PR
キーワードサーチ
カレンダー
ついに新型のLHC見学の3時がやってきました。
今朝家を出てから早や6時間あまり・・・。長く冷たい待ち時間が今やっと終わろうとしています(感慨に浸る・・・)。
今回も15名ほどのグループとなり、ヘルメットをかぶって地下へ降ります。
こちらには巨大検査機械はありません(それは別の場所にあるから)。100mの地下に下り、全長27キロの検査トンネルを歩く 『だけ』
です(^^;)。
そのために寒風の中を6時間・・・いや、もう過去は考えないようにしよう・・・。
トンネルの中はこんな感じで、27キロリング状に続いています。
因みに、実際の大きさはこれくらいです。
子供らが乗ってるのはMeyrin研究所の野外にあったものです。
実験が実験ですので強力な電磁波が出るし、放射能モレなどの事故の危険もあり、地下深く、分厚いコンクリートのトンネルが作られているそうです。
ちなみに、粒子をリング状に回すのは、実験装置内を真空にし、超伝導電磁石で軌道をまげるんだとか。で、衝突は1秒に800万回起こるとか(^^;)。
こちらは冷却装置。-270度の液体ヘリウムで冷やすそうです。
こちらは何かわからない機械(^^;)(説明わからず(笑))。
まだ試運転だから?説明図(?)が放置されてました。
LHC実験管の内側に、もう一つトンネル通路が作られています。
物品の持ち運びにも使われますが、このようにLHC接続機械を動かすためのコンピューターは一本内側のトンネルに延々と並んでいます。
なお、中央制御ルームはMeyrinにあります。
今日は装置がとめられているので余裕で写真撮影などしてますが、運転が始まるとここは閉鎖され、放射能用防護服、酸素マスクなどを着用した完全防備姿でないと入れなくなります。
例えばもしも冷却装置の液体ヘリウムが漏れたら、一気に酸素が無くなって・・・等、この中でもしもの事が起こった時には、大抵命の危険がある事故となるからです。
現在はこの機械は運用テスト中で、10月に欧州各国首脳を招待して華々しく本稼動がはじまる予定。
ということで、トンネルを何百メートルか歩いてやっと地上に戻ってきました。
週明け、学校では、「行ったけど見れずに」派が続出していたことが判明。2時前に、地下へ潜れる整理券は旧実験設備も含め、すべて配布が修了したそうです。
息子は地下を歩いただけで、
So Cool!!!
と、ヒーローになった模様(^^;)。 そりゃ COOL な1日だったよ・・・。凍死しそうだったし。
せっかく行っても見れなかった人達は気の毒です。
(結局6時間も待った我々も気の毒だが・・・)
やっぱりもう少し日を分けて一般公開してほしかったですね~。
【エジプト】アブー・ターレクのコシャリ 2009年02月13日
ワイルドブルーベリー狩り 2008年09月08日
ジュネーブ音楽の祭典 2008 2008年06月27日