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八木哲郎

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2007/10/13
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カテゴリ: カテゴリ未分類


安倍内閣の1年は、戦後レジームからの脱却、占領軍がつくった憲法の改正などを主張し、インドの故パール判事の遺族を訪問するなど、一連の復古的な言動、おじいちゃんの岸元首相がやりたかったことを孫が再現しようとしたが、国民が危険を察知し、同時にアメリカも刺激して、安倍氏はやめざるを得なくなった。アメリカの保護領が元の日本に回帰するような兆し、つまり反米的なことをアメリカが許すはずがない。
安倍氏のグループはやることが自己矛盾していることに気がつかないほど、お坊ちゃんだった。一方でアメリカを刺激しておきながら、一方でアメリカとの集団自衛権を促進することで、アメリカに日本を守らせる約束をさせようというのは、その動機はすぐ見透かされる。従軍慰安婦問題でも議会の決議を阻止するどころか、すげなくされて帰ってきた。
要するにアメリカは中国との戦争にまきこまれてまで、日本を守る意志などないのである。

日本がアメリカの保護領から脱する正当な道は、ねばりづよくアメリカと交渉して、アメリカ軍を日本領土から撤退させ、日本の防衛は基本的に日本独自で行うことしかない。横田も横須賀も沖縄の基地も返してもらう。自衛隊がそこで国軍として堂堂と存在するようにならなければならない。そうしてはじめて独立国にもどれる。
ドイツはソ連と国境を接して本格的に国民は防衛を意識して、NATOの枠の中で再軍備を果たし独立を果たした。

日本には「希望がない」「閉塞感に覆われている」「倫理は地に落ちた」「この国はダメになった」という嘆声しきりであるが、こんなことは、日本が独立を志向すれば自然に、いっぺんに、薄皮をむくように治ってくる問題である。識者はどうしてこんなことが見抜けないのか。国民が自分たちの国を自分たちで守る覚悟をすれば、軍事力をどの程度にすればいいかも考えるようになり、到底それだけでは解決しないから、外交をどう展開するか、それにはありとあらゆる選択肢が湧いてくるはずである。国の将来を任せる若者をもっと大事にするようになるし、彼らに夢を与える努力も真剣にするようになるだろう。

政治家や官僚は、長い民族の将来を見こして、今国民が眠っている状態でも、必要な努力は負担はいやでもしなければいけませんよ、と泥をかぶって、選挙に負けてもいい覚悟で説得しつづけなければいけなかったのに、自民党政権はまったくしてこなかった。そういう発想をする人もいなかった。もうこの政権は終わりである。





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Last updated  2007/10/13 08:12:41 AM


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