僕らと一緒に花を咲かそう

僕らと一緒に花を咲かそう

 黒猫 ~いつまでも~



大丈夫

俺は

ちゃんと

生きるから


黒猫 ~いつまでも~


「オハヨウ~!」

「話しかけるな、朝倉漣!!!」
「いいじゃん♪健一くんw」
「どぅわぁ~か~らぁ!その語尾のwはやめろ!!」
「なんでだよ~ww健一くんwwwww」
「しかもなんだ、その君付けは!!!」
「るっせーな・・・いちいち・・・(ぼそ)」
「(こいつは悪魔だ!!!!!!!!)」
「俺が未知の病気って知ってんだろ~。もうちょい優しくなれないかなあw」
「・・・朝倉漣は・・・死ぬのか・・・?」


「・・・・・・。」


俺のライバルは未知の病気。

なんで・・・だよ・・・。

なんで・・・朝倉漣なんだよ・・・。

神様
俺の友達がいなくなるから・・・
やめてくれ。















「んな死ぬなんてまだ分かんないしw」
















「・・・は?」
「だって未知の病気なんだし・・・。死ぬかわかんないじゃんw」
「・・・・・・。」
「あれれ、健一。シンパイしてくれちゃった?w
 かんわい~~~~ww」
「う・・・うるさい、朝倉漣!!!///////」
「あはは☆」
「あはは☆じゃない!!!」



正直
本当に心配した。

俺の唯一の話し相手がいなくなったら
どうしていいか分からない。




「健一。」




「なんだよ。急にまじめになって・・・。」



「俺がいなくなっても、元気でやらないと、
 呪うから。」

「は?!」
「☆☆☆」
「わけわかんない!!!」


















それから

なにもなく

三日という月日が

流れていった

たった三日



三日
























「ごほっ!」

俺はついに吐血した。
やばい
迫ってきてる

俺は直感でそう思った。


「がはっ!・・・はあ・・・はあ。」

なんで俺が・・・。
キャットもいるのに。

死ぬわけにはいかないのに。

「漣兄!!!???」

「キャ・・・・・・ト・・・。」
「どおしたの?!血吐いたの??」
「ごめ・・・・・・一人に・・・・・・し・・・。」

「いやだ漣兄!!!いまお医者さん呼ぶから!」

あ・・・キャットがすごい必死に俺を助けている・・・。














































































幸せ・・・なのかな。






















































































「漣様!!」
「漣兄、お医者さんだよ!!」

「漣様をこちらへ・・・。」
「こりゃあ酷いぞ。」
「急いで処置をしろ!」


こんな・・・たった一人の人間なのに
みんな必死だな・・・。

俺ってやっぱり

ジュウヨウジンブツ?



俺の部屋の天井ってあんな高いんだったっけ?


「漣兄!死んじゃだめだよ!!」
















































































レンニイ
シンジャ・・・・・・










































「うっく・・・ひっく・・・。」
「凛ちゃん・・・。泣かないでよ。
 俺まで泣いちゃうジャン。」

漣先輩が死んだ。
なんの前触れもなく。
あっさり・・・吐血して、死んだ。


「漣さま・・・なぜ逝かれたのです・・・?
 なんで・・・なんで漣さまなの?!」
「沙里菜様!落ち着いてください!!」
「なぜこれが落ち着いてられるの?!
 漣さまが・・・漣さまが・・・死んだのに・・・。」



凛ちゃんが沙里菜先輩の服をつかんだ。



「悲しいのは、沙里菜さんだけじゃないよ・・・。
 みんなここにいる人は、沙里菜さんと同じ気持ちだよ。
 もちろん・・・わたしも・・・。」

「凛さん・・・。」


「大丈夫!漣兄は天国行きだよ!だってさ・・・。
 笑ってるもん・・・漣兄。」















棺おけの中の

白い服のその人は

まるで笑っているように

豊かで
















「漣兄・・・大好きだよ。今も、これからも・・・ずっと・・・。」















今行くから















待ってて















漣兄



バック トップ ネクスト




© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: