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続けて。

 以前このブログで、JR東海が運営する「リニア・鉄道館」で、多くの保存車両が解体されたという話をお伝えしました。

https://plaza.rakuten.co.jp/gingasen/diary/201906300000/

 この時は、鉄道ファンを中心に多くの批判の声が沸き上がりました。私も、鉄道車両を後世に残すべき文化財と捉えた場合の、この事態の問題点を指摘しました。
 ところが、これと極めて似た事態が、再度起きたのです。
 場所は、JR東日本の新幹線総合車両センター。宮城県利府町にあります。
 ここには退役した新幹線車両6両のほか、蒸気機関車3両、電気機関車6両が保存されていました。しかし、この内機関車8両が、昨年末から今年にかけて現地で解体。2015年に他の場所へ移設された電気機関車1両を除き、当地で保存されていた機関車が一気になくなってしまったのです。
 解体された機関車には、いわゆる初号機が4両、同形式唯一の保存車両が2両もありました。加えて当該電気機関車は、東北地区の動力近代化を担った、歴史的に貴重な車両でもあり、その歴史的価値は極めて高かったと思います。


https://blog.goo.ne.jp/tsurukun1422/e/61ca51fec9a384a2efe96d0b66222c74

 リニア・鉄道館の件、そして今回の利府の件を通じて、大手の鉄道事業者の、しかも自社が関わる鉄道遺産であっても、いつなくなってもおかしくないことが、はっきりしました。一方、行政主体、あるいは個人による車両保存も、行政の場合は、予算減による管理の不行き届き、個人の場合は、世代交代や本人の経済状態による不安定さがあり、これらも車両保存にとって安定した道ではないことも、明らかになっています。
 では、安定して未来にわたって鉄道車両を歴史遺産として保存していくには、どうしたらよいか。残念ながら決定打はないと思います。保存車両が置かれた個々の状況を丁寧に分析しながら、可能な限り多くの関係者との関わりの中で、車両維持のための活動をしていくしかないと思います。その際、保存する対象の持つ「価値」を、志ある人たちの間で再認識し共有することから、スタートさせなければなりません。「価値」すなわち当該車両を保存する意味を関係者で共有できれば、それはさらに多くの人たちを関係者として巻き込むことにつながり、結果として道は必ず開けると思います。





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Last updated  2020/10/08 01:06:10 AM


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