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2009年06月14日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
小三治一門の弟子達による企画、小三治一門会(よみうりホール 昼の部)
露払いは、孫弟子こみちの権助魚、続いて喜多八門下のろべえは師匠譲りの筍。中トリは〆治師匠の「小三治十八番に挑む」で、「藪入り」いつもながらの親の子を思う心情にあふれた噺は、気持ちがいい。
中入りをはさんで、緞帳が上がると、下手より、三三、ろべえ、〆治、空席をはさんで、小里ん、はん治、三之助、こみちの師匠方がならび、小三治師匠が満場の拍手に迎えられ、登場。
弟子達が緊張した様子で、並ぶ中、師匠お得意の口をへの字に結んだ、厳しい表情。
三三師匠の司会で、大喜利「小三治にモノ申す」の始まり。
一門が一人ずつ、小三治師匠に質問やら、モノ申す企画。
三三師匠「扇橋師匠と師匠は楽屋でじゃれ合っているが、それはどうなのか。」
「私も困ってます。」
ろべえ「楽屋で私の名前を呼んでくれないけど、僕の名前覚えてます?」

など、いろいろな質問があるなかで、三之助師匠の「師匠は本当に怖い人で、師匠にお前は首だって、言われて、大変な思いをしたけれど、師匠は小さん師匠にくびっていわれたことはあるんですか。」に、小さんとの思い出や、さまざまな貴重なエピソード、おかみさんとの思い出などを語る中で、「昔はすぐに首を言い渡したが、最近はめったに言わない、それは、人が人を育てるなんてことはできないというように思うようになってきたからだ。」という発言には、深く感動した。

その他にも、いろいろ楽しい話があったけれど、やっぱり「小三治師匠がここまでになられたのは、師匠が常に精進ということを続けてこられたからだ。」ということがわかり、「やっぱり人生一生懸命生きなきゃだめだ。」って、なんか、力をもらえた気がする。

続いての高座ははん治師匠。大爆笑と感動の大喜利の後で、やりにくいだろうに、さすが一門の総領弟子。すっと入ったぼやき居酒屋であざやかな高座を展開。楽しい一席でした。

膝替わりの世津子師匠の明るいステージの後、お待ちかねのトリは師匠の十八番「青菜」

「植木屋さんご精がでますな。」のひとことで、まさに、お屋敷の縁側と庭が目に見えるよう。植木屋とご主人の会話を丁寧に語る中で、お屋敷の旦那さんの暮らし方や考え方と植木屋の生活の違い、そして、お屋敷と裏長屋は金のあるなしだけでなく、暮らしに対する姿勢が違うことに気づいて、その違いから、お屋敷の生活にあこがれを描いていく植木屋の心情の変化。
さりげない調子に込められた旦那様と奥様の間にある情愛。
そういった、登場人物の感情がありありとわかる台詞まわしに、仕草、口調と間合い。

会場は一体となって、笑い、感心し、時にしっとりとした雰囲気に包まれる。
小朝の歌舞伎座公演でもあったが、千人を超す観客をたった一人の芸人が自由自在に操る芸のすごさを間のあたりにする感動と、操られる快感。

今日の師匠はいつもにまして絶好調。

前半で、お屋敷の暮らしにあこがれる植木屋の心情がきっちり描き混まれているから、後半の大工のたっちゃんとの会話には大爆笑。



今年のベストの落語会と高座。





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最終更新日  2009年06月14日 11時14分57秒
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