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昨年末から、サーバーの引っ越し計画を進めていた。今までのサーバーは、ホームページとメールデータを含めて400メガバイトで、次第にデータが膨らんでいて、以前あったように、データ容量ぎりぎりでメールサーバーが動かなくなってしまう事態が恐ろしい。そこに、なんと4ギガバイトという大容量で、コストは今までとほぼ同じ、というのを紹介された。評判を聞くと活発で柔らかい組織のようで、引っ越しを決めた。これに合わせて、まず行なったのは、ADSLから光の高速回線にした。ADSLは局から2キロほどで、安定と不安定のぎりぎりの場所。最近しょっちゅう切断があり、調べてみたらかなり不安定になっていると言う。光ケーブルは直角に曲げるといった細かい配線が出来ないと言うので、空調機のパイプの穴から入れた。これと一緒に、IP電話も一緒に組み込み、全国どこでも3分8.4円になる。次に、サーバーそのものの引っ越し。アドレスそのまま移行するのでどうなるかと思ったが、土曜日の午後あたりからホームページの表示が不安定になり、月曜日の昼12時の引っ越し後、メールが使えなくなってしまった。出先なのでどうしようも出来ず、火曜日の朝、電話で不調の相談したら、メールサーバーが動いていないことが判明。すぐに直してもらったが、送信は出来たが受信が出来ない。出かける時間になってしまったので、あとは明日とあきらめた。が、これはやっぱり困る。東京駅から総武線快速のグリーン車に乗り込み、AIR-EDGEで接続してメールの設定を色々変えてみたら、なんだ、キーワードが間違えていただけだ。接続成功。月曜日の昼から始まり、火曜日の午後1時に、新しい4ギガサーバーで再開通まで、25時間の空白だった。この間、もし私にメールしてくれて、まだ返事がない場合、すみませんがもう一度メールしていただけますか。
2007年01月31日
小田急線、本厚木駅の近くに「酔笑苑」という豚の内臓料理が名物の居酒屋がある。http://www.suishoen.com/ここの大将は近くの神奈川食肉センターから、屠畜直後の新鮮な内臓肉を仕入れ、水で丁寧に洗って、その日の夕方店に出す。水で洗うというのは、衛生管理と温度管理だが、おいしく食べるためにも重要なことだ。洗いが足りなければ臭くおいしくなくなってしまう。店は4時半からなのだが、6時を過ぎれば1階のカウンターと2階の座敷は満員状態。昨年末、夕方早めに行ったら「2階座敷で、7時までならいいですよ」とうまく入り込むことが出来た。それ以上やっていたら倒れて帰れなくなってしまう。今回は早めに無事予約出来ていた。2階の座敷に上がるには、店の横の隙間から入って行くと、ビニールカーテンでカバーされていて、そのカーテンの隙間から入る。入るとそこは肉の下処理をしている作業場になっていて、若いのが2人忙しそうに肉を捌きながら「いらっしゃいませー」と元気に挨拶。衛生管理上これでいいのかと思うが、この店は古く、仕方ない。鮮度とおいしさ優先。鉄の半らせん階段を上がると下足入れがあり、座敷に到着。まずは、ビールで、突き出しは細い小袋。品質の良いブラックペパーを使っていて、突き出しにも気遣いがわかる。最初はセンマイ。シャキシャキして、さっぱり。次は、シビレ〔すい臓〕。のっそりとした食感で、味ももっそりと、癖の無いレバーみたい。次は、ピストン〔心臓に近い血管〕。これはパリパリと歯ごたえのある食感で、味じっくりと含んだ軟骨みたい。次は、テール。この豚の尻尾は、毎日4皿分だけと昨年末には書いてあった。ボイルしてあり、豚足のミニミニ版といったところ。酢味噌でさっぱりと食べられる。次は、上タン。豚のタンというのはどうしても牛タンと比べてしまうが、ここのは違う、濃い味の素晴らしいタンだ。これはすぐに「おかわり」次は、上小袋。普通の小袋と上小袋とどう違うか。小袋は細いのと太いのがあるが、上小袋は太いのだけ。太い小袋はボリュームがあって、小袋のトロ版といったところ。次は、ガワのニンニクまぶし。これは何なのか、聞いたが忘れた。今度豚の内臓の図面持ってきて、確かめながら食べなくては。解体新書の豚版だ。しかし、カリコロ食感で、おいしい。次は、頭(かしら)。これはまるでサラダだ。次は、軟骨とやわらか軟骨。軟骨の方は、食道部分を輪切りにしたもので、こういった硬いものは私の大好物。カリカリと噛みごたえがある。やわらか軟骨は、どこの部分だかわからないが、厚みがあり、確かに軟骨の柔らかく厚いものだ。普通の軟骨を、おいしいさそのままに膨らませたような感じ。これなら軟骨食べられない人も喜んで食べてしまう。以上が写真に入れたものだが、この後、ピートロ〔頬肉〕、刺し身盛り合わせ、野菜はサンチュとオニオンスライス、漬物はこの店特性濃厚風味のキムチ、焼酎は鍛高譚(シソ風味焼酎)で、ハイスピードで走り抜け。仕上げはラーメン3倍を半分づつ。この店のラーメンは、ラーメンというよりも「支那そば」といった方がいいようなクラシックタイプ。こういうのはうれしい。半ラーメンはあるのだが、半ラーメン500円なのに、普通のラーメンは540円なので、3杯を6人で分けたのだ。お姐さんに小さな声で「あのー、小さい丼3つ、ありますか?」と言ったら、気持ちよく持ってきてくれた。うれしいねえ。同じこと考える客も多いのだろう。これで終わりとなるところだが、別腹のアイスクリームだかシャーベットだかを留めに食べるのも居る。制限時間の2時間を少し過ぎ、食べに食べ、飲みに飲み、腹いっぱい状態でよろよろと半らせん階段を下りたら、入ってきた時肉の捌き場所だったところは、満席大混雑状態の客席に変身していた。さらによく見たら、ビニールカーテンが1メートルぐらいの間を開けて2重になっていて、その隙間でも小グループの宴会やってた。隙間から外に出たら、店の前には十人ほどの列。すごい店だなー。会計の時、翌々月の予約を12名で入れておいた。豚の図面持って行こう。
2007年01月24日
米沢駅で東京行きの新幹線を待っていると、11号車の前に数十個の弁当がいつも準備されている。米沢牛肉を使った弁当だ。いつも一番多いのが「牛肉どまん中」で、今日は30個ぐらいはあった。この弁当は全国駅弁コンテストだかで2番目になったこともあるヒット商品で、米沢牛肉の細切れをたっぷり使ったものだ。客の乗車と一緒に弁当が積み込まれ、発車からすぐ、予約をとった客に弁当が配達される。隣の老夫婦のところに「お待たせしました、牛肉どまん中です、ここでお召し上がりになりますか?」と早速持ってきた。蓋を開けると実に単純ですごいボリューム。見た目8割が牛肉の海だ。うまそーだなー!!
2007年01月22日
かつを節をカッカッカッと削り、ダシをとる。モヤシを袋から出したら、たっぷり水分をはらんで膨らんでいる。指で潰したら、パチッと大地からの水がはじけ飛ぶだろうな。鍋にバサッと放り込んで、シャキシャキ状態が残ったまま早めに火を止める。モヤシのみそ汁出来上がり。とろろ昆布をちょっと入れ、揚げ玉をパラパラと乗せ、ふうふうして、モヤシを2本口に入れる。表面熱く、中温い。モヤシのジュースがブチッと歯の間から飛び出すのがわかる。シャキシャキシャキ。とろろ昆布をちょっとつるつる。お椀を持って、ふぅーっと手前を冷まして、とろりと溶けた揚げ玉を数粒すすり込む。今度はモヤシ数本まとめて箸につかめた。アチ、アチ、ああ、しあわせ。
2007年01月19日
米沢でハタハタの卵が珍味として出て来た。これは、ハタハタの時季、海岸に卵だけ打ち寄せられ、これを塩ゆでにしたもの。そのまま全部食べられなくて、かなり硬い卵の部分をカリカリとかみ砕き、余った皮はぺっと吐き出して捨てる。山形の日本海岸では「ガム替わり」に子供たちが昔からクチャクチャやっていたのだという。力を入れて噛むと、卵が砕け、味のある中味が口の中に満ちる。さらに噛んで行くと、卵が無くなり、味の内スジだけになってしまう。この筋は軟骨だのスジだのが好きな私でも、とてもではないが食べられない。まるでゴムだ。昨年末、吉祥寺のいつもの居酒屋でマスターが「今日のハタハタは絶対食べておいた方がいいよ、超特大で味最高」というので頼んだら、巨大なハタハタが皿からはみ出している。濃厚な卵、しっかりした味の身、風味豊かな皮。今回米沢で聞いた話だが、山形では今年から何年かわからないが、ハタハタの禁漁に入るという。以前秋田でハタハタが減ったので、3年間の禁漁処置をしたら、再び素晴らしいハタハタがとれるようになったことがある。素晴らしい処置だった。これを今度また始まるらしい。インターネットで調べたら、色々な処置を今までやってきているが、山形の詳しい情報は見つからなかった。http://www.jfa.maff.go.jp/sigen/magahata.htm漁獲調整で、いつまでもおいしい資源を保つのは素晴らしい。
2007年01月18日
島根県浜田の鯵のことは以前から聞いていた。Bunkamuraで「エッシャー展」をやっているという。エッシャーはメカニカルな騙し絵で好きなので、楽しみにして行ったら、昨日でおしまいだった。がーっかり。仕方なく隣の東急デパートの食品売り場をぶらぶらしていたら、魚売り場にこの浜田の鯵を発見。浜田の鯵は普通の味に比べて小さいので、品質最高なのに売れにくい、という話を聞いていたが、そんなことはなく、このパックの鯵は結構大きい。即購入。家に持って帰ってパックを開けたら、ぴっかぴかの鮮度抜群。タタキにしようかといっていたら娘が「やらせてー」というので任せたら、なかなか良い仕上がり。浜田の鯵は脂の乗りが特に素晴らしいとは聞いていたが、食べたらその通り。甘く、柔らかく、豊かな風味だ。浜田の鯵、見つけたら試してみてください。
2007年01月17日
この店は、カラスミが自家製だ。大将が自分で作っている。大きなカラスミのジューシーな切り身が、いつも突き出しの中に一切れはいれてくれている。しかし、今日はちょっと違った。仕上げはいつも蕎麦を頼んでいるのだが「今日はお茶漬けをぜひ」というので、何かあるなとお任せにした。出て来たお茶漬けには、カラスミがたっぷり乗っていた。
2007年01月15日
真ん丸のフライが、ソースを敷かれた皿の上にコロンと乗っている。薄く衣をまぶしてあり、フリッタタイプの揚げ方だ。なんだこれは?正体不明なので、箸で真っ二つに割ってみた。赤いとろとろの中味が出て来た。イチジクを丸ごとフライにしたのだ。がぶりと噛ったら、イチジクの実と外側の皮の相性がとてもいい。イチジクの甘味は、フライにしてもうまく活きるんだ。
2007年01月11日
河豚は高いが、皮だけなら安いし、コリコロ歯ごたえが好きなので、私は皮専門だ。まあしかし、本体高いから皮だけの負け惜しみもあるけど。河豚は白子もすごい。しかしそうどこにでもあるわけじゃない。河豚の白子と、フカヒレが一緒になって出て来た。その上、フカヒレは姿のままだ。よく観察したら、小さいながら松茸のスライスも散らばしてある。犯罪的美味魔味妖味。
2007年01月10日
目黒不動に入る角に、昔からの鰻屋「にしむら」がある。私が子供の頃にすでにあったから、その時から数えても50年ということになる。ここの名物は「八つ目鰻」で、これは小型で痩せた鰻といったところだが、精がつくというのでわざわざ買いに来る人も多い。味は苦めで癖がある。鰻の肝は独特の風味があるが、あれの塊といったら想像出来るだろう。正月からやっているのかと思ったら、八つ目鰻は無いが、普通の鰻はある。炭火でもうもうと煙を出して、いつもの若旦那が焼いていた。いつ行ってもよく働いている。「うな重の特上と上を一つずつ」ふかふかしたごはんの上に「特上」は大串1本半分を重ねて乗せる。「上」は1本分。鰻のグレードは同じで差別なし。初詣終わって落ち着いたので、さあ、一気に家に帰って、風呂入ってのど乾かせて、冷たいビールでうな重特上、食うぞー。
2007年01月09日
私の生まれは目黒区下目黒。山手線目黒駅から目蒲線というローカル電車で一つ目の「不動前」で下車。目黒不動尊前の商店街の外れで、ここに中学1年までいた。家は商売をやっていた関係で、正月になると獅子舞が来て、おやじが店の前に出、商売繁盛の舞が終わったらご祝儀を渡していた。目黒不動の隣の五百羅漢に墓があるので、正月のお参りに行き、そのあと目黒不動に行ったら、ピーヒャラと獅子舞を阿弥陀堂に奉納していた。お不動産に御賽銭をちゃりんと入れ、ぶらぶらとまた商店街を下って行ったら、またピーヒャラと獅子舞の音。お菓子屋の前、ご主人が玄関に出て、神妙に舞を受け入れ、横笛と鐘が下町の商店街に流れている。うれしいねえ、懐かしいねえ、ここにはまだ獅子舞が当たり前のように残っているんだ。終わって、お菓子屋のご主人、獅子役にご祝儀を渡し、お互い丁寧にお辞儀しておしまい。2台ばかり見物しながら静かに待っていた車がそろそろと動き出した。静かでうれしい目黒不動商店街の正月に出会った。
2007年01月05日
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