元気力UP!

元気力UP!

2014年12月06日
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カテゴリ: 健康法
2014年11月25日の大阪大学からのニュースリリースで非常に面白いものがありましたので紹介します。
大阪大学免疫学フロンティア研究センターの鈴木一博准教授らの研究グループの研究結果です。

昔から病は気からと言われますが西洋医学的に説明はされていませんでした。
今回の研究結果で明白に、分子レベルでどのようにしてストレスが人の病気への耐性を決める免疫システムの動きを悪くするのかを証明しました。

人がストレスを受けると、交感神経が活発化します。
ご存じのように神経がピリピリしている時は交感神経が活発化しているし、
のんびりしてるときは副交感神経が活発化しています。

今回の研究内容を分かりやすくするために少し基礎的な事柄を説明します。

免疫システムとそのはたらき

リンパ球はリンパ球のたまり場であるリンパ節からリンパ液中に入り、リンパ管を通って首の近くで静脈中に入り、心臓から動脈中へと進み、またリンパ節に戻ってきます。
必要に応じてリンパ管や静脈、動脈から出て外部からの侵略者への対応に当たったりします。

今回の研究では、リンパ節中で休んでいるリンパ球の表面に存在している受容体という神経伝達物質を受け入れ、所定のアクションをとる受け口の2種類のものが関連しています。

一方は、人がストレスを受けた時に交感神経から分泌される神経伝達物質であるノルアドレナリンの受容体の一つでβ2アドレナリン受容体というものです。

他方はその受容体に、所定の神経伝達物質ケモカインを受け入れるとリンパ球をリンパ節にとどめておこうという働きがある受容体で、ここではケモカイン受容体と呼びます。

上記の二つの受容体の間には相互の関係、ここではクロストークといっていますが、β2アドレナリン受容体に信号(神経伝達物質=ノルアドレナリン)が入るとケモカイン受容体の働きを強めます。

以上のイメージを持っていただいたうえで状況を説明します。

1.人がストレスを受け、リンパ節につながっている交感神経の末端からノルアドレナリンが分泌されます
2.ノルアドレナリンが近くで休憩中のリンパ球の表面にあるβ2アドレナリン受容体に取り込まれ、クロストークによりケモカイン受容体に働きかけ、リンパ球がリンパ液中に出て行こうとするのを抑える働きが強まります。

3.結果として短時間のうちにリンパ管や静脈、動脈中のリンパ球の数が大きく減少します。


病は気から


人体の免疫系としては所定のリンパ球が体内を循環し、緊急の場合にはその数を増やし、外的への対応をしなければいけませんが、ストレスが逆に働いてリンパ球が減ってしまうということを示しています。



慢性的なストレスが免疫系の働きを抑え、病気を誘発するということが証明されたということになると思います。


淡々としたニュースリリースですが、これは非常に大きい成果でわくわくしてしまいました。










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Last updated  2014年12月06日 19時05分38秒
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