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 既に新聞等でも報道されていますが、「ふるさと銀河線再生ネットワーク」が銀河線を運営する承継会社として、岡山電気軌道(株)にアプローチを行い、一定条件のクリアを前提に前向きな回答を得たとの事です。
 銀河線ネットTOPページにも、詳細が掲載されています。

http://www7a.biglobe.ne.jp/~gingasen/


 ご覧になられている皆様にも、若干の疑問があるかと思います。

 まず、なぜ岡山電軌にアプローチをしたか。いくつかの会社に名乗りを上げてもらい、そこからプロポーザル方式で選んでいくのが、ひとつの理想ではあります。ただ、銀河線代替交通の議論が進んでいく中で、代替交通の手段を決定する期限(11月頃)が近づいてきている。一方、承継会社の実名を挙げない中での株券仮予約運動に「限界があり(銀河線ネットHPより)」、実績のある岡山電軌にアプローチをかけたようです。
 南海電鉄貴志川線の場合、存続を目指す市民団体が岡山電軌にアプローチをかけ、継承に名乗りを上げたことが、地元自治体による承継会社公募へつながっていきました。

 次に、なぜ岡山の企業に、です。NHKテレビ「ご近所の底力」で全国的に有名になったものの、道や市町がさじを投げたものをなぜ?という点です。(そういえば、名鉄岐阜市内線存続の件で、名乗りを上げた岡山電軌に対して岐阜市長が同様の発言をしていましたね…)
 岡山電軌だけ見れば、総延長わずか4.7km弱の地方の路面電車を経営しているに過ぎません。しかし実際は、両備バスなどの交通や不動産、スーパー経営などを展開する一大企業グループの一員です。
 一方、鉄道経営という点で見れば、他の地方私鉄同様、過去に何度も廃止の危機に立たされています。それを数々の手法を用いて克服し、現在はLRTを導入するなど、先進的な経営を続けています。
 さらにこの会社は、鉄道存続の過程の中で、地域の市民団体とパートナーシップを築いており、企業として市民団体とも連携をしていくノウハウを蓄積している事です。
 決してボランティアではなく、ビジネスの視点で銀河線の将来に可能性を見出している事は、極めて注目すべき事です。

 3番目に、では、岡山電軌から出された引き受けのための4条件についてはどうでしょう。これは、存続を目指す他の線区に対して出されたものと同じであり、その内容も極めて常識的なものです。その条件がクリア可能なのか?
 現運営会社の協力、これは「新事業体が決まれば協力する」との回答が、ちほく鉄道会社から出ています。又、国交省北海道運輸局主催の代替交通確保協議会でも、議題に上がるはずです。応分の財政負担、これは費用対効果をバス転換の場合と比較しつつ検討すればよいわけで、場合によっては今までの様々なシミュレーション以上に良いものが出る可能性もあります。
 そうすると、もっとも肝心なのは「地域の熱意」です。過去何年にもわたって「鉄道はダメ」と刷り込まれ、4月以降すっかり熱が冷めた沿線地域に、短時間でどれだけアピールできるか。これが最大の難関です。これがクリアできれば、議会の承認も問題ないでしょう。

 先月29日に開催された道庁主催の沿線自治体首長会議でも、「岡電引き受け」の話が出たそうです。もう一度、沿線が住民レベルで結束する時にさしかかっていると思います。

※この記事は、事実関係に若干の相違があるとのご指摘を受け、一部当初書き込みと内容を変更させていただいています。ご了承ください。(9/3)





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Last updated  2005/09/03 08:50:15 AM


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