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手帳の始めのページには「走ってみる」と書いてみた。といっても、毎朝ジョギングするとか、マラソンに挑戦するなんていう身の程知らずなことではありません。去年は車の運転もするようになったことだし、ヨーグルトも食べられるようになった。苦手だと思ってきたこともちょっとはチャレンジしてみよう、という程度の気持ちのあらわれ、ということで。ちなみに去年のテーマは「乗り遅れない」だった。少なくとも、会社を辞めるタイミングと、仕事を始めるタイミングは見誤らず、乗り遅れなかったから、まあまあだったのではないかしら。その前の年のテーマは何だったかな、と思って手帳を引っ張り出したら、「言う前に考える」「流されない」の2行が。・・・当時の心境がしのばれる。
2010年01月10日
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久しぶりの映画鑑賞。あまり重くなくて、気軽に楽しめる映画が見たいなあ、と思っていたのだけど、その希望にばっちりはまっていた。フジテレビ開局50周年記念の作品というにふさわしい、華やかな映画だった。織田裕二は渋くてかっこいいし、天海祐希はどこまでも美しい。福山雅治のちょっとちゃらちゃらした感じも効いていたし、佐藤浩市のオトナな魅力もよかった。次に旅行するならイタリアだな、と思えるきれいな景色と、サラブライトマンの透明感のある歌声。・・・さすがフジテレビ、という感じだ。内容にも、ストーリー展開にもほとんど満足だったけど、たった一つ違和感を感じたのは、天海祐希の役どころ。娘を誘拐されて取り乱しながらも、果敢に事件に立ち向かうシングルマザーという設定だ。確かにあれはあれで「強い女性」なんだろうけど。でもこちらがイメージする天海祐希は、ああいうイメージではない、と思ってしまう。きっと天海祐希は織田裕二の後をぜいぜい言いながら走っていったりはしないだろうし、イタリア人のナンパに絡まれて困ったりはしないだろう。むしろ織田裕二の前を超人的体力で走り、すごみをきかせた笑顔でイタリアのナンパなんて蹴散らしてしまうんじゃないかしら。演技が下手とか、彼女が役になりきれていないというのとも全然違う。あたしはちゃんと彼女の気持ちに感情移入して見ていたし、ちょっとうるっとくる場面もあったぐらいだ。それでも感じてしまうこの違和感はきっと、本当の天海祐希さんとも違う、他のドラマで作り上げられてきた「女優 天海祐希」のイメージなんだろう。・・・天海祐希的には不本意かもしれない。っていうかあたし、何回天海祐希って書いてるのかしら。
2009年07月29日
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今日から「コスタリカ」が始まった。コスタリカといえば・・・あたしのどうでしょう録画コレクション第1作目の作品だ。(つまり、コスタリカから録画しはじめたってこと)ってことはつまり・・・・どうでしょう一周。なんだかとっても達成感。と、同時にちょっとさびしい気がしないでもないような。
2009年02月14日
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昔なじみの映画館のひとつが、今月末で閉館する。最後の特別企画として「サウンドオブミュージック」をするということで、見に行ってきた。・・・正直、「今さらサウンドオブミュージックかよ」と思わないでもなかったけれども。結果的には、この映画館の雰囲気を味わうにはとてもいい映画だったように思う。アルプスの景色と、名曲揃いの歌、そして家族の絆。感傷に浸るにはぴったりだ。記憶が確かなら、ここはあたしが初めて映画を見た映画館だ。小学生の頃にみた「子猫物語」映画の前に会場が暗くなるのはちょっと怖い感じがしたけれど、映画が始まるとその物語に引き込まれて、とても楽しい時間を過ごしたことを覚えている。最近はそもそも映画を見る本数自体がずいぶん減ってしまって、このピカデリーに入るのも数年ぶりだった。こんなあたしがいう資格もないのだろうけど、それでもやっぱり映画館通りから映画館が消えていくのは、さびしい。毎回、肖像権の心配をせずにはいられなかったヘタウマな感じの表看板がなくなるのも、本当にもったいないことだ。ま、すべてが「いまさら言ってもしょうがない」ことなんだけど。しょうがないからこそ、忘れないためにも言っておきたいこともある。
2009年01月29日
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あたしの歯垢の残り具合、といわれた。2ヶ月ぶりの歯医者さんに、歯垢や歯石のチェックをしに行って、染め出しをした結果だ。染め出しというのは小学生の頃に歯磨き教室でやった、磨き残しのある部分が赤く染まる、アレだ。この17パーセントというのはかなりいい数字らしく、歯医者さんにも衛生士さんにもかなりほめられた。「優、良、可でいくと優ですよ」だそうだ。絶賛、といってもいいのではないだろうか。普通の人で40から50パーセント、80,90パーセントというひともざらにいるということだから、それが本当なら確かにかなりよい。さいきんめっきりほめられる機会もなくなっていたので、かなりうれしかった。ちなみにのこりの17パーセントは、奥歯の奥とか、八重歯の裏とか、普通の歯ブラシではなかなか届かない部分だから、無理せず定期健診に来ていれば大丈夫ですよ、とのこと。営業・・・?と思わないでもないが、意地になって磨こうとするとかえって歯茎を傷つけたりすることもありますし、歯ブラシ自体は当たっているはずだから、との説明。歯ブラシが当たっていても磨けていないってこともあるのか。あたしのいく歯医者さんはかなりおしゃべりで、いつもいろいろ教えてくれるのだけど、今日もまたひとつ勉強になった。そして、歯磨きについてはちょっと自信もついた。これからも磨くぞ。【1108dental】歯垢染め出し液 50ml【1014PUP2】
2009年01月20日
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学生時代、初めて「ジェンダー」という言葉にであったあたしは途方にくれた。教科書には社会的性差、というような意味合いで出てくる言葉の意味がつかみきれなかったのだ。社会的な性差、って何さ?神様に祈りをささげる人とか、家畜の世話をする人はその文化的背景によって変わってくる。でも、どんな文化によっても、子どもを産むのは女性だ、うんぬん・・・。意味が、飲み込めなかった。多分、若い割に頭が固かったのだ。で、この大奥を読んで思った。これを学生時代に読んでおけば・・・いや、学生時代にはまだなかった漫画なんだが。この物語は「赤面疱瘡」という男子にのみ発症する病気により、男子の人口が女子の4分の1ほどまでに減ってしまった、江戸時代を舞台とした漫画だ。もはやこれは、SFだ。男子が減ったから、男子がしていた仕事を女性がするようになる・・・という表面的な変化だけではない、社会的な変化が割と具体的に描かれていて、それがあたしにはとても興味深い。吉原は男性が女性を買いにいくところではなくて、夫を持てない女性が子どもを得るためにかよう場所になる、とか。女性が男性の仕事をするようになった分、男性が女性の仕事をするようになる・・・訳ではなくて、男性は何もしなくなり、逆にいうと、男性としての機能を失うと、社会からも不要とされなくなる、とか。いや、物語の本流は多分そんなところにはなくて、男性と女性がほぼ入れ替わった大奥の中での恋愛もようやら、人間関係やらがセキララに、じっくりと描かれている。女のいびりがなくったって、大奥って十分おもしろいんだな、と思う。大奥の存在した江戸時代の先には明治、大正、昭和の時代があり、平成へと続く。女性主体の社会だと、どういう歴史がつづられ、どんな平成の世の中があるのか。まさかそんな先まで続く漫画だとは思ってないけど、(なんてったってタイトルが大奥、だし)完全なるフィクションを想像してみるだけでも、学ぶべきことは多そうだ。はやく続きが読みたーい。
2009年01月15日
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言わずとしれた三浦しをんの直木賞受賞作品。文庫になるのを待ってようやく読んだ。期待通り。彼女の作品って全体に静謐な感じで、人と人との関係の淡白な感じも独特でなんか好きだ。好きだけど・・・。全体の温度が低い分、人のぬくもりがわかりやすく伝わってくる。それがあたしを不安にさせる。こんなに人のぬくもりを感じて、それでもこんなふうに淡白に生きていくことなんてできるんだろうか。それはすきあらば甘えたいと思っているあたしだからこそ感じる不安なんだろうか。でもその不安感さえ、まだ人として普通の感覚をもっている、という確認作業になっている気がする。だから、不安感を覚えてなんだか安心するのだ。すごい矛盾を感じるけれども。この作品は、なんだか広がりを感じるのでこれからも続編を読めそうな予感がする。なんだかとっても楽しみだ。まほろ駅前多田便利軒
2009年01月12日
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今年の抱負。「乗り遅れない」これですな。なんてったって今年の手帳が手元に届いたのが、今日。まあ頼んだのが遅かったあたしが悪いんだが、これはちょっと乗り遅れた感じだ。昨日はスーパーではっさくが安くなっていて「よし、買うぞ、でもその前に本屋さん~♪」と思い、同じ建物の3階にある本屋さんに行って戻ってきたら既に売り切れた後だった・・・・。これだって「乗り遅れ」のなせる技。こんなんじゃいけません。まあ、今年初日記が10日という時点で十分乗り遅れ感たっぷりだけど、だからこその今年の目標だ。
2009年01月10日
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今年も今日でおしまい。今日は、朝寝坊はしたけれども、昼過ぎからは母を手伝ってあれこれ動いていたので、1年の締めとしてはまあまあな一日だったのではないだろうか。今年は・・・・自分でもあきれるくらい特に話題の無い一年だった。でも、一応、手帳の始めのページに書いてある、「今年は歯医者に行く」というのは達成されたので、そういう意味でもまぁまぁ、がんばった一年だったのではないだろうか。・・・我ながらハードルの設定が低すぎやしないか?と疑問に思わないでもないけれども。ちなみに、もうすぐ「おととし」になる去年の目標は「字を丁寧に書く」だった。小学生かあたしは。来年は・・・。達成した、という満足感を得られるような目標をこれから考えることにする。
2008年12月31日
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とりあえず20枚印刷。年々印刷枚数が減っている気がするが、まあ、気にしないことにする。と、いうより、去年の年賀状が単なる結婚報告でしかなかった人たちは今年出すのをやめてしまうというのは、我ながらちょっと心が狭いかもしれない。その気になれば、これをいい機会にお付き合いが復活するのかもしれないのだけど・・・。ま、子供ができたらまた報告が来るでしょ、みたいな気分だ。
2008年12月28日
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今日はジャンボリーのDVD受取日。あたしにとってはCUEさんからのクリプレ気分だ。さっそく引き取ってきたのはいいけど・・・未だ見られず。んー、早く見たいっ!!
2008年12月24日
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本日は冬至らしい。かぼちゃを食べる日だ。しかし、かぼちゃを煮るのはめんどいなぁ・・・。で、思い出した。冷凍庫に、実家からこっそり輸入してきた「いきなり団子」があることに!!熊本の名物だったかしら。食べるといきなりかぼちゃが入ってるヘルシーかつボリュームのある逸品だ。非常用の朝ごはんにしようと思って持ってきたんだった。と思って、早速レンジでちん。おいしく頂いた。サツマイモの甘さがやさしくって、ほくほくしておいしかったー。ん?サツマイモ?あ、熊本の名産はサツマイモでしたか・・・。んー、ちょっと勘違い。でも、おいしくいただきました。結局かぼちゃは食せず。
2008年12月21日
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ことしも一応予防接種に行って来た。我が会社の数少ない福利厚生の一環として、指定の病院に行くと無料で受けられるのだ。本当は注射が大嫌いなあたし。健康には自信もあることだし、できることなら避けて通りたい道ではあるけれども・・。ここで受けずにあとでインフルエンザになってしまったら、会社の同僚に言いたい放題何を言われるかわからない。仕方ないから行ってきた。・・・痛かった。でもこれで一応安心だ。と、思っていたら今年からは接種料の半分は自己負担らしい。いやいや、連絡する順番が違うでしょ。それ聞いてたら受けにいかないよ。ってか、そんなとこケチるなよ。・・・最近よくある、すっきりしない出来事のひとつでした。
2008年12月08日
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来週に迫ったファンミにむけて、今日はあわててお買い物へ。せっかくだから・・・と気合を入れたいけれども、お金も時間もない。でも、手持ちのワンピースに合わせるショールと、コサージュは新しいのが欲しい!!と、アグレッシブに出かけてみた。コサージュは・・・だいたいイメージどおりのものがあったんだけど、何か決め手にかける感じがして結局買えなかった。優柔不断なあたし。それでも、あれこれ考えながらのショッピングは楽しかった。こういう気分は久しぶり。街のクリスマス気分もちっとも嫌じゃない。我ながら単純。
2008年11月30日
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すっかりあきらめていたファンミの二次募集・・・。昨日、一緒に申し込んだ友人から「なんかはがきが届いてるんだけど・・・・」の連絡があり、今日、電話で申し込み。取れちゃった♪なんか、怒涛の急展開という感じ。うれしくって、電話ではきゃーきゃー大騒ぎしてしまったけど、冷静になってみるとなんか呆然。いやー、信じられん。人間、まじめに生きていればたまにはいいことあるのね、と、今日はちょっと神様の存在を信じたくなってしまう、そんな日だった。第一希望の6日土曜夜の回のチケットが確保できてしまったので、あわてて旅行会社に札幌までの航空券の手配をしにいく。航空券とホテルのパックの申し込みは10日前まで。そして今日がその10日前。・・・観光シーズンじゃないので、激安。あー、10日後には重さんや大泉さんとハイタッチできちゃうのかー。うれしいけど・・・・。いくらなんでもちょっとやせなくちゃ。
2008年11月26日
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最近、知り合いからCDを借りた。1995年から2005年までの10年間、その年のシングルベスト20くらい(この辺はアバウト)をいれたもの。これがまぁ、面白い。あたしんち限定パワープレイ中だ。で。はじめからうすうす気づいていたことではあったのだけど、聞いていてよりおもしろいのは、1996年から1999年あたりまで。オリジナルはもちろん、カラオケで誰がいつも歌っていた曲だったか、とか、どこに遊びに行くときに車でかかっていた曲だとかそんなことまで思い出してしまう。ちょうど大学に入学したのが1997年だから、ちょうど、あたしの人生で一番音楽を聴いて、遊んで暮らしていた時期だったんだな、ということがわかる。・・・つまりそこらへんが、あたしの「青春」だったのかしら、とおもったらちょっとせつなくなった。いやいや、今だって十分青春してますってば。何いってるの、あたしったら。ちなみにこの1996年から1999年あたりといえば、最近ちまたでお騒がせの某ファミリーの曲もたくさん入っている。安室奈美恵、鈴木あみ、globe、華原朋美・・・。あたしは決して、この頃の某ファミリーの曲が大好きというわけではなかったけど、今思い返せば、車に乗るときやカラオケに行ったときには必ず耳にする音楽だった。今、「彼がプロデュースした」という理由だけでこの曲を流すのが自粛されているみたいだけど、そして、自粛なんてしなくても最近めっきり聞かなくなった音楽だけれど、それでも「自粛」といわれるとなんだかとてもさびしい気がする。なんというか、あたしの「青春時代」の文化そのものを否定というか「なかったこと」にされているような気になるから。別に作者が犯罪者だって、音楽に罪はないんじゃないか、と思うのはあたしだけなのかしら。
2008年11月12日
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昨日の朝はバス街の時、頭の上を白鳥が盛大に鳴き交わしながら飛んでいった。今朝ゴミ出しに外に出たら、車のフロントガラスに真っ白く霜がおりていた。いよいよ来るべきときが来た、という感じだ。とっくにこたつもストーブもつけているとはいえ、まだまだ秋、と思っていたのだけど、いよいよ覚悟を決めねばならぬ時が来たようだ。冬が来る。・・・なかなか覚悟は決まらない。
2008年11月11日
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最近、気持ちがざわざわする。好きな人ができたんだろうか。単に、人恋しくなっているだけなんだろうか。自分で自分の気持ちがわからない、というより、日替わりで気持ちがころころ変わるので、自分で自分についていけない。思い切ってメールしてみたり、なんでこんなメール送っちゃったんだろう、って後悔したり、返事が来てうれしかったり、そうでもなかったり。どうしても邪魔なのはこのプライドだ。プライドってほんと、邪魔。傷つきたくないとか、否定されたらどうしようか、とか、いい歳こいて我ながらホント、乙女で困ってしまう。認めたくはないが、経験不足。こういうとき、どうしたらいいのかさっぱりわからない。動くべきか、待つべきか、わからない。わからないんだよーーー。・・・後悔しないようにしよう、というのが今この瞬間のあたしの気持ち。5分後にどう変わっているかはわからないけれど。
2008年10月04日
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主人公とあたしの共通点・頑固・人との付き合いが苦手・一人でいるのが苦痛じゃない・筆まめ違うところ・若さ・行動力・部屋にある「もの」の量・お金をためられるところ・早起きに慣れているところ・働き者・前科者・・・主人公にものすごく親近感を感じたけど、羅列してみると結構違うところも多いみたい。この親近感とか共通点って、あたしに限ったことじゃなく、今を生きていくうえでは多少の差はあれ誰もが感じる「生きにくさ」「人との距離感の難しさ」の部分だったのかもしれない。「だれも自分の知らない土地に行って暮らしたい」なんて、まさにあたしもあこがれることのひとつだったけど、中島君も同じこと考えたことがあるって、映画の中で言ってたし。そういうことなのかもしれないな、と思う。ほんの2時間ちょっとの時間の中で、主人公がゆっくり、でも確実に成長していっているのが感じられたけど、でも、こちらが嫉妬しちゃうようなハッピーエンドでもなく。すごくあたし好みの映画だった。蒼井優ちゃんはすごくかわいかったし。ずっと困った愛想笑いをしていた鈴子が、一度心のそこから声をだして笑うシーンが本当にいちおしだ。
2008年09月22日
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デジカメに入れっぱなしにしていた写真の整理をする。 去年のベトナム旅行の分を中心に片付けたのだけど、考えてみたら旅行したのは去年の9月。 一年越しの整理でした。 なんか人としてどうなのかしら。 まぁ、人様にご迷惑がかかる話でもないし、いいかしら。
2008年09月15日
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めっきりサボりぐせがついてしまったこの日記。久しぶりにこうして文章にしてみると、自分の文章力がずいぶん退化していることを感じる。こういうことを書こう、っていう認識はあるんだけど、それにふさわしい言葉のチョイスとか、文章の流れの判断があまくなっているというか。こういう文章を書く、という行為も、センスとか才能だけじゃなく、慣れの部分も結構あるのだな、ということをしみじみ実感している。んー、仕事では普通にメールしたり文章を書いたりしているから、そういう調子の文章なら多少は書けると思うんだけど。そんな文章ばかりじゃつまらないしな。ってか、この文章、硬いな。
2008年09月13日
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ちょっと今更かな、と思いながらもなんとなく読む。主人公の二人はずっと登場し続けるんだけど、その描写は第3者の目からしか語られないので、結局その本質は最後まで謎につつまれている。よくわからないからこそ、なんだかますます二人の「得体の知れない恐ろしい感じ」が引き立てられるんだなぁ、と思いながら読み進めた。この「よくわからないからこそなんか怖い」って、恩田陸の「Q&A」の時もそうだった。ま、よくわからないものの種類とか描かれ方はぜんぜん違うけど。で、ものすごく気になるのは、確か何年か前にこの小説はドラマ化されたけど、その時は主人公の二人は誰がどんな風に演じたのか、ということだった。なんていうか、この小説の面白さを映像化するにはひとひねりもふたひねりも工夫が必要な気がするんですけど。一応調べてみた。・・・綾瀬はるかと山田孝之か・・・。これは見なくてもいいな、と思いつつ、なんとなく怖いものみたさの感もあるようなないような・・・。小説とはまったくの別物と思ってみれば面白いかもしれないし。白夜行白夜行 完全版 DVDBOX
2008年09月10日
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招待券が当たった、という友人に誘われて見てきた。試写会というわけではなく、「日韓映画祭in岩手」とかいうイベントの一部。だから映画が新作じゃない代わりに、ちょっとした抽選会なんかもあっていつもの試写会とはちょっとちがった雰囲気で、これはこれで楽しめた。・・・何にもあたらなかったけど。映画は実はあんまり期待していなかったのだけど、思った以上に良かった。いい意味でも悪い意味でも韓国らしいストーリー展開で、期待を裏切らない。主人公の女の子も、すごくかわいくって思わず感情移入してしまった。いや、どうかな?感情移入したかな?「整形」という行為を、愛する人のためにするけなげさの現れ、というふうに解釈できれば、できないこともないかな?どうしても「整形」っていう部分を一番に考えてしまって、そこからあれこれ考えてしまうけど、単純に、「好きな人のためにがんばる主人公の女の子」っていうふうに考えれば、なかなかよかったかも。カンナさん大成功です! 特別版
2008年09月09日
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今年の元旦、密かに考えた今年の目標は「歯医者に行くこと」だった。もうかれこれ何年行ってないだろう、と思うと、どうにもしり込みしてしまっていたのだけど、お盆に久しぶりにあったいとこが歯の矯正をしてるのを見て「えいやっ」と思って通い始めている。今日で3回目。上の歯の歯石取りをしてもらった。ちょっと丸くなっている感じだった歯の角が鋭くなった感じ。これだけでもかなりすっきりだ。虫歯も結構あったので、これからも何回か通って治療をしなくちゃいけないんだけど、歯医者さんがなかなかいい感じにおもしろい先生なので、どうやら苦痛に感じずに通えそうだ。すごく話好きらしく、あたしの歯の話からはじまって歯医者業界のお話とか、自分の歯の話まであれこれ教えてくれる。いや、先生の歯の情報はまったくいらないんだけど。でも、歯医者さんが虫歯の治療をするには10割負担、という話にはちょっと驚いた。歯医者さんは虫歯にならない前提なのかしら。
2008年09月05日
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最近物忘れが激しいので、こりゃやばい、と思ってブログのタイトルを変えてみた。が、はっきり言ってブログの更新自体を忘れている。これはまずいなと思う今日この頃。
2008年08月04日
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この映画を見ている最中からずっと感じていたこと。それは「様式美」戦闘シーンの型、とか、王宮の中での一糸乱れぬ女官の動きとか、すべてが型にはめられていて、その型ゆえの美しさ、みたいなものをものすごく感じた。単なる動きだけではなくて、人間関係とか、ひとつひとつのセリフとか、すべて型どおり正確になぞらえているがゆえの安定感といいますか。そしてそれはすごく「アジア的」なんじゃないかとも思う。ついでにいうなら、画面の端までみっちりと隙間なく詰まった感じはとても大陸的、とも思えた。同じアジアでも、きっと日本だと、余白とか、余韻みたいなところを無意識に作ってしまう気がする。そういう余白が一切ない、インドの曼荼羅とか、トルコあたりで売っていそうなじゅうたんとかああいうイメージだ。私の前に同じ映画をみた知り合いは「救いようがなくて、目を背けたくなるような残虐なシーンがつらかった」というような感想を言っていた。確かに救いのないストーリーだったけど、戦闘の場面とかは、あまりにも予定調和な印象を受けて、むしろあまり怖くなかったのが自分でも意外だった。黄色い花を容赦なく染める真っ赤な鮮血、なんて表現をすると、とても残酷な感じなのだけど、その色の対照的な加減とか、染める、染められるという力加減とかがあまりにも的確に夫婦の関係を暗示しているので、一人一人の命を感じにくかった、といいますか。ストーリー的には、まあ、見もふたもない言い方だけど、「ひたすら壮大な夫婦げんか」だったと思う。命をかけたけんか。しつこいけど、あの悲劇的な結末、残された者の孤独感もまた、様式美的だった。そう考えると、ずっと後まで印象に残りそうなのは、金色の布がひらひらとゆれる光の加減とか、窓の外を歩く宦官の影、とか、ちょっと表現が違うかもしれないけど、「めくるめく感」だとおもった。あとは色彩の美しさ。と、ここまで書いて気がついたけど、確か「HERO」を見たときにも、色がきれいとか思った気がする。そういう意味では、チャンイーモウ監督の、監督らしい作品だったんだろうか。そういえば最後にもうひとつ、ものすごく気になったものがあった。それは、胸。胸の揺れをものすごく強調する衣装で、女官が並んで歩くシーンなどは、女性のあたしが見てもちょっと感動してしまうくらいの眺めだったのだけど。みなさん豊かでうらやましかった。いや、あたしも背中肉やら、腹肉をかき集めてあの衣装を着れば、あんな感じになるのかしら。あの、たくさんのおっぱいがわさわさ迫ってくるのもまた、演出のひとつだったんだろうか。あたしの感じるところの「様式美」には、あれはどうしても含めにくいのだけど。
2008年04月30日
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あたしは多分、ジュード ロウの顔が好きだ。多分っていうか・・・・。すごく好きだとおもう。だってかっこいいではないですか。無条件でうっとりさせられる顔とでもいいましょうか。生え際がちょっとやばくても気にならないくらいのかっこよさ。だから・・・ということでもないと思うけど、ジュードロウの出演する映画って結構見ていると思う。「A.i.」、「リプリー」、「コールドマウンテン」、「ホリデイ」・・・あとは何かあったかしら。こういうことを言っていいのかわからないんだけど・・・微妙だ。映画の趣味が違うのかしら。超よかったおススメ、と言える映画が思い浮かばないのだ。まあ、今回の映画もそれにきわめて近いといいますか。映像はおしゃれで、音楽ともすごくあっていてビデオクリップを見てるみたいに素敵だったし、出てくる俳優さんたちは魅力的だし、ストーリーだって悪くなかった。でも、映画館で見るほどだったかしら?ま、見なきゃ見ないでもね・・・みたいな。ああ、なんか辛口だわ。映画は悪くない。ジュード ロウもあいかわらずかっこいい。でも、なんか、もうちょっとこう、ねぇ?そういう感じの映画だった。むー、これってあたしの感度の問題かしら。だったらちょっとせつないわ。
2008年04月01日
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今日、家に帰ると一通の封筒が届いていた。開けてみると・・・たかぎなおこさんの「ひとりたび2年生」の懸賞で、きんちゃくが当たっていた♪そういえば、本を買ったときについてきたはがきに感想を書いて送ったような、送らなかったような・・・。すっかり忘れていただけに、感動もひとしお。思わず本を読み返してみたりして。そして、本を読んでいるうちに「昔友達とやっていた交換日記みたいで好きです」なんていう、正直だけどもプロの方への感想としてはやや失礼な感想を、書こうか書くまいか迷ったことを思い出した。で、結局書いたんだろうか、あたし・・・。そのあたりの記憶は、ない。で、でも、まあ、本を読んだり、ブログを読んだりする限り、そういうことで腹をたてたりするような方ではないよね、と思い、まあよしとすることにした。結果的にきんちゃくも当たったことですし。旅に出たくなる1冊です。あたしもひとりたびは好きで、時々ふらっと出かけたりするけど、たかぎさんみたいに誰かと話をしたり、知り合いになったりということをしたことは、いまのところ、ない。そういう意味ではあたしって結構ビビリなんだよな、と自分をかえりみたりしてしまう。
2008年03月25日
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コートは1週間ほど前から、薄めの春物に替えていたけど、今日からブーツも終わりにしてパンプスにしてみた。たぶんあたしの周りでもちょっと遅めな方だと思うのだけど、さむがりなんだから仕方ない。黒いストッキングにはもうしばらくお世話になるつもりだ。でも今日は天気もいいことですし。光のあたたかさがなんともいえずうれしい感じだ。
2008年03月22日
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本日は筋肉痛。左の肩甲骨付近の二の腕。はて。最近筋肉痛になるほど激しい運動なんてしただろうか。しかも左の上半身(のごく一部)のみなんて。・・・。考えること約3分。たぶんあれだ。昨日、知り合いの結婚式の2次会に出席するのに久しぶりに着たワンピース。後ろのファスナーがあげられなくて・・・。ハイウエストのリボンがかわいいデザインなんだけど、そのリボンのところが固くてなかなかあがらなかったのだ。苦節約5分。原因はきっとあれだ。いやー、いろんな意味で危機感を感じる。
2008年03月02日
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これって続き物の「続き」の方の話だったのか・・・ということを、映画を見終わってから知る。まあ、いきなり後編から見ても困るような内容ではなかったのだけど。映画は、絢爛豪華。衣装負けしていないケイト・ブランシェットはさすが、という感じだった。眉毛がなくても美しいって、かなり高等技術なのではなかろうか。しかも、美しいだけじゃなく、女王としての貫禄と、女性としての心の揺れという2つの面も表現されている。そして、ものすごく思ったのは「高校生のときにこの映画をみておきたかった!」ということだ。世界史がちんぷんかんぷんで、っていうかフェリペだのシャルルだのルイだのって似たような名前ばかりで、覚える気にもなれなかったあの頃。「歴史なんて過去のことなんて知ったって何の役にも立たないし、面白くもないわ!!」なんて強がってみるものの、そういう問題じゃないだろうなぁ、ということはうすうすわかっていて。結局、シャルルだフェリペだ無敵艦隊だという言葉の断片は頭に残っても、それを物語として把握する想像力があたしには足りなかったのだなぁと思う。もしくは、教科書が「極力高校生の想像力をかき立てさせない方向で」作成されていたか、どっちかだ。面白い映画だったか、と聞かれれば返答に困ってしまうが、興味深い映画ではあったと思う。そして、世界史に「とっかかり」を見出したい高校生にもお勧めだ。
2008年02月28日
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久しぶりに映画の日。さんざん迷ったあげく、結局「時間的にちょうどいい」という理由で見てきた。んー。ちょっとがっかりだったかも。主人公が魅了されてやまない日本の女性という設定で登場した芦名星さん。あたし的にはあんまりキレイじゃなかったんですけど。いや、芦名さんはすごくきれいな方だと思うんですが。あれって撮り方の問題なのかしら。それともハリウッドとあたしの美的感覚の違い?故郷に残してきている妻役のキーラナイトレイの方が、はかなげな雰囲気をかもしていてすごくキレイだったように思ってしまう。映像そのものは、黄色みがかった夏のヨーロッパと、青い冬の日本というコントラストが映えていてとってもキレイだったんだけど。日本の美しさの表現がどうもいまいちだったように思えてならない。冬の日本て、水墨画みたいなグレーと白の景色だけじゃなく、もっと他にあるんじゃないかと思うんんですけど。グレーと白の景色の中に一点の赤い南天の実!!みたいな。こうして文章にしちゃうと短絡的すぎだけど。でも、日本の印象が「主人公がどうしてそんなに日本に魅力を感じたのか」っていう部分がわかりにくかった。ミステリアスな感じにしたかったのかなぁ、とは思うんだけど、それにしては全体のイメージがぼんやりしすぎ。・・・なんかひさしぶりに映画の感想を書いたらずいぶん辛口になってしまった。
2008年01月26日
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来年のほぼ日手帳が届いた。・・・今年もまたこんな季節が来ちゃったか、と思ったりもするけど、まあ、手帳ひとつでいちいちへこんでる場合じゃないので、とりあえず「新しい物」に喜んでみたりする。来年の手帳は、ツートンカラーのラベンダーを選んでみた。キャメルとどっちにしようか最後まで悩んだ。決め手は・・・何だったかしら?なんとなく、紫っぽい気分だったんだと思う。ここ数年、ビタミンカラーのオレンジとか、赤の千鳥格子とか、派手めな手帳が続いたから、この辺でちょっと落ち着いた色を使ってみたくなったといいますか。箱を開けて現物を見た瞬間、イメージよりもちょっとひかえめでずっと上品な雰囲気だったので、なんだか嬉しくなってしまった。来年一年間、あたしの家計簿兼日記として連れ添う相棒だ。よろしくなっ。
2007年11月27日
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連休は、毎年恒例の旅行に出かけてきた。行き先が一緒なら、やることも一緒。メンバーや日程もほぼ固定という、考えようによってはちょっと不思議な旅行だ。で。実はもうひとつ固定な出来事があって、それは「恋をすること」毎年、いいなあ、と思うのに、旅行以外では会う機会もなく、個人的にメールをする程の仲でもなく。いつも明るくてはつらつとしてて、欠点でさえもなんだか好ましく思えてしまう人。ま、今となってはおじさんだけど。常に自己嫌悪に陥りがちなあたしにはちょっとまぶしくて、あー、こんな感情がまだあたしにも残ってる、と嬉しくもなり、至らない自分に切なくもなり。今日、ふとドリカムの「眼鏡越しの空」を口ずさんでみたら、あまりにも今のあたしにぴったりで、笑ってしまった。
2007年11月26日
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今日からマフラーとブーツで完全防備をして出勤する。 いろんな意味で、 「とうとう来たな」 と、覚悟が決まった感じ。 明日からはばばシャツも装備だな。
2007年11月19日
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高校時代、友人がバイブルのように大事にしていたこの漫画。本屋さんで、「復刻版」の文字をみて思わず買った。・・・深いなぁ。何度も読み返してみるんだけど、そのたびに、切なかったり、あったかかったり、寂しかったり、きゅんとしたり、いろんな感情がわいてくる。高校時代のあたしの読解力では到底太刀打ちできない漫画だった。読解力?ちょっと違うかも。感受性?あたしの中で少しは増えてきた経験値のおかげで、反応できる部分が広がった感じといいますか。今でも完全に分かっているか?と言われれば、分かってるか分かってないのかわからないのだけど。これからまた広がっていくかもしれない可能性もまた楽しい。誰かの誕生日プレゼントに贈りたい本だ。静かで、可愛いくって、優しいお話だから。
2007年10月29日
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ケータイで日記を書いてみる。 これで最近めっきりサボりがちだった日記をまたがつがつ書けるようになるかしら。 ・・・うーん、どうかしら。(はっきり言って自信なし) でも!PCから書く日記とケータイからおくるのと、文体に違いは出てくるかしら、とかいうあたりにはやや興味があるので、がんばれあたし。 しかも! こうしていつでもどこでも日記を書けるようになったことで、 「今日のランチは某コンビニのネバネバ食材パスタだ。ねばねば食材はなんでも大好きだけど、全てを盛り込むと、ちょっとヘビーすぎ」 とか 「いつもいくスーパーであたしがお気に入りだった三瓶に声がそっくりなお兄ちゃんを最近見かけなくてなんかつまらん」 とか、いつでもどこでも思ったことを書き込める。 ま、ますます内容が薄くなる危険性もまた大いにはらんでいる訳ですが、それが逆に何かのアリバイになるかもしれないし〓 ・・・って、何の心配してるのか、あたし。
2007年06月21日
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1週間の期間限定で特別上映がある、ということで、せっかくなので見にいってきた。午前10時からはじまって、途中休憩をはさんで見終わったのは午後2時すぎ。長いけど・・・それほど長く感じなかったのはやっぱり、物語にのめりこんでいたからだと思う。しっかし、いつも思うけど、あのどこからどう見ても胡散臭いヒゲと、いやらしい笑いのレット・バトラーがいつの間にかかっこよく見えてくるのはなぜかしら。今日は、だまされないぞ、と思いながら見てたのに、やっぱりレット・バトラーは魅力的だった。それともああいう、強引で、人生に器用で、だけどどこか脆いところもある人にあたしが弱いだけか?頭が良くて見た目もかっこよくて、でも真面目すぎて人生に不器用なアシュリーにはあんまり惹かれないもんなぁ。もともとストーリーは知っているし、ビデオで何度も見たことがあるので、そんなことをつらつら考えながらも全体的には割と落ち着いて見ていられたと思う。で。いままでより美しい画面で見て気になったこともあった。それは・・・しわ。だって、一番初めの、少女時代のスカーレットのシーンでさえ、おでこにははっきり2本のしわが写っていた。あんまり若々しく見えないというかなんというか・・・。でも、それが逆に、逆境に立ち向かってどんどん強くなると同時に美しくなっていく後半のスカーレットを引き立てていた・・・といえなくもない・・・かもしれない。それにしても、女優さんってほんとに大変だと思う。こんな映画ができて何十年もたった後に、勝手にデジタル処理で画面を鮮明にされたあげく、しわがどうこう、とかいわれちゃうんだもの。ま、言ってるのはあたしなんだけど。地元の映画館が新しく、スクリーン数も増えてから、あたしが映画館に脚を運ぶ回数は確実に増えている。せっかくだから、こういう過去の名作とかもばんばん上映して欲しいと思う。
2007年05月20日
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いい映画って何だろう?映画を見終わってからふとこんなことを考えた。たとえば思いっきり悲恋を描くラブストーリーで泣きまくる、とか、必要以上に破壊しまくるアクション映画を見てすっきりする、とか、単なる娯楽映画だって、その映画の主旨が見る人に伝わって、心が動けばそれはいい映画なんだと思う。必ずしも映画から何かを学んだり、衝撃をうけたりする必要はない。と、あたしは思うのだけど。今回、この映画を見終わって私が思ったのは、「だから、何?」ということだった。人と人とが理解しあうのはこんなにも難しく、言葉の通じない人同士はもちろん、言葉がある人同士だって、それぞれ孤独を抱えている。そういう主旨は、とてもよく伝わった。遠く離れた3つの場所でそれぞれ進むストーリーは一見ばらばらなのに、最後に向かってひとつに撚り合わさっていく感じは本当に見事だと思う。でも。人が理解しあうのが難しいとか、言葉があるからといって必ず通じ合えるものではないとか、そんなこと、改めて言われなくても分かってる、と、思ってしまう。通じ合えないもどかしさだって、理解してもらえないやりきれなさだって、それらは、努力すればなんとかなるとかいう次元の話ではないことだって、生きていれば誰でも経験していることではないだろうか。それを改めてこんなに懇切丁寧に描かなくたっていいじゃない、と、ちょっと反抗的なきもちになってしまう、そういう映画だった。このむなしさこそが、この映画の目的だというなら、それはきっと成功だと思う。でもあたしが求める「いい映画」とはちょっと違う、そんなことを考えさせられる映画だった。
2007年05月17日
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さくらんて・・・・「錯乱」かと思ってた。なんとなく、雰囲気的に。違った。ま、そんな個人的な誤解は置いておいて。んー、一言で言うなら、「退廃的な様式美」という感じでしょうか。江戸時代の、吉原の花魁で、蜷川実花のあの赤で、椎名林檎で土屋アンナで、というすべてに、連なるイメージというものがある。そういう意味での統一感は、いいなぁと思ったし、見ていて違和感も感じなかった。出てくる着物はどれもこれもきれいだし、いきなり土屋アンナがゼブラ柄みたいな帯をしめていても、びっくりはしたけど、あー、こういうのもアリかも、と思えた。そもそもあたしは時代考証なんて全然分かってないから、雰囲気、とかイメージという観点からいけば、むしろぴったりだなぁって思えた。ただなぁ。漫画の原作を読んでいないからよく分からないけど、ストーリーにはもう一ひねり欲しかった。土屋アンナには、もうちょっと演技力を要求したかった。きよ葉時代の破天荒ぶりと、ひぐらしになってからの凄み、みたいなギャップとかが感じられれば、もっとよかったのに。せっかくひぐらしのイメージにぴったりな、酒枯れしたようなハスキーボイスを持っているんだから、男の前での艶っぽい声と、啖呵を切るときのドスを聞かせた声をもっと使い分けてもらえたら、と思わずにはいられなかった。そういう意味では、菅野美穂の花魁ぶりは、なかなか「女の怖さと哀しさ」みたいなものが伝わってきて、良かったと思う。んー、なんか最近は、絵がキレイ、とか音楽が素敵、とかいう作品が続いている。次あたり、がっつり感動できる作品も見たいなぁ。
2007年03月17日
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何年ぶりかでパーマをかけてみた。耳のあたりからゆるゆるゆるっと。個人的には、「アメリカの女の子」がイメージだ。あくまでもナチュラルで、素朴で、かわいらしげな雰囲気。・・・が。このあたしのなかに歴然としてあるこのイメージを、いかにして美容師さんに伝えるか。コレが問題だ。あたしはヘンなところでシャイ、というか、プライドが高いので、「アメリカの女の子」のイメージ、とはいえないのだ。ま、言ってもあたしのこのイメージが伝わる可能性はかなり低いと思うのだけど。で、具体的に、「耳のあたりからゆるゆるっと流れる感じで」「あんまりすいたりしないで、むしろちょっと重めな感じで」「あくまでも自然な感じに」と、言葉を尽くして説明することになる。と、ここでいつも出してこられるのがヘアカタログ。コレが苦手。だって、おんなじゆるゆるパーマが並んでて、どれがいい、と聞かれても、答えようがない。あたしの中では、双子の顔を並べられて、「どっちの顔が好き?」とか聞かれてる気分になってくる。・・・なんてことを言いながらも、今回のパーマはなかなかいい感じ。なんとも曖昧なあたしの説明を、ちゃんと形にしてくれる美容師さんには、感謝感謝♪だ。
2007年03月05日
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あたしの行きつけの(?)映画館では、3月1日から新しいサービスを始めた。1万円で会員になると、10枚の招待券と、1回1,000円で映画が見られる会員証が発行されるのだ。これとは別に、映画を見るたびにスタンプを押してもらえて、スタンプが3個たまるとポップコーンが、6個たまるとそのカードがそのまま無料券になる仕組み。これで、今後1年間は、いつでも映画が見放題、だと思う。で、記念すべき会員としての第一作目は、「ドリームガールズ」。ハズレはないだろう、と思って見に行った期待通り、これが結構アタリだった。映画を見ていて初めて、「サントラがほしいな」と思ってしまった。それくらい、耳なじみがよくって楽しめる音楽が目白押しだったのだ。ま、ミュージカル映画なんだから、ある程度音楽は良くてあたりまえ、と思うのだけど、「シカゴ」を見たときもかなりおもしろい映画だとは思ったけど、サントラが欲しいとまでは思わなかった。それに、ビヨンセをはじめとする出演陣のファッションはとってもキュート!アカデミー賞受賞で一躍脚光を浴びているジェニファーハドソンは、もちろん歌の迫力はものすごいのだけど、むちむちボディーにひるまず、舞台の華やか衣装を身にまとう、その勇気というか、根性がなんとも憎めない感じでよかった。そして、はじめは固い結束に結ばれていたように見えた登場人物が、売れて有名になっていくにつれて少しずつすれ違っていくその切なさや、それぞれが抱いているもどかしさの感じがとてもあたし好みだったと思う。もしかしたらDVDも買っちゃうかも。・・・さてさて、次は何をみようかな。
2007年03月03日
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最近のマイブームは、「富士丸な日々」という某有名ペットブログ。ハスキーとコリーのミックス犬富士丸くんののほほんとした日常が、なんとも和む。今じゃケータイの待ち受け画面も富士丸というはまりようだ。いままでも結構お気に入りのペット系ブログはいろいろあって、それらは結構な割合で書籍化されてきたけれども、なぜかあたしはそれらを買ってまで楽しもう、と思ったことはなかった。でも。なぜか今回は、買ってしまったのよね。理由の一つは、単なるブログの書籍化ではなかったことだ。富士丸への手紙、という帯の一言と、書き下ろし、という言葉にひかれて、つい買ってしまった。なんというか・・・かなり強烈なラブレターだったと思う。でもそれは、決して、富士丸を擬人化して溺愛しているわけじゃなく、あくまでも、犬と人間という距離感を保った上での、愛情、といいますか。その距離感が逆にちょっと切なくて泣ける。こんなに泣けるエッセイとは思わなかった。そして、ちょっとだけ、あたしもペットを飼いたくなった。いや、まだ、自分のお世話も満足に出来ないあたしですから、ペットを飼う勇気はないんだけれども。でも、いつか。そんな風に思った。それまでは、DVDでも見て、富士丸くんに癒してもらうことにしよう。
2007年02月26日
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1年半も前にちらっと講習を受けたきりのアロマテラピー。習ったのはちらっとだったけど、その割には地道に楽しんでいる。ラベンダーなんて早くも3本目。でも、おかげで、同じラベンダーでもメーカーとかによってちょっとずつ香りは違っていて、当然のことながら、好きなのとそれほどでもないのがある、とかいうことも分かってきた。で、あたしのお気に入りはこれ。たまたま、初めて使ったのがこのGAIAだった、ということも少なからずあると思う。でも、サシェみたいにして持ち歩いていて、あとから来る香りの上品な甘さとかは、これが一番あたし好み。今は、ちょっと勉強する時とかにラベンダーとグレープフルーツのオイルを染み込ませたコットンをライトの下に置いている。果たしてこれで集中力が上がっているか?という点においてはかなり疑問だけど、でも、なんか、「勉強のにおい」というきっかけというか、動機付けにはなっていると思う。
2007年02月25日
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まず、タイトルが好き。意味深というか、詩的というか。さらに、2作目「初恋よ、さよならのキスをしよう」3作目、「探偵は今夜も憂鬱」と、興味をそそられるタイトルがシリーズで続くのだ。しかもそれが、最新刊でもないのに、いつもセンスを信頼している本屋さんで平積みにされていたら、これはもう買うしかない、という感じではないですか。ちょうど、映画「バブルへGO!」を見た日に読み始めたのだけど、読み始めた時の第一印象は、「この本の方がずっとバブルっぽい」ということだった。なんだろう、「とある事件の調査が日給10万円」とかいう金額設定とか、とにかくキザなセリフばっかり言う主人公と、それにたいして引いた態度をとるわけでもない美女達、とか、そういう細かいところがそこはかとなく浮かれ気味なのだ。奥付の初出を見て納得。1990年だった。そういえば、この主人公、やたらかっこつける割にケータイを全然使わない。・・・なんて細かいところばかりあげ連ねたけど、正直言ってそういう細かいところがあまり気にならないおもしろさだった。むしろひと昔前な感じも逆に新鮮だったかもしれない。「課長 島耕作」を読んだ時の感じにちょっと似ている。さて、次は「初恋よ、さよならのキスをしよう」だ。主人公柚木が、一体どんなくさいセリフをはくか、それにたいして、どんな魅力的な女性たちが出てきて、どういう風にとおりすぎていくか。このへんは、ルパン3世を見るときの楽しみ方に似ている。
2007年02月21日
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んー、なんでこの映画を見ようと思ったんだっけ?なりゆきというか、なんというか・・・。おもしろかったか?と聞かれれば、まあおもしろかったけど。あたし自身が「バブル」という時代をあまり知らないから、なつかしーい、とか、あー、こういうこと、あったー、みたいな感動が薄かったというのもあると思う。ま、プリプリの曲がなつかしい、とかというのはあったけど。でも、なんというか、バブルってもっとぎらぎらしてたんじゃないのかなぁ、と思ってしまった。映画の世界は、「バブルの時代に思い入れのある人たちが感傷的に描きました」という感じがしてならなかった。ま、実際バブルに思い入れのある人たちが感傷的に作った作品なんだろうけど。主演が広末というのも、個人的には何で今さら、という感じがしたし。(ポケベルとか、スクーターとか、清涼飲料水とか、広末がCMしてた記憶のある小道具がたくさんでてきたから、その関係か?と思ったりしたけど、多分深読みしすぎだとおもう)んー、別にキライ、とは思わなかったんだけど、別に映画館に見に行かなくてもよかったかも。たぶんすぐテレビでやるし。
2007年02月18日
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雪だ。しかも、春先に降るようなべたべたの重い雪。あー、しんどかった。しかし・・・。いくら重くてかきにくい雪だったとはいえ、小一時間の雪かきで即効筋肉痛が来てしまう、わが身の貧弱さをなげくべきか、その日のうちに筋肉痛が来たことに喜びを感じるべきか・・・。微妙なところだ。
2007年02月14日
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たかぎなおこさんのエッセイ本は、イラストがかわいいし、うんうん、そうそう!!と激しく同感してしまう内容のことも多くて、かなりお気に入りだ。しかも、テーマがひとりたびと来たら、「おひとりさま」が週末のテーマのあたしとしては、外せない。さらにいうなら、どうやらたかぎさんは、この盛岡にも来たらしい。なんか、一方的にぐっと親近感がわいてくる。あたしのひとりたびといえば、3回ぐらいしか経験はないけど、ひとりで屋台にはいったり、温泉に行ったりする勇気は、いまのとこ、まだ、ない。たかぎさんって、小心者とか言ってるけど、多分あたしとは違うポイントで度胸のあるところもあって、そこらへんがまたあたしのツボなんだとおもう。いつもたかぎさんの本を読むと、小学生のころ友達とやりとりしてた交換日記を思い出すのだけど、今回の本はどちらかというと、「絵てがみ」を連想してしまった。旅先のたかぎさんから届く、かわいい絵てがみ。んー、おもいっきり年上のひとに失礼かもしれないけど、すっごく、お友達になりたいなぁ。
2007年02月03日
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どこかの批評サイトで、「マリーアントワネットに高貴さがない」という書き込みを見て、どうかなぁ、と半信半疑で見に行ったのだけど・・。あたしにはアタリだった。だって、この映画で描かれているのは、高貴な貴婦人のマリーアントワネットじゃない。かわいくって、純粋で、素直で非力な、普通の女の子。キレイなものや、新しいものや、オシャレが大好きで、いろんなプレッシャーやら、重すぎる歴史やら伝統やらに押しつぶされがち、なんて、どこにでもいる女の子の典型じゃないかしら。そんな、ふわふわ、ひらひら、っとした普通の女の子が地位と権力をもったら、たいていの女の子はマリーと同じような行動に走ってしまうような気がする。そういう意味では、すごく現代的で、等身大なマリーアントワネットだったと思う。本当のマリーアントワネットはもっと高貴でプライドも高い、本当の貴婦人だった、という人だっているのかもしれない。でも、いいじゃない、これは映画なんだもの。この映画はマリーアントワネットを、普通の女の子として描いた物語なのだ。そういう視点で見ていくと、映画全体のパステルカラーや、ポップな音楽が女の子のあこがれの典型として使われているように思えた。実際、うらやましかったし。そして、現実の歴史を(ベルバラ経由とはいえ)知っているからこそ、映画の終わりはいっそう悲劇的に思われた。
2007年01月31日
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久しぶりに日記でも書くか、とおもってここに来てみると・・・。管理画面が随分変わっている。使いやすいかどうかは、ま、これからの判断ですな。しかし、掲示板への、明らかにおかしな感じの書き込みはどうしたものか。管理画面の変更より先に、こういうことの規制にぜひ取り組んでもらえたら、あたしはとっても嬉しいのだけども。
2007年01月24日
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