紅影勇輝の~遥かなる地平へ~

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紅影勇輝

紅影勇輝

2005/10/13
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<最初から読むにはコチラをクリック!!>




勇輝

何か話がぶっ飛んでないか?(笑)



マリオ

そうだな。

話を元に戻そう。

バーンアウトを医師から宣告され、絶望の淵に居た頃の話だ。

その時、さらに自分に追い討ちをかけるような出来事に遭遇したんです。




ノコノコで「無限機UP」を図っていた時のことです。

どんどん1UPすれば普段ならば嬉しいはずなのに、


この時は何故か、

今まで触れたことのない感情が心の奥底から湧き上がってきたんです。










「ああ、このまま俺が死んでも・・・」




俺が死んでも・・・

















「代わりはいくらでもいるんだ・・・」








それは、不気味なほど静かで冷たい感情でした。

怖くなりました。
生きること。今この瞬間に自分が生きていることが。


自分がいよいよ本当に分からなくなりました。

俺一人がこの世界から居なくなったところで、世界は何事も無かったかのように回るでしょう。
何か大きな歯車の一部。自分は自分でなくても良い。

だったら、自分が生きる意味なんて一つも無いと感じました。


自分は誰からも必要とされていない。
消えてしまいたい。
俺なんか消えてしまった方がいいんだ、そう感じました。





この頃から俺は、


酒に溺れ始めたんです・・・。


今思うと、恥ずかしいくらいに弱い自分でしたね(笑)。
まぁ、今も弱いですが・・・。


よく皆さんのファミコンが、カセットに息を「ふーふー」吹きかけても画面が写らない時あるでしょう?

あれは、任天堂さんが放送を自粛しています。





それがあまりに酷いもので、

業を煮やした任天堂さんが、マリオの変身キャラクターである

「しっぽマリオ」、「かえるマリオ」の他に、




●酔いどれマリオ




という酔っ払った加藤茶のような姿をしたマリオ

(→頭にネクタイを巻き、千鳥足で手にお土産をぶら下げている)


を入れて何とか誤魔化そう、という案まで出されましたが、

「夢がないし、それ以前に何だそれ?」という理由で却下されたのは言うまでもありません。






また、俺は背が低いことがとてもコンプレックスだったんです。

もともと小さなことでクヨクヨ悩んでしまう性格でもあるしね。

だから、キノコで大きくなれたときは嬉しかったし、

しかし同時に、任天堂さんに情けをかけられたことへの悔しさがあったことも確かです。




たぶん俺は、任天堂さんに対する ルサンチマン があった。










<ルサンチマン>


奴隷道徳の源泉であるとされる。

2、一般に、怨根・憎悪・嫉妬などの感情が反復され内攻して心に積もっている状態










俺の生みの親であり、絶対的な支配者である任天堂さん。

俺にとっての任天堂さんは



●神



なのです。


そして、株式会社である任天堂さんは、

任天堂へ投資する「株主たち」によって支えられており、

その株式市場全体は結局、

国民のみんな一人一人の購買意欲によって支えられています。


俺を操作する「一人一人のプレーヤー」さえも、

俺にとっては神でした。




俺には神がいる。

その神に自分の運命の全てが委ねられている。

そして俺という存在は、

結局は、神がプログラミングしたゲーム上の一つの「記号」に過ぎない。


己の無力さを痛烈に感じさせられました。

何も出来ない自分。

自分の意思で死ぬ自由さえ奪われているのです。



だが、しばらくして俺はこう思い始めた。





「せめて、自分の力でそのプログラミングを変えてやる。」




「神へのルサンチマン」です。

まぁ、これは当然すぐに打ち砕かれたんです。

神は敵視するにはあまりにも大き過ぎる存在でしたから。



この時、もう一方で



「自分の中の何かを変えたい」



そう漠然と思い始めていました。



決して叶うことのない願望だったんですけどね。

俺みたいなもんが、何かを「変えよう」なんて。




当たり前のこと。

俺は、単なるプログラム上の「記号」の一つに過ぎないのだから。

そして「コントローラーの指示は絶対」なのだから。

そこから逃れる術なんて無い。







叶わない想いを 心に 抱き続けること、

それは悲しい。

そう・・・、














「俺には心がある」











これが、俺の


「悲しみの理由」 でした。





いっそのこと、

機械なら機械らしく、そのままでいられたらよかったのに・・・。



この時、ただの「機械」になることに憧れを抱いた俺は、

俺というちっぽけな存在は、

とうとう、その心さえ「空っぽ」になっちまった気がしました。





「いっそ、風に溶けてどこかへ飛んでいけたら・・・」




まるで詩人のように、

小さくそう呟いていました・・・。













<???>



フハハハハハハ!!!!

(舞台袖から怪しい声が場内に響く)



勇輝

ん?誰だ?(ちょっとワクワクしながら)




マリオ

その声は・・・!?



<???>

話はじっくり聞かせてもらったよ。

さっきから聞いてりゃ、情けねぇ話ばっかだな、マリオよぉ。(ほくそえみながら)

いつもいつも笑わせてくれるよ。フハハハハ。



マリオ

な、何だと・・・!?




<???>

貴様の言いたいことはそれだけか?

お涙頂戴で同情を誘うだけの「無意味で無価値」な話はその辺で終わりか、
と聞いているんだよ。(ニヤリとして)



マリオ

くっ・・・・・・・。(舞台袖を強く睨みつける)










<「スーパーマリオ心理学5~マリオ、心の叫び~」へ続く!!>

(全8回予定)←全編ほぼ出来てるんですが、もうしばらくお待ち下さい!!





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Last updated  2005/10/14 04:43:42 AM
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