいろ考えましたが、CPで貰うカードはCP通過時刻なんだから、競技終了後に貰う正解表との差を計算するのは、あくまでも本来のスタート時間起算として計算しないとおかしくね?と。つまり、実際のスタート時間がいつであっても、コントロールシートに記入するスタート時間は、当初の予定通り9時24分というのが正解のはずです。つまり①が正解ということ。じゃあ、我々は何分早くスタートしたんだっけ?こんなことになるとは考えずにスタートしたもんだから、時計なんか見てなかったんですよね。さて、困った・・・。でも、このアプリには現在時刻とラリースタートから何分経過したかの両方の時計が掲示されているので、その差を計算すれば、何時何分にスタートしたのかが分かることに気が付きました(エライ!!)。結果、当初の予定よりも6分30秒早くスタートしていたことが判明。じゃあ、アプリの指示はどう解釈すれば良いんだ!?!?!?!?基本的に、ラリー中はCP通過時点でこの画面上の指示がon timeになるように速度を調整しながら走ります。でも、このままon timeを目指して走ったら、実際には6分30秒早くCPを通過することになってしまいます。さて、どうしましょうと悩んでいる時に、OMCP付近に到着。すると、想定よりも多くの車が並んで時間調整しています。ってことは、早めにスタートしたことによる時間調整もここで兼ねているのではないかと推察。途中、ミスコースした22号車と鯛基準を入れ替える時にチラッと聞いたら、やはりオフィシャルのスタート時間が正とのことなので、我々のスタート時間は9時24分として計算する必要があることが確定しました。ってことは、アプリのペース指示表示が「SPEED DOWN -06:30」と表示されるのを目指して速度をコントロールすればよいだろうということになります。結局、自車がOMCPを踏んだのは、ほぼアプリの表示上はon timeでしたが、その後もしばらくそこに立ち止まっていたので、再スタートした時点ではアプリ上の表示はラリースタートから42分42秒経過した時点。ペース配分表示は「SPEED UP +02:24」でした。で、この表示を「SPEED DOWN -06:30」になるように走るには、かなりのハイペースで盛り返さなければいけません。が、前が詰まっていてスピード出せない・・・。そうこうしている内に、1CPが目の前に現れました。1CP通過時点の画面表示は「SPEED UP +03:09」でした。この時貰ったチェックカードは、10時06分27秒だったので、スタート時間(9時24分)から計算すると、所要時間42分27秒です。しかし、あとから貰った正解表だと1CP通過は45分25秒なので、実は2分58秒早く1CPに着いてしまったことになります。あれ?結局ペース配分表示はどうやって考えるのが正解なの!?(※「SPEED UP +06:30」を目指して走るのが正解)1CPはチェックカード貰うのにも混乱があって、結局処理時間+1分を超えて+2分の状態で再スタート。で、それを目指して走っていたのですが、途中、かみさんが突然「速度変更指示をやり忘れた!」と。そして、突然Trip2のリセットをしようと画面をタップしてしまったのです。それはダメっ!!と言った時にはもう遅かった・・・(涙)このアプリ、デフォルトでは画面上のどこをタップしてもTrip 1がリセット、ロングタップするとTrip 1、2やsection tripなど全てがリセットされるようになっています。今回、1CPの6kmちょっと先に速度変更用の看板PCがあるので、その距離を測るためにリセットしたかったかみさんが、Trip 1ではなく、Trip 2をリセットしようとして、Trip 2のメーターの上をタップ。でも、前述のように「どこをタップしても」Trip 1がリセットされる仕様なので、結果的に次のコマ図までの距離が分からなくなってしまいました。本来なら、どこかをロングタップすればTrip 2はリセットされますが、仕様上Trip 1もリセットされるので、どっちみちかみさんの用途では使えないのです。アプリの使い方を全部私に任せていっこうに覚えようとしないので、こういうことになるのです(怒)。その後は、貰った大量得点をリカバーしたいと気持ちが逸る中、「CP通過したらリセットされるから、リカバーなんて考えないで平常心で走ればOK」と思い直して走行を続けます。1CPを1分遅れでスタートしたことに加え、2CPに向かう時に工事で交互通行に引っかかり50秒ほどロスしたこともあり、初めて遅れをなかったことにできるレスコンカードをどうやって使用するか車内でディスカッション。結局看板PC到着時点で1分45秒遅れだったので、今回は1分(+20秒)のレスコンカードを使用しましたが、それでも2CP到着時23秒遅れだったので、2分のレスコンカードだして、もう少しペースを落として時間調整するってのが正解だったのでしょう。その後も、Trip 1のリセット遅れが原因で2km近くミスコースして前日に夕飯を食べた「とんかつ ステーキ 篠」の方まで行っちゃったりと、なんだかんだで細かくポイント貰っちゃってStage 1終了。今回は西洋料理の名店、日光 明治の館のお弁当を用意してくださいました。某公園の木陰に折りたたみチェアを広げて、舌鼓を打ちました。旨しっ!!で、気を取り直してStage 2Stage 2も皆さん、結構自由な感じでスタートしていきましたので、我々はのんびりオフィシャルなスタート時間になるべく近い形で、キリの良いタイミングで出発。Stage 2も途中でミスコース2回(どちらもすぐに気が付いた)したりしましたが、6CPでは初めて正解表と1秒の狂いもなく、on timeで失点0を達成できたりして、スタート地点の大室たかお神社に帰ってきて競技終了。結果、初めての5位(7台中だけど)を獲得。Cクラス、我々以外みんな1993年のサファリラリーでTTEのST185セリカで日本人初の4位という快挙を成し遂げた岩瀬さん率いるTEAM SAFARIのメンバー。お揃いのチームTシャツが羨ましい。(TEAM SAFARIより撮影した写真をいただきました)TEAM SAFARIの皆さんに限らず、いろんな参加者の方がいつも我々を気にかけて声をかけてくださって、ありがたい限りです。初めて盾をいただきました。
Sep 15, 2025
閲覧総数 178
22
ちょっと風が強かったですけど、土曜日は謎解き。だんだん関東近郊で日帰りで行ける自然溢れる場所での未攻略の謎解きが減ってきてしまったので、今回は珍しく都会です。「兜町探偵局」かつて日本のウォール街と呼ばれた金融の町、日本橋兜町を舞台とした謎解きです。2024年3月22日(金)から無料で配布が開始された謎解き「兜町謎解き街めぐり」がカギになっているもので、こちらは2,200円/キット。無料版の方は所要時間1~2時間ってことなので、より難易度の高そうな有料版の方をやろうというわけです。昼頃に到着してキットを購入し、いざスタート!と中身をチェックしたら、いきなり無料版の方を先にやることを強く勧められ、キットの中にも無料版の謎解きが含まれていたので、まずはそちらからトライ。土曜日の金融の町ってことで、閑散としているのかなと思ったら、意外と人が歩いてて、謎解きをやっている人が7割、残りの3割はどうやら普通に休日を楽しんでいる方々の様子。どうやら兜町は再活性化プロジェクトが進んでいて、レトロな建物を改装したカフェやショップが点在している様子。兜町自体はそれほど大きな町ではないですが、おしゃれなお店は意外とあるなぁという印象でした。オフィス街なので、腰を落ち着けて謎解きをするスペースがあるかが気になっていたのですが、拠点となるKABUTO ONEを始め、各所にベンチがあって、謎解きスペースには困らなかったです。途中、東京オリンピックに合わせて、用地買収のコストと時間を節約するために川の上に通した首都高を眺めたり。最近は「川の上に道路作って景観が・・・」とか言われることが多いですが、当時、日本橋川は水質汚染が酷く、「こんな汚い川はさっさと暗渠にしてほしい」と言われてたんですから、時代は変わりましたね。首都高銀座線が走る元築地川は、干拓して川床に首都高を通したわけで(だからあんなに地を這うようにウネウネしてる)、それと比べれば川が残ってるんだからマシなのになぁ・・・とか謎解きしながら考えてました。当時の事情とかはこの辺りの文献を読むと面白いかもしれません。かつて金融の町として栄えた兜町は、証券取引が電子化され、東京証券取引所「立合場」が閉鎖されたりして活気を失っていましたが、現在は再開発中。今回は謎解きに集中するため、ほとんどお店には寄りませんでしたが、ゆっくりと休日を過ごすには良い街なのかもしれません。さて、肝心の謎解きの方は、18:30頃まで現地で実施し、その時点でおおよそ70%の進捗。そこから先は自宅でも対応可能ということだったので、帰宅しました。その後、翌日昼過ぎまであーだこーだやってようやくクリアしました。今回の謎解きは「街ハック」というところのイベントでした。初めての会社で、謎解きのパターンが読めませんでしたが、全体的に非常に面白い謎解きでした。この会社の謎解きは他にも面白そうなのがあるので、近いうちに改めてチャレンジしたいと思います。
May 12, 2024
閲覧総数 1235
23
本日のDIYは、かみさんにお願い。ここ数年、家族でスキーに行く時は、片耳にヘッドセットを装着し、LINEのグループ通話しながら滑ってます。滑りながら、次に進む方向指示ができるし、後ろから速い人が来るとか、ブッシュ出てるとか、雪面の状態を伝えたりとかできるので、大変重宝します。それ用のアイテム(BONXとか)もありますけど、わざわざそんな高額なの買わなくても、Amazonとかで1個2,000円位で売ってるイヤホンマイクを買って、LINEとか使えば十分です。むしろ、学生のグループとかがやってないのが不思議でしょうがない。友達と滑ってるときなんか、絶対楽しいのに。という訳で、大変満足していたのですが、昨年から私はスキー用にヘルメットを導入しまして。そしたら、このヘッドセットだとイヤーパッドと干渉して、痛くてとてもじゃないけど装着してられなくなってしまいました。昨シーズン中、どうしようか悩んでいたのですが、今シーズンがスタートするのに合わせてようやく方法を決定。バイク用のBluetoothインカムをスキー用ヘルメットに仕込むことにしました。もともとバイク用のインカムは、スピーカー部分をヘルメット内の耳の近くに両面テープで接着して使用することを想定した作りになっているのですが、このスピーカー部分を、スキー用ヘルメットのイヤーパッド部分に仕込もうとう魂胆です。ホントはイヤーパッド部分の穴にスピーカーを通せればよいのですが、スピーカーの方がサイズが大きいので、穴から通すことができません。実は昨年中にはバイク用のを仕込むことは決定していたものの、この穴から通せる小さいスピーカーのものを見つけることができずに断念していたのでした。結局、小さいスピーカーのものは見つけられなかったので、イヤーパッドの縫製を解いてインカムを仕込むことに。そこで、ここからの作業は裁縫の得意なかみさんにお願い。イヤーパッド後端の縫い目をほどいてそこからスピーカーを入れて・・・配線は後頭部側を通して・・・マイクは左のイヤーパッド前端の縫い目をほどいて、そこから突き出して完成。安全性を考えると、あんまり長い突起物を出したくなかったのですが、マイク部分はフレキシブルに動くので、仮にすっ転んでも顔にマイクが突き刺さるようなことにはならないのではないかと。ゴーグルも付けてるしね。完成後試しにスマホと繋いでみましたが、今までの片耳イヤホンマイクよりも音質も良いし、ヘルメット被っても耳への圧迫感もありませんから大丈夫でしょう。妻よ、ありがとう。
Dec 23, 2024
閲覧総数 585
24
ある日、かみさんが「駐輪場の屋根にでっかい穴が空いてるから直して欲しい」と。我が家の駐輪場は、以前組み立てたサイクルハウスなのですが、南榮工業 サイクルハウス 2台用-GU 間口 0.94m 奥行 1.8m 高さ1.57 南栄工業 4984665141789【GS】( 自転車置き場 家庭用 収納 屋外 雨よけ サイクルポート 駐輪所 自転車用ガレージ サイクルガレージ)どういうことか意味が分からなかったので詳しく聞いたところ、どうやらカラスか何かが屋根(カバー)の布を突いたのではないか?とのこと。確認してみると、確かに大きな穴が空いてました。で、穴の周囲を見てみると、確かに嘴で突いたか、あるいは足の爪で開けたか、複数の小さな穴が空いてました。まぁ、開けちゃったものは仕方がないので補修しますが、名に使って補修するか悩んだ挙句、今回はテントやタープなどを補修する時に使用するテープを使うことにしました。買ったのはAmazonで売ってたコチラの商品。汚れを落とすためにシリコンリムーバーで拭き取った後、適当な長さにカットして表側からと裏側からテープを貼りましたが、かなり強力なテープです。間違って他の所に貼ってしまったら、剥がすときに貼った場所が破れるんじゃないかと思うくらいです。これでしばらく様子を見ますが、きっとまた鳥が悪さするんだろうなぁと思います。
Jul 10, 2025
閲覧総数 248
25
本日入院してきたのはドライヤー。パナソニックのinonity EH-NE36です。パッと見どこも壊れているようには見えませんが、折り畳み式のグリップの関節部分が壊れてて、ロックできないという症状。整形外科の領域です。ビニテとかでグルグル巻きにしないと使いにくくてしょうがないですな。そもそも持ち主がドライヤー後部のメッシュ部分に溜まった埃を除去するために分解したものの、再び組み立てたらグリップのロックが効かなくなってしまったということでした。ドライヤーの後部のメッシュ部分って、分解清掃しやすいように作ってくれればいいのに、意外とそうなってないの多いですよね。コスト削減のためなんでしょうけど。再組立て後にグリップのロックが効かなくなったって聞いたので、ロックに使ってるベベルギアとかクラウンギアを裏表逆につけちゃったとか、そういうシンプルな原因なのかなぁ?とか思いながら、ひとまずグリップを止めている2本のネジを外します。で、バラしてみると、ベベルギアとかが使われているわけではありません。一瞬パーツ無くしたのかな?とも思いましたけど、他のパーツが入る隙間はあまりなさそう。グリップ側はこんな感じ。なんかカビが生えてて汚いので、シリコンリムーバーで清掃します。で、じっくり見ると、リボン(っていうか飴玉?)みたいな形しているところ、片側が潰れてますな。パーツがきちんと合ってないのに無理やり嵌めようとしてつぶしちゃった感じです。でも、この破損がグリップのロックができなくなるような原因とは思えません。というわけで、軸側の方をもう少しじっくり見て、どのような仕組みでグリップがロックするのか考えてみます。青い部分がストッパーになっていて、樹脂製のリングがこれ以上先に回らないように抑える役目のように見えます。その他の赤い3つの部分は傾斜になってるので、リングが回って、傾斜を上って溝に落ち、ストッパーに当たってこれ以上先に進まないという構造なのかな?う~ん、でもなんかおかしい。その理論だと、反対側に回転した時、つまり対角線側にも同じようなストッパーがないとおかしいです。しかも、それだと180度回転することになるので、せいぜい90度ぐらいしか動かないはずのグリップの可動域と合いません。ということは、この考えは違います。さっき見たように、グリップ側には穴が開いている部分がいっぱいある(↓)ので、やっぱりこの穴を使って何か他のパーツを嵌めるのかな?軸側にあった樹脂のリングをグリップ側に嵌めてみます。樹脂のリングの外側には二か所、赤い部分にコブがあります。このコブがある所為でグリップ側の緑の部分や青の部分を越えて回転するのはちょっと難しそう。そして、リング内側の黄色い凸部は、グリップ側のオレンジ色のリボンに当たってこれ以上回転しないようになってます。でもちょっと待てよ?一見、赤い部分は緑や青の部分を越えることができないようになってるけど、仮にリングがしっかり固定されていれば、リング自体がある程度たわむから、緑や青の部分を越えることはできそうです。緑や青の部分に穴が開いているのも、ある程度柔らかさを持たせて、赤い部分が通過する時に凹むようにするためと考えられます。つまり、グリップを開いたり閉じたりする時に感じる「コクッ」というクリック感は、赤い部分が緑や青を通過する時の感触だと考えられます。おそらくこれがグリップを可動させる時にロックする仕組みで正解でしょう。上がグリップを開いている時、そして下がグリップを閉じている時のリングの位置です。グリップを閉じる時にリングが回転し(実際にはリングは固定されてて、動くのはグリップですけど)、赤いコブが緑→青の順で超えていくのが分かります。これで分かりました。つまり、軸側(↓)の傾斜だと思ってた赤い部分は、本来青と同じストッパーがあったはずで、合計4つのストッパーでリングが動かないように固定していたということです。今回は、このストッパーが3か所破損してしまったのでリングが動くようになってしまい、本来のロック機構が働かなくなってしまったということですね。ここまで分かれば後は簡単。毎度おなじみプラリペアの登場です。プラリペアを使って破損したストッパー3つを作ります。まずはプラリペアを山盛りにして・・・10分程待って固まったら、リューターで削ってストッパーを作成し、リングを固定します。ここでリューターで削るのは、グリップ側にあるリボン部分が干渉しないようにするためです。必要以上にストッパーを大きくしてしまうと、グリップ側にあったリボンの部分が干渉して、可動域が狭くなってしまうので、残っている1つのストッパーと同じ大きさにするためにリューターで削るのです。ホントはカッターで整形できればよいのですが、プラリペアは硬化するとカッターの刃が通らないくらい固くなるので、リューターやヤスリで削るのが1番早いんです。ついでに、グリップ側のリボン部分、壊れている赤丸部分もプラリペアで修正します。こんな感じ。オマケに、グリップ部分の破損していた所も・・・プラリペアで埋めてあげます。というわけで、作業完了。グリップはちゃんと2段階のロックを備えて可動するようになりました。さてさて、今回かなり中のパーツが壊れてました。おそらく、清掃して組み立て直した時に、パーツが上手くハマってないのに無理矢理グリップ部分を嵌めたんじゃないかな。でも、私が分解した時にはパーツの破片は残っていなかったので、ロックが壊れた後で再びグリップ部分を分解して修理を試みたけど、そこで破損しているのに気がついたという感じだと思います。この手の破損にはプラリペアが効果的ですけど、知らないと絶対に治せると思わないでしょうから、修理は諦めてたんだろうなぁ。いやぁ、楽しかった。今回は「モノをじっくり見て構造や仕組みを推察する」という私の大好きな工程をじっくり堪能することができました。パーツが揃ってない、壊れてる、あらゆることを念頭に置きながら本来の仕組みを考察するのはホントに楽しかったです。謎解きみたいなもんですな。ロックかかるから開かな〜い。
Nov 18, 2023
閲覧総数 928
26
本日のDIYは、先日の「チクタクバンバン」の修理で、古いオモチャのジャンク品を安く手に入れて、修理して使うというのが、思いの外上手くいったので、その第二弾です。今回は、ヤフオクでジャンク品として出品されていた「ゲームロボット50」。ちなみに落札価格は800円。送料込みで1700円くらい(送料の方が高い)。私が小さかったころは、「ゲームロボット9」というのがあって、その後スリム化した簡易版の「ゲームロボット6」というのも発売されたように記憶しています。私自身はゲームロボット9で遊んでました。我が家の子供が小さかった頃、私の弟がゲームロボット21をプレゼントしてくれて、子供たちも夢中になって遊んでました。その後壊れてしまったので捨てたのですが、今思えば直せばよかったなぁ・・・と思ったり。そんなわけで、今回ヤフオクでジャンク品を落札したわけです。なんか、昔のは結構大きかったと思うのですが、手元に届いたゲームロボット50はとても小さくて、軽くてビックリ。技術の進歩はこんな所にも現れるんだなぁと思いましたよ。というわけで、早速バラしていくわけですが、ひっくり返してみると、電池ボックスのネジの他は、本体左右にネジがあるだけ。2か所のネジ止めなんてことはあり得ないので、他は隠しネジですね。隠しネジがどこにあるか探していくと、第一候補がいきなりビンゴ。滑り止めのゴム製の足を取り外すと、その下にネジが眠っていました。ゴム足は両面テープや接着剤で固定されていることもありますが、今回の場合ははめ込み式でした。親切設計ですな。他にも隠しネジがないかと思って、裏に貼ってあるシールを全体的に指でなぞって、穴が隠れてないか探してみますが、ここにはありませんでした。結局ネジは全部で2+4で6か所。で、殻割りしたのがコチラ。電池ボックス用(上)と、スピーカー用(下)の配線が繋がったままなので、電池ボックス側とスピーカー側の配線をハンダを溶かして外します。このジャンク品、そもそもそれほど壊れる要素がないので、おそらくスイッチ関係か、電池ボックスの配線が怪しいなぁと思っていたのですが、まずはスイッチをチェックです。下の写真の2つのネジの間にある5か所のハンダ付けが、スイッチのパーツが繋がっている部分。試しにテスターを使ってみると、左右端で電流のが流れますけど、真ん中3か所は「真ん中+左」も「真ん中+右」も無反応。なんかおかしいなぁと思って、基盤自体を取り外して、表側をチェック。左右端はスイッチを固定するためのハンダだったので、電流が流れるのは当たり前。問題は3か所にきちんと電流が流れるか?なんですが・・・表側を改めてテスターでチェックすると、スイッチの動きに合わせて、「真ん中+左」も「真ん中+右」も電流が流れることが確認できました。どうやら裏側で電流が流れなかったのは、接点が劣化しているからっぽい。それではってことで、基盤の表側をチェックして、劣化してそうな部分を全てコンタクトスプレーを塗布した綿棒でゴシゴシ掃除。その後、電池ボックスの配線、スピーカーの配線を再びハンダ付けして、本体を元に戻した後で電池を入れてみたところ、問題なく遊べるようになりましたとさ。
Feb 23, 2024
閲覧総数 295
27
本日の修理は、卓上ベル。チーンって鳴らすやつです。こいつが鳴らないので直してほしいというのが今回の依頼。よく見ると、ボタンが完全に下に下がっている状態です。これではそもそもボタンが押せません。文字通り、「チーン」ってやつです。Ωヽ(-“-;) で、ひっくり返してみるとこんな状態。L字型のステーにクラッパー兼オモリがついてるんですが、このL字型のステーが妙に鋭角になってます。そもそも、この卓上ベルがどういう仕組みで音が鳴るかというと、片側にクラッパー(ベルに打ち付ける部分)兼オモリがついているL字型のステーが軸に固定されている状態で、1. デフォルトでは、オモリが下に行くので、ステーの反対側がボタンを押し上げている2. ボタンを押し下げると、軸を中心にステーが動くので、クラッパーがベルに打ち付けられて音が鳴るという仕組みなんです。ところが、現在の状態は、下の図のようにクラッパーがついてるステーが鋭角なので、クラッパー(オモリ)が自重で真下にある状態でもボタンを押し上げることができておらず、当然ボタンが押せないので、クラッパーでベルを打つことができないという状態です。なので、ステーを曲げて角度を広げてあげれば良いわけです。こうすると、クラッパーが自重で真下に来た状態で、ステーの反対側がボタンを押し上げることができるので、ボタンを鳴らすことができます。これで完成♪と思って、何度か鳴らしていただら、だんだんボタンの戻りが悪くなってきてしまいました・・・。改めてひっくり返すと、またステーが鋭角に戻ってます・・・。しかたがないので再びステーを曲げなおすんですが、結局何度か使うとまた元に戻っちゃう。これ、もうステンレス製のステーが何度も曲げられることによって劣化しやってるんですね。結局、何度か繰り返しているうちに、ポキッと折れました・・・(涙)。(スミマセン、写真撮り忘れてた)本来でしたらここで終わってしまうところですが、よくよく考えたら、これで金属疲労を起こしてた部分はなくなったので、金属どうしを瞬間接着剤でくっつけて、良い感じの角度で固定できればOKじゃんと気が付きました。というわけで、ちょうど良い角度で固定できるようにガムテでクラッパーを固定しながら瞬間接着剤で固定です。結果、見事に直りました。何度鳴らしても壊れないし、どうやら大丈夫っぽいです。
Apr 7, 2024
閲覧総数 1525
28
かみさんが、「衣類乾燥機が壊れた」と。あまり使うことがない衣類乾燥機ですが、雨が続いた時なんかはお世話になっています。その衣類乾燥機、前日までは動いていたのに急に動かなくなったと。というわけで、本日は乾燥機の修理です。モノは、RinnaiのRDT-30A。症状としては、電源は入り、スタートも可能なのですが、スタート後10数秒すると、ブザーが鳴って、標準、終了ブザー、燃焼の3つのインジケーターが点滅してしまう状態。本来なら湯沸かし器が燃焼する時のように、「チチチチチ・・・」という音がして着火するところですが、どうやら着火しないらしい。それでもドラムは回転し続けるようなので、自分で電源offするしかないという感じです。まず、この3つのインジケーターが点滅している状態が何を表しているのか取説を調べてみると・・・該当するものが載ってません・・・(涙)。まぁ、どうせ「修理が必要だから販売店に連絡しろ」ってことなんでしょうけど。とりあえず、できるところから始めますか、というわけで、ドラムの中の糸くずフィルターの清掃から。こんなに綺麗に真っ白になるまで糸くず溜まってるとか、なかなか無いわ。一応吸気フィルターの方も清掃しておいて、あとはこの状態では作業がしにくいので乾燥機をフレームから外して作業場に持っていきます。アース線やガス栓、電源ケーブルを外して、排湿ホースを天板から取り外します。乾燥機はフレームにボルト4本で固定されているので、ボルトを外したら本体を作業場に持ち込みます。さて、作業場に持ってきました。まずは点検扉を開けてみましょう。扉の裏には配線図が貼り付けられていましたが、今回はこれは無視。白いボックスの中に基板がありそうなので、蓋を外します。思った以上に複雑な配線が出てきました。とりあえずカプラーの接点不良を疑って、全てのカプラーを抜き差しした後、電源を入れて運転を試みますが変化なし。では、全てのカプラーを外してボックスを取り外しましょう。カプラーは全て大きさが違うので、取り違えて挿し間違えるということはないです。基板は完全に防水対策がされていて、直接アクセスすることができませんので、とりあえず目視チェックして、問題ないことを確認。というわけで、ボックスを元に戻して再度電源を入れてスタートしてみましたが、当然変化なし。ただ、ドラムが回転している状態で点検ボックスの中を覗いていたら、ふと気が付きました。あれ?なんかプラプラしてる・・・というわけで、今度は背面からアクセスを試みます。裏蓋を止めているビスを全て外してみると・・・切れた丸ベルトがプーリーにぶら下がっています。コイツが原因ですね。というわけで、丸ベルトを購入するために、サイズをチェック。直径5mm、長さはおよそ800mmでした。ところが、ネットで調べてもちょうど良いサイズのベルトがありません。こうなると自分で溶着するしかないなぁ・・・と思って調べてたら、まさに溶着して自分の好きな長さで輪っかを作るもんらしい。というわけで、切れたベルトを溶着させます。両サイドをライターで炙って溶かして・・・ズレがないように注意しながら圧力をかけてしばらく放置。しばらく放置させたのち、引っ張っても切れないのを確認したら、はみ出た部分をニッパーでカットしてある程度均したらOK。で、修理した丸ベルトをプーリーに取り付けます。まずはスナップピンを取り外して、フレームを取り外します。2つのプーリーにベルトを通したら、フレームを組み付けてスナップピンを戻します。あとはバラした部分を全部戻して、乾燥機をフレームに設置し、動作確認したら作業完了です。
Oct 27, 2024
閲覧総数 850
29
手近な記録媒体の中で最も高寿命なのは「紙」であるというのは比較的有名な話ですが、とは言え全てを紙媒体で保存してたらとんでもなく場所を取るわけです。また、動画や音声は紙媒体で保管するのは難しいので、それなりのメディアを使って保存するわけです。ところで、「2025年問題」というのを聞いたことがある方はどれくらいいらっしゃるでしょう?VHSのビデオテープが隆盛を極めた1990年代。その末端からビデオテープの寿命と言われている25年が経過し、そろそろビデオテープが寿命を迎えるのが2025年と言われています。既にビデオデッキを持っている方も少なくなっていると思いますが、仮にデッキを持っていても、テープの劣化によりまともに再生できなくなってくるタイミングが遂にやってきたわけです。元々我が家にはそれほど多くのVHSテープがあるわけではありませんが、それでも結婚式の時の映像とか、かつての自分のバンドのライブ映像とかがVHSテープで残っているわけです。コイツをいつかデジタル化して保管しなきゃなぁと思っていたのですが、2025年になりましたので、いよいよ重い腰を上げました。なお、CD-ROMやDVD-Rに残しても、保存状態によっては寿命はせいぜい10~20年程度ですから、ここはデジタルファイルをサーバに残しておくのが一番なんじゃないかと思います。というわけで、幸い数年前に他界した祖母が使っていたビデオデッキを捨てずに残していたのでそいつをPCに接続してデジタル変換したいと思います。購入したのはコチラ。Amazonで2,500円程度のアイテムです。パッケージの中には、RCA(S端子も付いてる)→USB変換ケーブルと、専用ソフトが入ったCD-ROM、それとソフトの設定の仕方が丁寧に書かれている超親切な取扱説明書。専用ソフトのOBSはCD-ROMに入っていますが、webサイトから無料で最新版がダウンロードできるので、インストールしておきます。で、早速PCとビデオデッキの間にコイツを噛まして接続してOBSを起動。細かな設定をいろいろとできますが、全て説明書にどの項目をどのように設定すればよいか書かれているので、その通りに設定すればOK。ホント、かつてこれほど親切な説明書があっただろうか?というくらい丁寧。Amazonのレビューにも似たようなコメントがありましたが、確かに納得です。で、全ての設定が完了した後、早速キャプチャしようとビデオテープをセットして再生ボタンを押してみますが、ビデオデッキがウンともスンとも言いません。あれ?試しにリモコンを使ってデッキを動かしてみたところ、こちらは反応しました。どうやらデッキ本体のボタンが死んでいるっぽい。というわけで、リモコンで操作をしたのですが・・・テープが絡んでビデオテープを引き出せなくなってしまいました(涙)。ビデオデッキを使っていれば誰でも一度は経験したことがあるでしょう。久しぶりのトラブルですが、なんだか懐かしいですな。こうなると無理矢理ビデオテープを引っ張り出してテープを引きちぎるしかなくなってしまいます。流石にそれは困るので、ビデオデッキを分解してテープを取り出すと同時に、不具合を修理しちゃいましょう。まずは天板が固定されている3つのネジを外して、天板を取り除きます。下の写真は絡まってたテープを解いて、ビデオテープを取り外した後ですが・・・デッキのボタンを修理するため、正面のパネルを取り外します。正面のパネルは上側4か所、下側3か所の爪で止まっているので、まずは上側を取り外して・・・下側も取り外します。正面のパネルが取り外せました。再生ボタンなどは全てタクトスイッチ。おそらく接点不良なので、コンタクトスプレーを吹きかけて何度かタクトスイッチを押し込みます。ビデオテープが絡む原因は、多くの場合そのテープが通る時に接触するヘッドや、全てのローラー、ブレーキの類の汚れが原因なので、全て無水エタノールを染み込ませた綿棒で磨きます。昔はクリーニングテープなんかが売ってましたけど、流石に手持ちでは持ってないですし、クリーニングテープを入れても動かせないですからね。で、清掃が終わった後で、蓋をする前にビデオテープを入れて動作チェック。タクトスイッチ、テープ送り共に問題ないことが確認できました。という訳で、これでようやくビデオテープをキャプチャすることができました。以下、キャプチャする際のポイントを。説明書の設定のママだとキャプチャ中にPCの音も拾ってしまうので、他の作業をすることができません。それを避けるために、デスクトップ音声をミュートしておくのがポイントです。あと、デフォルトだとMKVファイルになってしまいます。高品質かつ、複数の字幕や音声にも対応したコンテナ型のファイル形式ですが、まぁ、家庭で録画していたVHSをデジタルに変換するにはあまり必要なファイル形式ではないので、一般的なMP4形式に設定変更しておいた方が良いでしょう。あと、高品質にするとファイル容量がバカでかくなります。30分番組で3GB超えますから注意です。
Jan 5, 2025
閲覧総数 1025
30
今回のオモチャ(?)修理はコチラ。Panasonic フェリエ フェイス用。もはやオモチャですらないですな。かみさんの職場の同僚のものらしいのですが、どうやら1,2回使ったら動かなくなってしまったらしい。ご本人は新しいのを既に購入しているらしいのですが、「いつもオモチャばかりだから、たまには毛色の違うものを・・・」ということらしい。なんか、舐められてんの?まぁ、暇つぶしにはなるだろうから構わないけど。で、早速パッケージを開けてみると、何やらパーツがバラバラと落ちてきました。替え刃のパーツらしいのですが、調べてみたところ本来はこんなにバラバラになっているものではなくて、アッセンブリーになっているものらしい。どうやらご本人が修理しようとしてバラしたか?まぁ、パーツをじっくり見れば、どこにどうやって、どういう順番で組み立てればよいかは分かるので、こちらはアッサリ元に戻しました。で、問題は本体の方です。確かに、電池を入れ替えてみましたが、ウンともスンとも言いません。まぁ、こういう場合は大抵接触不良だろうなぁとアタリをつけて、本体をバラします。バラしてみると、過去に使った形跡(毛)がパラパラと入ってましたが、それがモーターに絡みついてるなんてことはなかったので、とりあえずエアーで吹き飛ばしました。歯車を取ってみると、偏心になってます。なるほど、これで歯を動かすわけですね(まぁ、想像通りでしたけど)。なんか金属パーツに緑青が浮いてますな。ってことは、これ水洗いした時に水が侵入したことで動かなくなった可能性がありますな。取り敢えずスイッチのON/OFFでどのように電気が流れる仕組みなのかをチェックして、モーターを取り外し、金属パーツはコンタクトスプレーで洗浄。モーターを手で回してみたところ、なんか引っ掛かりがあって、いまいちスムーズに動かないので、モーターの中にもコンタクトスプレーを流し込んで、しばらく手動でモーターを回しました。その後、モーターが動くかどうか直接電池と繋いでみましたが、問題なく動作することが確認できたので、モーターが壊れているわけではないらしい。そうすると、やはり接点不良ですかね。その後、モーターをもとの位置に戻して電池を入れてみたら、問題なく動作しました。というわけで、本体を元に戻して替え刃をきちんと取り付けて作業終了。
Sep 23, 2023
閲覧総数 931
31
今回のオモチャ修理はパープレクサス。名前聞いてもピンとこない方も、子供をお持ちの方なら見たことがあるかもしれません。透明なプラスチック球の中に、トリッキーな立体迷路が組まれているもので、球体をグルグルと回しながら、中に入っている金属球を迷路のスタートからゴールまで導くオモチャです。で、その迷路のパーツに壊れているところがあるらしい。しかも異なる2つの球体の内、どちらの球体が壊れているのか分からないとのことで、2つ持ってこられました。壊れてない状態を知らないのに、壊れているのと壊れてないのの2つを渡されて、壊れているところ探せというなかなかの無茶ぶりです。とりあえず、2つをじっくりと眺めてみます。水色の方は3D迷路に可動ギミックはなく、特に壊れているところもなさそう。ホントはこの水色の方が壊れていれば、殻割り楽っぽいのになぁ・・・と思いながら、紫の方を見てみると・・・あぁ、66番のバケツのヒンジ部分が外れてて動かなくなってますね。どうやらこれを直してほしいというのが今回のリクエストだろうと判断しました。ということは、この紫のを殻割りしなければいけないのですが・・・あぁ、ピッタリ接着されてて、殻割りに苦戦しそうな予感しかしません・・・(涙)ちなみに私が普段使っている殻割りの道具はコチラ。厚さが色々ありますが、一番手前のヤツが一番薄くて、0.1mmです。あまりにも薄いので力は入れられませんけど。あと、ピンクっぽいのは昔から使ってるギターのピック。JIM DUNLOP製の1.14mm。一番使うのはトライアングル型のピックっぽいヤツ(ピックじゃない)で、金属製で適度な厚みがあって力を入れやすいのが◯。で、最初はこれらの道具を使おうとしたのですが、そもそもピッタリ接着されちゃってるので、道具を入れる隙間がありません。仕方がないので、まずは刃の細いデザインナイフでカッティングラインを入れた後で、カッターで地道に殻割りしていきます。殻割りにはかなり力を使うので、手元が狂ってもケガしないように防刃指サックを使います。滑るから若干やりにくいんだけど、ケガしたくないですから。こういう時、超音波カッターがあると楽なんだろうなぁと思いながら格闘すること数時間、この外輪の中には、当然2枚を合わせるための凹凸(スナップ)があって、できればそれを切らないで済むように慎重に作業していたのですが、どうやらそのスナップ自体ががっちり噛んじゃってるようで、隙間作った後でコジッても全く外れません。殻割りできないことには始まりませんから、ここは諦めて強行手段をとることに。クラフト用の細いノコギリを使って、一気に真っ二つにしてしまいます。ぱっかーん!!今までの苦労が嘘のようにものの数分で殻割りできました。中身を取り出して・・・66番のバケツのヒンジを嵌めたらOK。殻割りした時に、殻の中にたっぷり削りカスが入ってしまったので、ペットのアルパカさん(コンプレッサー)登場。エアーで一気に削りカスを吹き飛ばします。で、折角殻割りしたので、細かな傷だらけで中が見えにくくなっているポリプロピレン製の球体をコンパウンドで磨いておきます。内側はどうせ金属球が動き回ってすぐに傷ついて曇っちゃうので、外側だけでも軽くね。さて、それでは元に戻していくわけですが、輪っかの中の凹凸をぶった切っちゃったので、どうやってくっつけましょうかね。接着剤やお得意のプラリペアで接着するのは簡単ですが、そうすると次に壊れた時に殻割りするのがもっと大変なことになります。どうしようか悩みましたが、元々あった全部で12か所ある凹凸部分をリベット止めすることにしました。使うのはコイツ。3.2mm径のリベット。輪っかを2枚重ねた時の厚さは9mm弱なので、かしめ板厚6.4~9 5mmのブラインドリベットです。下準備として輪っか2枚の内側をヤスリで平らにしておいて、残っていた凸部分をニッパーやデザインナイフでバッサリとカット。2枚を重ね合わせてテープで仮止めしたら、ドリルで直径3.3mmの下穴を開けます。穴があけ終わったらポリプロピレンの球体と迷路部分を間に挟み込んで、リベットを打ち込みます。12本リベットを打ち込んだら完成。リベットはネジやボルトと違って子供には絶対に外せない上、リベット自体をドリルで破壊すれば外すことができるので、次にコイツが壊れた時も、すぐに修理できます。
Oct 28, 2023
閲覧総数 1868
32
冬は寒いので、周遊型、街歩き系の謎解きは控えていた(寒空の下で謎解きすると、手がかじかんで辛いのです)のですが、今週末は久しぶりに謎解きでもやろうかと決めてました。18時頃までには帰宅しなければいけなかったのですが、まぁ、東京、千葉、茨城辺りの謎解きなら大丈夫だろうと。で、選んだのは、浅草でやってる街ハックの「お嬢様はエスパー探偵」シリーズの第二弾、「お嬢様はエスパー探偵 ぶらり浅草編」です。第一弾は以前横浜のランドマークタワーでやっていたのですが、期間限定だったので現在は既に終わってます。今は、浅草でやってる第二弾の他、秋葉原でやってる第三弾、そして上野公園・アメ横で第四弾が展開中。タイトルからしてイロモノっぽさがありますが、以前から気になっていたので第二弾の浅草編にトライすることにしました。浅草は昔からちょくちょく遊びに来ることが多くて、しかもちょっと前にSCRAPがやってる「浅草 謎解き街歩き」も経験済みだったので、回るところが被るんじゃないかとちょっと心配でしたが、シリーズものを抑えておく意味でも避けては通れないかな、と。で、土曜日。凄く寒い。そして、雨・・・orz思えば、前回浅草で謎解きをやった時も、最後は雨に降られたんだっけか・・・。とはいえ、雨は比較的すぐに止みそうだったので、車で浅草方面へ。車をコインパーキングに止めて、徒歩5~10分程度で雷門へ。その目の前、浅草文化観光センターで謎解きのキットを購入して朝9時過ぎに謎解きスタート。久しぶりの謎解きで、頭のスイッチが切り替わるまでに少々時間がかかりましたが、2問目辺りからはサクサクと。前回SCRAPの謎解きをした時は、あまり観光せずに回りましたが、今回は朝早くからスタートしたし、時間も十分あるので、ゆったり店を見ながら謎解きです。途中小腹が空いたら買い食いしたり、かみさんが謎解きしている間に、猫の頭にう〇こ載せてみたり。そういえば、日本の伝統芸能って、未経験だなぁ・・・。西参道って、地面が舗装されてなくてフローリングなのね(私道だから許される)。寒かったので、昼食はお好み焼き。のんびり店を覗きながら謎解きしてたら、いつの間にか5時間くらい経ってた(汗)。最後に喫茶店に入って長考しましたが、なんとかクリアしました。で、以下感想。街ハックの謎解きということで、期待していたのですが、観光要素という点ではSCRAPの方がまだありましたね。観光地の謎解きって、その謎解きを行うと、その地の歴史や文化が学べるという要素が大きかったりしますが、今回の謎解きの場合、そもそも浅草である必要があったのか?と感じるくらい、それらの要素は含まれていません。もちろん、浅草の街中にあるさまざまなものを利用して謎を作られてはいるのですが、その謎を解いても浅草の歴史や文化と繋がるようなことはほとんどなかったので、「この謎解きをすれば浅草のことが分かる」という類のものではなかったです。なので、謎解きは謎解き、観光は観光として全く区別して楽しむのが良いかな。SCRAPの時に書きましたが、そもそも浅草って凄くディープな街なので、謎解きに歴史や文化の要素を取り込んだとしても、それはほんの触りだけになってしまうので、だったら「観光は自分たちで別途楽しんでください」という考えなのかもしれません。それはそれで潔いかな。謎自体は、少ないアイテムを利用した構成で、単調な謎解きの繰り返しに陥りやすいのですが、徐々にレベルアップしていく感じは良く考えられているな、と思いました。シリーズものとして今後の展開が気になる感じもしましたので、秋葉原編、上野公園・アメ横編も引き続きチャレンジしたいと思います。終了後に、西山の福福まんじゅう。ふわふわの生地に甘さ控えめのこし餡が旨し。
Jan 26, 2025
閲覧総数 466
33
本日のオモチャ修理はこちら。「シルバニアファミリー にぎやかツリーハウス」依頼された修理箇所はこの部分。下の木の枝を取り付けるためのプレートが1枚折れちゃってるというもの。コレが折れちゃってるので、木の枝がしっかり固定できず、グラグラになっちゃうというもの。この木のパーツの材質を調べて見ると、パッケージ裏には、「枝A、枝B・・・PS、PVC」の表記。つまり、ポリスチレンとポリ塩化ビニルです。ポリ塩化ビニルは柔らかな葉の部分だと思われるので、枝自体はポリスチレンということになります。ポリスチレンってことは、アクリサンデーが使えるので、早速アクリサンデーで接着します。ちなみにここで使ってるのはリバースピンセット。通常のピンセットと違って、ピンセットを握ると先っぽが開くというもの。握らないでいるとモノを掴んだままの状態になるので便利ですよ。で、ここままだとちょっと弱いので、プレートの表裏にプラリペアを盛って補強します。当然補強すると、きっちりと本体に嵌まらなくなってしまうので、今度は本体側の凸部を削って短くします。これできちんと嵌まるようになりました。これで作業は終わりかと思ったのですが、もう1つの枝を見てみると、ちょっとおかしいことに気がつきました。凹部分はこういう形なのに、凸部分はただの◯です。これだと枝をきちんと固定することができません。そこで、プラリペアで削られてなくなってしまったパーツを復活させます。で、作ったのがコチラ。これで、枝と本体凹凸を合わせてジョイントさせた後で、枝を90度捻ると、枝をしっかり固定できるようになります。というわけで修理完了。
Sep 18, 2023
閲覧総数 186
34
ゲーセンにあるクレーンゲームが得意です。まだ子供が小さかった頃、子供に与えたオモチャの多くはクレーンゲームでゲットしたものでした。現在も我が家にはクレーンゲームで獲ったぬいぐるみがいっぱいあります。で、そんなクレーンゲームでゲットして、かみさんが働く放課後教室にあげたのが、このプッシュポップゲーム。光と音でやる「モグラたたき」みたいなもんでしょうか。表面がシリコン製でプニプニしてます。ゲームがいくつか選べるようですが、基本的には、光ったところを押す感じ。押して引っ込んだら、背面を押し込んで元に戻すって感じです。今回の不具合は、「音が小さくなっちゃった」というもの。実際に試してみようと思って電源スイッチを押しても、そもそも電源が入りません。背面の電池BOXを開けてみたら、単3電池3本の入れる向きが間違ってます。おい。で、正しく電池を入れなおしてみたところ、確かに音が小さいです。音量を数段階で切り替えることができるのですが、最大音量にしてもかすかに音が聞こえるくらい。ただし、音が鳴っていることは確か。原因はおそらくスピーカーの振動板が外れかけてるとか、そんなところでしょう。では、早速分解してみましょう。まずは電池を抜いて、ボディ四隅のネジを外して殻割りします。スピーカーは、頭部に入っているので、頭部をさらに殻割りします。ここは単にスナップフィットのはめ込み式なので、隙間にツメを引っかけてパカッと外すだけ。なんかシュールだな・・・ジロジロ見んなよ。で、スピーカーを取り外してみたら、スピーカーのフランジが壊れて、振動板にボイスコイルは残っているものの、マグネット部分が完全に脱落してました。割れたフランジの形状を確かめると、おそらくこんな位置でついていたもののようです。折れた3か所を瞬間接着剤で固定します。さらに、振動板もフランジにきちんと止まっていなくて、外れかかっていましたので、振動板も固定します。接着剤をつけすぎると振動板の動きが制限されてしまうので、ここは流し込み接着剤を使います。流し込み接着剤、プラモデルを作る時の必需品になりましたね。普通の接着剤は、接着面に接着剤を塗った後で、接着する2面をくっつけますが、流し込み接着剤の場合は、先に接着する2面をくっつけて、裏側(表でも良いけど)から隙間に1滴垂らすだけ。すると、表面張力で接着剤が一気に隙間全体に広がるんです。表面を溶かして接着するタイプで、少量なのにしっかりと接着してくれるので、今じゃあプラモデル作ってる人はほとんどこれがメインになってるんじゃないでしょうか?今回も、ちょんと隙間に垂らした瞬間に、振動板周囲をぐるっと流れて行ってくれました。流し込み接着剤万歳。振動板が固定できたら、試しに電池を入れて電源ON。音が問題なく出力されることを確認したら、あとは本体を元に戻すだけ。なんか顔が汚れてたので、綺麗にしてあげて完成です。キレイになった?
Aug 2, 2024
閲覧総数 674
35
関東デイラリー 2025年の最終戦に向けて、秘密兵器を導入することにしました。 いや、まぁ、特に秘密というわけでもないし、とんでもなく凄いアイテムというわけでもないんですけど。最終戦は、いつもナビをやっているかみさんの都合が合わなかったため、私がナビを行うことになり、ドライバーとして会社の同僚に参加していただくことになりました。シリーズ戦のドライバーズポイントとか考えると、自分がドライバーとして継続参戦した方が良いのですが、初参加でいきなりナビとか無理な話なので、より簡単なドライバーとして助っ人参戦していただくことにした次第。 まぁ、かねてからアベレージラリーはドライバーよりもナビの方が楽しそうだなぁと思っていたので、今回私がナビを行うこと自体は楽しみで仕方がないんですけど。 で、自分がナビを行うにあたって、ナビをやりやすい環境を整えるために、新しいアイテムを導入することにしたのです。それが、無線接続の10キー&タッチパッド。 私がアベレージラリーに参加する時に使用しているのは、いわゆるラリコン(ラリーコンピューター)ではなく、その代替品となるAndroidアプリです。本格的なラリコンが車と接続してTripメーターの情報を入手するのと比較して、GPSによる走行距離測位をするのが大きな違い。当然車のTripメーターよりもおおざっぱなデータになるのですが、お手軽に参加できるという利点もあります。 そのアプリをスイスポのディスプレイオーディオにインストールして使用しているわけですが、Androidアプリなので、必要な情報(数字)の入力はソフトウェアキーボードを使って行うことになります。が、とってもやり難いんですね、コレが。 手元にタブレットがあってそこにインストールされているアプリを使用するならもう少し使いやすいんでしょうが、センターコンソールに固定されているディスプレイオーディオのソフトウェアキーボード入力って、凄くやり難いんですよね。 そこで、外部接続できる10キーとタッチパッドの登場です。使用しているディスプレイオーディオはBluetoothに対応してはいるものの、BLE (Bluetooth Low Energy)には対応していないので、念のためBluetooth接続 or ドングルによる無線接続の両方の接続が可能なものを購入しました。 結果として、予想通りこのアイテムはBluetooth接続を謳っていても、実際にはBLE接続だったようで、ディスプレイオーディオとはBluetooth接続はできませんでしたが、ドングルを使った無線接続で認識させることができました。 Androidの設定でカーソルを拡大して見やすくしておいて、タッチパッドと10キーの両方が快適に使用できるようになりました。これでチェックポイント通過時の速度変更指示やパスコンでの速度変更指示の対応もストレスなく対応できます。
Oct 4, 2025
閲覧総数 87