川本美器のお買い物ブログ

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2009年07月12日
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7月12日になり、山鉾の曳き初めがはじまった京都の街中。

今日は32ある山鉾のうち「白楽天山」をご紹介します。

唐の詩人白楽天(白居易)(772~846年)と道林禅師の問答をあらわした山です。
白楽天が視察官として西湖の北の山に赴き、老松上に住む道林(どうりん)禅師を訪れて問いました。
「仏法の大意如何に?」道林禅師は「諸悪莫作 衆善奉行(善いことをせよ。悪いことはするな)」と、はぐらかすような答。
白楽天は半ばあきれて「そんなことは三つ子も知っています」。「左様。しかし八十の老翁でも行いがたいことなのだよ」。
白楽天は道林の徳に感服して帰ったといいます。


ところで。

これ、何の事でしょうか?
「卯月」は4月だから、4月に飲むお酒?「卵酒」の間違い?
ではありません。
白楽天大好きだったものです。「卯」は「卯の刻(午前6時)」で、つまり朝酒のことですね。会津の「小原庄助」さんみたいですね。

仏法讃醍醐       仏法は醍醐(乳飲料)を讃え
仙方誇コウカイ     仙方は(コウカイ)(甘露)を誇る
未如卯時酒       だが卯の刻の酒に及ぶまい
神速功力倍       その廻りの速さ、効きめのよさ

他にも、「与諸客空腹飲」「和嘗新酒」「橋亭卯飲」「酔吟」などがあり、さすがに余裕の人です。
この時代の詩人というのは、ほぼ政治家でもあり、最終的には白居易は皇太子の教師や刑部尚書などの大臣クラスの高官にもなった人物です。
若い頃は実社会、政治に批判的でしたが、江州左遷の後は閑適・感傷の詩が増え、日本人の愛する平易暢達で大人(たいじん)の情緒に満ちた詩風になっています。「卯酒」の詩もこの頃のものです。

「卯酒」を「ぼうす」といって、日本人も平安時代から朝酒をたしなんだようですね。
これは、白居易存命中に67巻本の『白氏文集』が日本、朝鮮に伝わっていたからでしょう。
白居易にちなんだ、こんな焼酎があります。

老松酒造「一甕の醍醐」

「更に憐れむ 家おん 春を迎えて熟し一甕の醍醐」



朝から芋焼酎はキビシイですか?休日の朝にゆっくり、ロックで飲むのもオススメな意外にすっきり味です。
それにしても、これを見る限り、朝酒にかぎらずいつでも飲むこと大好きな人だったみたいですね、白居易は(笑)。





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最終更新日  2009年07月12日 12時02分59秒


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