この地球の、同じ時間を   *百世のカフェ・ルーチェ*

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2009/10/14
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カテゴリ: プライベート他
なんだかずっと体調不良がつづいていて、更新できず、ごめんなさい。m(_ _)m

先日のカンブリア宮殿がすごく良かった。
モード学園
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20091012.html

なんと、この時代に「就職100%保証!」
思いきったもんだな~と思ったが、
客寄せのためではない。

社長さんが番組内で話していたのだけれど、
「就社ではなく、就職」と。
「日本は、ただ会社に入れる就社がほとんどだけど、
僕はちゃんと社会に通用する技能を身につけさせて、
本当の意味で就職できる力をつけてもらう」


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≪絶対に就職させる!業界独自の「完全就職保証制度」≫
モード学園の特徴は、他の学校ではあり得ない就職の「完全保証」。
卒業時に就職が決まっていない場合、 学費免除で就職が決定するまで勉学でき、

「そんなことしたら潰れてしまうぞ!」との競合校からの声もあったが、
マンツーマンの就職指導で卒業までにほぼ100%の学生が就職を決めるという。
さらに就職した後も助けてくれる「15年間就職保証制度」も。
今の不況もどこ吹く風、 産業界から引く手あまたのモード就職事情。
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スゴイよ、これって。


もちろん、そのために、授業は徹底する。
・現場の教師
・4年制でみっちり
・課題は年間200以上。毎週1~2度徹夜するくらい。
・各ジャンルの課がお互いに提携。
たとえば、生地のデザインは、○○科、それを使って縫製するのは○○科といった具合。


なかなか仕事の全体像が見えないから、とてもいい方法だ。
学校のスペースも、壁のないオープンなエリアで、各科の生徒が一緒にジョイントしていた。
仕事の流れや全体像を経験できる って、強いと思う。

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≪“専門”校ではなく “総合”校が 力を付ける≫

ありとあらゆる専攻を揃えまるで「専門学校の総合商社」だ。
実はモードの独自性はここにある。
授業や学園祭などあらゆる機会に、 学生に他専攻との共同作業を課し、遂行させる。
「実社会は自分の専門だけでなく、いろんな人との共同で動いている。
専門バカではなく 共同作業を通して、「働く」実践力を身につける」 ことを狙っているのだ。
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そして3つの金言のうち、3。「誰もが必ずモノになる!」にもグッと来ました。

金言1:「『環境』が人を育てる」
金言2:「98人が反対したから 成功すると思った」
金言3:「誰もが必ずモノになる!」


ふつう、こういう専門校って、優秀な人を中心についてこれる人だけになっていきやすい。
中途半端な覚悟の人は、課題を提出しないで、
なんとなくずるずるとドロップ合うとしてしまう。

私が通った専門学校もそうだった。
毎日の課題が山のようで、毎週1~2回の徹夜は当たり前。
だけど、そこでみっちりと色のことや線のことやいろんなことを
体に叩き込まれるように製作していったことは、いまでも貴重な財産だ。

だけど、気分だけでかっこいいと思って専門学校へ来た人たちは、
課題を出さないまま、夏までに半分くらい辞めていく。
卒業までには、さらに1/3~1/5まで減っていく。

それは仕方ない事だと思っていた。
本人がやらないことにはどうしようもない、と。

だけど、谷社長は、 「今からでいいんだ」 と。
それは、すごくあたたかくて希望のある言葉だと思う。

生徒へ求めるルールは2つだけ。
・授業に出る
・課題を出す

このあたりまえのことをこなせば、きちんと力をつけてくれる自信が伝わってきた。

生徒インタビューで
「いままでで(人生で)一番勉強してる」って。
やる気にさせるのもすごいこと。

学校の授業風景も驚いた。
奇抜なCMでも知られるように、生徒たちのファッションは千差万別。
しかし、 開始前にピタッと席に集まり、
深々と礼をし、授業がスタートする。

礼儀も大切にしているのだという。


「3回遅刻で1回欠席」というルールも、シンプルでいい。
生徒に求める出席と課題もそうだけれど、
目の前に見える行動と、出来上がったもの(作品)だけが勝負だ。

私がデザイナー学院に通っていたとき、先生に言われた言葉が忘れられない。
課題を提出するとき、つい、みんなひとこと言い訳じみたことを言ってしまう。
そこで・・・・
「できあがったものだけが全てなんだよ。
おまえら、街中に貼られたポスターの前に立って、
これはこうなんですって、説明して回るのか?できないだろ」
と。

すごく腑に落ちた。そして、プロとして大事なことを教わった。


モード学園の谷社長がこの学校を始めたのは、
自らの就職の挫折から。

谷社長は母子家庭。母親を安心させようと、安定した銀行を受験。
最終面接までかけあがり、担当者が履歴書をみて
「きみ、母子家庭なの。じゃ。ダメだね。次の人~」 と落とされた。

当時、お金を扱う銀行は、母子家庭など貧しい家からは採用をしなかったのだという。
受けたのは、ただ1社外資系で、ここならと思いエントリーしたが、
やはり母子家庭では、けんもほろろに断られた。

そこから谷社長は就社を断念。
母親がやっていた小さな洋裁学校を一から手伝いはじめ、
やがて一大専門学校へ。

この人、本物だなって、思いました。
受け答えの一つひとつの言葉が、シビレましたよ。

娘をここに通わせたいって思いました。
ファッションだけでなく、ゲーム制作やweb関係のHALという学校もやっているそうです。

大学って、広くてきれいだけど、4年間もぷらぷら遊ぶのって、もったいない。
もっとその先の人生にしっかり役立つもの の方がよいと思っていたので、
娘が高校生になったら、見学して、専攻をじっくりと考えられれば。

授業料は専攻によって違うのだけれど、年間150万前後。
4年間で600万。+入学金30万。
がんばって貯金しなくちゃ~。あううう。





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Last updated  2009/10/14 05:46:04 PM


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