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今回は男性。ジャズ・ピアニストのクリスティアン・ジェイコブを紹介する。僕と彼とは大学での同期にたるが、彼とは不思議な縁があり、入学当初彼はフランスからやってきた天才ピアニストの名を欲しいがままにしていた。当時僕は全くなにも出来ないベーシストだったけど、たまたまセッションをすることになった。とにかく一緒に演奏したときに、彼の安定したプレイと卓越したテクニックには驚かされた。そんな彼と再会をしたのが、ちょうど3年前、音楽製作の会社を閉める決意をした頃だった。彼は、名前をわすれたが、ビッグバンドのピアニストとして来日。正直いってこのバンドでは、彼のレベルでは低すぎる音楽だったのでがっかりしたが、それでも15年ぶりの再会を喜んだ。彼は長年、あのメイナードファーガソンの音楽監督を務めていたが、その後の情報をしらなかった。ともあれ、今回のTierney Suttonとの新作がグラミーにノミネートされているということで、ついに押しも押されぬトッププレーヤーになったようだ。ちょうど卒業前に、彼のリサイタルを一緒に演奏した。そのときのメンバーは、当時在学中のベストメンバーといって良いだろう。そのなかで、ちょうど彼と二人で作った曲で「Wish」というのがある。これは僕と彼とのデュオで演奏したが、難しい曲で、あれほど緊張したことは、いままででも無いかもしれない。ともあれ、良い演奏が出来たと今でも思っている。当時のレコーディングを聴くに、僕の演奏の未熟さを見せつけられてしまう。さて、彼の新作「STYNE & Mine」の試聴をしてみたが、当時の歯切れの良さに加えて円熟味がまし、かなり玄人好みの出来となっている。演奏のすばらしさもさることながら、斬新な編曲、ゲスト参加のTierney Suttonの素晴らしい歌声も聴ける。また、自然に聞こえる滑らかなピアノの演奏だが、よく聴いてみるととんでもないテクニックなのだ。まずは、そのピアノの音をよく聴いて欲しい。これほどまでに洗練された音色を、未だかつて聴いて事がない。ちょうど僕らがリサイタルで演奏した時も、同様であった。タッチの違いとは恐ろしい物だ。それに加えて、恐ろしいほどに正確なタイムは、なんとも心地よく、それでて四角四面になっていないところが、彼の最大の特徴でもある。日本国内では殆ど耳にすることの無い、この天才ピアニストを是非聴いてもらいたい。僕も彼と一緒に演奏出来たことを心から誇りに思っています。相変わらずのクリスに、大喝采を送りたい。試聴と購入はここ。オフィシャル・サイトはこちら。
2006.01.31
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さて、次のサンバやCDを紹介する前に、せっかくなんで、サンバについてもう少し音楽的な考察を加えておこう。まずはサンバのリズムについて。サンバのリズムはシンプルな様でいて、案外楽譜では割り切れない要素が一杯。そこでその構造をすこし紐解いてみよう。まず大前提として、サンバは2拍子なのだ。よく市販の楽譜では4拍子で書かれているが、リズム本来の持つ特性上、まぎれもなく2拍子なのである。ちょうどマーチを思い出して欲しい。運動会の行進曲と同じなんだ。おやっと思うかも知れないが、行進曲のリズムは四角四面にきこえるのに、なぜサンバはあんなに流れるのか?それは拍子を埋める細かい音が流れを作り出しているに他ならない。この埋めている音は、実は揺れているのだ。「揺れる」とは、割り切れないということだ。あるいってい時間を4っつに均等にわると、ちょうどメトロノームのようにきっちりとなる。ところが、サンバの場合、1拍を4つに割るが、この割具合が均等ではない。これがサンバの流れるようなリズムを作り出すのだ。これこそがスイングとよばれる所以である。(ポルトガル語ではスインギという。)それらのリズムが幾層にも積み重なり、初めてサンバとなる。ここで、サンバの楽器を紹介しよう。まず、いわゆるバテリアで使用する楽器●打楽器郡(写真は掲載できないので、下の国内チームのページで探してみて欲しい。)ここにもいくつかあるよ。スルドいわゆる大太鼓で、いくつもの種類がある。パターンを組み合わせて一つの低音部を形成する、サンバでもっともダイナミックな楽器。カイシャよくある小太鼓。一般の小太鼓との違いは、上下両面に響き線が付く。ただしサンバの場合は、ワイヤーが貼られるので乾いた音になる。タンボリンタンバリンとは違い、甲高い音でリズムのアクセントを作る。ジスフィーリャ〔パレード〕では花形の楽器。ガンザがしゃがしゃという音が特徴で、リズムの隙間をざっくりうめる楽器。マラカスやシェイカーのでかいやつだと思えばよい。ショカーリョタンバリンのベルだけを取り付けた物で、巨大な物もある。これもガンザと同じ使い方をされる。クイーカできるかな、のゴン太君といえば、解るだろう。片面だけに貼った太鼓の皮から、竹籤がでており、これを皮でこすってならす。パンデイロかたちはタンバリンそのものだが、楽器の特性はまるでちがう。これ一台でサンバの全てを演奏できるが、演奏はきわめて難しい。ヘピニキサンバの号令楽器。音はラテン音楽で使用されるティンバレスに似ているが、ピッチが高く、サンバ独特の味を出す楽器でもある。アピート言わずと知れたサンバホイッスルのこと。号令楽器としても使われるが、これで素晴らしいフレーズを奏でる名人もいる。アゴゴカウベルが並んだような楽器。幾つかの音程をもったベルであるが、最近はあまり使用されないようだ。●弦楽器カヴァキーニョ四弦のウクレレのような楽器だが、弦はスチール弦だ。哀愁のある音をだす。ヴィオロンいわゆるガットギターのこと。ヴィオロン・セチコルダスガットギターの低音に一本弦を追加したもので、ベースとギター両方の機能をもつ。演奏は難しいとされる。日本のチームも紹介しておこう。下のチームは浅草サンバカーニバルの最上位リーグのチームのサイトだ。ウニアン・ドス・アマドーリス日本最大級のチームだが、参加者は殆どが現役大学生。ただしバテリアは国内最強と思われる。バルバロス浅草サンバ発祥のチームであり、同じく国内最大級。バテリアは少ないが、アーラとアレゴリアの豪華さは、日本一。プロミュージシャンも参加する。エスコーラ・ジ・サンバ・サウージ横浜最大のチーム。ひときわ目立つ洗練されたセンスが持ち味だが、パゴージ命なのだそうだ。リベルダージ本物志向でサンバに取り組むチームで、質の高さが売りのチームである。ページでは詳しいサンバの解説、楽器の紹介や彼らのENREDOも聴ける。ウニドス・ド・ウルバナ日本のサンバの重鎮、ゲーリー杉田氏率いるサンバの老舗。なんと名古屋からの参加だ。ゲーリー氏は多くのサンバチームやサンビスタを育てている。クルゼーロ・ロ・スゥルプロ・パーカッショニストのフランシス・スィウヴァ氏のチーム。独自の感覚で常に新しいスタイルを探求するチームだ。ヴェルメーリョ・イ・ブランコ2000に結成された新しいチーム。ぎぐばぐはよく知らないが、新しいチームがいきなりこのリーグに上がってくるというのは、本当に驚きだ。今後が期待できるかも。次回は本当に違うサンバを紹介するぞ~~~~。
2006.01.26
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さて、気を取り直しでSamba EnredoのCD紹介と行こう。と思いきや、ブログなんて勢いで書いているので、結局何を書いたのか忘れてしまったので、最初からやり直し。まずはなんといても毎年だされるリオのカーニバルでのトップチームのCDだろう。リオのエスコーラは、一チームやく3000~4000人で構成されている。そのうちバテリアは約400人。この全員が大騒ぎをするのだから、ただごとではない。しかも、そんなエスコーラがものすごい数あるのだ。なにせこのCDに収録されているのはトップの14チームだけ。そしてその仲からヒット曲もでている。巨大バテリアのすごさは、体験したものでなければわからない。またその中で思いっきり楽器を叩く快感は、なにものにも代え難いのだ。残念ながらCDではそういった雰囲気までは再現できない。しかしカリオカ独特のスイング感は堪能出来るはずだ。詳細はこちら。さて、カーニバルはリオだけじゃないと言ったのは覚えていただいているだろうか?サンパウロにもあるぞ。サンパウロにも有名なエスコーラがいくつも存在する。ガビオエス・ダ・フィエーウ、ヴァイヴァイやホーザス・ジ・オウロといった名門エスコーラがある。またリオのプシャドール(主ボーカリスト)は男が主だが、サンパウロにはイリアーナ・ジ・リマという素晴らしいプシャドーラがいる。彼女はソロシンガーとしても素晴らしい歌声をきかせる。本物のパウリスタのサンバを聴くことが出来る。詳細はこちら。リオとサンパウロは、ブラジルではライバル同士。どちらかというときらびやかでスタイリッシュなのがリオ、実務的でビジネスライクなのがサンパウロと思えば良いだろう。ただ、街の美しさは、圧倒的にリオに軍配があがる。これは親友のパウリスタも認めている。ヨーロッパでの絶対的な地位はパリにあるが、南米ではなんと言ってもリオだ。それゆえにリオのサンバには独特の揺れがある。これを感じることが出来たら、あなたも今日からサンビスタの仲間入りだ。用語:パウリスタ: サンパウロの人、サンパウロっ子のこと。サンパウロの物。カリオカ : リオ人、リオっ子。サンビスタ: サンバをする人。
2006.01.25
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さっき書いたCD紹介が、ブラウザーのフリーズでふっ飛んじまった。ってことで、残念だが次回までお預けでどざいます。ごめんなさい。
2006.01.23
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ブラジル系のCDを紹介するにあって、どうしても知っておいて欲しいことがいくつかるので、まずそこから始めようと思う。なんといってもサンバからである。世界でもっとも知られるカーニバルの音楽である。ただ、多くの誤解を生んでいるのも確かなので、全てを説明するには無理があるが、基本的なところちょっと摘んでみよう。まずサンバは、「マツケンサンバ」に代表されるように明るいお祭りのイメージがあるだろう。これは大違いなのだ。実際にサンバは、言葉では言い荒らせない程、多くの「心」に充ちている。「サウダージ」(日本語には良い訳語がないが、しいていうなら、懐かしみや哀愁といえるだろう。)もその一つであろうが、「誇り」「魂」「悲しみ」などが入り交じっていると言って差し支えないだろう。要するに日本の演歌に近い。けっして明るいだけで脳天気な音楽ではない。そこにはそこはかとないブラジル人の歴史が刻まれているのである。(実際には悲しい曲が多いのだ。)さて、サンバにもいろんな種類があるが、もっとも知られているのはサンバ・エィンヘドゥであろう。これはカーニバルで使用されるサンバの形式で、大人数で演奏されることは周知のことである。歌詞には哲学や歴史、エスコーラ(エスコーラ・ジ・サンバ=サンバスクールのことで、カーニバルのパレードでの最大の単位を指す。)への賛美、街や地域の賛美などが歌われる。また、テンポも早く非常に攻撃的だ。カーニバルは、これらエスコーラがプライドをかけて闘うコンテストなのだ。かくエスコーラは彼らの威信をかけ、年に一度のカーニバルまで全身全霊をかけて準備を行う。一回のパレードで1つのテーマを選択し、それにそってパレードをくむ。団体はバテリア(いわゆるサンバ隊とよばれるパーカッションの軍団)にあわせて全員で踊るが、おどりはグループに分けられている。このグループをアーラというが、アーラもテーマに合わせて衣装や振り付けがきまる。またカホ・アレゴリア(山車)も同じだ。それ以外にもコミッソン・ジ・フレンチ、メストリ・サラ、ポルダ・バンデイラ、パシスタ等々重要な役目をになう人達がいる。コンテストと言ったが、これら全てが審査の対象となる。また、行進時間も定められており、違反をするとこれも減点対象になる。もともとサンバはファベーラ(ブラジルのスラム)が発祥だといわれている。ひごろファベーラに暮らす人達は、ブラジル人社会の底辺を生きる貧しい人々だ。しかし、年に一度、カーニバルで世界の主人公になるわけだから、命がけでサンバをやるのも当然といえば当然なのだ。また、そのファベーラやエスコーラへの想いは、我々日本人にはとうてい計り知れないものがある。もう一つ大事なことは、サンバはリオだけではないのである。ブラジル全土にある。しかも一つ一つ違う。厳密にいえば、エスコーラ毎に違う。だから、彼らは自分のサンバを大事にし、エスコーラを賛美する。なぜならそれ自体が心のよりどころなのである。サンバには他にも多くの種類があるので、それはまた次回説明するとしよう。それが終わったらCDの紹介をしようと思う。★僕はサンバの専門家ではないので、多少違うかも知れないが、おおかたは理解しているつもりだ。ただ、資料も少ないので文面だけでは限界がある。読者は、キーワードを利用して検索してみて欲しい。ただし、カタカナ表記は、僕がポルトガル語の発音として正しいとおもわれるカタカナにしたので、少々ちがう部分があるだろう。
2006.01.21
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東京2日間かな。編集打ち合わせと、昼間の仕事に関連した展示会の視察。行ってきま~~~す。さすがに今日は、眠い。体力の限界を感じる年齢になったな~~~~。
2006.01.19
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どうもです。最近つづけているこのシリーズ、僕が一緒に演奏した仲間を紹介する企画なんで、しょうしょうしらないアーティストでもちょっと親しんでみて欲しい。さて、今日紹介するのはコロンビアの歌姫 Juliana Barrios (フリアーナ・バリオス)彼女はよく僕のアパートに出きりしてたラテン系の一人で、当時はどちらかというとシャイで、人前で歌うことは少なかった。ある時思い切ってダイエットを始めた彼女は、それまでのぷっくらした体系からおさらばして、自信をもったせいか、ボストン市内ので歌い始めることになる。もちまえの明るい性格と、だれとでも仲良くなれる人柄の良さから、彼女のファンはどんどん増えていった。とくにミュージシャンのファンがおおかったな。写真でみると、ちょっと強面のところがあるけど、本当はめっちゃくちゃ可愛い性格の女性。サルサ、ボレロ、その他何を歌っても彼女の声は本当に通りが良いおかない、少々のふっくらした感じがある。どうやらグラミーにもノミネートされたらしい。現在の足取りはつかめていないが、去年コロンビアに帰国した友人に依頼して、連絡先をさがしている。ウェブサイトでは試聴も出来るので、チェックしてみて欲しい。とくにLa Citaは軽快なサルサがなんとも心地よい。したの写真は彼女がやっているデュオのアルバムである。残念ながら新作がネット上では見あたらないので、ひょっとしたら引退したかもしれない。(試聴可サイト)http://www.jr.com/JRProductPage.process?Product=4011233(情報サイト:スペイン語)http://www.ritmomania.ca/Enterate/BACHABIOGRAFIA.htm(情報サイト:スペイン語)http://eltiempo.terra.com.co/musi/noticias/ARTICULO-WEB-_NOTA_INTERIOR-2530507.html同じ空のしたで、どこかで元気にいてくれることを願う。女性が3回つづいたので、次は男性にするつもり。
2006.01.18
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はい。第二弾。この人はちょっと知っている人もいるかもしれない。本日の登場はRachel Z (レイチェル・ズィー)ときどきレイチェルゼットなんて言う人いるけど、ちょっとちがう~~~。もともと彼女の名前は Rachel Nicholazzo という完全無欠なイタリア系アメリカン。かなりドスの利いた姉ちゃん。でも粘っこくない姉御って感じですね。すっごく性格良いです。そんなこんなで、忘れた頃にメールがくる仲間。彼女とは、某大学教授のバンドでラテンジャズをやってたんだ。実はジャズの名門ミケールズにぎぐばぐが出演したときも彼女と一緒だった。ボストンにいた頃から人気ピアニストであった。僕が彼女から付けられたあだ名は「Funk Master」。今の僕しか知らない人にはちょっとビックリだと思うけど、当時はファンクベースでぶいぶい言わせてた。基本的なスタイルはスラップ中心に、ピチカートもばりばりって感じで。さて、そんなレイチェルもボストンでの活動が煮詰まってしまい、ニューヨークに移る時期がきた。彼女はその後数年たち、あのマイク・マイニエリの目にとまり、STEPS AHEADに起用された。大金星だ。そのごもソロ活動はつづき、来日回数も相当ある。最近でこそあまり国内で名前を聞かなくなったが、つい数年前では、キーボーディストとして雑誌とかに取り上げられていた。ダイナミックかつ繊細なプレイに加えて、音楽性の高さが彼女の売りだろう。音楽的な成功につれて、外見も磨きがかかって、魅力的な女性になっている。いまは、なんでもピーター・ゲイブリルとツアー中とか。CDの紹介:"Love Is the Power"いわゆるスムースジャズ的なアルバムで、フュージョン系要素たっぷりのいい感じだ。キーボーディストを全面にだしていて、耳に優しい都会的なサウンドが詰まっている。アルバムのサイトはこちら。"Trust the Universe"こちらはがらっと変わって、しっとり系ジャズ。非常に綺麗なタッチでアコースティックピアノを操っている。僕的にはこっちの方が彼女本来の姿っぽく感じるのだが。しかし本職はキーボーディストなんだ。アルバムのサイトはこちら。Web Site:Photo1Photo2注意:彼女のオフィシャルサイトは、たどればいけるけどナビゲートしにくいので、あまりおすすめしないため、あえて紹介は割愛してあります。★リンクはアフィリエイトじゃありません。
2006.01.16
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早速ブラジル系のCDを紹介しろとリクエストが来ましたので、先日紹介したTekaの作品"Watercolors of Barazil"を紹介します。まずこのアルバムはアメリカマーケットを意識したものなっているので、筋金入りのブラジリアンとは言い難いですが、それでもテーストとしては完全に本物。まずはBrazilという綴り。これは英語の綴りで、ポルトガル語ではBrasilとなるのだ。で、面白いことにこのタイトル、有る超有名曲の英語名。「ブラジル」としてしられている往年の名曲"Aquarela do Brasil"だ。そしてこのアルバムにはその曲が収録されていない。1曲目の"Mas que Nada"意外にはこれといった劇的なアレンジは施されていないが、それでもTeka特有のなんともいえない雰囲気に充ちていて、けっしてボッサノヴァ特有のブルジョアな雰囲気に満たされているわけではない。どちらかといえば、MPB (Musica Popular Brasireilo)の色が濃い。曲は全てカバー曲になるが、どちらかというとオリジナルに近いテーストだが、それでもTekaの手にかかると、彼女らしく変貌するのがおもしろい。よく似たアーティストにJoyceがいるが、音楽的なアプローチもかなり近いといえる。また英語版として歌われている曲もあるが、これは悪い例として、いかにブラジル音楽の旋律のリズムが英語としっくりこないかという良い検証になると思う。言語と旋律のリズムの深い関係をかいま見ることが出来るだろう。オリジナリティーを深く追求するようなリスナーには不向きな作品といえる。しかし、初心者から通まで楽しめる質の高いアルバムであることは間違いない。参加ミュージシャンも殆どが日本では無名だが、演奏の質は非常に高く、彼女の住むアメリカという環境でのミュージシャンお層の厚さを物語っている。彼らの殆どがジャズをベースにしていることは、一聴して解る。僕が一緒に演奏していた頃から、基本スタイルが変わっていないので、当時僕がどんな音楽をやっていたかも解ってもらえると思う。タイトルにあるようにブラジル音楽の多くの要素が含まれるおすすめのアルバムだ。ネットで試聴が出来るので是非アクセスして見て欲しい。テカのウェブサイトテカの音楽を試聴する。テカのCDが買える。 ←ここでも試聴出来るよ。
2006.01.15
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今日はめずらしくライブのレポートをしようかと、、、いつも一緒にやっているジャズ&ブラジリアンのバンドでした。ちょっとだけハイソなホテルのジャズラウンジなんで、雰囲気は普通のライブハウスとはちょっと違う。客層も「大人」が多いのだ。先週の日記で紹介したインド人の学生が来てくれた。彼は本来はブルースが好きだといっていたが、インドではまだまだCDなどもそれほどないらしく、殆どが映画を通して音がくを楽しむのだそうだ。彼とは殆ど英語で話をすが、彼も6ヶ月の研修の割には、本当に流暢な日本語を話す。見た目もなかなかハンサムなんで、店の女の子達も気にしてたらしい。「言ってくれれば紹介したのに~~~」っていても後の祭り。ちなみに彼女もかなりの美人(ハーフ)。んなことはさておいて、実は僕の楽器、冬の乾燥で接合部分にひどいヒビが入ってしまっていた。ちょっと心配だったので、あえて6弦のエレクトリックも持っていった。普段はアンプの音をマイクで拾ってPAに返すんだが、今日はラインを送ってみた。全体的に慣れないサウンドになったのだが、リハーサルでは大丈夫だったので、そのまま本番に臨むことになった。ただ、他のメンバーにはやはり影響があったようで、なんとなくしっくりこなかった。なかなかちょっとした事で影響を及ぼしてしまうので、セッティングは本当に重要だ。プロのプレーヤー達とやるときは、経験豊富なため、よほどこの事が無い限り対応が可能だが、セミプロとなると若干変わってくる。もちろんプロと同じ質の演奏が出来るメンバーだが、やはり週末だけの演奏となると、プロと同じにはいかない。自分も含めて、こういうところが本職とはちがうな~~とつくづく感じてしまうのである。でも最終的には落ち着いて、よくまとまったステージになったと思う。音楽なかまシリーズはまだ続きます。
2006.01.14
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ちょいと気が向いたので、少しづつ以前一緒に演奏していた仲間を紹介しようかと思い立った。で、とりあえずネット上で発見出来るミュージシャンたちを紹介してゆこうと思う。殆どがマイナーな人間なんで、興味の無い人は多いということは承知の上である。僕にとっては大事な仲間なのである。加えて、音楽の善し悪しは、有名かどうかで決定されるものでもない。あえてそういう見地から、「良いモノは良い」という視点で紹介してゆこうと思う。第一弾Teka (テカ)彼女と初めて会ったのは、たしかボストンに行って3か4年目くらいだったと思う。今でこそボサノヴァもいろんなタイプが日本でも紹介されてきたが、当時はジョビンとアストラド・ジルベルトだけが認識された時代だった。これは日本だけではなく他の国でもそうだったようだ。(日本ではいまでのその傾向があるが。)彼女との出会いは、そんな僕のボサノヴァの認識をがらりと変えてくれた。まず重要な事は、「ふわふわ」だけしているのではないということだ。日本では雰囲気モノとして聞かれることも多いこの音楽、実はあんがい力強かったりもするし、歯切れも良いものが多い。それにシンガー達の声量も多い。どっかの国では、声量もなくへなへなしかボサノヴァしかはやらないから残念だ。彼女からMPBの素晴らしいミュージシャンも教えてもらった。彼女は、一口で言うと、オーソドックスなボサノヴァだが、とにかく歯切れが良い。音程がいい。リズムが軽い。くわえて心地よいヴェルヴェット系の声を持っている。彼女とは"Bye Bey Brasil"という映画にちなんだ名前のバンドを、彼女の夫Parisとやっていた。出演はボストンの隣町、ケンブリッジにある「ラティーノス」。探してみたが今はもう無いようだ。MITから結構近かったな。興味のある人は、下のサイトへ行ってみてね。(詐欺サイトじゃないっす。でも英語です。)テカのウェブサイトテカの音楽を試聴する。テカのCDが買える。 ←ここでも試聴出来るよ。1月14日:今からライブ行ってきます。久しぶりに楽器さわるんでちょっとびびってます。イッテキ!
2006.01.13
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昨日と今日、ある機会がって若い学生といろいろとディスカッションすることが出来た。実は彼はインドからの研修生で、非常に優秀な人間だった。もちろん出来るだけ日本語で話すように心がけはしたが、話の内容が複雑になったり技術的な話になると、どうしても英語になってしまう。なんでも彼はの専攻はマーケッティングだそうで、一番僕の知らない分野だった。聞いてみたところ、かなりアメリカ風のマーケッティングを勉強しており、いわゆるコンシューマー・プロダクトを対象とした戦略的市場開拓なのだそうだ。しかし、彼の興味は、日本の中小企業がマーケッティング無しでも、良い経営が行われていることとが不思議だということで、いろいろと意見を交換した。ついでに、「じゃ君の提案はあるかい?」ってな話にもなった。話が終わるやいなや、彼はこう切り出した。他の企業にも研修でいったけど、殆どの会社で「だまって見習え」と言われたというのだ。彼は議論も提案も許されて事が嬉しかったとみえて、僕以外の社員ともおおいに議論を交わしていた。製造現場で議論をしていると確かに働いていないように見える。しかし、生産性向上、品質向上のためなら多いにやるべきだと僕は思う。意見無駄にみえるこんな行為が、突拍子もないアイデアにつながることってよくある話ではないか。あるきっかけが元で、突然ブレーンストーミングが始まったって良いじゃないかと思う。これに対して、日本の大学からも、まったく同じような立場の学生が毎年やってくるが、彼らから建設的な発言を聞いたことは一度もない。改善提案や議論などしない。自分から話をしようともしないからだ。何のための研修なのか理解に苦しむのである。日本は、こんな大学教育を続けていていいのだろうか?こんな職場でいいのだろうか?
2006.01.12
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またまたレトロスペクトな話である。実は今日作業中に、久しぶりにキース・ジャレット・トリオの「My Song」というアルバムをBGMにしていた。このアルバムは、ボストンい暮らしていた頃、よく聴いていた大好きな作品の一つだった。たまたま数年前にCDを入手していたが、チャンスがなくなかなか聴くことが出来なかった。今日ふと思い出して棚から引っ張り出してきた。僕がこれを聞き込んでいたころ、実はジャズを始めて、だんだんスイングするジャズだけの世界から、徐々に違った試みをする音楽家達の演奏を聴こうとしていた頃、もっとも感銘を受けた作品の一つだった。当時は野球で有名なフェンウェイパークからほど近いアパート群の中にいたが、そこはボストン美術館やイザベラガードナー美術館も近く、都市区域の割には閑静な場所だった。冬になると雪がつもり、近くの公園(こっちが本物のフェンウェイパーク)も綺麗な白に染まることが多かった。時期的にはちょうど今頃である。面白いことに忘れかけていた情景が一枚のCDでみごとに僕の中によみがえってきたのだ。当時の待ちの臭いや、近くのコインランドリー、伊太飯や、骨董品屋(どちらかというとがらくた多い。)が鮮やかに蘇ってきた。刺激物の事を英語でスティミュラスというが、人間の脳にもこのスティムラスがインプットされると、本当にいろんなフラッシュバックが現れる。たとえば、昔好きだった女性と同じ臭いの香水を嗅いだときとか。同じように音楽にはそんなパワーがあるんだと再認識したのである。音楽に携わる人間にとって、こんなちょっとした再認識は、とても気持ちの良いものだ。だから音楽ファンのみなさんも、音楽とそれを聴いている自分を大事にして欲しい。神様が人間だけに与えてくれた音楽というギフトに感謝感謝。
2006.01.11
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毎日お世話になっている大切な道具、っていうのが僕の印象だ。最近いろんな側面から、多くの言語を扱うことが多くなってきた。携わる分野も拡大しているなか、いまの生活も辞書なしでは考えられない。あんがいこの書物は、使いこなすまでにはそれなりの技がいる。実は先日ソフトの辞書を買ってみた。こいつがまた一筋縄ではいかない。ともあれ、パソコンで文章を書くうえではかなり便利なものになると思う。しかし、残念ながら今は手書き中心なんで、やっぱりハードコピーとなる。最近では便利な機能をもった同義語辞典、翻訳表現辞典やら、イラストの多い辞典などいろいろとあって下手な読み物よりもずっと面白い。ましては新明さんにいたっては、その強烈な定義文や用例には、腹を抱えずには居られない。いつものことだが、毎回辞書を開くと、その情報量の多さに圧倒される。そしてつい目をやるのが、編集者のリストだ。いったいどれだけの労力と時間をかけて一冊の辞書を作りあげたのかと、想像しただけでもぞっとする。同時に、この世から辞書が無かったらどうなるだろうと考えると、これもぞっとする。辞書だけでは対応しきれない側面は、無限にあるとはいえ、この便利な本を作ってきた多くの人たちに感謝をせずにはいられない。お疲れさまでした。これからもよろしくお願いします。
2006.01.10
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ちょうど昨日の夜遅くに、植木等さんのインタビュー番組をみた。実はちゃんとクレージーキャッツを聴いたのは大学生の時で、僕が新しいジャズや現代音楽なんかに取り組んでいた頃だ。ライブでも手の込んだ作品を沢山演奏していた。そんな時に、どういうわけか入手した一本のカセットに、入っていた。先のと尖りまくった音楽をやっている時、クレージーキャッツはとんでもなく方向違いの音楽だった。どころがとにかく面白い。コメディーとはこうあるべき、と言わんばかりのできばえで、内容も素晴らしかった。しかし、これが面白いだけではすまされない事が判ってきた。演奏の質、レコーディングの質、声の良さ、全てが素晴らしかった。当時既にあったCDとかと比べても、何も引けを取らない音質にびっくりした。金管のアンサンブルもばっちりきまっている。しかも、ジャズの要素を日本的な音頭っぽいのりに見事に融合させている。結局、当時アパートをシェアしてた彼女と、ルームメートの3人で朝まで酒を飲みながら繰り返し聴いた。「あんたの娘を信じなさい、ほれ信じなさい、ほれ信じなさい、、、」ベースはちゃんとジャズの風にやっている。しかし歌と頭打ちの手拍子で、みごとに宴会風になっちゃっている。話はインタビューにもどるが、よくよく聞いてみると、当時の関係しちた人たちは、みんな精鋭であり音楽的バックグラウンドも素晴らしい。しかもコメディーライターは、あの青島幸夫だ。当時の映像をみるにつけ、その質の高さと上品はユーモアの世界に感銘した。ドリフターズがクレージーキャッツに憧れるのも無理もない話である。ものすごい日本のジャズの大先輩に、乾杯!
2006.01.07
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ちょエロというか、青春の話というか、、、同級会や同窓会が多い時期、ご多分にもれず我が輩にもそういうお座敷がかかった。比較的コンスタントに宴会を開く仲間達なんで、僕にとってもそれほど特別なイベントではなく、楽しい年中行事ということで、いつもどおりに出かけたのだ。ただひとつ違うのは、今回は仲良しだったNちゃんが出席するということだった。実はこの人、同級生が苦手だった僕の、唯一の同級生元カノ。しかもその事実を知る人は、僕からしゃべった親しい友人一人以外はいない。生まれて初めてラブホに行ったのも彼女だったし、生まれて初めての浮気も彼女だった。ってことは他に彼女がいたわけです。 (^o^;いろんな意味でどきどき。とりあえず高校生だったので、一応の経験はしていたものの、まだまだ青かった僕は、朝まで女の子と過ごす経験は初めて。正直いって寝られません。だってとなりにピチピチのくぁわいい娘がスッポンポンで、、、、寝息たててる。(そう、彼女は先にぐっすり寝てしまいました。気もち良さそうに。)で、、、彼女とはそれっきり。(ワンナイトスタンドだ。いろいろ事情がありまして。)15年越しに会ったNちゃん、まだ可愛かった。ほんの10分だけだけど、二人とも思い出を胸にしまいながら話が出来た。こういう時って、お互いにしかわからないけど、二人の会話になったとたんに、眼差しが優しくなるんだよね~。とってもいいお母さんになってる幸せそうな彼女を見て、僕も幸せになった一夜でした。彼女の事が好きだった別の同級生にさりげなく席を譲ってきた。(奴は二度とその席から離れなかった。)
2006.01.06
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また悲惨な火災が起きてしまった。無くなった子供達と遺族の方々の事を想うと、断腸の思いだ。なんでこんなに火災が多いのか、ちょっと考えてみた。当然木造家屋の多さがその原因の筆頭だろう。最近また消防法?または条例がかわるのかで、火災報知器の設置が義務づけられたと聞くが、警報機なら殆どの家庭についているはず。古い家では無い場合もあるが、安全面を考えれば着けて当然だろう。一方海外ではどうなっていたかというと、集合住宅の場合、(一軒家でも)スプリンクラーが付いているのが当たり前だった。実際に自分が住んでいた場所でも何度か作動した。火災報知器は当然だったし、報知器自体はしかるべき所に接続されているため、発報すると自動で連絡がいくようになっている。ある時、日本ではなぜスプリンクラーを付けないのか、と友人の建築家に質問してみたところ、こんな解答が帰ってきた。日本の建築基準法が、火災後の対策よりも火災が起こらないようにする素材を使うというのが前提で、火災を予防する」というのが基本的な考えかたなんだそうだ。木造家屋が多いに日本で、この考え方は明らかにおかしいと思う。どんなに予防しても火災は絶対に起きる。人為的なミスでなくても、漏電や金魚鉢の集光でも火災は起きる。一旦起きてしまうと犠牲者は決まって子供やお年寄りである。事情はどうであれ、スプリンクラーの配備は今後絶対に必要ではないかと思う。少なくとも自分の家はそうするつもりだ。実際に10年間住んでいたアメリカで、アパート火災などによる死亡のニュースを聞いた経験が殆どないのだ。同じアパートやコンドミニアム内での火災は4度ほど経験しているが、一度もけが人は出ていない。地震が多いのに強度をごまかす、火事が多いのに防火、鎮火対策が不十分。日本のここがおかしい。★不動産価値として、建物の価値が殆ど評価されない商慣習にも問題があるかもしれない。安全に対して投資をしても、転売時には評価の対象にすらならないので。さらなる問題は、もし法制化されたとしても、またもや新しい詐欺のネタになってしまいそうな話でもある。それでも不必要な規制をするよりかは、よっぽどまし話だと思うのだが、みなさんはどう思う?
2006.01.04
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ご無沙汰しておりあす。相変わらず本職以外忙しいぎぐばぐですが、みなさまおかがお過ごしでしょうか?本当に忙しいので、年の瀬いらいお天道様を見上げておりません。とほほ。で、今日の独り言は「なんでも、、、、、」という言葉について。よくあることだが、どんな音楽が好きかたずねると、よくこういう答えが返ってくる。「なんでも好きですよ~~~」と爽やかに。 ?こういう答えを僕は信じない。本人は何でも好きなつもりってやつで、始末が悪い。じゃってんで、こんな風に聞き返してみる。 「あ~そう」「じゃ、ブルガリアンボイスは知ってるよね。それとケロンチョンはどう?」「ガラチャとかワワンコのリズムはどうさ?」なんて聞くと決まって相手は、、、 ぽか~~んこちらの主張としては「さっき何でも好きっていったじゃん」だ。とかく我々は無難な回答をするけど、出来るだけいろんな事にたいして具体的な考えを持つようにしていないと、こういう目にあう。よく言うでしょ。食事に行こうって誘われて「なんでもいいよ~」って答えるのは、結構嫌われるってこと。僕だったらそんなこと言われたら、「じゃ、タランチュラの塩焼きでもいい?」って言っちゃうな。★これ、じつは僕がやった面接での実話。余談だが「どんな音楽がすき?」って聞かれてアーティスト名答えるのも、考え物。すくなくとも有る程度のジャンルとか分類とかで答えてもらいたいものだ。
2006.01.03
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