♪ 大宇宙(ぞら)にミクロのごとく星々の散り敷くは吾(わ)の歴史でもあり
これが組み合わさって合体し、酸素や炭素が出来てきた。
さらに重い鉄の原子まで出来たところで、星が重さのために潰れ、その反動で爆発した。これが超新星爆発、ビッグバンだ。
鉄や酸素が宇宙中にばら撒かれ、それがもう一度集まって星になっていった。
ビックバンの直後は、非常に高温の為、さらに原子が分解されて電子や原子核、クォークなどの素粒子の形になっていった。それと同時に巨大な衝撃波が銀河に滑るように広がり、宇宙空間のガスを圧縮して暗黒物質が作られ、宇宙中に散らばっていった。
それは均一ではなく、濃いところと薄いところができるムラのある状態で、濃いところは少しだけ重力が重い。重力が強いから周りのものを引き寄せる。それが繰り返されてどんどん素粒子が集まりぶつかってくっ付き合い、徐々に固まって星になったという。
太陽系は毎秒220kmで銀河の中を移動している。新幹線が1時間かかる距離をたった1秒で、銀河の中心に対して回っているのだと言う。
銀河では、外側になるほど回るのが早い。それで外にすっ飛んで行かないのは、なにか星以外の重さを持ったものがあって星を引きとめているとしか考えられない。それが暗黒物質と呼ばれるものだ。
アンドロメダ銀河 直径20万光年
ハップル宇宙望遠鏡は1900年にスペースシャトル・ディスカバリーにより打ち上げられ、地上約600km上空の軌道上を周回している空(宇宙)飛ぶ望遠鏡。
この望遠鏡は2014年くらいまでの稼働が計画されている。そして、次世代望遠鏡として2018年に「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 (JWST)」 の打ち上げが予定されているという。
太陽のような恒星では、軽い元素同士が核融合することによってエネルギーを放出するとともに次第に重い元素が作られて行く。鉄の元素が作られると、核融合は止まりエネルギーが放出されなくなるため、重力によって恒星は収縮する。
このとき、鉄より重い元素が作られ、ウランなどの放射性の元素も作られる。これが自然の放射性物質の始まりなのだそうだ。
その後、恒星は爆発し、放射性物質を含む元素は宇宙空間に飛び散る。これが超新星爆発で、過去から現在まで、宇宙のどこかで起きています。
それは同時に様々な原子を放出する。その中には人間の体の組成成分も当然含まれている。星は星の元になるものを宇宙中にまき散らすと同時に、生命の元になるものもを蟹の産卵のように宇宙にばら撒いている。
♪ 素粒子の集合体なる星々の死骸は吾の身体となりぬ
星も生物もその根源にあるものは同じなのだ。宇宙を彷徨っていた物質が、吾々の身体の一部を形成しているということ。まさに宇宙と一体なのだ。
蟹星雲 (地球から6,500光年離れている)
超新星爆発の残りで、6光年に渡って広がっている。
フィラメントは、星のぼろぼろの残骸で、大部分は水素から成っている。
かろうじてハッブル映像で見え、星雲の中心に埋まって高速で自転する中性子星は、星雲の不気味な内部の青っぽい白熱の原動力。
青い光はほぼ光速で中性子星の磁場線周辺を回っている電子に由来し、中性子星は、灯台のような放射の対の光を放出し、毎秒30回自転する中性子星のために脈うつように見える。
中性子星は、爆発して押しつぶされた超過密な星の核を成している。
宇宙の年齢は138億年。それまでは137億年と言われていたが、今年になって1億年長く修正された。
宇宙中の物質、すべての原子を集めてもたった4%にしかならず、96%は分かっていないのだと言う。
そう遠くない将来、暗黒物質の正体が解き明かされる時が来るでしょう。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
◆ ジョーク、冗談、ユーモアは生活の調味… 2014.10.22
◆ 消えていってこそ虹 2014.10.21 コメント(2)
◆ 映画っていいね。色々あるから良さも… 2014.10.20
PR
カレンダー
キーワードサーチ
サイド自由欄
コメント新着