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はまちゃん5006

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2008.03.08
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カテゴリ: カテゴリ未分類
ひまわり

           平和の果て

      公園のベンチで寝ていたおじさんが

      おなかにライターのアルコールをかけられ

      火をつけられた


      全身に大やけどを負いながら

      噴水の池に飛び込んで

      いのちだけはとりとめた




      ホームレスのおやじ狩りだといって

      間違えてやったものだ


      地域に迷惑をかけているので

      死んでしまってもかまわないと

      思っていたという


      朝のテレビでアナウンサーは

      人間は誰もが生きる権利があるのだと

      大きな声で力説していた


      今日は

      ひと月たった一度の私のボランティアの日

      デイサービスのお年寄りに




      終戦記念日も近いせいか

      日ごろは口にしない軍歌を唄った

      お年よりも一緒に懐かしそうに唄った


      戦争を知らない私に

      戦争を語る資格はないのだが



      なぜか怒りがこみ上げてきた


      戦争では多くの若いいのちが空に、海に散っていった

      彼らにも一人ひとりに生きる権利はあったはずだ

      しかし、彼らは一言も語らず死んでいった


      時代といえばそれまでだが

      彼らの背負っていたものは

      とてつもなく大きいものだった

      守りきれないとしりつつ

      いのちがけで守り通そうとした


      死んでいった彼らに

      今の百分の一の自由でもあげることができたなら

      彼らはどんな笑顔を見せてくれるだろう

      彼らの口からどんなことばが聞けるのだろう


      耳を疑いたくなるような高校生の屈折した正義感

      日々テレビから聞こえる

      「生きる権利」というむなしい響き

      彼らの死はいったい何だったのだろう


      軍歌が終わって      

      今流行の「千の風になって」をお腹の底から唄った

      海や空に散っていった若い兵士たちも

      この詩のように晴々とこの大空を

      自由自在に吹き渡っていてほしい







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Last updated  2008.03.08 10:26:24
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