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先週、タイトルの問題集が手に入ったので、昨日と今日で解いてみました!最近、休みというと洗濯と食料の買い出し以外はほぼYOUTUBEで時間をつぶしていたので「ちょうどいい暇つぶし~。いっちょやってみるか。」という気持ちでね(^_-)-☆というわけで、昨日土曜日は午前8時40分から午後7時まで、今日日曜日は午前11時30分から午後4時50分まで市民センターの学習コーナーに籠って準1級の108・109・110回の3回分の問題に挑戦しました!公務員試験の勉強をする大学生とかに囲まれて!最近ほぼほぼ中国語の「勉強」からは遠ざかっているのでちょっと不安に思いつつ問題に取り組んでみましたが、3回とも択一問題はなかなかの正解率(^-^)中文和訳と和文中訳で部分点稼ぎに行けばなんとか合格できそうな出来でした。(準1級の合格基準点は75点です)やはり中国語の小説を普段読んでいるので中国語の感覚は死んでないのかな?リスニングは昨日の夜家で3回分一気にやりましたが、リスニング苦手なのと、最近全く簡体字を書いていないので書き取りがあまりできなくて点数的にはギリギリ不合格?という感じですね。ちなみにリスニング問題はリビングでテレビを見ながらやりました 笑。ところで、筆記試験の問題は答え合わせをした後に問題の読み込み作業をします。例えば大問1の長文は問題文すべてを完璧に理解できるようになるまで調べるし、択一問題の正解以外の選択肢も、知らない言葉があればしつこく確認します。(これは昔の記事にも書いています。)写真のノートは答え合わせをした後に大問1の長文を全部書き写している途中で「??これって?」と疑問に思った個所をすべて書き出しています。ちなみに青字が本文を書き写したもの、ピンク字が色々調べて書き込んだものです。昨日と今日で一番熱心に調べたのが生搬硬套shēng bān yìng tào【成】無理に適用する.強引に当てはめる.(講談社中日辞典)これ!べつに重要語でも何でもないのですが。なんでこの字面でこういう意味になるのか分からなくて、1字ずつバラしてみました。①「生」は講談社中日辞典の19番目(!)の意味で「強引である」②「搬」 〃 3番目の意味で「(まるまる)借用する.引き写しにする.」③「硬」 〃 3番目の意味で「無理に.どうしても.」④「套」 〃 8番目の意味で「模倣する.(昔からのやり方を)踏襲する.」ほら!こうやって一つ一つ分解すると意味が分かってくるでしょ?!長い間中国語を勉強していますけど「生」に「強引である」という意味があるのを初めて知りましたよ。びっくり。また、「生」という文字に22個も意味があるのも初めて知りました。実は単純な字ほど難しいんですよね。と改めて実感。って知らなかったの私だけですか?(;^_^Aと、こんなことばかりしているので過去問1回分やるのに何時間もかかるのです。まあ、趣味でやっているのでね。いくらでも時間をかけられるという、よく考えると非常に贅沢な身分と言えますね(^-^)※それから、解答を書き写していて誤植箇所を見つけてしまったわ。日本出版の問題集では初めて見つけました。実はちょっと嬉しい(^-^)これは出版社に連絡した方がいいのでしょうか?もう誰か連絡したかな?
2024.06.16
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《骄阳似我》にハマっていました。林屿森:高身長、イケメン、大企業一族の御曹司、優しい、頭脳明晰、元医師庄序:高身長、イケメン、主人公の大学の同級生、学業優秀、家は貧乏だけど将来有望いわゆる普通の少女漫画的な展開だと、ヒロインは最初お金持ちで優しい男性に心を動かされますが、最終的には「お金が無くても彼が好き!」と、同級生の彼を選びますけどね。《骄阳似我》のヒロイン曦光は最終的に彼女を穏やかに包み込んでくれる林屿森を選ぶんですよね~。理由としては庄序の「ツンデレ」が極端すぎて、本当の気持ちが曦光が伝わらなかったということなんでしょう。曦光にちゃんと気持ちを伝えていれば確実に曦光の彼氏になれたのに。惜しいなぁ。などと色々考えた日曜日の午後。この気持ちを解放する場所がなく、思わず↓こういう絵まで描く始末(;^_^A曦光@パーティー会場以前、肖奈や以琛を描いた時に使ったコピックがまだ使えた!服とアクセサリーはステッドラー社のアンダーライン用蛍光クレヨン。文房具よ。現在、少女漫画はほとんど読まないんですけど、少女漫画絵の傾向ってどうなっているんでしょう?曦光の本当のイメージはこんな感じね。中国語の小説は、よっぽどの専門書ではない限り普通に読めるんですけど感想となると中国語では全くスムーズに書けない、言えない。とにかく、中国語でのアウトプット能力が限りなくゼロな私(@_@。あ~あ、《骄阳似我》の感想を語り合いたいな~。誰でもいいから。と思って検索するんですけど、ドラマ化された小説ではないせいか、日本語の記事は1件くらいしか見つからなかったのです。中国のサイトに行けばたくさんの書き込みがあるんでしょうけどね、私の中国語能力では中国語で感想を書き込み出来ないのよ。たぶん、めっちゃぎこちない中国語になって、すぐ外国人ってバレそう。ううっ。もっと真面目にアウトプットの訓練すればよかった。とかダラダラ考えていたのですが、やはり私がスムーズに中国語で表現できる実力をつけるのが最善だよね。という考えに至った私。中国語の小説にハマればハマるほど、アウトプットの重要性も大きくなりますね。ついこの間まで中国語話せなくても、中国語の小説が読めればシアワセって言っていたのに。というわけで、いまさらですが、手始めに近所の中国語会話教室に行ってみようかなと計画しています。老後の趣味を豊かにするためですけどね。
2024.06.09
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最近、仕事でストレスが溜まりまくっているため、女子中高生向けの《骄阳似我》を読み耽ったり、映画の中の18歳のグレッグ・ハンくんに癒しを求めたりと、現実逃避に余念がない毎日ですわ~( ̄▽ ̄)。と、いうわけで今日3回目の『青春18×2 君へと続く道』。制作者の中に鉄オタがいる?と感じてしまうくらい鉄道が走る風景が美しく撮られています。最近、疲れ切っているのでこの風景にも癒されます。台湾人のジミーが鉄道を乗り継いで、遠回りしながら思い出の女性、アミの故郷に向かうストーリーはロードムービー風味もあり。しかし、しかし、私のお目当てはやっぱり18歳のジミーくんですね( ̄▽ ̄)たどたどしい日本語がかわいい!しかも日本語のセリフにちゃんと気持ちがのってる!「無名」の王一博の日本語よりずっとうまかったよ(←ファンが怖いのでこっそり)ヒロインの清原果耶ちゃんも抑えた演技で良かった。人気のアイドルとかが起用されなくて本当に良かった。私、台湾作品は映画《那些年我们追过的女孩》とドラマ《想见你》の2作品しか見たことないんですけど(理由:台湾の発音が苦手だから)特に映画《那些年我们追过的女孩》で見た学生寮や主人公の部屋の雰囲気に通じる物があると思いました。これが台湾のセンス?美術さんいい仕事してますね~。となぜか上から目線(コラッ)。あと、ジミーがアミと映画に行く前日に鏡の前で色々ポーズをするシーン。これって楊洋のこのコマーシャルの中の 8:18 のシーンとまったく同じなんですけど、これはパクリ?それとも中華圏ではデート前の男子の描写のあるあるなのかしら?それにしても同じシーンすぎました。というわけで、この映画今日の3回目で見納めです。個人的にはグレッグ・ハンくんの18歳高校生(もう卒業してたけど)姿が良かった!彼、めっちゃ演技上手いよ。って今頃気づくの遅い?笑もし円盤化されたら買おうかなと思いもしますが、やっぱりスクリーンで見た方がいいですもんね。
2024.06.02
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まだまだ冷めていなくて、毎日昼休みにニヤニヤしながら読んでいます。と、いうわけで(?)最終的にヒロイン曦光を射止める林屿森についてまとめました!いつもの市民センター学習スペースで午前9時から午後3時まで!ぎっちりノートに書き出しましたわ(バカ)。もう誰かに読んで欲しいとかではなく、自分がまとめたいだけです(病気)!盛大なネタバレあるから、これから《骄阳似我》を読もうと思ってる人はご注意を。林屿森。28才。大企業グループを形成する盛一族の会長の外孫。お金持ち。頭脳明晰。優秀な脳神経外科医として活躍していましたが、交通事故による怪我のため医師の道を断念し一族のグループ企業の本社に入社。ビジネスの世界でも頭角を現します。高身長。イケメン。その後、主人公・曦光が働く会社に副社長として移籍します。上巻を全部読むと分かるんですけど、最初から林屿森はとにかく曦光にベタ惚れ。彼女を好きな気持ちと自分の医師生命を絶つ原因を作った曦光を恨む気持ちが彼の心の中で戦って最初は結構謎の行動にでていますね~。林屿森が交通事故に遭ってしばらく自宅療養をすることになった時、曦光が週一で彼に書類を届けることになりますが、書類を届ける係が曦光と知った林屿森は適当な口実を設けて毎日彼女を自宅に呼びつけたり。←表情はあくまでもクール2階から落下して入院することになった曦光。けがはすぐに退院できる程度の軽傷でしたが林屿森は裏から手をまわして(元医者なので色々コネがある)10日間入院させ、その間適当に口実を設けて彼女の病室に入り浸ったり。←表情はあくまでもクール曦光のせいで医者生命を絶たれることになったのに、彼女はその出来事を全く覚えていない…そんな彼女を恨む気持ちはあるけれども、彼女を愛する気持ちを変えられない林屿森の心の葛藤が随所にちょっとずつ描写されていて、読めば読むほどハマっていった私ですよ。その後、林屿森は彼女を恨む気持ちをきっぱり捨て曦光を愛し続ける選択をします。で、ここから林屿森の I LOVE 曦光♡な気持ちがはっきりと表れてきます。いままではクールな態度で隠されていたんですけどね。上司として曦光に残業を命じ、二人きりで残業したり、林屿森の友人の結婚式に曦光を同伴させたり。結婚式に着ていく服を持っていない曦光をブティックに連れて行き彼女が試着した服を全部買ってあげたり。結婚式の会場で林屿森の友人知人は同伴した曦光を林屿森のの彼女だと勘違いします。曦光は「みんな私をあなたの彼女だと誤解してない?」と彼に問いますが「いいじゃんいいじゃん♪ずっと彼女がいなくてかっこつかないと思っていたんだ。わたくしめ、眉目秀麗、人柄も優れており、あなた様にとっても損はないと思いますが?」と、ちょっとおちゃらけた感じ。最初のクールな彼とは180度違いますね~(;^_^Aで、色々あって今度は曦光の友人の結婚式に出席することになった林屿森と曦光。彼女の友人が林屿森を曦光の彼氏だと勘違いして結婚式に招待しました。その結婚式で、大学時代の想い人・庄序から責められて泣き崩れている曦光に林屿森がはっきりと告白。「こんな状況で告白なんてちょっとずるいと思うんだけど。」と。しかし曦光はまだ庄序を忘れられないと返事を保留します。「それでもいい、僕に君を追いかけさせて。君を振り向かせて見せるから。」と高らかに宣言。ひ~(@_@。!すごい直球勝負だね。その後、どういう顔をして林屿森に会っていいか困った曦光は会社でも林屿森を避けまくりますがこの林屿森を避ける曦光の行動、結構成功して会社では林屿森にほとんど会わずに済みます。実はこれ、曦光が困っていると察した林屿森が彼女に会わないように気を付けてあげていたからなんですね~。あ~。大人だな~。やさしいな~。すてきだな~。そんなある日、林屿森は、彼の医者生命を絶った原因を作ったのは曦光ではない別の女性だったということを知ります。曦光が原因で交通事故に遭い医者生命を絶たれたが、彼女を好きな気持ちは変わらない。過去の出来事には蓋をして、曦光を好きでいる自分として生きて行こうという結論に様々な葛藤の末にやっとたどり着いていた林屿森。なのに、そもそも曦光は無関係だった?!じゃあ自分のこの2年間の葛藤は何だったのか?!結局質の悪い笑い話なのか?!と林屿森の心はぐちゃぐちゃ。ショックで膝から崩れ落ちる感じ(←私の想像です)そして会社を休みしばらく傷心の旅へ…(ここのところはベタすぎてちょっと笑った)その後、自分の想いを綴った手紙を旅先から曦光に出し、もうすぐ帰るよ、と。(ここもベタすぎてちょっと笑った)その後、とうとう曦光からOKの返事をもらい、幸せいっぱいの林屿森なのでした♪と、最後の部分は疲れて駆け足になっちゃいましたけど、だいたいこういう感じ。上巻全部通して読んで初めて林屿森の曦光に対する気持ちが終始一貫して変わらないことが分かります。顧漫さん、こういう恋愛感情の描写がとても上手です。プロだから当たり前だけど。もう何度も読み返しちゃうわ~。《何以笙箫默》を読んだ時もこういう状態になりました。確か。曦光を追いかける!と決心した後の林屿森の真正面から曦光に想いをぶつける明るさ、優しさが良いです。あ~、こりゃカッコつけすぎてタイミングを逃した庄序はとても彼にかなわないなと思いました。頭脳明晰でお金持ちでイケメンで高身長で・・・と、下手するとヒロインに振られる男2号になりそうなんですけど、「明るい」「優しい」という性格の良さで男1号の座を守りました!次に読む本はまだ決まっていませんが、この《骄阳似我》でしばらく時間がつぶせそうです♪
2024.06.02
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先週《骄阳似我》下巻(九州出版社)が届いたのですが、この《骄阳似我》下巻の付録が、林屿森が曦光に宛てた手紙のレプリカ(超達筆)だったりしてなかなか凝っていたのです。その後、色々検索していたら《微微一笑很倾城》の最新版が九州出版社から出ていることを知り「これも付録がめっちゃ凝っているかも♪」と期待してポチってみました。まず、これが既に出版されていた2冊ね。左が鳳凰出版伝媒集団(2009年)、右が花山文藝出版社(2014年)どちらも読み込みすぎてボロボロ 笑これが九州出版社の最新版(2022年)中身は花山文藝出版社と同じです。で、これが付録。すごい数(@_@。ミニポスター1枚、はがき大カード3枚、霊獣シール1組アクスタ的な紙のスタンド7個はがきカードと紙スタンドは花山文藝出版社の時のをアレンジ?これ!下の余白を折り曲げるとアクスタみたいに立つんです♪一笑奈何さまアップ画像(^-^)というわけで、期待通りの充実の付録でした。満足満足(^-^)ってこれだけだと思うでしょう?この九州出版社の本、表紙をめくるとさらなる仕掛けが!(@_@。中国の本ってペーパーバックみたいな作りの本が多くて、表紙の紙が本体と別になっている本は少ないと思うんですが、「これはどうかな~?」と思って表紙をめくってみたら「!!」どういう仕掛けか知りたい人は買ってみてくださいね♪私は「ここまでサービスしないと本って売れないの?」と思いました。ところで、ととろさんは買いますか?
2024.05.27
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先週、映画『青春18×2 君へと続く道』を見に行き、主役のグレッグ・ハンに魅せられた私。18歳のジミー(グレッグ・ハンの役名ね)が忘れられなくてもう一度見に行きました!百度百科で借りてきたポスターカテゴリーとしては「感動作」ですか??普段の私ならまず見に行かない種類の作品です。スクリーンでネイティブの中国語を少しでも聴けるんだったらという気持ちだけで見に行ったのですが、うっかりグレッグ・ハンに惚れちゃって再度映画館へ(;^_^A現在33歳のグレッグ・ハンくん。18歳の高校生役を無理なく演じています。もともとの顔が少年顔だから?でもやっぱり演技力があるからなのかな?醸し出す雰囲気がまさに18歳!って感じでした。で、で、でね私が一番注目したのは彼のスタイルよ!!(←どこ見てんのよ)顔小さい!とにかく顔が小さい!映画中での全身ショットはマジで少女漫画かファッション誌か?ってくらいステキ(●^o^●)18歳のジミーのくたびれたTシャツ姿も良かったけど36歳の旅姿もなんてことない服装なのにめっちゃカッコいい!ステキ!・・・ステキ!としか言えない自分の語彙力の無さよ・・・(=_=)今日も女性のお客さんが多かったけど、彼女たちはグレッグを見に来ているのかそれとも道枝くんを見に来ているのか、とすごく気になりました。でもこの映画がきっかけでグレッグのファンになってくれるといいいなぁ。ちなみに18歳のジミーは仲野太賀くんに見えて、36歳の旅するジミーはさや香の新山さんに見えて、最後の白シャツ姿のジミーは及川ミッチーに見えました!(あくまでも個人的感想ですからね。ごめんね。)やはり地味顔は色々な役に化けられていいよなぁとしみじみ。と、なんだか全然映画の感想になっていませんが、脇を固める役者さんも松重豊さん黒木瞳さん、黒木華さん(ダブル黒木!)とすごく豪華!あっ忘れてた!ヒロインは清原果耶ちゃんね(;^_^Aゴメンゴメンあとなにわ男子の道枝くん!彼もめっちゃ役にはまっていましたよ。・・・もしかしたら来週もう一回見に行くかも。今度は風景も堪能したいな。
2024.05.26
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《骄阳似我》上巻を読んだのは5年くらい前ですが、当時庄序の言動がよく理解できなくて「なんだこいつ。急にキレ散らかして。」と思っていたんですよね。大学時代、クールな立ち位置で曦光の猛アタックにもリアクションをほぼしなかったのに半年後、曦光が彼氏と二人で彼の前に現れた時に人が変わったように感情的に曦光を責めて…という部分がちょっと分からなかったんですけど、下巻を読んでやっと意味が分かりました。というわけで、今日は市民センターの学習コーナーに行って庄序の行動履歴を整理しました!朝8時半から午後3時20分まで!休憩なし!ぶっ続け(*‘∀‘)中国語の試験勉強をする時の10倍の集中力を発揮する私(;'∀')小説を読みながら庄序の部分をピックアップしていきましたが、結局庄序が登場しない場面もついつい読み耽ってしまい、4時から美容院の予約をしていたので最後は駆け足よ。というわけで庄序くん。南京にあるA大学の学生。頭脳明晰で教授陣の覚えもめでたい超優秀な学生。イケメンで高身長。家は貧しいが自尊心はエベレストより高い。という設定。① 大学3年の夏休み。庄序が資産家の家に家庭教師として訪問した時、彼の生徒である高校三年生の姜锐の従妹の曦光に出会う。後に彼女が彼と同じA大学の同級生であることが判明。⓶ 庄序に一目ぼれした曦光は庄序に猛アタックを開始。最終的に曦光は庄序に正式に告白するが、庄序はあっさり拒絶。③ 庄序は就職説明会でほとんど面接の申し込みができなかった曦光を助けて、上海のいくつかの企業の面接申し込みを取り付けることに成功。④ ルームメイトの容容への有名企業からの面接通知の電話を曦光がわざと取り次がなかったという疑惑でつるし上げにされている時、庄序は傍観するのみ。曦光は孤立。⑤ 勉強が苦手な曦光。彼女が教授に提出した卒論の全面書き直しを命じられ、卒業できるかどうかのピンチ状態に。その場面を偶然目撃した庄序は彼女の卒論のタイトルで完璧な論文を書き上げ、彼女にメールで送付。そのおかげで曦光は無事大学卒業(^-^)⑥ 卒業後、友人たちとの飲み会の後、二人きりになった庄序と曦光。曦光の葡萄の例えの話で、庄序は曦光と心が通じ合ったと勘違い。本当の勘違い。⑦ 卒業後、外資系の大手銀行に就職した庄序。てっきり上海の会社に就職したものと思っていた曦光は上海にはいないし、電話も通じない。あちこち探して、最終的に彼女の従弟の姜锐の家を尋ねたら、お手伝いさんが「曦光お嬢様はうちの姜锐ぼっちゃまと一緒に国外へ留学しました。」と聞かされてが~ん。(お手伝いさんは「留学」と「遊学」を勘違いしていたというオチ。曦光は2か月間ヨーロッパで遊び回った後帰国していた。)⑧ 半年後、同級生の結婚式に彼氏と二人で現れた曦光を見てが~ん。結婚式場の廊下で曦光を捕まえ、ブチ切れて「裏切者」的な言葉で曦光を罵る(;´д`)⑨ ⑧の時の曦光の「彼氏」というのは嘘で、二人はその時は実はまだ付き合っておらず、曦光はまだ庄序を想っていた。しかし、庄序に嫌われていると思いこんでいる曦光は庄序に惨めな自分を見せたくなくて林屿森と恋人のふりをして強がっていたのだった。⑨ 真相を知った庄序は曦光を「なんであの時恋人だなんて嘘ついたんだ!」「あの時は自分にもチャンスがあったってことじゃないか!」「オレがどんな間違いを犯したっていうんだ!曦光!?」と狂ったように責める。で、「あなたがいつあなたが私を好きと思わせてくれたっていうの?」ときっぱり曦光に断られる。という流れ。長いね~。これでも10分の1くらいに縮めたんだけど。庄序が②で曦光の告白を断った理由は小説内でははっきり描かれていませんが、私の推察では、・「自分の生活に急に登場して引っかき回すうざい女」と思った・資産家令嬢の曦光に引け目を感じていたのどちらかだと思っています。いずれにしろ、最終的に庄序は曦光が好きになったらしいんですけど、この庄序、全く曦光に意思表示をしないのです。プライドが高すぎるから?カッコつけたいから?彼としては、言葉にしなくても③とか⑤の行動で好意を示したつもりになっていたみたい。でも、性格的にニブい寄りの曦光には通じていなかったみたい 笑。③の企業面接の申し込みを手伝ってくれたのは曦光はただの「友達として」と思っているらしい⑤の卒論に至っては容容が曦光に濡れ衣を着せたのを容容の代わりに謝罪してくれたお詫びの行動と思っているらしい(曦光は庄序と彼の幼馴染の容容が付き合っていると勘違いしていた)庄序としては、卒業して外資系の大手銀行に就職して成功すれば、資産家令嬢の曦光と釣り合う男になれる!それまでは我慢我慢…とかなんとか思っていたんでしょうけどね。たぶん。②で庄序が曦光を拒絶した時に曦光がにっこり笑って彼に「あなたが私を拒絶しても、私はずーっとあなたのことが好きだから!覚えておいて!」と言った時、ノーリアクションだったくせに内心では曦光のその言葉をずーとっ心のよりどころとしてたらしいんですけど。曦光がどういう行動に出ようと常にノーリアクションだった庄序がアホとしか言いようがない。⑧の時点で曦光を責めないで素直に告白していれば彼女を手に入れられたかもしれないのに。あっ、⑦の後で彼女を探し出して、彼女に想いを伝えることができた可能性もあったしね。③と⑤の行動で彼女に想いは伝わってると思い、⑥で自分たちは両想いだと勘違いする庄序がアホです(本日2回目の「アホ」)プライドを捨ててもっと早い段階で積極的に意思表示をするべきでした。人を疑うことなく真っすぐに育ってきたお嬢様の曦光が相手ならなおさらよ。最終的に「今さら何言ってんの?!」的な剣幕で曦光から拒絶された庄序はここで退場。10年後を描いた下巻の番外編でやっと庄序は曦光を吹っ切ります。この番外編を読んで私もほっとしました。「庄序くん。これから幸せをつかんでね。」と。というわけ、庄序についてはこれで終わり。自分が書きたかっただけです。誰も興味ないと思います。終わりまで読めた人います? 笑
2024.05.25
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先週、10年ぶりに下巻が出版された《骄阳似我》を読みました。とりあえず結末ははっきりしたものの、上巻を読んだのが数年前なので上巻の詳細を覚えていなくてまたまた上巻を読み直した( ̄▽ ̄)と、ここまでは以前のブログでも書いています。そしたら、上巻の庄序の言動の意味などが下巻で判明するなど、下巻を読んだことによって上巻がさらに面白く感じるようになってしまい、今週はどこへ行くにも《骄阳似我》の上巻または下巻を持ち歩いて、ヒマさえあれば適当なページを開いては読み耽っています。同僚のランチの誘いは断って、コンビニおにぎりを2個食べて、後は昼休みが終わるまでひたすら《骄阳似我》上巻または下巻を読んでいます。この《骄阳似我》は顧漫さんの小説の中では比較的普通っぽいのかなと個人的には思いますが、主人公が二人ともまっすぐに相手に意思表示をするんですよね。ヒロイン曦光は資産家の令嬢。そして美人。人に引け目を感じることなく真っすぐに育っているのでその行動力は友人たちを驚かせます。同級生の庄序を好きになって即座に猛アタック!!しかし彼は実は幼馴染の容容と付き合っていたと知ると(悲しい気持ちを隠して)「あっ、そうだったんだ。ごめんごめん!」と彼から離れます。めそめそ彼に縋り付いたりは決してしない。それが曦光。そして後に曦光の心を射止める林屿森はこれまた資産家一族の御曹司。彼女が実はまだ庄序への想いを断ち切れないでいるのを知っていて、真正面から曦光に告白、曦光が自分を好きになってくれるまで待つよ!と失恋で実は傷ついていた曦光をやさしく包み込みます。まあまあこういう感じなのですが、庄序と林屿森の二人の男性の対比が良いです。北風の庄序と太陽の林屿森。曦光と庄序は同級生だけど、林屿森は彼女たちより6歳年上。6歳も年下の曦光に一目ぼれし、失恋で傷ついた彼女を優しく包み込み、彼女に振り向いてもらえるのを焦らず待つ林屿森が良いです(^-^)下巻の終盤で林屿森を「選んだ」曦光に庄序が激しく詰め寄る場面は、かなり夢中になりました。(実は庄序は曦光を好きだったらしい。原作をよ~く読み込まないと分からないけど)「彼(林屿森)に出会って、真っすぐな目でに私に『好きだ』と言ってくれた時、彼を『選んだ』んじゃなく、私はこれから彼と人生を歩んでいくと決めたの。」適当に訳しちゃったけど曦光のこのセリフが良いです(^-^)庄序はもっと早く曦光に気持ちを伝えるべきでしたね。と、こういうふうに毎日毎日《骄阳似我》漬けの私。久々にハマった(;^_^Aできるビジネスマン、そして医師、そしてやさしい、そしてお金持ち、そして高身長、そしてハンサム。いくら小説中とはいえこんな都合のいい登場人物がいていいのだろうか?と、冷静になったら思いますけどね。とりあえず空想の世界に浸りたいです。昼休みに読んでいて「はぁ~面白い。みんなもぜひ読んで!」と思わず言ってしまったけど職場に中国語分かる人いないのよね~。《骄阳似我》を読んだ日本人の人、どなたか感想を語り合いたいです!
2024.05.23
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先週、《骄阳似我(上)》出版後10年を経て出版された《骄阳似我(下)》を読みましたが何しろ《骄阳似我(上)》を私が読んだのは5年前なので細かいいきさつをよく覚えていなかったので《骄阳似我(上)》を再読することにしました。金曜日の朝30分早く出勤して始業時間まで読み、昼ご飯を10分以内で食べ昼休み中読み、帰宅後、眠たくなるまで読み、土曜日の午前中に読み終わりました。5年前に読んだ時より内容がくっきりと理解できました。先週読んだ《骄阳似我(下)》に《骄阳似我(上)》の伏線回収的なやりとりがあったからかな?5年前に読んだ時は庄序の行動がいまいち理解できなかったんですよね。庄序。この小説の主人公である曦光の大学の同級生。学年一の秀才、高身長、ルックス良し、女子学生の憧れの的。この庄序がとにかくとにかくとにかく寡黙な人なのよ。あんたに感情はあるのかい?と問いたいくらい。曦光が彼に告白した時も返事なし。曦光がとある事件の犯人と疑われ、寮のルームメイトからつるし上げをくらっている時も冷静に傍観。偶然二人きりになった時(高考の付き添いの時)もま~ったく話が弾まない。実は庄序は曦光が好きだったらしいんですけど、読者の私にもその気持ちがまったく見えませんでしたわ。そんなこんなで、大学卒業後、真正面から曦光に告白した彼女の上司の林屿森にさくっと彼女を取られちゃうんです。大学卒業して半年後、曦光が恋人(林屿森)を連れて同級生の結婚式に現れた時に庄序は「裏切られた!」的な言葉を曦光に浴びせるんですよ。大学の時には見せたことのない感情的な態度で。「大学時代、私はあなたにずっと嫌われていると思っていたわ。今の彼ははっきり私に好きと言ってくれる。それの何が悪いの?!」と返されて退場。庄序…あんたそんなに完璧に気持ちを隠したら誰だって分からないよ…と、思わず私も(心で)つぶやきました。「クール」って言っても限度があるよねぇ。曦光の恋人・林屿森は元外科医(事故に遭い左手を負傷し離職)で資産家一族の御曹司、高身長、ルックス良し、性格良しと、医学の道をあきらめたという過去エピソード以外は非の打ちどころのない王子様的キャラクター。庄序は母子家庭出身で母親は病気で入院していて苦労して大学に通っていた。普通の少女漫画だったらおぼっちゃまの林屿森が脇役となるパターンなんですけどね。というわけで、もしドラマ化されるとしたら(しないだろうけど)楊洋にはぜひぜひ暗~いこじらせエリートの庄序役をやってほしいわ。なんだかぴったりな感じ(^-^)《骄阳似我(上)》を読んだらまた《骄阳似我(下)》を読みたくなったので、明日から持ち歩いてまた読もうと思っています(無限ループ?)
2024.05.19
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今日は土曜日。午後からぽっかり時間が空いたので映画を見に行くことにしましたが、見たい映画が思いつかなくて、悩んだ末に「名探偵コナン」か「ハイキュー!!」のどちらかにしよう!と決定しネットで上映時間を調べていたら『青春18×2 君へと続く道』という映画タイトルが目に入りました。「たしかこれグレッグ・ハンが出てる映画だよね・・・。」と思い出し、急遽『青春18×2 君へと続く道』に決定!!映画の内容は置いといて、とりあえず少しでもネイティブの中国語が聞ければいいな♪という目的です。「無名」に続き、またまた映画の内容全く知らないままイソイソと見に行くおばさん1名。百度百科からお借りした画像。グレッグ・ハン、さや香の新山さんに似てる 笑映画は、大学入試が終わって、大学入学までの夏休みにカラオケ屋さんでアルバイトをしている男の子・ジミーが主人公。舞台は台湾。ある日、彼が働くカラオケ屋さんにアミという日本人のバックパッカーの女の子が「財布を無くしたので、しばらくここで働かせてください。」と訪ねて来て・・・みたいな感じで進むジミーとアミのひと夏の物語。ちなみに上記は18年前の出来事となっていて、18年後、36歳になったジミーが列車に乗って日本を旅しながら18年前の思い出に浸るという構成になっています。18年前の思い出場面と現在のジミーの日本の旅が交互に出てきます。お話は普通の恋愛映画?特に目新しい展開はなく「ザ・王道」という感じ。18年前の場面のジミーは髪が短いし、少年っぽく痩せているので「先に18年後のジミーを撮り終わってから、髪を短くしてダイエットして高校生のジミーを撮ったのかな?」と、映画そっちのけで撮影スケジュールなどを予想している冷徹おばさん(←私)あと台湾映画・ドラマではおなじみのチャイニーズランタン。「あ~あ・・・台湾と言ったらこれマストで出さないといけないのかね?」などと考えるムード台無しおばさん(←私)と、色々書きましたが、最終的にこの映画は見て良かった(^-^)グレッグ・ハンがステキ!という一点で。《想见你》でちょっと彼にハマりかけましたが、今日の映画で完全に堕ちちゃいました!①少年っぽいお顔⓶小顔、スタイル良い③セクシーな喉ぼとけ④自然な演技一番気になったのが⓶の小顔!清原果耶さんと並んでいる場面でなんと清原果耶さんの顔の方が大きく見えるくらいよ。ああ~実際に見てみたい~!と映画を見ながらずっと考えていました(ちゃんと映画見ろよ。)とにかく、グレッグがステキです。抑えた演技も良かった。映画は、若い女の子がたくさん見に来ていました。「この子たちもグレッグのファンなのかな?」と思っていましたが、最後のクレジットを見たらなにわ男子の道枝くんが出てたみたいよ。私は分からなかったけど。
2024.05.18
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《骄阳似我(上)》は2013年に出版された顾漫さんの小説。私は2018年に読みました。読み終わった時に「(上)とあるからいつかは(下)が出るのかな?」と思いましたがその時点で出版から5年経過していたし、(上)もハッピーエンドっぽく終わっているので「このまま(下)が出なくてもこれはこれでいいかな?」と思っていました。しかし、先月ネット巡回をしていたらなんと今年3月に《骄阳似我(下)》が出版されていたのを発見!一瞬でポチしました!なんと(上)が出版されてから10年経っていますよ。すごいね。そして届いたのが昨日。付録もいっぱい(^-^)ミニポスター、カード2枚、ミニカード1枚そしてお手紙1通。このお手紙がすごい!《骄阳似我(上)》で林屿森が曦光に送った手紙のレプリカよ!封筒には消印も押してある。本格的~!林屿森さん、かなりの達筆ですわ。最後のサインがカッコいい(*´▽`*)というわけで、昨日帰宅したらポストに届いていたのですが、早く読みたすぎて昨日、夜12時までかけて100ページほど読み、今朝早めに出勤して始業までの30分間読み、昼休み8分でご飯を食べて50分間読み、家に帰って夜10時までかかって読み終わりました。約5時間くらいかかっていますね。たぶん。内容としては(上)で恋人同士になった林屿森と曦光のその後の物語です。曦光はお金持ちの一人娘。自分の親が50%の株を所有している会社にコネ入社して普通の社員として働いています。林屿森は曦光の上司です。が、彼はもともと外科医で自動車事故に遭い手を負傷してしまい手術ができなくなり医者を辞めて彼の一族が50%の株を所有している会社(曦光のいる会社ね)に副社長として配属されました。これが(上)から続く状況ね。まあ、つまりお金持ち出身同志の恋愛ってことで物語の進展はゆったりほのぼの(*´▽`*)また、二人のラブラブ場面も顾漫さんらしく全くベタベタしていなくてユーモアたっぷり。顾漫さんの文章大好きなのよね~♡(下)では林屿森が医学の世界に戻る決心をし、会社の経営を曦光に託すことにします。曦光は会社経営に興味を持ち、経営者としての修業を始め・・・と、お仕事の場面もあるにはありますが、大部分は主人公二人のあまあま場面です。二人、同じ会社にいますからね、その気になればいつでも会えますしね。この物語、顾漫さんの文章で綴られているからこそ読んでいて面白いのですが、ストーリーとしてはそこまで起伏が感じられない普通のお話だと思います。なので、ドラマ化はかなり難しいかな。ドラマ制作者が小説中の顾漫さんの「行間」を読み取れなかったらクソつまらない恋愛ドラマになりそう。曦光と彼女の元カレの庄序の場面はそこだけシリアスでした。曦光のきっぱりとした態度が快かった。というわけで、《骄阳似我(下)》読み終わったわけですが、再度言いますがストーリーとしては結構ふつうの恋愛小説なのですが、顾漫さんの文章が秀逸!短い文章で要点を掴んでいる感じ。作者紹介であだ名はカメ。なぜなら遅筆だから。そして、ストーリー及び登場人物に対しての要求がとても厳しく全ての文章、全ての言葉に何度も斟酌を加え修正せずにはいられないから。注意深く事を進めるから。なので、「カメの歩み」なのです。(はるさめ訳です。超適当(;^_^A)とあったのでちょっと納得。顾漫さんの作品中の言葉はすべて彼女が選び抜いた言葉なのね。
2024.05.15
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というわけで、一つ前の記事で《坏小孩》を読んでいる途中、あまりにもスリル満点すぎて呼吸困難になり、読むのをやめて見に行った映画が「無名」です。セリフが広東語だったら見ない~と思っていましたが、予告編をちらっと見てみたら北京語みたいだったので見に行きました。ちなみに映画の内容は事前にほぼ知らない状態で。うちの地域にはなかなか中国語の映画なんて来ないので珍しいです。上映されていた映画館はかなりの小規模で、結構渋い映画を中心に上映しているのですが、この映画館にしては珍しく若い女の子のお客さんが多かったです。パンフレットを買って知ったのですが、トニー・レオンとダブル主役で王一博が出ているらしい。それでギャルっぽい女の子がたくさん見に来てるのね、と納得。で、内容はというと「ちょっと日本人には難しいかな?」という感じ。始まってから10分くらいで「あの女の子達、ストーリー分かるかな?『意味わかんない!』って怒ったりしていないかな?」と心配でソワソワしてしまいました(;^_^A。この映画、中国ドラマ映画あるあるの「国民党VS共産党スパイ戦」の知識の下地がないとたぶん意味不明。映画では何の説明もないですから。それから日中戦争以降の日本史の知識も必要?極悪非道の日本軍が出てくる…←それで大規模シアターでの上映はなかったのね、と納得。耐えられなくなったのか70代後半と思しき女性が途中で退出。私の隣の席の女性は「全然分からない~(泣)。」と結構大きな声で何度もつぶやいていました。普通映画を見る時はしゃべったりしないんでしょうけど、隣の女性、よっぽどショックだったんでしょうね。などと、周囲で色々あってなかなか映画に集中できませんでしたが、自分にとってはやはり「あるある」なスパイ映画でしたね~。《潜伏》や《悬崖》その他でもう飽きてるっつーの。セリフは半分弱が上海語(今大陸で流行ってる?)でした。驚いたのはトニー・レオンが吹替えじゃなかったことです。トニー・レオン自身が北京語をしゃべっていました。今までほぼ吹替だったのに。あと黄磊も出ていました。老けたね~。一番最後にびっくりしたのは最後のクレジットに王传君の名前があったこと。「え~!!王传君?!どこに出てたの?」と思い、必死で思い出しましたがどの役だったか思い当たらず、家に帰ってからネットで調べました。というわけで、この映画で印象に残ったのは1 トニー・レオンの生(なま)北京語2 最後のクレジットの王传君の2点です!(笑)女の子たちの目当ての王一博はさすがにカッコ良かったです。一番最後は見せ場なんでしょうけど、中国のスパイドラマを観尽くした私にとっては「あ~、はいはい。」という感じ。もう擦れまくったおばさんですね。「映画を見た後に王一博のファンになってしまうかも」と思って5枚セットのカードも買ったんですけど(写真右上)そこまでハマらなかった。。。とりあえず、久々にスクリーンで中国映画が見れて、それだけでも良かったです。
2024.05.05
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職場に映画好きの人がいて、私も映画好きなので昼休みにちょくちょく雑談してるんですけど、その彼が「岡田将生の『ゴールドボーイ』ってタイトルの映画、中国の小説が原作らしいよ。」と教えてくれました。彼は私が中国語を勉強している事も知っています。それを聞いてすぐネット検索したらその映画は中国の《坏小孩》という小説を原作にして制作されているらしいです。中国でもドラマ化され大ヒットしたらしい。というわけで、ポチっていた《坏小孩》が届き、昨日(5月3日)の朝から読み始めて今日(5月4日)夕方に読み終わりました。《繁花》は1冊読むのに1ヶ月半かかったのに、これはほぼ2日。つくづく私は「お子様脳」だなと思います。どっしりとした「ザ・文学作品」よりやっぱりこの《坏小孩》のようなスリルたっぷりのエンターテイメント小説の方が好きなんですよね。《坏小孩》は全部で370ページですが、1ページの字数が少ないため本来なら1日で読み終われると思います。それなのに2日もかかってしまったのはストーリーがあまりにもスリルたっぷりで読みながらドキドキしすぎて呼吸が苦しくなり、途中10回くらい休憩をとったからです(笑)もともと物語の中に過度に入り込んでしまう性質なのですがこの《坏小孩》はキツかった!苦しすぎて途中で読むのやめようと思ったくらいです(←?)「ううっ。。。もうダメ。。。(;一_一)」と思ったら読むのをやめておやつを食べたり洗濯したり外出して買い物に出たり映画を見に行ったりして気を落ち着かせました。で、落ち着いたらまた読書再開という具合に。というわけで、この小説、文句なしに面白いです。まず冒頭でいきなり殺人事件が起きます。これがもろに火曜サスペンス2時間ドラマ風で最初から面白そうな雰囲気♪両親が離婚して母親と二人暮らしをしている少年・朱朝阳の家に幼馴染の丁浩と彼が妹のように可愛がっている女の子・夏月普の二人が孤児院から逃げ出してきたことから物語が進んでいきます。読み始めは「真面目な優等生の朱朝阳が孤児の二人に感化されて闇落ちしていく話?」となんとなく考えていましたが、そんな単純な話ではなかったみたい。何を書いてもネタバレになりそうなので中身については書けません。ごめんなさい<(_ _)>雰囲気的には東野圭吾風味です。とにかく面白い。面白い。昭和なおばさんの私は森村誠一の「魔少年」を思い出しました。これは日本語訳も出ているみたいです(邦題「悪童たち」)私、中国語の小説は絶対中国語で読むと決めていますが、この小説は日本語で読んでもかなり面白いのではないかと思いました。東野圭吾の小説を中国語で読んでもその面白さが損なわれないのと同じように。
2024.05.04
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今日は3連休の最終日。なんの予定もなくソファーでゴロゴロしながらテレビつけっぱなしでコレを読んでいました内山書店月刊中国語 '97 4月号。初級学習者から上級学習者そして研究者までも対象にした雑誌。掲載してあるセンター試験の問題などを解いたりしてフンフン♪と読み進めていましたが途中に「マルユーランド」というコーナーがあり、この号の特集は「文学者と顔」。巴金、老舎、谢冰心、曹禺の四人の有名な作家の似顔絵と実際の写真が載っていたのですがその中で、巴金の説明が巴金 Ba Jin(1904~ )やさしい文体で、中国社会の基本“家”を描いた作家。ノーベル賞候補にもあげられる、文壇の最長老、と書いてあったのよ!!この「やさしい文体」の部分を目にした瞬間思わず「そうなのよ!(゚Д゚)ノ」と口にしてしまった私。部屋に私一人しかいないのに。巴金《家》は去年の今頃読んだのかな?自分のブログをさかのぼって確認したら購入したのは2011年のお正月らしいです。なんと購入後10年以上も放置していてびっくり!【訂正】すみません・・・買ったのは2019年のお正月でした(;^_^A記憶がバグっているおばさん。おかしいとは思ったんですけど。買ってはみたものの、「名作って・・・なんだか真面目でとっつきにくそう。」と怖気づいてしまい、なかなか手に取れなかったのです。実際、これを買った北京の書店でも「青少年が読むべき中国の文学」みたいなコーナーで平積みで売られてましたし。去年の今頃、ヒマなんだけど読む本が他になかったこともあり、イヤイヤながら手に取ったわけなんですけどね。読んでみてびっくり!読み易い!スラスラ読める!と、いうようにまず内容よりその読み易さに驚愕!名作というと私は钱锺书の名作《围城》が大好きなのですが、この《围城》でさえ最初は文章の構文が上手くつかめなくて何度も読み直しをしたのに、この《家》は一発で文章の構文がつかめてスラスラ読めたのです。感動!今日、1年ぶりに《家》を手に取って最初の5ページくらいを読んでみましたが、やっぱり読み易かったです。凝っていないちゃんとした文章って感じ?専門家ではないのでうまく説明できませんけど。あとは、中検準1級に出てきたような成語がちょくちょく出てくるし。読みながらこれは中国語学習者の教科書に使える!と思いました。実はこれが私の《家》を読んだ一番大きな感想ですね。おいっ(;゚Д゚)ほかにもっと見所あるやろ?!という意見もたくさんあるでしょうけどね。見所といえば、私は高家の贅沢な生活の描写にハマりましたよ。3~4家族が住み、敷地内に湖や花園や山がある広大なお屋敷ってどういう感じかな~と想像するだけでワクワクする!そういう意味で《红楼梦》も豪華な調度品などの描写はじっくり読んだなぁ。自分が庶民なだけにお金持ちの生活にめっちゃ興味があるんですよね~。(下世話なおばさん←私)今日は《家》の作者あとがきを初めて読んでみたんですけど、当時の中国の制度というか思想を描きたかったとありました。多くの人から、「登場人物は自分の家族をモデルにしたのか?」と幾度も聞かれたが、自分は個々の人間ではなくもっと大枠で当時の人たちが置かれていた実情を描きたかったと。「女に学問は要らない!」と言われ、学校に行けない女の子達や、物同然に扱われる召使や、根拠のない迷信により危険な出産を余儀なくされる奥様など、特に女性に対する当時の考え方が詳しく描かれていたと思います。とりあえず、この《家》、本当に読み易いです。自分が中国語すごく上手になった(*´▽`*)と錯覚してしまうほど 笑。とにかく《家》は良書!まだ読んでいなくて、中国語勉強中の人におすすめです(^-^)と思います。
2024.04.29
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ここ一ヶ月強の期間、小説《繁花》にとっ捕まっちゃって中国語の動画や音声を全く取り入れていなかったので、本棚の隅の隅で発見したコレを見た日曜の午後。10年くらい前に感想を書いていると思います。めっちゃクラシックなジャケットですね~。1984年の作品。私の大好きな超名作《大桥下面》の主役コンビ、龚雪と张铁林がこの作品でも主役です♪中国語字幕がありませんが、この時代の映画は「ザ・セリフ」ってくらいみなさんハキハキと話してくださるのでリスニングも問題なし。あと、物語は最近のドラマや映画のようにひねっておらず、めっちゃ単純です。初中級の中国語の授業にはこういう映画を使うといいかも?しかし・・・前に見た時も書いたと思いますが、男主役の礼双の最後のセリフは「それを言っちゃあオシマイよ。」というか身もふたもないというか。最後の最後で現実に引き戻されたというか。どういううもりのこのラスト?!というのが私の一番の感想ですね。とりあえず、リスニングの練習として見てみました。百度百科からお借りした画像です。
2024.04.21
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ネットで注文した《繁花》。今年の2月27日に届いて、今週火曜日(4月16日)にやっと読み終わりました。1冊読むのに約1ヶ月半!せっかちな私ににしてはかなりの時間をかけてしまいました(汗)ハードカバーで今時珍しい糸綴じの立派な本。値段も高いし。しおりは最近書店でもらった「名探偵コナン」♪「面白そうな小説何かないかな~。」と思っていたところに「ドラマ《繁花》が今中国で話題!」という情報をキャッチしました。ドラマ原作を調べてみたら茅盾文学賞受賞の作品だったので「茅盾文学賞受賞かつドラマ原作に選ばれるなんて、さぞかし面白い小説に違いない。」と考えて即座にネット書店でポチしたのです。しかし、本が届いて早速読んでみたらいきなり序章からつっかえて「文章が短くて淡々としていて読みにくい!」「人物の会話部分に引号(“ ”←これね日本で言うカッコ)が無くて分かりにくい!」「話が意味不明!何これ?!」みたいな感じで、不満だらけ。面白いと思えなくて全然先に進めませんでした。序章の中に陶陶という人物が市場で会った友達の沪生に街のゴシップを延々と話して聞かせる場面があります。人と会う約束があり、早く立ち去りたい素振りを見せている沪生を引き留め、目をギラギラさせて(私はそうイメージしました)しょうもないゴシップを結末まで沪生に聞かせる陶陶がどう読んでみても理解できず、この陶陶のゴシップ話には何の意味があるのか?と悩み、最終的には早川書房のサイトに載っている日本語訳の試し読みも読んでみましたが、日本語訳にも期待した注釈などはついておらず、中文で読んで理解した以上の情報は得られなくてガックリ。実は序章だけで4~5回読んだのです。が、全然つかみ切れなくて、最終的に「ええい!読み進めばどうにかなるさ!」と、ヤケクソ気味で先に進んじゃったんですよね。というわけで、序章を把握しないまま無理やり先に読み進めたわけですが、先に書いたとおり、文体が短く淡々としていて私にとって違和感ありまくり!こういう形式、あとがきを読んだら「话本的样式」とありましたけど、知らない。勉強不足ですみませんね。慣れない文章かつ没入できないストーリー展開でなかなか先に進めなくて10ページ読んでは3~5日放置 → 再び手に取った時に話を忘れているので2~3ページ戻ってから読み進める・・・みたいな感じでかなりノロノロになりました(汗)あまりにも入り込めないので落ち込んでしまい「中国ではベストセラーなのはなぜ?面白さはどこにある?誰か教えて!」と一時期ずっと考えていました(←ヒマだね~)。最終的に自分なりに出した結論としては、この作品は上海今昔(いまむかし)そして上海よもやま話を楽しむものなのではないか?ということです。普通、というか私の好きな小説の形式は「この先どうなるの?ドキドキワクワク♪」となるような普通に楽しめるものですが、この小説は「上海でこんな人物がいてこんな出来事があったよ。こんな人物もいてこんな出来事もあるよ。」という「上海あるある」を書き連ねているのではないか?という考えにたどり着きました。序章の中での陶陶の異常ともいえるおしゃべ場面も「上海にはこういう、おしゃべりでお調子者で浮気性の男が結構いるよ。」という紹介のための序章だったのかも?自分なりのこの着地点を見つけてから、ようやくなんとか作品の中に入っていけるようになりました。ストーリーは現代と過去が交互に語られているのですが、大体70年代初めから90年代までの上海の街の様子とそこに生活する人々が描かれています。作品中に通りや建物の固有名詞がたくさん出てきますが、これ全部実在する通りや建物ですよね?中国人だったら、とりわけ上海人だったら絶対具体的にイメージできて、小説を楽しめるのではないでしょうか。私は旅行(というか本を買う目的で)何回か上海に行っていますが、上海経験のごくごく浅い私でさえ、読んでいて知ってる地名等が出てくると「そうそう!花園飯店の近くにクラシックな映画館あったよ!」「花園飯店の前の百盛でよくお土産とか買ったよ!」「静安寺にあったヒルトンホテルにも泊まったし!」「上海行ったら絶対淮海路歩くっしょ♪」とちょっと嬉しくなりましたもんね(^-^)。とりあえず、主人公は阿宝、沪生、小毛の3人ですかね?陶陶も入るのかな?とにかく、ものすごくたくさんの登場人物がいて章によっては前述の4人以外の人物が中心になったりします。とにかく上海の街の描写が詳しい。個人的には阿宝と彼の幼馴染の少女蓓蒂の交流の描写が一番好きです。美少女(と私は想像しました)蓓蒂はその後、どういう人生を歩んだのか?やはり亡くなってしまったのか?作者にスピンオフ作品としてリクエストしたいくらい気になっています。最初は「もう無理・・・読み進められない・・・orz.」とくじけそうになったこの《繁花》、独特の文体にも慣れて、途中からは楽しく読めました。さすが茅盾文学賞受賞作品ね(権威に弱い私)。今日(土曜日)は朝9時から市民センターの学習コーナーに行って《繁花》のまとめをしましたよ~。小中学校の頃の課題の読書感想文は大嫌いだったけど、これは楽しい♪読んでいる途中で気になる部分にふせんを貼るのですが(1枚目の写真参照)、ふせんの部分をささっと確認しようとしたら、ついつい全体を読み込んでしまい、結局夕方5時過ぎまでかかってしまいました。というわけで、《繁花》はここまで。最初はどうなることやらと思いましたが最終的には円満に読み終えられて満足です。そういえば、序章で「こいつ、サイコパスか?」とさえ疑った陶陶のゴシップ話、小説のラスト近くで思い出したように伏線回収されていました。「全くわからん<(`^´)>」とブツブツ(心で)言いながらもちゃんと序章読んでてよかった。また、この作品の独特の文体に1ヶ月半もはまっていたので、リハビリのため、普通の文体の小説を早く読まなくちゃと思っているところです。
2024.04.20
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昨日(土曜日)は何も予定が無くて、金曜日の夜から「明日は何をしよう・・・」と考えていたんですけど、久々に「中国語のお勉強」をすることにしました。朝9時から学習コーナーのある市民センターに行き中検準1級の過去問に取り組みました。今回は第106回の問題です。過去問のやり方は、①問題をササっと解答②答え合わせをして色々調べると、こんな感じ。2年ぶりくらいに中検の問題に触れるのでちょっと新鮮な感じでしたよ。キラキラのラメペンも久々に使った!正答率は大問1→ 4/10 大問2→ 9/10 大問3→ 6/8大問4→たぶん8割はできたと思う 大問5→たぶん6割はできたと思う と、こんな感じ。大問1の正答率がひどいですが、これは早く答え合わせがしたくて急いで解答したため、ひっかけ問題にちゃんとひっかかった結果です(言い訳)。また択一問題の場合、本番の試験では分からない問題がある場合でも当てずっぽうで何か答えをマークしますが、今回は分からなかったところをはっきりさせるため、分からないところには「?」マークを書きました。答え合わせの後、不正解だった問題やその他気になった点を写真のとおり細かく細かく書き出していきます。択一問題の正解以外の選択肢の言葉も気になったものは徹底的に調べます。この作業が実は一番好きなんですよね。とこんな感じで取り組んで、朝9時から午後4時30分(昼休憩1時間)までかかってやっと1回分の過去問を終えました。第106回過去問をやった結果、自分が使役の「叫」と「使」と「让」の使い分けをちゃんと理解していないことが判明したのでこれから文法の参考書を読んでから寝ようと思っています。では、おやすみなさい。
2024.02.18
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今日は大好きなyoutubeチャンネル・ケビンズイングリッシュルームのライブ配信の日!ってことで、定時に会社を出て、夕ご飯を食べてお風呂に入ってPCの前で待機していましたが、大雪のためスタジオに来るのに危険を伴う可能性があるので今日のライブ配信は中止ですってよ( ;´Д`)が~ん・・・orzというわけで、就寝(12時)までぽっかり時間が空いたので、2023年に読んだ中国語の小説の紹介をしてみます。さっき本棚から引っぱり出してきましたが、あれ?こんなもんでしたっけ?思ってたよりだいぶ少ない…。《家》巴金《春》巴金《秋》巴金《寒夜》巴金《憩园》巴金《第四病室》巴金《主角》上・下 陈彦《人世间》梁晓声 …上中下の三巻ですが、「上」を読んでいる途中で年を越しました。以上の9冊。過去記事を見てみると、1~3月はケビンズイングリッシュルームに夢中で中国語からすっかり離れており、「こりゃいかん!」と自分で思って数年前に北京で買ってそのまま放置していた《家》を読んでみたらしいです。で、《家》を読んでみたら、ちゃんとした中国語で(私はそう思いました。構文が掴み易いというか。)すごく読み易い!と一人で感動し、その後の「一人巴金祭り 笑」へと突入していくわけです。いや~。しかし《家》は本当に良かったです。何度も言いますが、まず文章が読み易い。そして高一族の贅沢な生活が詳しく描写されていて、当時の上流階級の風俗を理解する資料としても読むことができると思いました。この《家》は絶対中級レベルの学習者の教科書に使って欲しい!と訴え続けていますが、賛同者はほとんどいません(;^_^Aというわけで《家》を読んですっかり巴金先生の虜になってしまったワタクシ。その後、立て続けに5冊読んでいますが、一番心に残ったのは《寒夜》でしょうか。「よくこんな救いのないお話を書けるな~、」と思ったくらい暗いお話でした。で、巴金熱が少し冷めたので、次に何を読もうか…と迷っていた時に、大先輩ねずみのチュー太郎さまのブログの《主角》の紹介記事を見て、速攻でポチしました。この《主角》、今度张艺谋監督でテレビドラマになるらしいですよ!主役は誰かな~?11歳から50代までの女優の人生を描いているので、子役は絶対必要ですよね。また、伝統劇の素養がある女優さんじゃないと難しそう。主人公は欧米人とのハーフと間違えられるくらいの美人という設定なので、私はディリラバちゃんがぴったり!と思っているのですがどうなんでしょう?その次に読んだのが《人世间》です。これは《主角》からの茅盾文学賞つながりで選びました。なかなか読みごたえがあったと言えますが、ワクワクするストーリーが好きな子供脳の私にはちょっと重かったです(;^_^Aというわけで、昨年の中文小説は以上のとおり。今度は女の子向けのネット小説をたくさん読もうと思っています。(理由:疲れないから)では、おやすみなさい。
2024.02.05
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この前まで小説《人世间》を読んでいました。空想のお話が大好きな私にとって(←おばさんのくせに)「ドキュメンタリーなのか?」っていうくらい中身の詰まったこの《人世间》にはなかなか入り込めず、上・中・下合わせて約1500ページを読み終わるのにかなりかなり苦労したんですよね。で、気分を変えようと次に手に取ったのが《会有天使替我爱你》ね♪《旋风少女》の作者、明晓溪さんの小説よ~( ̄▽ ̄)しおりはコレ↓オイリリーというアメリカの子供服のタグです。かわいいでしょ?長女(25才)が3~4歳頃によく着せていました。「読書の時のしおりになる!」と思うと何でもとっておく人(←私)。というわけで、《会有天使替我爱你》。昨日(土曜日)の午後から読み始めて今日(日曜日)の午後8時に読み終わりました。難しい文章が全然無く、読んでいて全く疲れないので300ページだけどサクッと読み終わりました。本にふせんが3つしかないことからもどんだけサクッと読めたかお分かりになると思います。ストーリーは、小米と裴翌はラブラブの恋人同士でしたが、車に魅かれそうになった小米を庇って裴翌は死んでしまいます。「たとえ君が僕を嫌いになっても、君が僕を忘れてしまっても、僕がこの世界からいなくなっても僕はずっと君を愛してるよ。」「(僕がこの世界からいなくなったら)僕の代わりに天使に君を愛してもらうよ。」という裴翌の言葉を信じる小米は裴翌の心臓が移植された若者・尹堂曜を探し出し、彼のいる大学に転校してどんどん彼に近づいていき・・・みたいなお話ね。最初はごく普通の学園ドラマ風で、謎の転校生・小米が学校一の金持ちイケメン尹堂曜に強引に近づいて尹堂曜にウザがられるというコミカル要素も多少あったんですけどね。後半3分の2は謎のメロドラマ展開( ;´Д`)①何かっつーと起こる感情的な言い争い⓶何かっつーと泣いて沈黙する小米③何かっつーと心臓発作を起こしちゃう尹堂曜①~③の繰り返し。しかし、明晓溪さんの別の作品《第一夜的蔷薇》を読んでこういう展開には慣れていたので、「あ~。はいはいはい。またこの流れね( ̄▽ ̄)」と受け流してサクッと読み終わりました。まあ、《人世间》と違ってストレスなくスラスラ読めたので良かったと言えます。ところで、この《会有天使替我爱你》、18年前の作品ですが、今読むと古く感じますね~。今だったら赵乾乾の《致我们单纯的小美好》《致我们暖暖的小时光》とかが人気でしょうか?今の中国の女子中学生、高校生は明晓溪の小説読むのかな?というわけで、何が言いたいかというと明晓溪といえば、やっぱり《旋风少女》よね(●^o^●)ということです!若白センパイ最高!今でも大好き!
2024.02.04
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や~っと読み終わりました!《人世间》下。上中下合わせて約1,500ページ。長ぇよ!(;゚Д゚)/気になる部分やツッコミどころに貼った大量のふせん。昼休みに会社のデスクで読んでいる時には仕事用のふせんも使っちゃいました。しおりは市内の書店のレジでもらった三笠書房の「知的になるには読むシカない!」。というわけで、《人世间》下巻は2001年から2016年くらいまでのお話。中巻のラストは、主人公周秉昆が骆士宾という悪役の人とつかみ合いの喧嘩になるところで終わるのですが、下巻の最初ではいきなり12年が経過していますよ。つかみ合いの喧嘩の末、骆士宾が亡くなり、周秉昆は過失致死(別の罪状かも?)の罪で12年間服役していたことになっているんですね。その間は空白です。この《人世间》。内容は・・・何なんだろうね?大ざっぱに言うと中国のA市という市にある光字片という貧民街(←この言葉使っていいの?)出身の周家の三兄弟と、周家の末っ子周秉昆の幼馴染たちを通して、文革から現代中国社会の変遷を描いたお話です。下巻はそのうち2001年以後のお話。①周家の長男周秉义は品行方正で優秀な人物で、高考復活後北京大学に進み、幹部の娘と結婚し中央政府の役人となる。②周家の長女周蓉は文革中に北京の詩人と結婚し、娘を出産。文革終了後に離婚。離婚した夫が娘をフランスに連れて行ったのを追いかけて自分もフランスに行き、そのまま娘と12年フランスで生活する。フランス帰り。母娘そろって結構イケイケ。③周家の末っ子周秉昆は文革中にわけありのシングルマザー郑娟と結婚し、彼女との生活を優先させて高考が復活しても大学には行かず、兄のコネも利用することなくずーっとずーっと底辺の労働者として真面目に働く。④光字片に住む周秉昆の幼馴染と木材工場や醬油工場で周秉昆と知り合った仲間たちは文革後、大学に行く者もありましたが、大半は以前と変わらない労働者階級。①~④の人物たちとその家族や関係者のお話。主人公は周秉昆(のはず)ですが、章によっては周秉义が主役になったり周蓉が主役になったり。まるで「文化大革命とその後の中国のあゆみ」という教科書を読んでいるようでした。周秉昆の息子楠楠がアメリカ留学中に銃乱射事件に巻き込まれて亡くなったり、周蓉の娘周玥がお金持ちの社長と不倫関係になったりと現代っぽいエピソードも入れつつ、教科書で読むような中国の出来事やそれによって発生する問題を①~④の人物を通して描写していました。特に396ページから400ページの周蓉とその夫(再婚した2番目の夫ね)蔡晓光の会話はまるで「中国の医療制度の問題点」という社会の教科書の一単元でした。「ひぃ~!教科書やん!」と思ってなんだか恥ずかしくなっちゃった(←なぜ?)。というわけで、この《人世间》、しっかり読めば文革中から現代までの中国の変遷がよく理解できると思います。本当にNHKのドキュメンタリーを見ているみたい。周家の三兄弟が長男周秉义:北京大学卒の支配階級(政府の役人)長女周蓉 :ちょっと進んだフランス帰り次男周秉昆:限りなく底辺に近い肉体労働者と三人三様の社会階層の人間となるのも中国社会を隅々まで取り上げたいという作者の考えでしょうか?また、中国社会の変遷を詳細に描いている割には1976年の第一次天安門事件ははっきり描かず「匂わせ」で表現したり(わかる人には分かる描き方)1989年の第二次天安門事件は周秉昆が服役中に起こって小説中では全くなかったことになっています。その点では本当に「優等生」な小説だなと思ったり。とりあえず、文革中から現代までの約50年間を小説中の登場人物と一緒に過ごしました。あと、《人世间》を読んでいると、日本人の私から見たら中国人は信じられないくらいコネに頼る民族みたいに思えるんですけど、これがオーバーに描写しているのではなく真実ならちょっと驚きですね。ほんとなの?
2024.01.27
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1980年代後半、私が高校一年生の時、朝のホームルームで「三分スピーチ」というのがあって、生徒が毎朝順番に一人ずつ前に出て何か話をしなくてはいけませんでした。話の内容は自分の趣味とか創作小説とか面白かった出来事など。ある朝、Nちゃんという友達が「私は中国に旅行に行きたい。そして中国四千年の歴史を味わってみたい。」というような話をしていて「ふ~ん、中国ね…。」と思ったこを今でも覚えています。また、別のTさんというクラスメイトは歴史オタクで、私に劉邦の奥さんの呂后の怖~い話を教えてくれたり、一緒に映画「西太后」を見に行ったりしました。というわけで、私は高校一年生の時から中国に少なからず興味があり、映画《大桥下面》を見て涙したり、「クイズまるごとHow much」というクイズ番組で「万元戸」という言葉を知ったり、NHKのドキュメンタリーで改革開放の波に群がる農民たちの様子を「へぇ~。」と思いながら見たりしていたのです。というわけで《人世间》の「中」。内容は1976年から1988年までの約10年間の中国の時代の流れです。主人公(だと思う。たぶん)の周秉昆とその周囲の人が遭遇する様々な出来事を通して中国が歩んできた「時代」を詳細に描いています。480ページ(;´д`)長かったよ~文革が終了して「高考」が復活し若者たちは立身出世のチャンスを求めて大学に行こうとします。秉昆の兄と姉もそろって北京大学に進学しますが、末っ子の秉昆はシングルマザーの郑娟との結婚生活を優先させ、文革終了後も工場で働いて給料を得る生活で送っていこうとしています。そこでお父さんの周志刚!お父さんは秉昆に姉や兄のように大学に行くよう言い、行く気のない秉昆と激しい言い争いになります。この場面ね。私にも子供が二人いるのでお父さんの気持ちとシンクロしちゃったわ~。特に中国のこの時代は大学を卒業するだけで幹部になれるじゃないですか。読みながら「お父さん!秉昆を説得して大学に行かせて!」とお父さんを応援しました。が、結局秉昆は大学には行かなかったのよね~。残念残念。A市の底辺の家庭が生活する地区出身で秉昆と同じ工場で働いていた呂川は大学に行き卒業と同時に幹部候補生となって同じ地区の仲間とは違うエリート人生を歩んでいるのにね。物語としてはやはりNHKのドキュメント番組風味が強いです。物語の中に邓丽君(テレサ・テン)というワードが出てきて、この先はニュースとかで結構自分も知っている中国かも?と思いました。あとは中国の住宅問題!この時代の住宅は会社や国から「分配」されるものらしいのですが、この住宅の争奪戦が結構細かく書いてありましたよ。秉昆の幼馴染の春燕は姉が二人いる三姉妹。上のお姉さんとそのご主人が三姉妹のお母さんの住む実家に住んでいるのですが、お姉さんの夫とお母さんの仲がめちゃくちゃ悪くていつも喧嘩。実家を出ていく出て行かないの騒動になります。そこで二番目のお姉さん登場。「今まではお姉さんが家賃無しで実家に住んで甘い汁を吸っていたんだから今度は私の番ね。」と実家に乗り込もうとします。じゃあ、上のお姉さんは実家を出て行ってどこに住むの?みたいなトラブル(内容をしっかり覚えていないのでちょっと違うかも)この小説、こういう主人公以外の登場人物の枝葉的なエピソードが非常に多くて、この春燕三姉妹の住宅騒動のエピソードでは「いや、脇役の春燕の家族の事なんて知らんがな。」と、心の中で関西弁になってしまいました!描かれているエピソードはその時代その時代の世相が細かく反映されていて読みごたえはあります。が、長い。くどい。早く話を進めてくれ!とせっかちの私は思ったのでした。思わずふせんにこういうメモまでしてしまいましたよ(;^_^A中巻の最後は、秉昆の妻郑娟が未婚で産んだ息子楠楠の本当の父親が現れて楠楠を秉昆と郑娟の夫婦から奪おうと策略を巡らせているところで終わっています。最後らへんでやっと「小説」(私が思うところのね)らしくなってきた!でももう疲れて下巻を読む気力が無いわ~。もう百度一下して結末だけ確認しようかな。ところで、改革開放の波に乗って、幹部が乗る自動車が「上海」から「桑塔纳」になったという描写があったわ!懐かし~!1999年に中国瀋陽に行った時「桑塔纳」まだめっちゃ走っていたのを思い出しました(^-^)今回のしおりは「无敌最俊朗」よ~《全职高手》の主人公、叶修の別IDね♪
2024.01.15
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最近めっちゃ気に入っているのがコレ竇靖童 Leah Dou - Monday一日5回は聴いていますよ♪歌っているのは竇靖童。中国では有名な若手の歌手。彼女は王菲の娘さんです。ルックスはお父さんの竇唯似なんですけど、透明感のある声はお母さん譲りですね(^-^)《Monday》のMVで自由気ままに歩いている雰囲気はお母さんの王菲に通じるものがあるかも。王菲 Faye Wong -《誓言》(Official Music Video)これがお母さんの王菲ね♪私、王菲のこの《誓言》が大好きで、ビデオもレーザーディスクも持っているんですよね。当時、ネットが普及していなくて電話注文でド根性で手に入れました(1990年代半ば)現在はもう再生するための機器が無いという(;´д`)竇靖童は最初「王菲の娘」ということで注目されていましたが、今は自身の実力を認められて芸能界での立ち位置を確立しつつあります。で、いつもの癖で《Monday》を歌えるようになるまで練習!日曜までにはモノにするわよ!笑
2024.01.11
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《人世间》上・中・下三巻セット。買ってすぐに奥付を確認しました。↓44回も増刷されるなんて、これはめっちゃ面白い物語に違いない!ワクワク(*´▽`*)と、思いますよね?この奥付を見たら。最初はこの物語の主な舞台となるA市の共乐区という底辺の市民が住む地域の成り立ちの説明でした。歴史的背景から丁寧に丁寧に丁寧に(本音:うんざり)説明してあり、もうここでなんとなく嫌な予感がしてきた私。やっと主人公の周秉昆が出てきたのが18ページ目で、最初彼の印象が薄く、感じが悪かったのでまさか彼が主人公とは思いませんでした。が、読み進めて行くと彼がずっと出てくるので「もしかして、この周秉昆が主人公なの?」と認識し始めたのが30ページ目くらいです。物語は文化大革命下の周秉昆のA市共乐区での日常生活を中心に描かれています。周秉昆は周家の三人兄妹の末っ子、兄は国の命令で瀋陽の兵団で働いていて、姉は「上山下乡」運動により農村で小学校の教師をしています。都市部の家庭の子供は1人だけ家に残ることが許されているので、文革期にもかかわらず彼は都市部に残ることができたのです。さて、というわけで物語の内容はというと、これは「文革時の都市部の人びとのくらし」という、社会の教科書の単元の一つか何かですか?と問いたいくらい物事の説明がくわしい、というかしつこいです。途中で何度か気が遠くなりかけました。工場で働く周秉昆とその仲間たちの日常の出来事が中心で、ちょっとした出来事に関する説明がくどくどしくて「ここは読まなくていいかも」と察した部分は読まずに飛ばしたりしました。話の進展が遅すぎてうんざりしちゃって耐えられなかった(;^_^A最後の100ページに差し掛かるあたりから、周秉昆と彼が一目ぼれしたシングルマザーの郑娟の仲が進展したり、周秉昆が革命委員会宣伝部の文芸部に異動したりと物語が動き出してきましたよ。続く中巻は少しは面白くなるの?と無理やり思い込むように自分を奮い立たせていますがうんざりしてもう読みたくない!というのが本音。でも日本のネットショップで買ったので高かったのよ。読まないともったいない?読む時間が無駄?どっち?笑ところで、上記のとおりこの小説は生活の中の事象の説明や登場人物の心情の説明などは「もういい!」ってくらい詳しいんですけど、日本人の私にとって・大三线・批林批孔・九一三事件などは全然知らないのに(勉強不足?)、これに関しての説明は全く無し(@_@。これは中国人にとって説明の必要がない当たり前の事象なのね。がっくし。张春桥という人名もなんの説明もなく出てきて、「誰?」と思って調べたら四人組の中の一人でした。四人組なんて江青女史しか知らんかったよ。。。orzこういう小説を楽しむためには、中国の近代史をしっかりと把握していないといけないなぁというのが《人世间》上巻を読んだ感想というか結論です。主人公の周秉昆についてですが、思慮が浅いというかまだ人間として成長しきっていないところが心配です。まだまだ考えが甘い。これから読み進んでいけば彼の成長が見られるんでしょうか?誰か教えて。最後に、個人的に心に残った超どうでもいいエピソード周秉昆の父周志刚が農村で働く周秉昆の姉周蓉に会いに行きますが、途中で一人の眼鏡をかけた青年を見かけます。この青年は道にハマって動けなくなった車を動かせるようにするため必死に助けているところでした。周志刚が後に再び青年に会った時に心の中で「彼はあの『眼鏡』じゃないか。」と驚くところで周志刚が心の中で青年を「眼鏡」と呼んでいたことがわかるのです。というこの「眼鏡」というあだ名エピソードがなぜか一番ツボでした。マクドナルドで読んでいて、思わずプッと吹き出してしまいました。また、その眼鏡のツルが壊れていて、ツルの代用品として電線が使われていたという記述もなんだか物資不足時代の「あるある」な感じで個人的に面白かったです。というわけで、あけましておめでとうございます。今年もどうにかこうにか中国語を続けて行けたらと思っています。しおりは今はなき 「SPORTING GEAR HAI」というブランドの洋服のタグ。もう25年以上前。好きすぎてタグをずっと保存していました(^-^)
2024.01.03
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今日午後6時ごろ帰宅しマンション玄関に入ったら、郵便配達の方がちょうど配達のための呼び出しインターホンを鳴らそうとしているところでした。表示されていた部屋番号を見たら家の番号だったので、「あ、それうちですけど。」と言ってその場で荷物を受け取ろうとしました。が、それはできないということだったので、郵便局員さんと一緒にエレベーターに乗り、私が部屋の鍵を開けて家に入ってからサインをして荷物を受け取りました。届いた荷物はコレ梁暁声《人世間》。先日読了した《主角》と同じく第10回茅盾文学賞を受賞した作品です。茅盾文学賞受賞作品は他に《白鹿原》も読みましたが、なかなか読みごたえがありました。中国語の小説、次に何読もうか~?とかなり迷っていた時、茅盾文学賞受賞作品なら結構ハズレがないのではないかと思い当たりました。キーワード:茅盾文学賞でネットで色々見ていた時、この《人世間》がドラマ化されていることを知り、「ドラマ化されるくらいだから絶対面白いに違いない。」と思いポチりました。で、今日届いたわけなんですが、開けてみてそのボリュームにびっくり(@_@。1冊約500ページの全三巻!ずっしりとした重量感!持ってみたらすごく重くて、「こんなに大量に読めるかな?」とかなり弱気になりかけたんですけど、最終巻の奥付の2022年6月北京第44次印刷との記載に44回も増刷されるなんてすごい!めっちゃ面白い証拠よね( ̄▽ ̄)と元気を回復しました!私、本は何回増刷されたかでその面白さを判断するんです。やはり何回も増刷される本は間違いなく面白いんです。というわけで、今日はぐっすり寝て、明日から読み始めます。まずはしおりを決定しないとね♪(←毎回これから始まる 笑)
2023.12.15
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今年に入って巴金の小説をいくつか読みました。中でも一番最初に読んだ《家》はその文章のお行儀の良さに感動。お手本のような中国語で非常に読み易い小説でした。《家》は北京の書店で「中高生が読むべき良書」みたいな触れ込みで他の名作とされる小説と一緒に平積みで売られていました。とりあえず買っては見たものの「なんだか堅苦しそうだな。」という先入観が消えず、買ってから数年間本棚の一番下で眠らせていたのですが、もっと早く読めばよかった!というわけで、一時期中国の「青春文学」(いわゆるラノベね)を浴びるように読んでいた私ですが、最近は巴金がきっかけで「ちゃんとした文章の小説もいいかも。」という気分になりつつあります(ラノベが悪いというわけではないです。)。で、思い出したのが「やさしい中国語読物」(大学書林)です。この中で、見つけた落とし物(忘れ物?)を届けるかどうか、かわいい脳内会議を繰り広げる女の子のお話があって、それがかなりちゃんとした文章ではなかったのではないか?と思い出しました。もう一度読もうと思って中国語の本がめちゃくちゃに詰め込まれている我が家の本棚の大捜索を開始しましたが、本棚の端から端まで、4日間(夜だけです)かけて探しても見つかりませんでした。疲れた~( ;´Д`)で、思い出したのがこの出来事私、もう読まなくなったコミックスなどをまとめて年に2回くらいブックオフに持っていくのですが、その時に「もう初級者じゃないから「やさしい」なんてテキストはもう要らないね。」とか考えてブックオフに持っていく本の山に入れちゃったかも…思い出せないけど同じシリーズの「阿Q正伝」はちゃんと本棚にあるのにね。あ~あ。ということで、「やさしい中国語読物」はもう家に無い可能性が非常に大きくなりました。そうなると、余計に読みたい!女の子のかわいい脳内会議のお話を!というわけで現在は、新しく買うかあきらめるかの二択で迷い中です。私の会社、「カフェテリアプラン」という福利厚生制度があって、社員が自己啓発にかかった費用を領収書を添えて申請すると、半額が会社から補助されるんですよね。今年は約1万円分中国語関係の本を買ったので、申請すれば5,000円戻ってくる予定です。そのお金で買おうかな~。本棚のほんの一部。全体ではこの4倍くらい持っています。きれいに揃えず、ジャンルもめちゃくちゃに突っ込むのが好き。二重になっててこの奥にも中国語関係の本がぎっちり並んでいます。しょうもない本は20年以上置いているのに、あとから強烈に読み返したいと思った本に限ってブックオフに売り飛ばしているという、これぞマーフィーの法則?(古い)
2023.12.14
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今日は日曜日。家事その他の用事は昨日ですべて終了したので今日は何をしようか・・・と考えましたが、本当に何もすることがなくて中国語の勉強を何かやってみようという結論が出ました。で、何をやるかというと、《主角》を読む前にやっていたしゃべれるようになるための音読練習は自分の発音の悪さにうんざりしてもうやりたくないし。結果、絞り出したのがこれ「中国語 問題と解答」内山書店1994年出版のテキストですが、アマゾンで見たらまだ定価で売っていた!中国語の作文が苦手なのでこのテキストの和文中訳問題に取り組むことにしました。小説を読んでいる時はほぼ辞書を引かず、知らない単語は意味を適当に類推しながら読み進めるため、原書を呼んでも自分の中の語彙はほとんど増えないんです。たまにはみっちり細かく取り組むのも必要だと思いたちました。このテキストの内容は雑誌「月刊中国語」に掲載されていた問題らしいんですけど、なんと解説が中国語なんですよね。日本で出版されたテキストなのに。。。なぜ。。。?というわけで、今日は9時に家を出て「びっくりドンキー」で豪華モーニングを食べてから市民センターの学習コーナーに行きました。まず問題の中文和訳を自力で解答してから解説を読むという流れで進めました。解説が中国語なので、解説を理解するのにも辞書が必要という面倒くささ。あと、①・・・②・・・と、いかにも参考例文みたいな文章が書いてあったので書き写しながら読んだら「①はなんとか意味は通るが余計な言葉がある②に至っては意味が全く通じない。」みたいに書かれていてガクッ。まぎらわしい!せめて文章の最初に✖とか書いておいて欲しい!とりあえず、解説文も書き写しながら午後4時くらいまで頑張って、作文問題8題まで終わりました!ゼイゼイ( ;´Д`)解説を書いたのはおそらくネイティブの中国人先生だと思うのですが、先生が示した言葉で辞書に載っていないものがあり、私はスマホを持ち歩かないので調べることができず、ちょっと困りました。とりあえず、今日は解説の一言一句までこだわって考えました。“有”の用法に引っかかって20分もかけてしまった。たまにはどうでもいい言葉にこだわりまくるのもいいかなと思ってわざと時間をかけたという面もあります。原書はいつも読み飛ばしてますからね。ちなみに解説中の言葉で、日本の辞書に載っていなかった言葉がこれ跳荡:意思是心情激动家に帰ってからPCで調べました。日本の辞書に載ってない言葉を出すとはさすがネイティブ(たぶん)ですね。とりあえず、今日はまあまあ中国語に触れた一日でした。なんだかんだ言っても中国語が好きなんですよね。単に。
2023.12.10
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長編小説《主角》を約1ヶ月かけて読み終わったんですけどここにきて、またまた読む本がなくなった(・。・;という状況に。《主角》上・下で12月いっぱい持たせる予定でしたが、結末を早く知りたくてめっちゃ集中して読んでしまいました。結局、ラストは人生の栄枯盛衰の「枯」と「衰」をなんとなく匂わせる雰囲気で、すっきり終わり!といえるものではなく、主人公のこの先の人生を読者の想像に委ねているのかなと考えてしまうものでした。というわけで、読み終わって一日後の昨日はなんで?なんでこういうラスト?という思いが一日中頭から離れなかったのですが、そのモヤモヤをやっとの思いで振り切った今日、もう読む本がなくなったということに気が付いてちょっと慌てました。実は私、普段スマホを持たないので、昼休みご飯を食べ終わった後や、病院の待ち時間など本を持っていないと何もすることがないのです。今日はお昼にうどんを食べに行ったのですが、注文したうどんが来るまで何もすることがないのでメニューをずっと読んでいました (T_T)。というわけで、次に読む本!《主角》がちょっとだけ重い文学だったので、今度はラノベを読みたいなと思っています。明日からまた百度を巡回しないと。顧漫さん、まだ新作出ないんだろうか?顧漫さんは絶対ハズレがないんだけど。
2023.12.05
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やっと読み終わりました《主角》下巻・今回のしおりは楊洋がCMをしていたコルゲート(歯磨き粉)の箱で自作よ!けっこう調子が良かったので当分はこれを読書時のしおりにしようと思いました。ところで、いきなり話は変わりますが、私、中国語は発音以外はほぼ独学で、初心者用の文法書を苦労して探すところから始めて、どうにかこうにか勉強を進めていって、中検準1級に当たった時にかなり苦労したんですね。1990年代末から受け始めて、2007年くらいにや~っと合格したのかな?準1級(昔は2級といいました)はトータルで30回近く受験していて、うち6~7回合格しています。(合格した後も中国語のレベル確認のため受けていた。)準1級の試験勉強は主に過去問です。試験前に過去問をやっていて見慣れない言い回しに出会った時、いつも「こんなひねった言葉普通使わないよね?ほんっと重箱の隅をつついてる問題!こんな勉強意味があるの?」と(心の中で)悪態をついていたのです。しかし、今回読んだ《主角》や巴金の一連の作品を読んでいると「あ、これ準1級の長文問題に出てきた言葉だ。」などと思い出す言葉がたくさんあるんですよね。私、準1級の過去問をいやというほど(ほんとにいやというほど)やっているので、準1級の昔の問題をもはや覚えちゃってるんです。というわけで、何が言いたいかというと中検準1級に出題される問題はとくに高レベルの語彙というわけではなく、普通に中文の小説を読むうえで必要な一般的な言葉たちなんじゃないのか?ということです。あくまでも個人的感想ですけど。というわけで本題。《主角》の下巻。下巻の読み始めは、「主人公の憶秦娥に言い寄る劉紅兵は最後まで憶秦娥と添い遂げるのかな?劉紅兵はちょっとチャラい雰囲気があるからやっぱり別れちゃうのかな?」というようなゴシップ好きのおばさんのような気持だったのですが、劉紅兵、まさかああいう末路を辿るとは…(;´д`)小説は秦腔という伝統劇に打ち込む主人公を中心に描かれています。また、文革後の中国の時代の流れが反映されています。主人公の憶秦娥は生まれ持った才能とそれに加えたゆまぬ努力のおかげで十代半ばでデビューし大スターとなりますが、女優として成功した以外、私生活方面はあまりうまくいってなかったみたい。また、デビューして以来、憶秦娥は常に主役として劇団を支えてきましたが50歳を過ぎ、次世代の女の子に主役を譲る時が近づいて…というようなお話です。あまりくわしく描くとネタバレになるので、これくらいで。面白かったので是非読んでいただきたいです。読みながら憶秦娥の40年にわたる演劇人生を彼女と一緒に一気に駆け抜けました!最後は気持ちが彼女と一体化していた私。ずぶずぶにのめり込みましたわ。登場人物で注目したのはなんといっても楚嘉禾!常に憶秦娥と主役を争う二番手ポジションにいるんですけど、万年主役の憶秦娥と実力の差がありすぎて、彼女を妬んで隙あらば憶秦娥の足を引っ張ろうとしている。小説の中で楚嘉禾は憶秦娥のことを「たかが炊事場の火起こし女だったくせに」「尻軽のクソ女のくせに」みたいに胸糞悪くなるくらい貶めているんですよね。心の中でですけど。最終的に楚嘉禾は改心して憶秦娥に「今までごめんなさい 泣。」とか謝罪したりするのだろうか?と思っていましたが、彼女は最後まで腐った根性のままの女性でした!私、こういうヒール役大好きなんです。こういういや~な役が存在してこそ物語が面白くなるってもんです!この役、重要!この小説がドラマ化されたら、楚嘉禾役は誰もやりたくないだろうなぁ。とにかく性根の腐り方が極端すぎてもはやコメディ 笑。もしドラマ化されたら私は絶対主役より楚嘉禾に注目すると思います。それでもって、主役の憶秦娥はやっぱりディリラバちゃんかな?
2023.12.03
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11月4日に巴金の《第四病室》を読み終わり、次の日から読み始め、昨日11月20日に読み終わりました。陳彦《主角》の上巻。しおりは《全職高手》のふろくのプラスチックのカード。葉修です♪私にとって読書時のしおりは重要です。今回選定に30分かかりました!面白そうな本を探していた時に、ねずみのチュー太郎さまのブログを見て「あ、この本、買おう。」と即決しました。決め手はねずみのチュー太郎さまのブログの紹介記事にあった出版日:2018年1月 第1版 2020年5月 第16次印刷↑この部分。16回も増刷されるんだったら間違いなく面白いに違いないと判断しました。読んでみたらやはりめっちゃ面白かった!いちおう純文学とカテゴライズされているらしいんですけど、読者をひきつけるエピソード、登場人物が満載で面白いテレビドラマのようだと感じました。1976年、貧しい農村で暮らす11歳のチビでやせっぽちの女の子が、秦腔の劇団に訓練生として入り、つらいあれこれを耐え抜いて女優として大成するというお話。まだ上巻までしか読んでいませんけどね。※秦腔…陝西省の伝統劇この大ざっぱなあらすじだけでも面白そうでしょ?主人公の易青娥は町の劇団で太鼓叩きをしている叔父さん(易青娥の母の弟)の伝手で劇団の訓練生になることができます。しかし、このおじさんというのがかなり破天荒な人物で、常に何か問題を起こしています。最終的に舞台上で暴発事故を起こしたという罪で懲役刑となります。そして易青娥は彼の姪であるというだけでとばっちりを受け、劇団訓練生から厨房で働く炊事員に配置換えになってしまうのです。その後、他の訓練生と宿舎で顔を合わせるのもつらく感じるようになった易青娥はかまどのある厨房で寝起きをすることにしました。↑ここ!かまどの部屋で寝起きとか、まるでシンデレラやん!ギャハハハ(;・∀・)と一人でウケる私。そういえば「キャンディキャンディ」のキャンディもイライザたちに陥れられて馬小屋で寝起きさせられていたっけ。こういうお話、少女漫画によくあると思いません?主人公が一旦とことんまで落ちぶれるパターン。その後、かまどの部屋で一人黙々とトレーニングをしている易青娥を見た謎の老人(いや、別に謎じゃないけどね)から特訓を受け、易青娥はその才能を開花させます。その後、易青娥はとんとん拍子に劇団の看板女優になりますが、その評判が省の上層部にまで知れ渡り、彼女は省の劇団に配置換えを命じられます。省の劇団に入る時に易青娥は名前を憶秦娥と変えます。省の劇団では「よそ者」と言われ、最初は相手にされませんが、負けずに黙々と訓練を続け、省の劇団でも主役を立派にこなすようになった憶秦娥。というわけで上巻はだいたいこういう感じ。憶秦娥は19歳くらい?小さい頃はただただつらい訓練に耐え芸を磨いていくことだけを考える生活でしたが主役を演じる経験を積むにつれて、「主役とは?」ということを深く考えるようになった憶秦娥。これから主演女優としてさらに成長し、また、壁にぶちあたっていくのでしょうか。とりあえず、舞台上の憶秦娥に一目ぼれし、どこまでも彼女の「追っかけ」をする幹部の子弟の劉紅兵との仲がどうなるのか気になります。明日から下巻を読みます。まずしおりを決めなくちゃ!笑
2023.11.21
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「人類が地球を脱出する時に乗る宇宙船の名前」というお題の時のやまちゃんの答えが最高(≧▽≦)5回くらい繰り返し見ちゃった。は~…何度見ても面白い。お腹痛い。イテテテテコメント欄では「やまちゃんの天然が炸裂」みたいな意見が多いけど私はオモコロの皆さんが攻めた答えをしてくると予想して、ウケねらいで面白回答をしたのに、オモコロ側の回答が予想外にちゃんとしてて焦ってるやまちゃん。という見方をしました!コラボになるとケビンがめっちゃ大人しくなるのが気になります。人見知りな性格なのかな?「明日は月曜日。また仕事か~(;一_一)」と暗い気分になりがちですが、この動画でちょっと心が軽くなりました。
2023.11.12
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11月3日文化の日は今年は金曜日。三連休だ~♪とはいっても何も予定はないので「この連休は引き続き初級テキストの音読でもしようかね。」と予定していました。が、ポチっていた巴金《第四病室》がちょうど木曜日に届いたので予定変更。連休はこれを読んで過ごすことにしました。《第四病室》だけを収録した本が見つからず、仕方なくすでに読んでいる《寒夜》と一緒に収録されている本を買いました。しおりは「こわいもの係シリーズ / 角川つばさ文庫」ね。昨日(11月3日)の午後から読み始めて、今日の夜読み終わりました。長編ではないのでがんばって集中すれば1日で読み終わるかも。お話は、胆のうの病気のため入院することになった「私」の日記形式となっていて、彼が入院した三等病室(入院費が一番安い最低クラスの病室)で起こる様々な出来事が描かれています。1940年代の中国の病院。病院とはいえその環境は劣悪です。入院患者は動くことができない者もいるので、尿瓶(いわゆるポータブルトイレね)で用を足すのですが、この尿瓶は病院に雇われている雑役夫たちが決まった時間に各ベッドの尿瓶を回収して中身を捨てて戻してくれることになっているみたいです。尿瓶にはもちろんフタなんてないから病室には常に悪臭が漂っている。。。ヒィ~印象に残っているのは、尿瓶に尿がいっぱいになっているのに意地悪な雑役夫が知らんぷりし尿を捨ててきてくれないとか、患者が大便をしたいから大便用の器を持ってきてくれ!!と叫んでいるのに雑役夫がまったく来てくれないとか、大や小に関する出来事ばかりで、読んでいる間中「ううっ…臭い…汚い…。」という思いがずっとつきまとっていました。糞尿を始末する雑役夫たちは入院患者に食事を配る仕事もしていますが、「この人たち、ちゃんと手を洗っているのだろうか…?」と関係のないことが頭から離れませんでした 笑。三等病室ということで、入院患者はお金に余裕のない人たちです。また、病院では包帯を固定するテープやトイレットペーパーや治療に使用する薬はその都度患者がお金を出して買わなくてはならないというシステムになっています。主人公と同室の11号ベッドの患者は会社での仕事中にけがをしたにもかかわらず会社は「本人の不注意で怪我したんだから会社は治療費を出さない」と、彼の治療費を出そうとはしません。治療に必要な薬を買うことができないので11号ベッドの患者はいつまでたっても治療を受けることができず、毎日毎日生理食塩水の点滴をされるだけ…2号ベッドの老人が入院する際、彼の息子はあちこちから借金をしてやっとのことで入院費を納めました。医者は「あなたのお父さんは栄養のある食事が必要だから、滋養のあるスープを食べさせなさい。」と指示します。(病院の食事は粗末なもので、お金のある患者は自費で病院外の食堂から出前を取っています。)それを聞いた老人の息子は「私一人の給料で家族全員を養っていて余裕が全くなく、父の入院費もやっとのことで払ったのに、このうえ滋養のある食べ物を買うお金なんかどこにあるのか…」と途方にくれます。主人公の隣の6号ベッドの患者は、左腕の骨折で入院していましたが、入院中に伝染病にかかっていることが判明し、しかし治療に必要なお金を払うことができず、ほったらかしにされ…と、いう感じで、とにかくお金、お金。お金の話。医者も看護師も「お金を払わないと治療できないよ。お金を借りられる友達とか親戚とかいないの?いないなら仕方ないねぇ。」ってな感じでサクッとクールです。今すぐ治療しないと命に係わるのに、お金を払えないからと患者を放置。また、雑役夫たちも三等病室の患者にはかなり乱暴な対応です。いくら呼んでも来なかったり、苦しんでいるのにわざと見て見ぬ振りしたり。途中で主人公が偶然お金持ちが入院する一等病室を見かける場面がありますが、そこは地獄のような三等病室とは別世界。当然個室で、入院している人は立派な服を着ていて、何なら専用の召使までいる様子。乱暴な雑役夫もこういうセレブの前だとペコペコと丁寧な対応をするのかなぁと想像しましたが、粗暴で不潔な雑役夫たちなんてまずお金持ちのお世話役には選ばれないでしょうね。というような病院の中で唯一楊医師という女性の医師が三等病室の患者にも真摯に向き合い、主人公の「私」とも心を通わせます。この楊医師がこの物語の「希望」とされているみたいです。物語の中ではこの楊医師が最後どのような道を歩むのかは明らかにされていませんが、理想を追求し、立派な医師へと成長していくんだろうなというような希望を読者に抱かせるような流れになっていますね。この物語は今まで読んだ巴金の作品の中では比較的ハッピーエンドな雰囲気でした。《家》とか《憩園》とかはラストでお金持ちの没落の予感が感じられたし、《寒夜》はタイトルどおりめっちゃ暗かったですもんね。巴金の小説は《家》を最初に読みましたが、これはお金持ちの豪華で浮世離れした生活風景が描かれていました。この《第四病室》それと対極で「ザ・現実」といった印象でした。《家》は1933年の作品、《第四病室》は1946年の作品。10年以上の時を経て作風がガラッと変わった?とも思いましたが、文中で使用されている成語などで両作品共通のものをいくつか発見したのでやっぱり巴金の作品だなぁと思ったのでした。
2023.11.04
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先日、これから会話に力を入れよう!と思い立ったわけですが、中国語を始めてからずっと今まで会話には全く力を入れてこなかったため、会話に関しては初級レベルです。たぶん。というわけで、まずは教科書の音読!と決めて、ここ1~2週間は「777」を始めとする初級~中級の教科書の音読を細々とやっていました。↓あとはYOUTUBEで中国の人が話す動画を注意して視聴して、「こういう時はこう返せばいいのか。ふ~ん。」と確認したり。で、昨日は通勤の運転時も何か中国語を聴こうと思って色々物色していましたが本棚の奥の奥にあったコレにしました結構昔に購入した「Live from 北京・上海」(莫邦富事務所/編)10年以上前に一回記事にしています。で、昨日車のCDプレイヤーにセットし、音声が始まった途端ハッとしました。音声の始まりは飛行機の機内アナウンスだったのですが、そのアナウンスをしている若い女性の声が私が大好きな中国語の声というか話し方だったんです。「そうそう。私、こういう感じの中国語が大好きだったのよね~。」と昔の想い出が一気に蘇ってきました。二十数年前、初めて北京に行った時、ホテルにチェックインした後にフロントの若い女性に“謝謝~!”と言ったら(当時これとニイハオくらいしか話せなかった)“没事儿(^-^)”と言われたのですが、その声と発音がとてもきれいだったのが今でも忘れられません。次は十数年前北京に行った時にホテルで両替がしたくて、フロントの女性にどこで両替ができるか尋ねたら“旁边儿有。”(両替機は隣にあります。)と答えが返ってきましたが、やはりその声と発音の美しさを今でもくっきり覚えています。あと、ずっと前にこんな記事も書いていますね。私、やっぱり中国の若い女性の柔らかで軽い話し方が好きみたいよ。今も昔も。(ちょっと変態おじさん入ってます?)というわけで、昨日から今日にかけては「Live from 北京・上海」の冒頭の機内アナウンスのモノマネの練習です。何のために?と言われるかもしれませんが、なんだかマネしたくなって。。。という理由です。しかし、私の声質はどちらかというと中国によくいる大声のおばさんタイプ。。。なかなかうまくはいきません(だからできたからって何?と自分にツッコミ)明日も頑張って練習しようっと。というわけで、会話練習のためにやっていたいろいろですが、いつのまにか中国語の若い女性のアナウンスのモノマネの日々になってしまいました。脱線脱線(;^_^Aあ~。でも中国の女の子の軽~い声のキャッキャおしゃべりする音声が売ってたらぜひ買いたいな~。と以前の記事でも書いた気がします。
2023.10.31
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いちおう1990年代末から中国語の勉強を始めているんですけどね。途中、出産やら仕事やらで何年か全く中国語から離れている期間があったり仕事そっちのけで夢中で勉強した期間があったり、だらだら続けた期間があったりと、まあ真面目にコツコツ続けたわけではないので結構波があり、中国語は今も趣味レベルです。20数年前に市内の中国語教室で勉強を始めましたが、その教室はとにかく発音に厳しくて、bo,po,mo,fo…の子音だけで数か月、母音(よく初級の教科書巻末に付いているアレ)の読み方だけで半年以上もかけて練習させられました。今でも覚えているのは「あなたの<a>は中国語の<a>ではない!再说一遍!」と指導され<a>の発音を40分間やらされたこと(忘れもしない白先生という男性の先生でした。)と、まあこういう感じで発音の特訓を受け、たまに中国語の文章を読むというと李白や杜甫の詩の暗唱。(意味は教えてもらえず、発音を正しくできるかどうかの練習でした。)あと、もう一人の田中先生という先生は「中国語の発音の中に日本語のカタカナで代用できる発音は一つもありませんからね。カタカナではなく『中国語』の発音をしてくださいね。」と言われたことも心に残っているなぁ。というような授業だったので「ちょっとした中国語会話ができるようになれば。」という動機で入ってきた生徒さんは次々離脱していき、私が入って2年でその教室は閉鎖してしまい、その後の文法などはほぼ独学になってしまって今に至ります。と、いうわけで、何が言いたいかというと、一つ前の記事で「中国語がしゃべれるようになりたい。」と思い立ち、その前に音読練習!ってことでテキストを音読してみたら自分の欠点に気が付いた。みたいなことを書いていますが、テキスト音読を繰り返してるうちに音読にはまってしまって自分で自分をがんじがらめにしてしまって、しまった~(;一_一)となってるってことです 笑。一つ前の記事で「二声をついつい三声で読んでしまう。」という癖があると気が付きましたが、ピンインのない文を音読していたら「もしかしてコレも二声なのかも?」と心配になってしまって簡単な字でも辞書で引かないと気がすまなくなってきてかなり面倒な状態になってしまったんですね。で、いっそのこと全部ピンインが付いている初級の教科書を読んでみようと思い立ち本棚の奥の奥に眠っていたテキストを引っ張り出しました「上を目指す学習者のための中国語表現777」(晃洋書房)は一つ前の記事のテキスト(ピンイン無し)。「上海キャンパスライフ」(東方書店)は本文全部にピンイン付き。「青島の朝」(白帝社)は本文は一部ピンイン付き、「対話」コーナーの文には全部ピンイン付き。「上海キャンパスライフ」と「青島の朝」は大学の第二外国語の教科書らしいんですけど、近所のブックオフで手に入れました(10年以上前)たぶん市内の国立大学の中国語の先生が出版社から参考として送られてきた中国語の教科書をブックオフに売りとばしたと思われます。昨日と今日は「上海キャンパスライフ」と「青島の朝」を家事の合間になるべくゆっくり読んでいましたが、飽きてきてつい読むスピードが速くなると、やっぱり二声で読むべき単語を三声で読んでしまうことに気が付き、おまけに他の発音もいわゆる「日本語カタカナ発音」になってしまうのに自分で読んでいて気が付き「ああ、やっぱだめだなぁ。」と落ち込み。さらに、よせばいいのに自分が読んだ音声を録音して聴いちゃいまして、「全然ダメやん…。」さらに落ち込んでしまいました。昔、死ぬほど厳しく発音の指導をされた記憶が残っているだけにやけに自分の発音に対する要求だけは高いというか。まあ、当時もそこまで先生の言う通りには発音できていませんでしたけどね。今よりは正しく発音できていたのかなと思います。現在、ほとんど中国語を話す機会はありませんが、話す時は「あっ、さっき-nの発音なのに-ngになっちゃった。」「shiなのにxiって言っちゃった。」とか常に気にしちゃって話すのが嫌になるんですよね。なので中国人の人と話す時は相手が日本語を話せる人なら極力日本語で話します。というわけで、発音にこだわるあまり話すのが嫌になった学習者の例でした。未だに白先生と田中先生の言葉の呪縛から逃れられないという真面目な生徒 笑。ストレスを感じない程度に中国語会話の領域に足を踏み入れたいんですけどね。とりあえず来年の4月開始の各種オンライン講座やら実際の中国語教室やら検討していますが果たして実行するかどうか。自分でもまだ分かりません。
2023.10.29
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1900年代終盤から2000年代初めにかけてはまっていた谷峰夫先生!キャ~キャ~パチパチパチ谷先生のチョイスする言い回しは他のテキストとは一味違う!と信じ込んで、当時先生のテキストを見つけたら手当たり次第に買っていたのですよ。というわけで「上を目指す学習者のための中国語表現777」から、今回私が特に「おおっ(@_@。」と感じた短文をちょっと紹介しますね。1 中国語豆知識部門 ①乘法口诀 掛け算の九九 ⓶电池的正极和负极 電池のプラスとマイナス2 リスニング試験でさらっと読まれたら「えっ?」ってなる部門 ①指相反的方向 反対方向を指さす ⓶照护照相 パスポート用の写真を撮る3 「中国語ってシンプルで素敵。」と再認識してしまう部門 ①过期作废 期限が切れると無効 ⓶不小心失手 うっかりして手を滑らせる他にもたくさんありますが、とりあえずこれだけ。この中で私が一番好きな言い回しは不小心失手ですね~。シンプルさが良いわ~。うっとり。私の中では「ザ・中国語」と位置付けられています(←なぜ?)このテキスト、今は絶版で手に入りませんが他の似たような物とは一線を画すマニアックさ!と私は信じています(信者)。とりあえず、これをもう何周かして中国語会話教室に申し込むかどうか決めることにします。というわけで、この後大急ぎでご飯を食べてお風呂に入って、9時からKevin's English Roomの生配信をみるわ~(●^o^●)では。
2023.10.23
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まず、現状として日常生活で中国語を話す機会は全くないです。中国語の小説を読んだりドラマや映画を見たりするのは楽しいんですけど、中国語を話すのは今の私には必要ないし、あまり好きではない(=_=)とか色々言い訳をして本格的な会話練習に入るのを先延ばしにしている私。というわけで先延ばしのためのアイテム!!!じゃじゃ~ん!!!「上を目指す学習者のための中国語表現777」(晃洋書房)過去にも何度か紹介していますね。ちょっとした短文が777個収録されていますが、実際に中国人と会話する前にまずここに収録されている777個の短文をおさらいしようと思い立ちました。もともとは語彙力強化のためのテキストですが、短文をしっかり音読して基礎からやり直そうと思ったんです。(本音:ブランクがありすぎて本物の中国人の人といきなり会話するのが怖いからテキスト復習に逃げた(;^_^A)やり方としては①ノートに短文を書き写す②辞書で発音と声調を調べて何度か音読③中国語部分を隠し日本語部分を見て中国語が言えるかどうかテストこんな感じ。これを777回やりました 笑。3週間かかりましたわ。中国語にピンインが付いていなかったのでいちいちピンインを辞書で調べる作業が苦しかったです。途中でラメのキラキラペンが切れてしまったので、いきなり細字の青ペンになる右ページ。ところで、この作業の中である事実が判明しました。识 楼 承 弥 职 持 桥 园上記の字、声調は2声なのですが、私、すべて3声だと思い込んでいました!声調を調べていて↑のような勘違いが頻発したので、怖くなってものすごく簡単な字も念のため辞書で声調を確認していたのでめっちゃ時間がかかりました(;^_^Aいちおう、学習初めの頃は教室に通って発音や声調を叩き込まれましたけどね(その後、教室は閉鎖されたため、文法は独学)発音に対してはすっかり感覚が無くなっています。中検も準1級、1級になると発音問題は1問くらいしか出てこないのであまり意識していなかったのです。2つ前の記事でも書いていますが、中国人女子大生2人と10分くらいおしゃべりする機会がありました(日本語と中国語半々ね)。その会話の中で私が“我最近看了巴金的《寒夜》“と言ったら二人とも「hanye?」「hanye?」とあまりピンときていなくて、私が日本語で「あの~『寒い夜』・・・」と言ったら「ああ~!《寒夜》ね!」と分かってもらえました。どうも私は「寒」を2声で発音するところを誤って3声で発音していたみたい。。。orzその後、足球の「足」をやっぱり3声で発音していたみたいで秒で直されました(;^_^Aというわけで、今回判明したのはワタクシはるさめは2声の声調をついつい3声にしてしまうという欠点があるということですね~。学習歴20年以上にして今さら感が。。。改めて認識したのは声調を誤ると中国人には意味が通じないってことですね。個人的には2声と3声の違いはあまり感じないのですが、中国人の人にとってはすぐ気づくミスみたいです。そこは私のリスニングが弱いということなんですね。とりあえず、もうちょっと時間をおいて中国語会話の教室に申し込もうと思います。その前に2声の練習ちゃんとした方がいいですね。(といって本格的な会話練習の開始を遅らせたいはるさめです。「じゃあやめろよ。」という声も聞こえる・・・)最後にこのテキスト「上を目指す学習者のための」と銘打ってはいますが、まあまあ基礎的な言い回しが収録されています。その中で、私がこれは知らないなぁと思った単語が一つあったのでご紹介します。悬殊 xuan2shu1非常にかけはなれている.差が大きい.【用例】力量悬殊 力がひどくかけ離れている.これ、全然重要単語でもないんでしょうけど、久々に見た「意味が想像できない」言葉だったので、つい「おおっ。」と思って。
2023.10.22
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今日なんとなくyoutubeを巡回していておすすめに上がっていました。楊洋の軍藝クラス会(5か月前くらい?)でのダンス風景。検索したらいくつか動画がありましたが、これが一番写りが良かった。楊洋が普通にクラスメイトととして扱われているのが新鮮です。(でもダンスではやっぱりセンターですけど(;^_^A)私が注目したのが楊洋の向かって左側で踊っている男性。劉迦くんじゃない?軍藝時代、学年の2トップと言われた二人が隣同士で踊ってる~( ;∀;)と、感動してしまうおばさん。11才の時の楊洋と劉迦。こういう写真まで保存してネット上で追っかけしていたので本当に自分の息子みたいに思ってしまうんですよね。とりあえず、楽しかったみたいでよかったです(^.^)
2023.10.20
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知らない間に中検準1級の2次試験がズーム方式になっていた・・・ここ2年近くほとんど中国語の勉強をしていないので、気合を入れるために何か試験受けてみるか!と思い立ちました。試験を受けると決めたら少しは試験勉強しますもんね(^-^)。でも中検は2次試験がズーム方式になっていたのでパス!(って、その前に1次筆記に受かるとは限らないのですが 笑。)HSKは要約作文にかなり脳みそを使ってめっちゃ疲れるからイヤ!(←ワガママ)というわけで、あと語学の試験というと通訳案内士?と思いましたが私はHSK旧9級と現在の試験の8級を持っているので、1次の語学の中国語試験は免除なのです。なので1次試験を突破したら、後は中国語を使って面接になるのかな?しかし、私の致命的な欠点中国語がほとんど話せない。これですよね~ とほほ。「それだけ中国語を理解できるのになぜ?!」とよく驚かれますが、外国語をしゃべったりするのとただ文字を黙読するのとでは脳の働く部分が違うのでしょう。たぶん。よくわかりませんけど。そういえば、Kevin's English Roomのケビンは日本人と変わらないくらいのかなりこなれた日本語を完璧な日本語発音で使いこなしますが、文章を音読させるといきなりたどたどしくなって、「ザ・外国人」になりますもんね。(高校時代、国語の授業中によくみんなに笑われていたそうです。)それと同じ?私の場合は、中国語の小説は辞書なしで読めるし(専門書を除く)、中国のドラマや映画も画面下の中国語字幕を読めばほぼ理解できます。つまり読むことに特化しすぎていて、話したりとか聞いたりとかの能力がかなりかなり低いんです。普段中国語は全く話す機会が無いし、ドラマや映画は字幕を読むのに夢中であまり音声を聴いていないという状況です。実は最近、中国人留学生の女子2人組と話す機会があったのですがドラマの話になって私が「一番最近見たのは《想見你》かな?」と言った途端、二人ともキャーキャー声をあげて「私も見ました!3回見ました!許光漢ステキですよね(●^o^●)!?」みたいな感じで盛り上がりました。が、私、中国語がほとんど話せないのでドラマの面白かった場面とかの感想を中国語で上手く伝えられず、なんとなく微妙な雰囲気になってしまった・・・orzというわけで、学習歴20年以上(途中で数年離れた時期があるけど)にして、とうとう中国語会話に足を踏み入れようと決心しかけています。とりあえず、手持ちのテキスト(お店が開けるくらい所有している教材マニアです)で何か会話練習になるもの・・・と色々探しましたが、最終的にこれ↓に決定今は亡き内山書店の「月刊中国語」の「[実践会話]日本生活情報」ね。日本で生活するのに必要な知識を中国人に説明するという形式で、公衆トイレとか外食などについて会話形式で説明してあります。写真の号は図書館について書いてありますね。ピンインが付いていないのが難点ですが、実際に日常生活でがっつり使いそうな内容なのでいいかなと思って。一つのテーマで2ページという量もちょうどいいし。ここ一ヶ月、「月刊中国語」を持ち歩いて病院やランチの待ち時間にぶつぶつつぶやいています。周りがざわついているのでそんなに目立たないよね?と思っていますが実は周りから不気味がられているかも?とりあえずここから少しずつ会話練習をしていって、できればどこか中国語教室で会話を習ってみたいです。とりあえず今は口を動かす練習と正確な声調で話せるようになる練習。慣れてきたら来年通訳案内士試験受けるかどうかの決断までたどり着けるかも。無理ですかね(;^_^A
2023.10.14
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今日はお友達のブログで、楊洋が今度《凡人修仙传》というドラマに出演するらしいという記事を見つけ、もし《凡人修仙传》の原作小説があったらぜひ買いたい!と思いました。ドラマ化されるような小説は大陸ですごくヒットしたと思われ、多くの人に受けたということは少なくとも面白くなくはないはず!と確信して。私、常に面白い中国語の小説を探していますが、今読む面白そうな本がなかなか見つからなくて苦労しているのです(=_=)話は戻って、《凡人修仙传》。これはネット小説で色々調べたら20巻以上あるらしい 汗。ということで長すぎるという理由で《凡人修仙传》は止めておくことにしました。7月半ばに巴金《憩園》を読み終えてからこっち、なかなか次に読む本が見つかっていない状況です。というわけで、このブログを読んでいる方(がもしいらしたら)面白い中国語小説の情報を教えてくださ~い(●^o^●)ジャンルはフィクション。純文学からラノベまでなんでもOKです!今、手掛かりが何も無くて困っています。どうぞよろしく~♪
2023.09.05
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Kevin's English Roomの最新の動画。コメントが1,000超えている割には再生回数の伸びが低いのは動画が約24分と長めだからかな?面白くてじっくり見るので何度も繰り返し見られない。。。インドのスリシュさん、めっちゃ美人♡惚れました 笑。ちなみに私の納豆の食べ方は、一切混ぜずにそのまま食べます。タレもワサビも無しでね。同じ食べ方の方、いらっしゃいますか?
2023.08.25
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先週火曜日から金曜日まで夏季休暇で、実家に帰ったり大掃除をしたりしていました。そんな中でちょっと時間ができたのでyoutubeを巡回していたんですよね。最近よく見ているのが《想见你》の最終話のエンディングです。もう10回以上見て、李子维とチビ黄雨萱のやりとりは全部言えるくらいです(←アホ)。エンディング、最初は李子维とチビ黄雨萱のかわいい会話なのですが、李子维と一緒にバイクに乗っているのがいつの間にか27歳の黄雨萱に変わっているんですよね。私、事前情報で、頻繁に時間がとんだり戻ったりするのでややこしいというのを知っていたのでこのドラマを見る時はなるべく色々な情報を逃さないように真剣に視聴していたのです。あと、寝る前にドラマの時間経過をおさらいしたりもして 笑。なので、物語には最後まで無事についていけたのですが、この最後の最後のエンディングでチビ黄雨萱がオトナ黄雨萱に変わるのかが分からなくてちょっと「?」と思っていたのです。↓このシーンね。で、今日やっと気がつきました。李子维と黄雨萱の最初の出会いって李子维が高校3年生黄雨萱が27歳(←外側は陈韵如)の時ですよね。なのでこのエンディングの高校生李子维とオトナ黄雨萱は「出会った頃の二人」の真の姿なのではないかと。結局、李子维は27歳の黄雨萱(外側は陈韵如ね)を好きになっているし、黄雨萱は中身が李子维の王诠胜が好きだったわけだし。間違ってたらすみません。でもそうでも考えないと、高校の制服姿の李子维と27歳の外見の黄雨萱がバイクに載っている理由が説明できない。。。というわけで、今日で私の休暇は終わりです。明日からはまたお仕事ですよ~。いや~、しかしこの《想见你》の最終回のエンディングは秀逸です。李子维とチビ黄雨萱の言葉のやりとりに主題歌を被せるタイミングが素晴らしい!エンディングだけまた何回も見ちゃう(^-^)(追記)・・・と書いて、「さあお風呂に入ろう!」と思った時に、またまた別の考えが浮かんだ!このラストの黄雨萱はすべてを見届けた後のすべての記憶がある状態の27歳の黄雨萱なのかも?と。で、高校3年生の李子维に「私のことを覚えていてね。」と話しかけているのではないか?とかね。このドラマ本当に作りが複雑なので解読に苦労するんですよ(;^_^Aたぶんこういう議論はファンの人たちに語りつくされていることでしょう。なにしろ一周遅れですからね(;^_^A実は、脚本を制作したチームを一番尊敬している私です。さあ、今度こそ本当に風呂入って寝よっと。
2023.08.20
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私が見たのは中国版、全26集のやつね。百度を巡回していたら偶然無料で全話見られるチャンネルを見つけました。コマーシャルが入っていたので違法ではないと思うんですけど。。。おとといの午後から見始めてその日に16集まで見て、昨日(月曜日)は出勤だったので帰宅してから20集まで見て、今日は夏休みをとっていたので朝6時半から12時半までぶっ続けで最後まで見ました。台湾の中国語は苦手なので台湾ドラマはほとんど見ませんが、日曜の午後ヒマだったので軽い気持ちで「ちょっと見てみようかな。」と。ブロ友のととろさんが絶賛していたのでどんなストーリーなのかはう~~っすらとイメージしていましたが、見始めると引き込まれちゃって、夜寝る前に「あの場面は1998年で、あれは2003年、そして2008年は…。」などとおさらいをしたり、昨日の昼休みはネットで《想见你》関連の記事を検索しまくって勉強(?)していました 笑!この前の《开端》といい、今回の《想见你》といい、私、いつも波に乗るのが一周遅いですね。とつくづく思いました(;^_^A「世間の評判に流されないわよ。私は。」とカッコつけの自覚があります。ストーリーはネット上に記事がたくさんあるので、あえて説明しませんが、まあ、登場人物が時間を行ったり来たりしながらのラブストーリーかつサスペンスストーリーが繰り広げられるって感じですかね?高校生の陈韵如を演じる柯佳嬿さんは撮影時35歳くらい?ドラマ見始めの時は「あ~あ。お肌の衰えが隠せてないなぁ。」などと思ったりしていましたが、物語に引き込まれるにつれ気にならなくなりました。柯佳嬿さん、演技力がすごいですね。あんたは北島マヤか?と思ってしまいました。李子维を演じた许光汉さんは、ごくごく普通のルックスだと思うのですが、このドラマを見たら絶対彼のファンになっちゃいますよね♡笑顔がステキ!この写真の左側の男の子が许光汉さん。少年っぽい輝く笑顔がまぶしいわぁ。落ち着いた低い声で、そこもステキ♡私が見たのは中国版ですが、色々な場面がかなりカットされているらしいです。《那些年,我們一起追的女孩。》は私は中国版と台湾版両方見ましたが、中国版の方はカットされかたがすごかったです「不都合なシーンはカット!ストーリーが分からなくなっても知ったこっちゃない。」という中国当局の姿勢がくっきり見えましたね~。と、いうわけで、私が見た中国版も楽しい場面がきっとたくさんカットされているんだろうなぁ。それを見るためには①DVDレンタル or DVDボックスを買う⓶ネトフリとかに加入する等の方法がありますが、私はとりあえず中国版で満足です。ラストの主題歌が流れる場面では思わず泣いちゃいましたよ。映画・ドラマのラストで涙が出たのは久々です。李子维がこの後「ロリコン」と後ろ指を指されはしないか?というのが心配かな 笑。
2023.08.15
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これ、うちのリビングの片隅。奥に見えるのが棚っていうか本棚。本棚に入りきれない本は床に積み上げています。今朝、西村しのぶ先生の「下山手ドレス」が急に読みたくなって積み上げた本の山を崩して、奥の方まで探していたのですが、その時見つけたのがこれ。《骄阳似我》。(上)とありますが、下巻は一生出ないような気がします。以前一回読んで記事にしていますが、また読みたくなって午前中面白かった部分だけささっと読みました。本当に「普通の」恋愛小説です。そこが良いのよねぇ。大学時代に主人公が思いを寄せていた男の子も、社会人になって主人公をいじめ抜く上司(後に恋人になる)も高身長でイケメンだし、主人公も美人でお金持ちのお嬢様。絵にかいたような少女漫画設定ですね。大学時代の同級生(イケメン)に振られて傷ついたり、上司(イケメン)に愛の告白をされてドキドキしたりと、読んでいてこちらもドキドキしてしまいます。よく考えたら、大人になってから陸奥A子先生や曾根まさ子先生や牧村ジュン先生の昔のかわいい恋愛まんがを集めたりしてますもんね。どれも小学生の頃に読んだものですよ。頭が子供返りしちゃってるんでしょうかね?出版された顧漫先生の小説はこの《骄阳似我》を除いてすべてドラマ化されていますがこれはドラマ化は無理だろうなぁ。何か「刺激」が足りないような気がする。本当に普通過ぎる恋愛小説なんです。でも、私は好きなのよね。こういうの。「赤毛のアン」を未だに手放せないのもこういうところなんでしょうかね。
2023.08.05
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土曜日に中国人の人(日本語ペラペラ)とおしゃべりしていたら「ドラマと言えば《开端》が面白いですね!」と言われました。昨日(日曜日)の午後4時ごろ、暇だったので「そういえば…」と思いついて《开端》を見始めたら止まらなくなっちゃって、途中お風呂で中断したほかは夕食も食べずに夜12時までに11集の半分まで、今日帰宅してから残りの4集半を一気に見ました!バスに乗車している時に爆発事件に遭った女の子が、爆発の前の時間にタイムリープし、途中で一緒にタイムリープの輪に加わった(?)男の子と一緒に爆破事件回避のために頑張るという話。二人はバスの爆発を回避するためあれこれ試してみるのですが、タイミングが合わなかったりして結局失敗→爆発。で、爆発する度に爆発前のバスの車内に戻る。…この繰り返し。前半はこの繰り返しが何度も何度も続いたので、「見るのやめようか?」とちょっと思いましたが、後半、その他のバスの乗客のそれぞれの背景などが描かれていて見応えが出てきました。すいかを抱えたおじさんや旅行鞄を抱えたおじさんのそれぞれの事情がドラマエピソードとしてはよくある話なんだけどやっぱり泣かせました。やはりベテラン俳優さんは上手いですわ。最後、バスの中での詩情(ヒロイン)とオタク少年とのやり取りにしびれました。ああいうやりとり大好き(●^o^●)少年漫画みたい!すごい人気だったらしいので、結末を知っている人も多いでしょうけど、やはりネタバレ禁止ってことでストーリーの紹介はこれくらいで。主人公、肖鶴雲を演じた白敬亭くん。私は《旋風少女》の初原役しか知りませんが、初原の時は声が吹き替えだったのでこのドラマで初めて彼の生声を聴きました。ザ・北京っ子って感じのしゃべりですね。ヒロイン李詩情を演じる趙今麦ちゃん。フレッシュな演技が良いです。美人じゃないけど愛嬌があって可愛く、日本人受けするお顔ですね。バスの運転手役の黄覚さん。イケメン枠でデビューされたと記憶していますが、めっちゃ生活感のあるおじさんになられていてびっくり。さすが貫禄の演技力でした。とりあえず、噂に違わず面白かったです。15集と中国のドラマにしては短いので途中で挫折する確率は低いかも。
2023.07.31
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今日偶然「妻への家路」のDVDを中古で購入できました。7~8年前に映画館で2回見ました。映画の中国語原題は《归来》。映画の原作小説の題名は《陆犯焉识》。私、原作《陆犯焉识》も読んでいますが、原作を読んだのが先だったのか映画を見たのが先だったのかもうよく覚えていません。過去のブログ記事を読めば思い出すかもしれませんが、面倒くさいし 笑。日本語字幕付きですが、セリフが少なく、基本的な文型のセリフが多いのでリスニングが苦手な私でも字幕無しで見られました。文化大革命時に反革命分子と見なされて強制収容所送りとなった陆焉识。文革が収束し、陆焉识は20年ぶりに妻のもとに帰ってきますが、妻は長年の精神的苦痛のため、夫・陆焉识の顔を認識できなくなっています。陆焉识は妻に自分が帰ってきたことをあの手この手で理解させようとしますが、その努力は実らず、まだ夫が帰ってきていないと思い込んでいる妻は今でも毎月駅に行き、夫の帰りを待つ…。みたいなお話よ。到着した人が全員駅から出てきた後、駅の鉄製の門が閉まる場面が印象的でした。鉄製の門が閉まって「今日も夫は帰ってこなかった…。」とがっかりする妻の側にはいつも夫の陆焉识が付き添っているっていうのが泣かせますねぇ。妻は夫の顔だけが認識できないんですよ。どういう精神的な病気なのでしょうか?これは陆焉识が収容所から持ち帰ってきた妻への手紙を「陆焉识からの手紙だよ。」と妻に渡している場面です。この手紙を書いた本人がいるのに、手紙にだけ興味を示す妻(´Д`)個人的にはこの小道具の手紙に注目!チラシや何かの包み紙などボロボロの紙の裏にびっしり文字が書かれています。陆焉识は科収容所の看守の目を盗んで必死で書いてベッドの下かなんかに隠していたんだろうなぁと想像して 涙 涙。この「手紙」の紙のボロさ具合も、ギッチギチに書かれた文字もかなりいい味出していて思わず「美術さんご苦労様。」と制作サイドの苦労にまで思いを馳せるマニアなおばさん。たぶん、前に見た時もこういう感想を書いていると思います。世界の张艺谋監督の映画なので、大御所俳優さんたちがチョイ役で多数出ているんですよね。かなり豪華です。张艺谋監督作品だったらたとえセリフ無しのチョイ役でも構わない!って風潮なんでしょうか?あと、この映画の撮影責任者は赵小丁さん。赵小丁さんと言えばあのトンデモ映画《三生三世十里桃花》の監督さんではないですか。《归来》ではかなりシックな画面なんですけどね。《三生三世十里桃花》ではなんであんなになっちゃったんでしょう?じんわりくる映画。最後はやっぱり泣いてしまうんですよね。いつも。
2023.07.17
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小さい頃から読書好きですが、読むのはもっぱらフィクションです。想像の世界に浸って現実逃避してたんですね。昔から(笑)外見に似合わず趣味は乙女チックで「赤毛のアン」「あしながおじさん」などに小中学生の頃は夢中でした。小学生の頃は子供用の抄訳で読んで、中学生になってから完訳を読んだと思います。現在も家には新潮文庫の「赤毛のアン」「あしながおじさん」を置いていてたまに読んだりもしています。昔は「『赤毛のアン』は女の子なら必ず通る道のはず!」と信じて疑ってなくて、高三で友達になった子から「『赤毛のアン』?読んだことないよ!」ときっぱりと言われて「『赤毛のアン』を読まない女子がいたなんて!」とびっくりしました。そりゃ当然読まない子だっていますよねぇ。我ながら思い込みの激しい性格だったなと今では思いますけど。で、時が過ぎて二人の女の子の母となった時「我が娘だもの。『赤毛のアン』にはまってくれるよね。」と、期待を込めてさりげなく家の本棚に子供用の「赤毛のアン」を配置していましたが、二人とも全く興味を示さず。長女は読書に興味なし、次女はどちらかというとノンフィクション好きな子になってしまい、私の期待は脆くも崩れ去ったのでした(笑)と、なんでこういう話を書いているかというと、とあるYoutubeの動画を見ていたら、Kevin's English Room のケビン(アメリカ生まれアメリカ育ち)がアメリカ人作家サリンジャーの名作「ライ麦畑でつかまえて」を全く知らないと言っているのを見たから。アメリカの若者は「ライ麦畑でつかまえて」をみんな知っていると思っていたんですよ。読んではいなくても作者とタイトルくらいは知っていると思っていたのに、ケビンは「全然知らない」と言っていてびっくり。その時にぱっと「赤毛のアン」のことが頭の中に浮かんで、改めて「『みんな知ってる』と思っていたのは自分の思い込み。」と認識したのでした。ちなみに「ライ麦畑でつかまえて」は私は高校生の時に読みましたけどね。もちろん日本語訳で(笑)。自分が気に入っているものは他の人も気に入るはず!と思い込んで人にそのものの良さを熱弁する傾向にあるんですよね。私。冷静に考えるとかなり鬱陶しいおばさんです。当たり前ですが、好みは人それぞれ。でもケビンには「ライ麦畑でつかまえて」を読んで欲しいなあ(←しつこい)。というわけで今日思ったことは以上です。では。
2023.07.16
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内容に似合わないおしゃれフォントの表紙。文字は金色よ。中国人のセンスって。。。この本は珍しくブックカバー方式でした。カバーを外すとこんな感じ。やっぱりおしゃれフォント(笑)。しおりは書店のレジでもらった少女漫画のしおり。「偽りのフレイヤ」?この《憩园》は先日読んだ巴金の《家》《春》《秋》の「激流三部曲」の続編とみなされている作品ということだったので読んでみました。ネット書店の人は私の注文を受けて「こいつ、今、巴金にはまってんな。」とニヤニヤしていることでしょう。《海的梦》という短編と抱き合わせ商法となっていましたが、(《憩园》だけだとページ数が足りなくて本が薄くなってしまうから?)《海的梦》は飛ばして《憩园》だけ読みました。小説家である「私」は16年ぶりに故郷に帰ってきて、安ホテルに滞在して小説の執筆をする予定でしたが、街で偶然旧友の姚国棟と再会し、誘われて彼の屋敷に逗留することになります。姚国棟が住む広大な邸宅は以前は楊一族が住んでいましたが、楊家は没落し、最終的に邸宅を売りに出し、それを「私」の友人の姚国棟が買い取ったのです。「私」は姚国棟の邸宅で召使と言い合いをする少年を目にします。この少年は邸宅の旧所有者、楊家の子息でした。彼は庭園に咲く花を摘もうとして屋敷に侵入し、姚家の召使に咎められているところでした。「私」はこの楊家の少年と徐々に親しくなり。。。みたいなお話。この「私」が邸宅の旧所有者・楊家と現所有者・姚家をつなぐ役割をしています。《家》《春》《秋》の三部作のラストは、高一族が住む邸宅を売り払う決定をしその後一族が徐々に引っ越して行き、寂しくなっていく大邸宅…という場面で終わりますが、「一族バラバラになった高家はその後どうなったのかな?」という疑問の答えが《憩园》の楊家ですよね。きっと。「私」が姚家の庭で会った少年は楊家の三男・楊夢痴の次男です。この楊夢痴という男、飲む打つ買うの三拍子そろった奴で、お金を使うことしか能が無く、彼が楊家の没落の原因となったと言っても過言ではない、どうしようもないダメ男です。最終的に家族から追い出され、愛人に財産を持ち逃げされ、物乞いのような身なりになってとある祠に住み着いています。妻と長男からは絶縁されていますが、次男の少年だけは父親を気に掛け、父の好きだった花を持って父の住む祠を度々尋ねます。この少年の父、楊夢痴は典型的なダメ人間ですが、性格はそんなに悪くないみたいと私は思いました。誘惑に抗えない弱い人間なのかな?また、「私」が逗留している邸宅の現在の所有者・姚国棟もお金持ちで跡取りの息子もいて幸せな家族に見えますが、彼は先妻と死別していて現在の妻と息子は血がつながっていない、そこからくるギクシャクした関係が小さな影を落としている。。。楊家は没落して姚家に家を売り渡したけど、その姚家もまたじわじわと不幸のフラグが立ちつつある。。。そんな感じでしょうかね?って全然内容説明になっていませんけど。とりあえず、絵にかいたような転落人生を歩んだ楊家の三男・楊夢痴のキャラが強烈でしたわ。読みながら《家》に出てくる高一族の高克定おじさんの末路もこの楊夢痴みたいなのかな?と思っていました(高克定おじさんは別宅に京劇俳優を囲い、二人でアヘン三昧の生活をしていた)。そしたら、《憩园》に収録してあったフランス語翻訳版の序文に「《憩园》の中の楊夢痴はまさに《家》の中の高克定である。」と、きっぱりと書いてあって笑っちゃいました。こういう部分も《憩园》が《家》の続編と言われる所以でしょうかね?あと《憩园》の中の邸宅は《家》の高一族の邸宅と描写がそっくりです。というわけで、ひとまず巴金はここまでにしておきます。次は何を読もうかな~。おすすめがありましたらどなたか教えてください。
2023.07.13
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Kevin's English Roomのゆるゆるおしゃべり(^-^)。パソコンで流しっぱなしにして別サイトをチェックしたり作業したりしながら聴いています。ケビンが話すことを思い出そうとしている時など、放送事故なみの長~~い沈黙があったりしますが、他の二人がケビンが話し出すまで急かしたりせず、ちゃんと待ってあげているのが良いですね。特に今回は三人の学生時代の想い出を楽しそうにおしゃべりしていて、完全なる内輪ウケの内容でしたが、平和な雰囲気が微笑ましかった。いわゆる「優秀な子」ではないけれど、ほんとうに良い子たちだと思います。私もこんな息子が欲しかったな~。・・・って思っている私のようなお母様世代のチャンネル登録者が多いに違いないと確信しています(^-^)。
2023.07.06
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この映画は自分の中のド定番。十数年前、ちょうど中国のドラマや映画にハマっていた時期で、金庸先生の武侠ものや趙薇主演の宮廷ドラマを見まくっていて「たまには現代ものも見てみる?」と思いついてネット書店の書虫さんからこの映画のVCD(←懐かしいね)を買いました。東京国際映画祭で上映され、最後にものすごいドッキリ場面があったとか、若者が集まってみんなで力を合わせて作り上げた映画であるとかのネット情報は知っていましたけどね。で、実際視聴して、なぜか最後の場面で号泣してしまったワタクシ。ラストの場面、どっちかって言うとコミカルなのに、なぜ?・編集が拙い。粗い。・セットがけち臭い。ある場面なんかは背景が「色塗った板?」みたいになっていたり。・BGMはラストの主題歌を除きすべて既成曲で色々なヒット曲のつぎはぎ。というような特徴の映画ですけど、大学生が学園祭で上映するために作ったような雰囲気があって、なんだか微笑ましいんですよね。ってここでも母目線を発揮してしまう…。というわけで、母目線で見守りながら視聴して、最後のドッキリで「良かったねぇ。」と号泣してしまったわけです。真夜中に見終わって、泣きながらBGMに使われた歌をPCで調べまくりました。私と許巍の出会いはこの映画なんですよね。この映画で許巍の《藍蓮花》が印象的に使われていたのです。なぜ急にこの話をしたかというと、今日、帰宅してyoutubeを見ていたら、この《独自等待》がおすすめに出てきて、「懐かしいなぁ~。」とお気に入りの場面を見ていたらある場面で、バックでさらっと姜昕–潘多拉という曲が流れていて、これは歌詞は違うけど許巍の《那一年》だよね。と気づきました。《那一年》は私の人生のテーマソングなのです(ウソ)。大急ぎでラストのクレジットを確認し、この曲が許巍作曲と確認しました。この映画、大好きでもう何十回も見ているのにここにきて新たな発見。びっくり。という小さな出来事があったので記事にしてみました。
2023.06.29
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今日は午前中通院のため有給休暇。病院帰りにショッピングセンターに寄ったらコレ↓がありました(^-^)ペパリッジファームのミラノ♪♪♪Kevin's English Roomのケビンがイチオシしていたクッキーですね。(現在は他に美味しいのが見つかって、これが一番ではないらしい)最近一番ハマっているのがKevin's English Roomですが、ケビンとやまちゃんのポッドキャスト(全編英語。字幕なし)が全く聴き取れないのがくやしい<(`^´)>自分のこの20年は「外国語と言えば中国語」という生活だったので、脳の外国語部門(そんなのあるのか?)がまるまる中国語になってしまっていて、私の今の英語レベルはたぶんギリギリ中3くらいだと思うのです。Kevin's English Roomにハマったこの半年、「英語勉強しなおそうかな~・・・いやその前にまず中国語を極めないとすべてが中途半端になるよね~。」とウダウダ悩んで、結局一歩も進んでいないのです。私の場合、ケビンとやまちゃんの会話を聴き取りしたいだけなので、しゃべれるようにならなくてもいいのです。でも、普通の会話を聴き取るためには最低限の語彙とリスニング力は必要ですよね。その勉強も今の私にはキツイです(;´д`)思いおこせば20数年前、会社の給湯室で一年後輩の同僚と「私一生できる趣味を持ちたいんだよね~。お花とかお茶とか英会話とか。」と話していて、その後輩の子が「私中国語教室に行ってるけど、面白いよ。」と言ったことから始まったのです。あの時その子がもし「英会話教室に行ってるよ。」とか言っていたら、私の運命は変わっていたんでしょうかね?まあ、過ぎてしまったことですけど。中国語を勉強していて思ったことですが、語学の勉強は楽しい!(●^o^●)ってことですかね。ひととおりできるようになると、その先のその国の風習や文化や芸術にたどり着いてどんどん楽しくなってくるっていう。どの言語でも同じだと思いますけど。わたし個人的には《全職高手》を全巻読むことができたのは嬉しかったかな。あともちろんカラオケも(^-^)。しかし、その「楽しい」域までたどり着くまでがねぇ。ちょっと辛いですよね。実は中国語の勉強の最初の頃はかなり苦しかったんですよね。でも王菲にはまっちゃっていたので、「彼女の歌を理解したい!」っていう一心でめっちゃ勉強したなぁ。英語に関してはKevin's English Roomの動画でアメリカの文化にはちょっぴり詳しくなりましたが、肝心の英語が全くできないという状況です(;^_^A王菲にはまった時のように「ケビンとやまちゃんの会話を理解できるようになりたい!」っていうパッションで英語の勉強にはまれるか?って言われると、疲れちゃっててもう無理だなぁ。実はアガサクリスティーの大ファンでもあるので「彼女の小説を原書で読めたらなぁ。」って言うのが夢です。これは夢で終わる可能性100%ですね(;^_^A
2023.06.26
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巴金の《家》《春》《秋》の激流三部曲を一気読みした後、巴金の作品をもう一つくらい読んでおこうかなと思ってネットで買った《寒夜》が月曜日、帰宅したらポストに届いていました。というわけで火曜日からすき間時間に読書。読書。《寒夜》の初版本の表紙を使用したらしい暗~~い表紙デザイン。せめてしおりくらいは元気に!ということでしおりは角川つばさ文庫の「ぼくら」シリーズです。朝、早めに出勤して30分。昼休み大急ぎでお弁当を食べた後の45分。で、今日、金曜日にどうしても読み終えたかったので家に帰ってからもずっと読んで23時に読み終わりました!お話としては、主人公・汪文宣の悲しい一生。彼は自分の母親と同居していて、その母親は妻と非常に仲が悪いのです。彼の母は常に嫁の樹生の粗探しをし、何かというと彼女に嫌味をぶつけています。そして気の強い樹生はその度に夫の汪文宣に不満をぶつけ、時には家出をすることもあります。そのような状況の中で息子であり夫である汪文宣は母親と妻との間に入ってうまくいくよう仲裁するでもなく、どちらか一方の味方もできず「あ~あ。この争いはいつまで続くのかなぁ。いつか終わるといいなぁ。」と、ずっと指をくわえて傍観している感じ。姑の嫌味に耐えかねた妻が姑に反撃しようとすると、汪文宣は「ボクのママをいじめないで。」的なうるうるした目で妻を見つめるらしいです。(妻が彼に向けたお別れの手紙でそう書いていました。)なんかいやだよねぇ。こんな夫。妻の樹生はなんでこんなヘタレな男性と結婚したんだろう?と思いましたが、文中にちょっとだけ(ほんとにちょっとだけね)彼女と知り合った若い頃は理想に燃えて事業を興そうとした時もあったみたいなことを書いてあったので、若かった彼はもっとましな男だったのでしょうかね?とにかく、汪文宣は何も行動しない人。何も発言しない人。会社でも全く目立たず、存在感の無い人。小説中では彼の愚痴っぽいセリフがたくさんありますが、ほとんどが「と、彼は心の中で思った。」ばっかりで、実際に発言はしないんですよね。ガクッって感じ。ほんと、やだ、こんな男。物語の出だしから汪文宣は体調の悪い元気のない男として登場しますが、中盤から本格的な肺病になって、血の混じった痰を吐いたり本格的に吐血したり。それで会社も辞めさせられたり。悲惨だな~(;´Д`)悲惨だな~(;´Д`)とずっと思いながら読みすすめました。とにかく、楽しい場面が一つもなかった。なんでこんな暗い話なんだ?ここまで悲惨だともう逆にコメディだよね?ってくらい終始ジメジメしていました。主人公の汪文宣は。心で思ったり、願ったりするだけで実際には全く行動に移せない汪文宣。「僕は何も悪いことはしていないのに、なぜぼくだけこんなに辛い目に遭うんだ?!」と度々(心の中で)叫びますが、それは自分からは何一つ行動をしなかった彼にも少なからず原因があるのでは?と思わざるを得ませんでした。まあ、肺病になったのは彼のせいではありませんけどね。あと、巴金の《家》《春》《秋》を読んだ時に、「教科書みたいな文章で読み易い!」と感動したことを書いていますが、それとは打って変わって、この《寒夜》はなんだかやさぐれている感じがしました。具体的にどこが?と言われるとうまく言えませんけど。というわけで、以上が《寒夜》の感想です。とにかく、いつも言葉を発しようとして結局は飲み込んでしまう汪文宣にイライラします。そういえば《家》の高三兄弟の長男・覚新もこんな感じだったかな?と思いますが覚新は大金持ちだったので生活に困窮する汪文宣と比べたらまだましだった?
2023.06.17
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