歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2021.07.07
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カテゴリ: ことば

♪ 幼子は「わえお」「はへを」を習いおりことばを遊ぶ「ぱんつくったよ」

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 日本は元々、災害の多い国で何度も何度も自然災害に遭ってその都度、家族を亡くし、家を失い、田畑を失ってきた。相手が自然現象だけに、ただただその苦難を受け入れて耐えるしかなかった。このITの時代になってもそれは変らない。ことごとく手を入れて人工物化して来たけれど、地球という大きな営みの中では些細なことでしかない。

 忍耐強く生きてきたけれど民族紛争や宗教戦争など、別の世界からの迫害には無縁で、小さな田畑にしがみついて目先の不都合と戦っていれば何とかなった。村意識を糧に謙虚に生き延びて来たので、中東やアフリカなどの難民の苦難からは程遠く、それらを心底理解するための物差しを持っていない。 

””

 多民族、多言語、様々な宗教など価値観、習慣の違うもの同士の間にはいつも諍いが絶えない。それをなんとか折り合いを付けながら共存するには、議論し合って理解し合うことが不可欠になる。いつだって議論する。ダメなら戦うしかない。

 そんな凄まじい世界に生きて、多くの苦難を抱えたまま生き延びようとしている人々の気高さと凄さ。それを目の当りにしたら、私なんか尻込みをしてしまうに違いない。その悲しみの深さと凄まじさに耐えられず、逃げ出してしまうだろう。


 現代の日本人は議論をしようとしない。議論をする意味さえ理解していないかも知れない。こんな災害の多い国に住んで忍耐を強いられてはいるが、自然が相手では抗いようがない。その上、外敵がいないケージの中にいるようなもので、ずっと戦争がない状態が続いて平和ボケしているのも確か。
 議論を交わして理解し合おうとするより、内心を読み探り合うことで乗り切ろうとする。それは外交にも表れる。とことん議論して交渉する前に、相手に斟酌してもらえると勝手に思い込んでしまう。

 私はどちらかと言えばいろんな話がしたい方だ。何かの話題を振って話の糸口を掴もうとしても、相手は乗ってこようとはしない。差し障りのない世間話にすり替えてしまうので、それ以上の話に発展しない。議論どころか突っ込んだ話を嫌うのは、意見が分かれて言い争うのが嫌なだけで、自分の意見を持っていないわけではない。そういう事に慣れていないだけだ。家庭も学校も職場も、どこもみんな同じような空気が流れている。

 良い国なのに、これじゃあ世界に通用する人材は生まれにくい。
 アメリカやインドのように、多民族の多様な価値観の中で育った人間の優秀さは、世界のトップで活躍するインド系の多いことでも分かる。
 ほんと、勿体ないことだね。


孫が借りてきた

”” 言葉遊びの本。
読む時に区切る場所を変えると意味が変わってしまう文が沢山載っている。







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最終更新日  2021.07.07 09:38:44
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
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