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Dec 8, 2004
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カテゴリ: カテゴリ未分類
――ちょっと旅に

――で、あなたは、どちらへ?
――岬です。
――ああ、写真ですか。
かもしれませんね。でも
相手は風なんです。
――ほう。風を撮る写真家、
ですか。

ですが。     みなわ ひとし
ちょっとお酒を

何年か前、女3人で英国を旅したことがある。

7泊8日の自由旅行、出発の半年前から、英会話の
個人レッスンを3人で受けた。にわか仕立てとはいえ、
学生のころにこんな熱心だったらな、と思うくらい、
予習復習(懐かしいな、このことば)を欠かさず、
通い続けた。

目的地は、ミナック・シアター。英国最西端のランズ・エンドの岬の近くに位置する。
一時テレビCMでも放映されていたことがある場所だ。

ミナック・シアターは、Rowena Cadeという女性が、1931年から亡くなる1983年まで、
こつこつと積み上げた「石の劇場」として知られている。


目を輝かせてのってきた。
お互い自由気ままな身の上とはいえなかったけれど、
すべてのしがらみをほっぽりだし、
いざ、旅へと一直進。7月初旬の旅立ちだった。
げに恐ろしきは、ウーマンパワーってとこかしら。


明日の予定をめぐって、はやくも意見対立。
各自別々の憤懣を抱いて眠るはめに。
翌朝、意見の調整ができぬまま、
パデイントン駅(主要鉄道の乗り換え場所)で、
右と左に分かれて出立する運命に。

2人の友は、憤然とコッツウオルズに旅立った。

そう、こちらは、ひとり悄然と、ランズ・エンドへと向かうことになったのだ。
(私は、ミナック・シアターに行きたいんだから。平気よ)
と強がってみたものの、列車に乗り込んだ途端、
意思に反して涙がにじむ。
(どうしよう)(どうしよう)、後悔と不安と興奮とが
ないまぜになって、涙がとまらない。
さながら、『それから』(夏目漱石)の代助の、
ラストシーンのような心持になった。
(ちょっと大げさかな)

泣くだけ泣いたら、気が済んだのか、
宿泊予定地のペンザンスという港町に
つくころには、気分はすっかり日本晴れ。
なんとかなるさ、ゆっくり行けばいいんだからと、
お気楽レモンに戻っていた。

長くなるので、今回は旅の中身は書かないでいるね。

けれど、予定外のこのひとり旅が、その後の生き方を
方向づける、最初の道しるべとなったことは間違いない。
今、これを綴りながら、そのことをまぶしく思い出している。               楠田 レモン
ゆっくり行こうよ





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最終更新日  Dec 8, 2004 03:10:50 AM
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