歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2016.09.17
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テーマ: 短歌(1697)
カテゴリ: 気まぐれ短歌

♪ 虫の音が今宵の伴侶あのひとの[すてきよ]の声沁みだしてくる








 聴覚は、人に取ってもっとも重要な感覚。
 「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」
 静かな中で虫の声など聞いていると、脳はいつしかトリップして、過去再生のテープを回し始める。
 思い出は音楽につれ音楽は思い出につれる。
 悲喜こもごもの映像をバックに、胸のスピーカーが思い出の曲を繰り返す。能率のいいスピーカの、ゆったりとした伸びやかな音が、夜のしじまに包み込んでゆく。
 そして、こんな夜は、イブ・モンタンの枯葉など聴きたくもなって来る。



「スピーカーの能率」
 ごく普通の能率のスピーカーは90dBくらいで、ヤマハのNS1000MやNS10Mあたりのスピーカーがそうだそうだ。
 能率が3dB違うと、音量(音響パワーレベル)が2倍違う。87dBの能率のスピーカーは、能率90dBのNS1000Mに比べて、同じワット数を入れても半分の音量しか出ない。逆に、能率93dBのスピーカーは、同じワット数を入れても、能率90dBのYAMAHA NS1000Mあたりのスピーカーの、2倍の音量が出るという。

 私には詳しい事は分からないが、音響パワーレベルは能率が6dB違っていると2×2=4倍も違ってくる。9dB違うと、2×2×2=8倍の音量の差になるんだそうな。10dB違うと10倍、20dB違うと100倍も違ってくる。〔音響パワーレベルは、音源から放射されるパワー(単位時間当たりのエネルギー)なので、音源からの距離や環境(気圧、温湿度、風)には一切影響されない。(一般的な音のデシベル表示とは違う)〕

愛の賛歌 ジャクリーヌ・フランソワ

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 ひどいスピーカーだと、能率がたったの84dBしかない小さなスピーカーが、50万円や100万円近い値段で売られていたりするらしい。能率84dBのスピーカーで普通に聞くのに50Wのアンプが必要だとすると、能率105dBのアルテック A7、A5というようなスピーカーは、たったの0.4Wのアンプがあれば十分で、1Wもいらないというのです。

 ここが重要なところで100dBのスピーカーに10W入力した時の音の大きさは90dBのスピーカーに100W入力した時と同じ大きさということ。
 スピーカー次第で音量が簡単に10倍から100倍以上も違ってしまうので、50Wのアンプか100Wのアンプかなどという選択など、まったく無意味だというのです。
 能率90dBのスピーカー、ヤマハのNS1000Mなどで10Wもあれば十分過ぎるほど十分な爆音が出るといいます。したがって家庭での使用に300Wや500Wなどのアンプなどは、全く不要であり、音も悪いので使う意味がないとのこと。



 100dBくらいの性能が理想的で、それ以上になるとF1を操縦するようなもので、素人には扱えないレベルだという。能率100dBのスピーカーがあれば一般家庭では3W以上のアンプがあれば生演奏を越える大きな音量が楽に出せるということ。

 真空管からトランジスタへと変わり出力ワット数が飛躍的に高まり、本来それはそれとしてスピーカーの能率は下げるべきでは無かった所を、アンプの高出力化=アンプの高性能化という「勘違い」もしくは「メーカーにとっての、都合の良い解釈」により、コストダウンの為にスピーカーの能率が下げられてしまった結果が現状らしい。

 「デジタルは音質劣化が無い」という文句と同等に、「アンプは出力が高ければ高いほど性能が良い」という様な文句もオーディオメーカー内では「邪教の念仏」としてはびこってしまっているのではないかという意見もある。
 ダイナミックレンジにばかり意識が行ってしまい、音も豊かさや艶というものを犠牲にしているのが今のスピーカーだというところらしい。


型式:30cmコーン型フルレンジユニット インピーダンス:8Ω

 幸いなことに、私の今使っているスピーカーは「フィリップス AD12100/M8」は30cmのフルレンジで、100dBの性能を持っている。手製の大型エンクロージャーに入れて使っていて、バスレフだが穴は塞いである。
 ジャズのLpを主に聴いているが、DVDもYouTubeもこのスピーカーで聴く。決してオーディオマニアではないので、アンプもプレーヤーにも金を掛けたりはしていない。

 能率のいいスピーカーは、ゆったりとして空気を包むように鳴る。無理やり電気的に補正してある音とは違うので、音量を上げても決してうるさくない。かなりの音量でも会話が出来きるところがいい。




◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。

「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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最終更新日  2022.10.02 05:22:58
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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