♪ 草生えし土に二人の人のいて回りつづける薔薇の一文字
薔の字は嗇(しょく)を音とする形声文字で、蓼(たで)の一種。「みずたで」のこと。
薇の字は微(び)を音とする形声文字で、食用の羊歯「ぜんまい」のこと。
この二文字でバラという意味になるというのがちょっと分からない。しかし、独特の雰囲気のある文字で、私は好きだ。
「薔の字」の覚え方を、自分なりに歌にしたらこうなった。これならもう忘れない。
「薇の字」は草冠のついた「微」ですが、真ん中の上下の字の間に「一」が入るのが重要なところ。「微」の旧字体だそうだ。
薔薇は「そうび」「しょうび」と音読みすることを知っていれば「薇」の字はすぐに思い浮かぶでしょう。
短歌などでは、「バラ、ばら、薔薇」と三通りの書き方を内容の雰囲気によって使い分けたりする。日本人は言葉のニュアンスを上手に使い分ける。
語彙も豊富なら表記方法もこの通り。
政治家がわざと難しい外国語を使って、薄い中身を濃く見せようとする根性は頂けないが、そんなことが出来るのも日本語の許容範囲が広い証拠だ。
しかし、必要以上の使われ方には抵抗がある。新聞の投書欄に毎年決まってカタカナ語の乱用を戒める意見が載る。外来語として定着しているものは別として、外国語をそのまま使う神経が分からない。
リベンジだのカミングアウトだのブレークスルーやアナリスト。にコンシェルジュにディスクロージャー、アカウンタビリティーにガバナンス。アジェンダやインセンティブ、インタラクティブ、サーベイランスにプライオリティー。モビリティにレファレンスなどなど。
書き出せば切りがない。日本語に相当する言葉が無いなら仕方がないが、日本語で言えるものはちゃんと日本語で言うべきだ。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」と
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
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