2008年10月03日
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【09/02】根性だけの素晴らしき世界(登山編その壱)

また富士山特有のジグザグ道をジリジリと登り始めた。

歩いては休み、歩いては休み...時にはたった2歩位でまた休む事もあった。

そしてしばらくして、座りやすそうな岩の所に座っておにぎりを食べる事にした。

気休めである...燃料を補給すればまた体が動いてくれる事を信じて大切に食べる。

まいまい心の叫び『燃料補充完了!(( ̄^ ̄ )ゞ』

また立ち上がって歩き出すが、元気な心の叫びと裏腹に足取りは重たい。

そしてまたジグザグ道を折り返して前を見ると、二人のカップルらしき人がしゃがんで休んでいるのが見えた。

お揃いの全身紺色の防寒着の様な服を着た若い男女だ。



男の方は壁を背にして普通に座って休んでいるのだが、女の方は道の真ん中で彼氏に背を向けて下り方面、つまり僕が居る方向に向かってしゃがんでいる。

並んで休めば良いのに...と思いながら女の人の近くまで進んで行った。

富士山では、すれ違った人に対して「こんにちは」...と挨拶をする事がマナーとして定着している。

だから僕も挨拶をしようと思い、その女の人の方を向いて...

「こ...o(⌒∇⌒*)」...と言い掛けたのだが...

「...o(⌒∇⌒*)...」

「...彡( ̄^ ̄)クル...」慌てて前を向いて...

「...o( ̄^ ̄)o===3=3=3ガシャガシャガシャ!」猛然と歩き始めた。

こ、こ、こ、この女の人...o( ̄^ ̄)o

オシッコしてるよ!щ(゜ロ゜щ)オーマイガッ!

僕は女の人がオシッコしてる所なんて生で見た事無いのでビックリして、今までフラフラと歩いていたのが嘘の様に一気にフルスロットルでこの場から脱出しようとしているのだが、砂利道で足が滑って空回りして全く前に進まない!



彼氏の方もいきなり僕が現れたので動揺しているようだ。

アタヘ(゚ロ゚;;ヘノ;;゚ロ゚)ノフタ...(♯-_-)...ヌォー!((ヾ(≧血≦;)ノ))=3=3シャカシャカシャカシャカ!

その彼氏は何を考えたのか、しゃがんだままピョコピョコと前に進んで...

ピョコピョコ((((ノ゚ロ゚)ノ...(♯-_-)...

彼女の背中部分に重なった...



彼氏としては咄嗟に隠そうと思ったんだろうけど...

なんか、余計に淫らな行為をしている様に見えますけど。ε-(´ー`*)プッ

さて、何故若い女の人が道の真ん中でオシッコをしていたか?...と言う事だが、これは意外と簡単に察しが付く。

これは僕が先ほど述べたこのコースの「罠」と密接に関係している。

富士山の登山道は基本的にジグザグになっている訳で横からの断面図にしてみると階段状になっている訳だ。

ジグザグの折り返し地点から少し外に出てオシッコをするのが定番だが、その部分は横から見た断面図は階段状になっていないのでかなり上の人からもかなり下の人からも見えてしまう。

ところがジグザグ道のストレート部分だと下の道と上の道の影になって上下の人からは見えないと言う事をあのカップルは発見したのだろう。

恐らく少し前に彼氏が崖のヘリに立って下からも上からも誰も来て居ない事を確認して彼女にGOサインを出したはずである。

では、僕はその時一体何処にいたのだろうか?
僕はどうやってそのカップルの目論見を打ち破って姿を現したのだろうか?

僕は、ヘリに立った彼氏の真下の死角の部分に座っておにぎりを食べていた訳だ。(分かり辛いな...)

説明図をUPしようか?(いいって!もうその話はいいって...)

そして彼氏がGOサインを出して彼女が行動を開始したと同時に、おにぎりパワー満タンの僕が折り返し地点を登って来た訳だ。

カップル二人は誰も居なかったはずなのにいきなり僕が現れて驚いた事だろう。

してやったりー!レ( ̄□ ̄レ)(お前だって驚いていたくせに何威張ってるんだよ!)

そうなの...ビックリしたし、体力も大幅に消耗したの...(ノд-。)クスン

それにしても、あの彼氏の行動...

人間って慌てるととんでもない行動に出る事が分かった。

そして僕の行動...

人間って慌てるととんでもないフルスロットルパワーが出る事が分かった。

そしてあの彼女の行動...

女の人って慌てても途中で止まらない事が分かった。(そんな事分からなくてもいいよ!)

それからもただひたすらに登る。

最後の手段として僕の特技である「妄想パワー」も駆使した。

「僕は屈強なる勇者だ!どんな険しい山道をも乗り越えてドラゴンを倒す!」

「僕は人間では無い...生きる亡霊だ...だからフワフワしてるからいくらでも登れる!」

「僕は機械だ!マシーンだ!ロボットだ!どんな険しい道も機械的に登る!」

...駄目だ。(ノд-。)

多少歩き方が変わるだけでスピードは変わらない。

初めは他の人を抜かしては「一人抜き!」「二人抜き!」...と数えていたが、抜いた数がマイナスに転じてからは数えるのを辞めて何人に抜かされたか分からない。

そしてヨレヨレになって...遂に...

登頂を果たした!

20080901富士登山10

頂上の目印である鳥居の所まで来て...

辺りを見回して誰も見ていない事を確認してから...(・.・ )( ・.・)キョロキョロ...

軽く拳を突き上げて鳥居を通過した。(ノ~ ̄、)ノ゛グッ!

時刻は午前9時2分。

登頂に要した時間:7時間32分

富士登山の情報サイトでは、このコースの所要時間を「5時間30分(休憩時間含まず)」と紹介している事から僕がどれほど遅いかと言う事がはっきりと分かるが...

そんな事...どうだって良いよ、どうだって良い...(ノ_・、)クスン(だから泣くなって)

泣いてないって!景色が観えないから目の中のお湯を摘出してるんだって!(ノ◇≦。)

頂上に着いたら、まずは...倒れる。⌒☆(o_ _)oパタ

...(o_ _)o...

...サムイ(-oゞ)~゚...

リュックサックからある物を取り出す。

「ベンチコート」

これは僕の富士登山での昔からの夢だったのだ。

以前からこのベンチコートを着て富士山頂を闊歩したいと思っていたのだ。

これがかなりかさばるので、リュックサックの中身の半分以上はこの大きなベンチコートを入れるスペースとなっていた。

遂にこれを富士山頂で着る時がきたか...(ノ~ ̄、)ウルル(何故それを着るのが夢なんだよ?)

だって...(・ω・)

ロールプレイングゲームの勇者って言ったら...

やっぱりマントでしょ?((ヾ(≧∇≦)〃コレコレ(その為だけにそんな大荷物を...)

いや、これ本当にマントみたいなんだよ?ジェダイの騎士みたいなの!((ヾ(≧∇≦)〃ハッハッハ!(いや、そういう問題じゃなくて...)

まずはマントを身にまとい寝る。⌒☆(o_ _)oパタ

頂上に設置されているベンチはとても大きい。

恐らくこうやって寝っ転がる為に大きく作ってあるんだろう、ありがたい事だ。アリガタヤ( ̄人 ̄)アリガタヤ

ただこれ断崖絶壁に設置してあるので、とても景色が良いのだが...思いっきり寝相が悪かったら雲の下の世界まで落ちて行ってしまいそうだ。

怖いから起きよう...⌒ムク(-oゞ)~゚..Σ(゚ロ゚ノ)ノ(-_-ノ)ノハッ!

んっ?(*ー_ー)....ε=ε=ε=(゚ロ゚ノ)ノ(-_-ノ)ノソソクサ

起き上がった時に隣に座っていたのはさっきの紺色のカップルだったのだが、僕を見るとばつが悪そうに逃げて行った。

別に気にしてないのに...┐(  ̄ー ̄)┌

さて、ベンチコートの前を開けてマントをひるがえす様にして山頂を闊歩してみるか♪(≧∀≦)ノ))

...と言う訳で歩いてみたが...(・ω・*)))

とても気分が良かった...・:*:・( ̄∀ ̄ )。・:*:・(良かったのか)

ただ、真っ黒なコートなのでベイダー卿降臨かと目立つかと思ったけどそうでも無かった。

みんな思い思いの個性的な格好をしているからだ。

ここはロールプレイングゲームの世界であってもオンラインゲームの世界。

みんな一人一人が主人公なんだ。

さて、人目に付かない火口付近の場所を陣取って行動を開始する。

「ゴミ拾い」

これは僕が富士登山を始めてから続けている事である。

ある意味世界一汚いとも言われている富士山を何とか綺麗にしたいと言う活動である。

雲の下の世界では平気でタバコの投げ捨てをする僕だが、この感動を与えてくれる富士山を何とか綺麗にしたいのである。(まずタバコの投げ捨てをやめろよ)

富士山に登った人が自分が出したゴミ以上のゴミを拾って帰れば、この富士山はどんなに綺麗になる事だろうか?
僕は登山開始からゴミを一切捨てていないので、何か一つでもゴミを持ち帰ればそれだけで僕が登る前より登った後の方が富士山は綺麗になった事になる。
今回はゴミの分別の問題もあるので、アルミ缶の回収に焦点を絞った。

アルミ缶の回収完了。
20080901富士登山11

ここに写っているのが僕の杖。
余りにも軽いので最初は頼りなく感じたが良い仕事をしてくれた。
三段階の折り畳み式で、内部のスプリングがサスペンションになっていて使い心地が良かった。

さて、やる事が済んだので下山する事にした。
本当なら、いつもの様に最高峰地点である「剣が峰」まで登ってみたいのだが時間的にも体力的にも余裕が無いので最後のおにぎりを食べてから下山する事にした。

頂上から下を眺めてみる。

20080901富士登山12

...(・ω・)...

...(・ω・)...

...「ルーラ!(*゜Ο゜)/))」

>勇者マイマイは「ルーラ(一瞬にして城や街に移動できる呪文)」を唱えた。

>だが、呪文は効かなかった。

>コマンド?

リアルロールプレイングゲームは、呪文が使えないのでキツい...(ノ_・、)







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最終更新日  2009年03月12日 12時30分44秒
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