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八木哲郎

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2009/05/27
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カテゴリ: カテゴリ未分類
昨夜は60年ぶりに麻布高校54回期生の同窓会に出た。50人ばかりが集まっていた。皆老人の顔になって、記憶にある顔にぶつからなかった。名簿をみてびっくり、死亡者65人のうち、なんとその中に私の親友やよくつきあっていた友が9人もいるではないか。なんて早く死んでしまったものか。

親の職業は、医者が比較的多く、それから弁護士とか裁判官とか、老舗の商店や製造業などなど実家で事業をやっている家が多かった。
だから、周りに座った同級生同士、家業の中小企業を継いでオヤジになっている者が多く、景気の悪い話ばかりを聞かされた。注文が3割から4割来なくなった、銀行が金を貸してくれるかくれないかが山だ、などと深刻な話ばかりだった。

さて、一昨日は、ドイツ証券副社長の武者氏に取材したので、私は経済に関心が集中している。
今の日本の窮況は、やはり一口に言えばグローバル経済への転換の仕方がよかったか悪かったか、の両面が出ているということであろう。
日本の民間企業で働いて居る人の20パーセントが大企業、80%は中小企業である。中小企業を2つにわけると、グローバル経済つまり輸出関連で食べている企業と国内需要だけで食べている企業になる。前者は今の経済危機のあおりで大企業と同じように打撃をうけているが、後者の中小企業では、三千数百万人がはたらいている。
このあたりは国内市場が収縮しているので商売は先細り、賃金も上がらない。希望ももてない。それでまったく意気が上がらない。
グローバル時代が始まった時、安値の輸入品攻勢に耐えきれずに、猫も杓子も海外に生産拠点をうつして、当時、空洞化と言われて騒がれたが、やはりその報いが深刻になったといえよう。

今、私が思うに、少々値段が高くても国産品は品質がよく、長持ちする。それでそれを大事に長く使うことで、差し引き損得はない。こういう国内需要向けの商品は国際競争力など必要ないのであるから、そういう中小企業に対して政府は法人税を下げて、経営を存続させ、雇用を確保することだったと思う。
経済は少数の人に富が偏在しても貯金になって投資に回らない。金は大勢の人に広くうすく回るからこそ、消費に回って経済が活性化する。金は天下の回りもので、それが何倍にも回転する。(つづく)





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Last updated  2009/05/27 10:43:28 AM


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