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&
作品の性質上、過激な内容が含まれますのでご注意ください。
野宮瑞人(
CV:
平井達矢) 平川大輔
年齢
:22
歳
身長
:168cm
誕生日
:3/15
血液型
:B
ヒロインの腹違いの兄で、浮世離れした道楽者。
【
4
周目】
エンディング数が最多。
言ってしまえば近親タイトルだから、そこの優遇は分かるんだけど。
実は腹違いどころか、ほぼ血縁なしと言っていいお兄様だったのには驚き。
これにはズッコケた方も相当いらっしゃるんじゃないかなと。
共通や他ルートでも百合子を溺愛しているのがひしひしと伝わってきていただけに、正直ちょっと残念でした。
斯波さんとのお食事にはついて来てくれますが、去り際に百合子の髪を触られた事が気に入らず、洗わせて欲しいと。
聞けば小さい頃からよくこうしてもらっていたというんですが …
そこで馴染みの妓から貰った香水なんて使わないでください。泣
ある時を境に放蕩息子になってしまった瑞人。本当の理由は後々分かりますが、病的な寂しがり屋というか、何というか。
位の高い大人達が生んだ犠牲者の 1 人。
引き取ったなら引き取ったで歪まないように育ててあげてよ、って思うばかり。
比較的早い段階で出自を明かし、百合子への気持ちも告げてくれる。
百合子も百合子で、粗野な男を嫌い、繊細そのものの瑞人を兄としてではなく
1
人の男性として魅力的に感じていた事は確か。
斯波の度重なる求婚に際し、百合子の幸せを思えば嫁に出すのが最良だというのは瑞人に限らず誰しもが分かっています。
が、さすがにここで『斯波を選ぶ』は無いかと。笑
花街へ入り浸る事をやめた瑞人。
お互いの想いを確認し合ったのを契機に瑞人は再び筆を取り、百合子をモデルに絵を描き始める。
戸籍上兄妹であるという事実は変わらないものの、ここまではまあまあ順調。
とはいえ百合子に縁談が持ち込まれる状況は当然ながら変わらない上、瑞人も馴染みの芸妓から遠回しに呼び出される。
どうして私たちは認められないの
…
という百合子の切実な想いを受け、瑞人は一線を超える事で互いの関係を強固にする事に。
生まれた時から云々 … はちょっと置いといて。笑
喋って歩けるようになった百合子が、お兄様お兄様って懐いてくるのが可愛くて仕方なかったというのがもうね。
斯波さんルートのスチルに描かれてる幼少期めちゃくちゃ可愛いもんなー。
屋敷の中に自分の居場所はないと感じていた瑞人にとって唯一の拠り所だった百合子。
別ルートでご逝去されがちなのも説明がつきました。
2
人に立ち塞がる障害は何も戸籍上の続柄に留まらない、というのがこのバッド数に繋がってますね。見た順にいきます。
・蔵の中で(バッド)
馴染みの芸妓に忘れ物を取りに来い、と人伝てに呼ばれた瑞人を花街へ行かせたくない一心の百合子。
ここで誰を使いにやるかによってこんなに分岐しちゃうとは思わなんだ …
藤田、一番適役だと思って選んだんですけどね。適役過ぎてダメだったか。
もちろん芸妓の言うそれは建前で、使いにやった藤田はかんざしを渡されて帰って来ます。常套手段でした。
うっかり瑞人にも見つかっちゃいますが、行動の真意を問われた百合子が苦しい心情を語って、結ばれたところまでは良かった。
度々蔵で昼寝などしていたらしい瑞人ですが、最初は一応お母様の何かしらを探しに行く名目で入った。
どちらにせよそこでも致し始めちゃう上に、習慣化しちゃうんですけど
…
笑
ルート序盤から百合子はともかく、瑞人の変化に気付かない屋敷の人間はいないでしょう。
藤田ルートで躊躇いなく銃を向けられた事で、どうやらあのお方はこの屋敷にまつわる全てを始末しようとしてるらしい事はわかりました。
特に、瑞人と百合子が結ばれるというのは超絶地雷だった事も後々わかるので
誰か生き残れたのかも、何もわからないまま、 2 人は燃え盛る炎の中で結ばれながら息絶える、というエンディング。
伝われと思いながら書いてみると。これぞ蝶毒のバッドって感じですね。
・空虚な明日(バッド)
さすがに無いわな、という選択肢から潰していきます。
家の為に斯波さんと結婚した百合子。
あまりにも心ここに在らずの数ヶ月を経て、痺れを切らした斯波さんが百合子に対し舌打ちからの辛辣な台詞を吐く。
あの優しい斯波さんが
…
貴重です。
肌色シーン丸ごとカットなのであっさりした印象のエンディングですが、身籠ってもなお、日々愛してもいない男の腕に抱かれ続けるというのは残酷そのもの。
いつか百合子の心が絆されて、斯波さんの良さに気付いてくれるといいんだけど … 無理だな。
瑞人はまた自暴自棄になってる事間違いないから先長くなさそうだし、そんな報せが入ろうものなら完全にアウトでしょう。
希望の欠片もないエンドですね。
・つがいの蝶に(バッド)
そういえば、ここまでベスト行きの時ってパターン決まってました。
終盤、真島の裏の顔をチラ見せしてからのっていう。
花街への使いを真島に頼むと、その時点でこれは建前なんじゃないかと言われる。
読み通りかんざし一つ持って帰ってくる真島。
そして後日、ちょっと展開が変わって瑞人から外食へ誘われて外へ出ます。
ここで偶然、妓楼の女将さんと会う事になるのですが … はい来た、アンタのとこの使用人大丈夫?パターン。
今回はバッド先に全部見ちゃうか、という事で。瑞人に難色を示されながらも、真島を食堂に呼び出して直談判。
他人の空似ではあるが、野宮家に迷惑がかかるならば出て行くという真島。
百合子は引き止めようとはするけど、藤田からも庭師を置く余裕はもうないと静かに告げられてしまう。
結果 … またしても野宮家炎上。瑞人ルートでは本当によく燃えますね、この屋敷。
この炎こそが、火を放った人物の怨念の象徴だと思えば納得しかありません。
退路を無くし最期を悟った瑞人は、せめて苦しまずに逝けるようにと薬物心中を選びます。ずっとそれを手元に置いていたと考えると、瑞人の優遇もさらに頷けたというか。
破滅の足音が常に付き纏う今作の象徴的な人物であると感じました。
蛇足ですが、巻き込まれた藤田はどう足掻いても不憫な男です。
・秘密の共犯者(バッド)
何でここで秀雄選ぶ選択肢あるんだろうなぁ〜と思ったら、そゆことか。
日々瑞人の部屋に篭り切りの
2
人を不審に思い、真っ最中に乗り込んでくる秀雄。
ほぼ血縁がない事も明かさずにさんぺい開始。その後が気になり過ぎる
…
・ベストエンド『夜色の髪』
やっとベスト行けます。
真島の噂について本人には言わず、藤田に尋ねる事にした百合子ですが
ここの選択肢には不覚にもウケてしまった。
このゲーム笑えるようなシーンほとんどないのに。
正解選ぶまで全部聞けるので、まだの方はぜひ真島の下着の色を聞いてみてください。笑
これで屋敷炎上も最後だといいんですけど。
燃え盛る屋敷を前にしてつらつらとネタバレを始める真島は、瑞人と百合子は戸籍上の兄妹に過ぎないと告げられた途端
毒気が抜かれたようになり、炎の中へ消えて行く。
藤田もどうにか無事だったし、燃え跡から見つかったのは三郎の遺体のみ。
借金も片がついて、瑞人はかつて諦めた芸術の世界へ。
ラストシーン、いきなりパリだもん驚いたなぁ。お兄様の洋装ってこのシーン専用ですよね?贅沢。
いずれ日本の国籍も捨て、兄妹という縛りから解き放たれて生きて行こうと言う瑞人。
この辺りは全部終わってみると、あのお方と対照的に描かれているなと思いました。
紙切れ 1 枚に縛られて秘めた関係でしか生きられない 2 人と … うん、真逆。
ベストエンドを迎えてもなお、どこか掴み所がなくふらりと消えてしまいそうなお兄様。
2
人の愛の証を既成事実として欲しがるのも、根っからの寂しがり屋さんだなぁという印象でした。
・まとめ
普段から一貫して飄々としてるお兄様。
百合子への積年の想いを語る時も、晴れて結ばれる時も、終末を選ぶ時でさえ淡白な口調で、ただ瞳の奥に昏い何かを携えているのみでした。
だからこそ、僅かに感情が滲み出た時はハッとさせられます。
ベストエンドで斯波さんがパリに現れた時はさすがに分かりやすく忌々しいといった様子でしたけどね。
血縁はなくとも『お兄様』呼びを最後まで堪能できました。ありがとうございました。
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