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HUMANO

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2005.08.24
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 1人暮らしをしていると、遅い時間に電話が鳴ることも少なくなかった。
 とても懐かしい、酔っ払った声。仲の良い女友達でもなく、昔の彼氏でもない。けれど本当に懐かしい、忘れることのない声だった。

 いつの頃からか、私はほとんど、1人では飲まなくなった。
 そして「やけ酒」なんてことも、しなくなった。
 切ない恋愛をしなくなったからなのか・・・。

 その声は、かつて私がやっぱり同じように酔っ払って、駅からの帰り道にふと電話したくなる相手だった。
 私から電話すると、なぜか切った後に少し自己嫌悪になる。
 自分のテンションと相手の温度差を感じるからなのかもしれない。
 相手からの電話は、嫌いではない。


 友達とそんな話を何となくしていたら、ある日別の酔っ払いが電話をしてきた。
 おいおい、違うってば。酔っ払いなら誰でも歓迎、なんてわけはない。かなり遅い時間でも歓迎される酔っ払いなんて、もちろん特別に決まっているじゃないの。





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最終更新日  2005.09.14 14:38:55
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