疲れていたにもかかわらず、いつもと同じ5時に目が覚めた。
5月3日は憲法記念日。
今、憲法改正の動きが活発だ。
自民党が96条の改正を公約している。自民党だけでなく、日本維新の会やみんなの党も同調を見せている。
96条の憲法改正の発議要件は、衆参各院の総議員の「3分の2以上」の賛成で国会が発議し、国民投票で過半数の賛成を得なければならないと定めている。
自民党の憲法改正草案は、96条の「3分の2以上」という要件を「 過半数 」に改めようというもの。
自民党だけでなく、日本維新の会やみんなの党も96条の改正を公約している。参院選後の連携を図る動きとしても注目される。
公明党は96条改正に慎重な立場を示しているし、共産、社民両党などは要件緩和に反対している。
この自民党の主張について、憲法記念日を前に行った朝日新聞社はの全国郵送世論調査では、反対54%、賛成38%で、反対が上回った。
憲法改正の核心は、やはり9条にある。
日本国憲法 第9条は、憲法前文とともに三大原則の1つである平和主義を規定しており、この条文だけで憲法の第2章(章名「戦争の放棄」)を構成している。
憲法第9条は 第1項で「 戦争の放棄 」、
第2項前段で「 戦力の不保持 」、
第2項後段で「 交戦権の否認 」
の3つの規範的要素から構成されているのはご存じの通り。
これを変えようという意見が、自民党を中心に以前から盛んに叫ばれているが、朝日新聞社の全国郵送世論調査でも、「変えない方がよい」52%、「変える方がよい」39%で、反対意見が多い。
様々な人がそれぞれの立場で憲法改正の賛否を語っているが、国民の間で活発な意見交換が行われているとは言えない。
中立の立場での勉強会という形でその本質的な中身を吟味し、将来に向けてのあるべき姿を国民全体が勉強する必要がある。
本質的な議論もなしにムードだけで直ぐに一体化して行動する日本人の怖さは、一たび「俺たち日本人」という連帯感に包まれた時だ。日清・日露戦争の時もマスコミに煽られて国民が戦争を擁護する形で突き進み、大東亜戦争へと突入していった事実。
周りの勢いに逆らえず節操無きままに、イワシの群れのごとく同調し一体化することで身を守ろうとする体質を持っているのが日本人だ。無意識のうちに自己を埋没させ、群集心理に身を置くことで安心する横並び体質が特徴だ。
マスコミを過信せず、自己の判断力を持つためにはそれなりの努力が要る。それを放棄した時、背後に控えていた魔の手にあっという間に取り込まれてしまう。
どうも老獪な政治家や権力者は戦争が好きなようで、自分の身に危害を受ける事がない事を良い事に、その権力を振りかざそうとする。
そこには当然利害がからんでくる。
また、戦争は「国と国との戦い」であって、国民のためのものではないというのが過去の歴史が物語っている。
「 国民はお国のために死ね 」というのが 戦争というものの絶対的本質 であって、国民にとって良いことなど何一つない。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」と
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
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