『頭ぐしゃぐしゃ』の彼方に・・・

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chang-wei

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May 3, 2006
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カテゴリ: 雑感
月曜日、山村美紗原作の、京都を舞台にした推理ドラマシリーズをやってた。

船越さんが片平なぎさや渡瀬恒彦、小林稔侍あたりと入れ替わってることもあるけど(笑)。

この手のドラマって、殆どが9時にはじまるんだけど、常に10時半ごろからのクライマックスだけ見れば満腹状態になってしまう。なので、月曜もそこだけ見た(笑)。
この時間帯になると、真犯人(誠実そうだが翳のあるおばちゃん)が人質(かよわい女性)を呼び出し、必ずクライマックス現場(なぜかいつも岸壁だとか山のガケっぷち)に連れて行くのだが、どういうわけか船越栄一郎扮する太め敏腕刑事が、必ずダッシュしながらその現場に現れ、「やめろー彼女に罪はない放すんだゼェハァ」などと一息に云う。

そして彼が、犯人の逆ギレにより刺されたり撃たれたりしても絶対倒れず、「謎解きを兼ねた命がけの説得」をするのに対し、犯人が「アナタにはすべてお見通しね」とかなんとか云いつつ、刃物か拳銃を彼女の首筋に当てながら、事件の真相を、殺人の記憶を映像を交えながら語るんだが、そこだけ見れば事件および物語の全貌がまるわかりになる。

そして犯人が自分の罪深さを責めて人質を放し、必ず一度自殺を図るのだが、船越刑事の人情味あふれる説得によって自首を決意、そこへ必ずパトカーのサイレンが聞こえてくる。
かくして一件落着。そのシーン以前の話というのは、クライマックスまでの、多大な時間のかかったほんの導入部分にすぎない。

クライマックスというのはそういうもんだろう、と云われればそれまでだが、そこにいたるまでの長い長いプロセスが、クライマックスに反してあまりにも味気ない。


おそらく、「水戸黄門」なんかの時代劇のように、こういう推理ドラマもパターンが固まってて、だから安心して見られるという側面もあると思うんだが、そのぶん絵解きの妙味が薄く、意外性を出そうとするとかえって判りづらくなったりするので、結局クライマックスで犯人に説明してもらうのが一番(笑)。だから話の前半は全く見たいと思わないのだ。

「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」みたいな演出もたまにはやれば面白いのに、とも思うんだけど、役者のカラーというのは千差万別だから、難しいのかな。
船越さんが古畑警部みたいになっちゃうのも微妙だしなあ・・・。





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最終更新日  May 3, 2006 08:06:34 PM
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コメント新着

野鳥大好き @ Re:ちょいと試みに・・・(11/21) あのな…、解ったよん。
chang-wei @ Re[1]:やれやれ・・・(11/20) 野鳥大好きさん >やれやれ…でしたね。あ…
chang-wei @ Re[1]:やれやれ・・・(11/20) setattiさん >私のPCも時々おかしくなる…
野鳥大好き @ Re:やれやれ・・・(11/20) やれやれ…でしたね。あはは、赤ちゃんなん…
setatti @ Re:やれやれ・・・(11/20) 私のPCも時々おかしくなるから困ってるん…

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