歌 と こころ と 心 の さんぽ

歌 と こころ と 心 の さんぽ

2013.05.01
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カテゴリ: TNK楽歌31
♪ つばくろの番(つがい)の減りて朝倉の駅舎の梁に空き家の並ぶ




 日本野鳥の会に寄せられた全国から8,000件を越える情報によると39%の人が「減っている」としている。
 私の利用している駅にも毎年幾つかの巣が作られていたのが最近はその数が減って少し淋しい思いをしている。

 ツバメの減少の原因は「カラスによる影響(296)」が最も多く、次いで「人による巣の撤去(216)」「カラス以外の天敵(113)」「農地、自然環境の変化(103)」「住宅建材・工法の変化(61)」「エサとなる昆虫の減少(41)」「巣の自然落下(8)」「その他(95)」となっている。


 都市部ではカラスの増加が顕著で、そのカラスによってツバメが追いやられているという悲しい現状があるようだ。
 また、人による巣の撤去はその「糞害」が原因と思われる。巣の中の子燕の糞をすべて巣の外へ出すため、4~5羽のツバメが育つ過程ではかなりの量の糞が落下する。

 その清掃はなかなか大変らしい。汚されては困る状況もあるだろう。カミサンの勤めている小児歯科医院では掃除当番が決めてあり、当番に当たった人はかなり難儀するらしい。
 昔は人家の中に巣を作るというのも珍しくはなかった。ツバメは福を運んでくるということで歓迎しない訳にはいかない。





 人に身近な環境で、人と共存することでその命を繋いできたツバメ。今後ますます生きにくくなって行くのだろう。
 あの颯爽と飛び回る姿は日本の原風景の一つとも言える。それが観られなくなるような事にはなって欲しくないものだ。


 斉藤茂吉様の歌

   ♪  のど赤き玄鳥(つばくらめ)ふたつ屋梁(はり)にゐて
                         足乳根の母は死にたまふなり




 日本野鳥の会では今年も引き続きツバメの調査を行っています。今年は具体的な 「子育て状況調査」 をし、広く情報を求めています。




◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」と
  タイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。

「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)






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最終更新日  2018.03.15 16:52:18
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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